バヌ

場所:アシャヴァンレルム・パルディスディアイ前
関連NPC:シャルマ(父)、「リンゴ」
登場任務:未来星が落ちし場所(世界)、大未来星(世界)

どう、お姉さん、未来星は見つかった?

①まだ何も。
→うーん…お姉さんは「バヌの智慧」の使い方がわからないとか?それなら簡単よ。説明書の通りにやればいいから。
ー①説明書まであるの?
→もちろんあるよ。あれ、説明書を見てないの?いけない、私が持ってくるのを忘れちゃったのかな。
説明書がなくても大丈夫。「バヌの智慧」を地面に置けば、自動的に未来星の方向を指してくれるから。その通りに行けばいいだけ。
でもお姉さん、覚えておいてね。一度使ったらしばらく休ませないと、再び未来星の位置は指し示せないから。
ー②説明書はどこにあるの?
→「バヌの智慧」と一緒に置いてたんだけど、気づかなかった?いけない、家から持ってくるのを忘れちゃったのかな。
説明書がなくても大丈夫。「バヌの智慧」を地面に置けば、自動的に未来星の方向を指してくれるから。その通りに行けばいいだけ。
でもお姉さん、覚えておいてね。一度使ったらしばらく休ませないと、再び未来星の位置は指し示せないから。

②見つけたよ。
→ほら、嘘じゃなかったでしょ?未来星は本当にあるんだよ。六つともシャルマが埋めに行ったんだから、嘘のはずがない。
シャルマはたしかに頼りない大人だけど、私を騙したことはないから。私は彼を信じてる。
未来星の位置は地図に印をつけておいたから、それに従って探せば全部見つけられるよ。

③おしゃべりしたい。
→あっ、わかるよその気持ち。一人で外を駆け回ってると退屈だもんね。
家にいる間は、毎日やることがたくさんあるの。家事をして、「リンゴ」と一緒にご飯を作ってシャルマに食べさせてあげなきゃいけない。でないと彼、お腹を空かせちゃうから。
忙しいけど、ちっとも退屈じゃないよ。でも一人で出かけるとき付き添ってくれる人がいないから、お姉さんの気持ちはすごく良くわかる。
ー①シャルマについて…
→シャルマは誰かって?シャルマはシャルマだよ。お料理もできないし、お掃除もできない、ドジな人。
家にいるときは書斎にこもってレポートを書いてるかな。家にいないときは教令院で仕事をしてる。
学派はたしか素論派だったと思うけど。彼の仕事は世界中を走り回る凄腕の遊学者とは違うの。
毎日薄暗い倉庫にこもって、古い物を整理しているだけだって言ってた。ちっともカッコ良くない。それに一緒に遊んでくれる人もいないなんて、かわいそう。
だからシャルマが退屈しているときは、私はがんばって遊びの設定を考えてあげるの。とにかく誰かがそばにいてあげないと。
ーー設定?
→そうそう、設定。さっき未来星の設定の話をしたとき、お姉さんは変な顔をしてたけど、設定って知らない?
教えてあげてもいいよ。今度退屈になったとき設定を考えて遊べるように。
シャルマが言うには、設定は一種のルールなの。たいていのルールは他人が作ったものだけど、これは自分で自分のルールを作れるから、退屈しないんだ。
例えば教令院が捨てようとした古い物をシャルマガ拾ってくると、一緒に新しい設定を考えてあげるの。そうすると役に立つ新しい物に生まれ変わるんだ。
未来星の設定は私がシャルマと一緒に考えたの。その前はパルヴォコアって呼ばれてたんだけど、未来星って名前のほうがパルヴォコアよりずっと面白いでしょ?
でもね、もうじき私も教令院に通い始めるから、毎日シャルマと遊んでいるわけにはいかないんだ。
ー②『遊学者が知っておくべき50のこと』について…
→貸した本のこと?全然気にしなくていいよ。私のバッグにまだ何冊も入ってるし、家にも山ほどあるから。
たくさん印刷したから、編集者のおじさんが余った本を私たちに送ってくれたの。なにしろシャルマが書いた本だからね。
いま遊学者になるための準備をしてるから、何度も読み返して暗記しちゃった。だから貸しても大丈夫。
でも、あなたに貸したあの本は数ページしか残ってないの。地図のある何ページかを除いて、あとはみんな焼いちゃったから。
読みたいなら、もう一冊貸してあげてもいいよ。
ーーどうして遊学者になりたいの?
→それは…遊学者になったら世界中を駆け回れて、面白そうだから!
ーーー冒険者になってもできるよ。
→でも遊学者のほうが役に立つでしょ。よく冒険者が砂漠で立ち往生してるから、救助の人を出さなきゃって、レグザー庁のおばさんやおじさんたちが言ってるもん。
遊学者だったら、その身分証でいろんな国に遊学に行けるし、威厳だってあるし、役に立つレポートをたくさん教令院に持ち帰れるでしょ。
お姉さんが未来星を探してくれていたときも、暇じゃなかったんだよ。ずっとレポートを書いてたの。もう半分書き上げたんだから。
とにかく…私が一番なりたいのは遊学者。でももし遊学者になれなかったら、お姉さんの言うように、冒険者も考えてみる。
ー③「リンゴ」について…
→お姉さんは「リンゴ」に会ってみたいの?紹介してもいいよ!
「リンゴ」は私が小さい頃、ママが外から連れ帰ってきてくれた、私の親友なの。私をおぶってあちこち遊びに行ったり、料理を手伝ってくれたりするんだ。
家の魚や肉が足りなくなると、「リンゴ」が私の代わりに新鮮な魚や肉を調達に行ってくれるの。
「リンゴ」は最高だよ。彼女がいれば、誰も私をいじめないし。
ー④さようなら。
→忙しいの?まあいいけど。未来星を見つけたら、私のところに戻って来てね。

●まるで台詞のような話し方をする変わった少女。未来星というものを旅人に探してほしいとの事だった。『遊学者が知っておくべき50のこと』という本を参考にしている。未来星を六つ全部見つけると、大未来星を召喚できるという、設定。
シャルマは父、リンゴはリシュボラン虎だった。未来星を探すために旅人に渡した「バヌの智慧」は「アイシャ混沌探知機」と呼ばれるものだった。シャルマから渡された大未来星(星螺)をとても気に入っていた。