場所：鳴神島・離島・遠国観察前
うん？もしかしてお前さんも「演武伝心」の参加者かい？
あなたはスメール人？
→そうさ。おれたちののエルマイト旅団は主に稲妻からスメールまで運送する貨物の護衛を担当してるから、それで、おれもよく離島に来るんだ。
今回のこの「演武伝心」っていう大会は、近接武器さえ使っていれば申し込める。こんないい事、逃す手はないだろう？
へへっ、実を言うと、おれの旅団の仲間たちはオルモス港じゃあ強いって有名なんだ。おれだって、れっきとした団内トップの人間なんだぜ！
お嬢ちゃん、お前さんも剣や刀をいじってる口みたいだな。だが、その体つきじゃあちょっとダメだ。会場でばったり会っても、おれが手加減しなかったなんて言って恨んでくれるなよ。ハハハ。
「演武伝心剣術大会」試合後
おお、お前さんだったとはな！あんたみたいな薄っぺらい体つきのお嬢ちゃんに負けるとは思わなかったな！しっかし、よく戦うな。これなら負けても悔しくない、ハハハ。
しばらく稲妻に残るの？
→なんだ？負けたらここにいちゃいけないなんて決まりがあるのか？…コッホン、正直言うと、この数日は旅団の仲間が次の貨物船に乗ってくるのを待ってるのさ。連れ戻してもらおうと思ってな。
三回目で負けるなんて知ってたら、こんなに長く休みを取らなかったのにな。そのせいでここんとこ全然稼げてないし。まあ、前の二回は勝てたのはよかった。食事や住む場所の代金を賞金から差し引いても、いくらかは残る。
●「演武伝心剣術大会」三回戦の対戦相手で異名は「砂流ノ槍」