グレゴール

留学生
場所:昼…アビディアの森・スメールシティ・スメール教令院・知恵の殿堂、夜…アビディアの森・スメールシティ・ランバド酒場
関連NPC:アーリヤデーバ、アザール

ここでの件を片付けたら、モンドにいったん帰ってみようか…

①モンドについて…
→ああ、モンド!美しき山に花の咲く、のんびりとしたオレの故郷よ…
数年前、教令院の合格通知書が届いてから、オレはモンドを離れてここへ勉強しに来た。
あれはオレが初めて故郷を離れた経験だった。緊張して、でも嬉しくて…道中、異国の景色に期待しながら、一人きりでの生活に不安を抱えてもいた。
でも、教令院に入ってからは、そんな複雑な気持ちもすぐに忙しい学術生活で薄れてしまった。
ははっ、今思い出すと、ここに来た当初は、人に知られたら笑われそうなことばかりだったな。
ー例えば?
→入学通知書に大賢者のサインがあるのを見て、てっきり賢者様に才能を認められたと思ったんだ。
でも後になって、新入生の通知書には全部、同じサインがあったってことに気付いた!本当に気まずかった…
それにしても、スメールはモンドと違って、物事を進めるとき緻密さが増す代わりに、ロマンティックな雰囲気が足りない。
オレが所属してる知論派を例にすれば――言語学の研究を行っているんだけど――文学性についての議論は少なくて、文の機能や構造の方向にばかり話が行く。
でも最近、小説協会を作ろうとしている人がいるって聞いた。教令院の人じゃないけど、少なくともスメール人はみんな融通が利かないやつばかりってことでもないらしい!

②さようなら。
→またな。風が幸運をもたらしますように。

お酒も、故郷と比べると全体的に苦いけど、まあ飲んでるうちに慣れてきた!

①故郷のお酒について…
→爽やかなシードル湖の水は、どんなお酒の原料としても、甘さが残るんだ…
はぁ…オレも一回しか飲んだことないんだけどな。
あれはモンドを離れてスメールに勉強しに来る前…みんなは成人して間もないオレのために、キャッツテールで送別会を開いてくれたんだ。
その後、両親は手紙で、知り合いの商人にシードルを持っていかせようかと何度も提案してくれた。
でも、オレはそれを飲むと逆にホームシックになってしまうんじゃないかと心配して、全部断ったんだ。
幸い両親はいまだに元気だし、オレも心配する必要がない。学業が終われば、ようやく家に帰って団らんできる。

②急がなくていいよ。
→ああ…ありがとう。