厳備(げんび)

観客
場所:アルダラビ河谷・オルモス港東側
関連NPC:エルヒンゲン、カウトリヤ

主催側が構成を改善して、さらに二回から四回ほどトーナメントを増やせば、もっと多くのスポンサーがつくはずだ。それでイベント全体の規模を三倍以上に拡大できる…
おっ?これは(旅人)にパイモンじゃないか!前から名前は聞いてたぞ!まさかあんたらも来てたなんてな!

①あなたは…?
→俺は璃月総務司に務めてる一般職員さ。最近はスメールに出張中で、この大会のことを聞いたから、ついでに見に来たというわけだ。
パイモン:まさか璃月の人に会えるなんてな!おまえも参加するのか?
→ハハ、今回はまだ仕事があるから、この身で体験するのはやめとくよ。観客として、大体の感じを観察できれば満足さ。
今回のイベントは正式な祭りほど賑やかなじゃないが、秘めた力はこんなもんじゃない。恐らく今後は主催側で調整を加えて、もっと多くのスポンサーを惹き付けるものになるだろう。
その時になれば、「テイマー大会」もっと盛大に…一世を風靡するものになるかもしれないな。
パイモン:もっと多くのスポンサー?今はもうエルヒンゲンって大商人が付いてるんじゃないのか?
あいつの財力でも璃月の大商人にはかなわないのか?十分金持ちだと思うけどな。

→卵たちを一つの籠に盛るのは、少々危険なことだ。
エルヒンゲンさんの経歴を知らないが、俺の握ってる資料によれば、エルヒンゲンさんの資産のうち、多くのモラは「出所不明」なんだ。
出所不明の資金でイベントを開催するのは、些か安心できないってことだな。
もちろん、俺もフォンテーヌ人じゃないから、すべてのフォンテーヌ商人の資産をはっきり把握してるわけじゃない。もしかしたら、エルヒンゲンは小さな商売で儲けてきたせいで、今まで同業者に全く気付かれなかったのかもしれない。
パイモン:確かにおまえの言う通りだな。ちょっと慎重になってもいいかもしれないぞ…
ー冷静な考えだね。

→それほどでもないさ!ただ自分の仕事の経験から、傾向を述べたまでだ。もし俺が主催側の職員だったら、多くのスポンサーを見つけて、なるべくリスクを抑えるだろうな。
俺の発言があんたらのイベントに参加する楽しみを壊さないといいんだが。

②構成を改善?
→そうだ。見た限りじゃ、主催側に慣れた計画を立てる才能を持つ人が沢山いる。だが残念なことに、彼らの多くは発言権を持たない――多くのことはあのカウトリヤという学者によって決められるからだ。
あの人材たちに任せれば、このイベントももっと良くなるだろうな。
パイモン:ふ、複雑な話だぞ。全然ついてはいけない…
→ハハハ、気にするな。それぞれ得意分野っていうものがあるからな。俺の本職は商業イベントの分析なんだ。一般人にとっちゃ、聞き流していい話さ。

③それじゃあ、これで…
→うん、お二人さんにはやることがいっぱいあるようだしな。今度もしよかったら、暇なときに茶でも飲もう!