スタンレー

冒険者
場所:星落ちの谷・モンド城・エンジェルズシェア前、夜:星落ちの谷・モンド城・正門前。

スタンレーだ、俺の名前をよく覚えとけ。俺の冒険譚でも聞きに来たのか。

①君(あなた)は?
→スタンレー!スタンレーだよ!俺の名を知らないとは、きっと冒険者の新米だな。
俺は冒険者協会の生きた伝説だぞ!燼寂海に足を踏み入れ、泉の境を越えた男だ!
俺の物語は三日三晩話せるぞ…
ー燼寂海?
→いい質問だ!案外話が分かるんだな。あれは俺の伝説の中で一番すごかった出来事だ!
大陸のもう片側に、草が生えない秘境があるんだ。
そこには耳鳴りがするほどの静寂があって、目の前は燼寂海が広がって…
…(話が終わらない)
…あの魔獣が灰燼の海で渦を巻き始めたんだ!巻き込まれた仲間の手を引いた俺は…
……(話が終わらない)
…最後故郷に戻れたのは俺一人だけだ。モンドの風が涙を拭き…
おい!目を閉じるな…
おい!起きろ!

②お邪魔しました。
→おい!行くなよ!まだ冒険の物語は終わってないぞ!

歌仙の章・第一章完了後

この大冒険者スタンレーの話が聞きたいのか?
ん?なんだ、お前だったのか。

①まだスタンレーと名乗ってるんだ。
→スタンレーは俺の友人だということはもう知ってたのか。酔っぱらった俺の独り言を聞いたんだな?
…確かにある夜俺は酔っぱらってお前に会ったな。その時…誰だったかな…
うーん…思い出せないが、あの夜を境に、心が軽くなったんだ。
俺がスタンレーを名乗るのも、彼の話を多くの人に伝えるためだ。
でないと、昔の俺ならきっとお前に逆ギレしてるよ、ハハハッ…

②君(あなた)の話を聞かせて。
→ハハッ、本当に聞きたいのか。じゃあ今回はお前のために「真実」バージョンを利かせるよ。
大陸のもう片側に、草が生えない秘境があるんだ。
そこには耳鳴りするほどの静寂があって、目の前は燼寂海が広がって…
……(話が終わらない)
…あの魔獣が灰燼の海で渦を巻き始めたんだ!スタンレーは巻き込まれた俺の手を引いて…
……(話が終わらない)
…最後故郷に戻れたのは俺一人だけだ。モンドの風が涙を拭き…
おい!目を閉じるな!起きてくれ!

③さようなら。
→ああ、きっとお前はもうスタンレーを忘れたりしない。

スタンレー…スタンレー…その名は…忘れてはならない…

①どうして自分の名前をブツブツ言ってるの?
→聞いてたのか…まあ、いいさ。
自分の過去を振り返って、死んだ友を思い出しただけだ…
それだけだ、嘘はついてない…

②お邪魔しました。
→少しひとりにしてくれ…

歌仙の章・第一章完了後

はぁ…スタンレー、もう一度君と飲みたかったな。

①大丈夫?
→お前か…俺は大丈夫だ、心配ないよ。
ただこんな夜に酒場の賑やかな声を聞くと、少し切なくなるだけだ。
俺とスタンレーが冒険を始めたばかりの頃は、よく出発の前の日に酒場で酔っぱらうまで飲んでた…
はぁ…大丈夫だ、俺は立ち直るよ。彼のために、俺は必ず。

②お邪魔しました。
→大丈夫だ、少しひとりにしてくれ…

暴風解除後:龍災について…
→こんな時、いればよかったな、スタンレー…
…スタンレーの…助手がな。
そうだ、あいつもいたら、風魔龍なんて俺たち2人で十分だ!
あいつに会いたいな…

●スタンレーは本名ではなく友人の名前。本名はハンス・アチェボルド。燼寂海に辿り着いたが、そこで危機に会い本物のスタンレーに助けられて生き残った。本物のスタンレーはそこで息を引き取っている。それ以来、彼の名前を忘れさせないように、彼の名と伝説をモンドに広めていた。スタンレーの奇妙な冒険はモンドではかなり有名。