キミア

学者
場所:アシャヴァンレルム・パルディスディアイ

毎日こんなに多くの履歴書が届くのに、結局使える人は一人もおりません。一体何の意味があるのでしょう?

①それって…
→教令院はあらゆる分野の有識者を歓迎しますわ。何しろ、人材は希少資源なんですもの。
けれど、一部の同僚はせっかちで…どんな人でも推薦するのです。彼らが量ばかりを求め、質を無視したせいで、私の机の上には履歴書が積み上げられることになりました。
こう言っては少々失礼かもしれませんが、その中のほとんどは…燃えるゴミに過ぎません。
ふん、何を考えてこんな者を推薦したのでしょう。入ってくるバカが増えれば増えるほど、私たちはより多くのバカなことを処理するために労力を費やすことになり、能率はかえって下がってしまいますわ。
ー使えるひとは一人もいないの?
→まあ、厳密に言うと、絶対とは言えませんけれど――使える人が非常に少ないのは確かですわ。
逆に、本学院を卒業した学生たちは、実務経験はなくとも、長年の勉強の中で良い研究習慣と姿勢を身につけています。
虚名ばかりあって、頼りない外部の人間を採用するよりも、ここの学生たちにもっとチャンスを与えたほうがいいですわ。

②さようなら。
→ええ、さようなら。教令院に入ってくる優秀な人材が増えるといいんですけれど。