ワフィク

観客
場所:アルダラビ河谷・オルモス港東側・サウマラタ蓮杯テイマー大会会場

弟たち、勝手に走り回ってないといいけど…

①何か心配ごと?
パイモン:そんな顔してるぞ。出かける前、家のかまどの火を消し忘れたのか?
→いや、それはない。二回確認したし、かまどと暖炉の火は絶対に消した。
ただあの遊び盛りの弟二人が心配で。あいつらすぐにそこら中走り回るんだ。それで面倒事を起こしたりしてさ。最近なんか、「デーツギャング」の子供たちとつるんでるみたいで。
あの子たちに悪い習慣があるわけじゃないけど、デーツとか甘いものばかり沢山食べすぎると、絶対すぐ太って動けなくなるだろ?そうなったら、「駄獣もおぶえない」重さになるよ。
ー①パイモンも甘いものが好き…
ー②パイモン、今…体重は…
→おい!オイラは好き嫌いなく満遍なく食べるから大丈夫だぞ、そんなこと心配するなよ!
それに、「駄獣もおぶえない」重さになったら、それはそれで魔物に会っても怖くなるぜ!オイラが落下攻撃をするからな!

②あなたも選手?
→いやいや、そんなに強くはならないだろ…俺はただの料理人で、現場を観察しないといけないから、ここに来てみただけなんだけど…
俺んちの弟二人はキノコンと一緒に遊びたかったみたいで、俺に大会に参加するようそそのかしたんだ。けど、俺には全然「叡智宝珠」を使いこなせなくて、予選の資格も獲得できないまま脱落さ…
だから、君たちのように大会に正式参加できる選手がとても羨ましいんだ!
「叡智宝珠」には使えるかどうかって敷居があったのか?オイラたちまったく気づかなかったぞ。
でも、結構いいこともあったよ。バルフォアってスタッフが俺の料理を食べたことがあるんだけど、すぐに俺に気づいてくれたんだ。
それで、選手たちのために食事を提供しないかって聞いてきた。どうやらビジネスチャンスってやつらしい。でも今回の特訓会場はオルモス港からちょっと離れているから、あんまり便利じゃないんだ。だから次こそはって約束したんだけど…
でも一つだけよくわからないことがある。あんなにすごい料理人がたくさんいるのに、なんでよりによって俺なんだ?
まさか…他の料理人が高いから、バルフォアはなるべくコストを節約したかったのか…?
バルフォアは単におまえの料理が好きだったのかもしれないぞ!もっと自信を持てって!

③さようなら。
→さよなら、見知らぬ強い旅人。