バーバラ

CV:鬼頭明里

西風教会の牧師であり、モンドのアイドルでもある。吟遊詩人の風習があるモンドで「アイドル」はまだ新しい文化だが、モンドの人々はバーバラのことが大好きだ。これが自由の都の精神よ--みんなの好意に対して、彼女は感謝しながらそう答えた。(公式HPより抜粋)

プロフィール

誕生日:7月5日
所属:西風教会
神の目:水
命ノ星座:金杯座
名刺:流れ(ながれ)…流れるものと言えば?癒しの清泉とバーバラの歌声とメロディだよ。
モンドのみんなはバーバラが大好き。ちなみに「アイドル」という言葉は彼女が雑誌で見たらしい。

キャラクター詳細

バーバラは、西風教会の祈祷牧師であり、モンドのアイドルでもある。
「バーバラに会うと、気分が良くなる」――モンドではこのような噂が広まっていた。
実際、バーバラは気分だけではなく、怪我や体調不良も治療できる。彼女は水元素の「神の目」を通して、不思議な魔法を使えるからだ。
しかし、バーバラ自身にとって、最も不思議な魔法は「切実な努力」だけである。

命ノ星座

★虹色の歌(にじいろのうた)
★元気溌剌(げんきはつらつ)
★明日の星(あしたのほし)
★努力が魔法なの(どりょくがまほうなの)
★純真な絆(じゅんしんなきずな)
★美しいものをあなたに(うつくしいものをあなたに)

天賦

★水の囁き(みずのささやき)
★公演、開始♪(こうえん、かいし♪):バーバラの音楽はみんなを治療する魔法。
★シャイニングミラクル♪:人々を癒す心はバーバラの戦う源であり、歌う力である。
★輝く季節(かがやくきせつ)
★アンコール
★気持ち♪注入(きもち♪ちゅうにゅう)

神の目

バーバラが「神の目」を手に入れた時は、特に何か大層なことをしていたわけではなかった。
それは、教会に入ってまだ日が浅い頃の出来事だ。当時の彼女は、高熱が下がらない子供の看病をしていた。
だが、バーバラがどんなにあやしても、子供は泣き止まなかった。
「薬は飲ませたけど、この子は家族が恋しくて泣いている」
「歌を聞かせてあげたら?静かになるかもしれない」とみんなが言った。
その日まで、バーバラは一度も歌ったことがなかった。だが彼女は躊躇わなかった。
歌ったことがなくても、この子をこのまま放置するわけにはいかない。
バーバラは、熱が下がらないその子を抱いて、唯一知っている子守歌を歌い始めた。
最初はすごく下手だった。歌詞も覚えておらず、メロディーだけを口ずさんだ。
子供が少し落ち着いたのを見て、バーバラは歌い続けた。声は枯れ、何回歌ったのかも分からなくなった。子供が眠り始めると、ようやく、疲れ果てたバーバラも壁にもたれかかり眠った。
翌朝になると、子供の熱は下がっていた。これは彼女の歌声のおかげか、それとも、眠っていたバーバラの手の中に、いつのまにか現れた「神の目」のご加護か。
それは、バーバラにとっては特に気に留める必要のないことだった。子供の笑顔を見ることが、彼女にとっての幸せだ。
「歌声でみんなを癒やす」――バーバラの神の目は、こんな単純で優しい夢から生まれた。

ストーリー

キャラクターストーリー1

モンドの人々は、みんなバーバラが大好きである。
当初、バーバラの歌声はモンドの住人にとっては馴染みがなく、違和感を抱いた人もいる程だった。
なぜなら、それまでモンドで親しまれていた歌のほとんどは、吟遊詩人が奏でた民謡だったからだ。
幸い、モンドに「自由」の精神があるおかげで、面白く新しいものは、これまで愛された「伝統」と共に発展することができた。
人々はバーバラの歌を受け入れ始め、彼女のパワーに感化され、そして彼女を真似て歌い始めた。
「アルバートさん、歌うのをやめて!音程が外れてるよ!」

キャラクターストーリー2

しかし、この成果にバーバラはとても複雑な心情を抱えていた。
アイドルの仕事はみんなに好かれること。この点については、バーバラはよくできている。
彼女の選択は間違っていない。
――しかし一方で、アイドルは疲れた人々の心を癒さなければならない。彼女に、それができているのだろうか?
目の見えないグローリーのために歌い、遠く赴いた恋人は必ず帰ってくると慰めた。病気になったアナのために歌い、病気はきっと治ると祝福を送った。
しかし歌い終わった後、彼女たちの笑顔が、長く保たれることはなかった。
バーバラは迷いの中に陥った。

キャラクターストーリー3

バーバラは幼い頃から明るい子供だった。少し不器用で、よく失敗するが、いつもすぐに立ち直って、もう一度チャレンジしようとする。
バーバラと正反対の「あの人」、つまり彼女の姉は、「一族の誇り」と呼ばれている。
「優秀」という言葉のお手本のように成長した姉は、バーバラにとって遠い人だった。
バーバラの努力の動機は、一度だけでいいから、姉に勝ちたいという簡単な理由から来るものだ。
しかし剣術も勉強も、姉に勝てたことはなかった。
いつも明るくて前向きなバーバラでも、これには落ち込まずにはいられなかった。
「努力は一番の魔法なのに、努力してもだめだった時は、どうすればいいの?」

キャラクターストーリー4

バーバラは諦めようと考えたことがない。
と言うよりも、彼女の粘り強さは彼女の父親「払暁の枢機卿」サイモンをも驚かせる程だ。
バーバラが自分に与えた「落ち込んでいい時間」は30秒だけ。
30秒後、何があっても彼女は立ち直るようにしている。
「戦闘が得意じゃないなら、後方支援を担当しよう!」
父親の教育の下、バーバラは治療者になった。
怪我人や病人の苦しみに、バーバラは優しさをより輝かせる。
いつの間にか、「他人に認められたい」という欲望は、「他人を助けたい」という単純な信念になった。

キャラクターストーリー5

「ありがとう」。これは、バーバラが一番よく耳にする言葉だ。
彼女が迷った時、誰かが彼女の手を握った。
「バーバラがいてくれたおかげで、すごく元気になった」
バーバラにとって、みんなが再び笑顔になることが、一番のご褒美だ。
だから、夜中に筋肉痛になった足をマッサージしている時や、喉にいいお茶を飲んでいる時、バーバラはいつも優しくしてくれた人たちを思い出す。
「私もみんなに支えられてここまでやってこれた!」
それに、あの笑顔は健康の証かもしれない――歌は本当に人々を癒すことができるのかもしれない。
そして姉を越えて、モンドで一番人気になりたいという負けん気は捨てられることなく、バーバラの心の一番奥に仕舞われていた。
「もっとよくできるようになったら、きっとお姉ちゃんの助けになれる」と、彼女はそう考えている。
「うんうん…バーバラ、いくよっ!」

アリスのアイドル雑誌(ありすのあいどるざっし)

「アイ…ドル?」
バーバラは初めてこの単語を耳にした時、困惑の表情を顔に浮かべた。
「人々の崇拝の対象は、この世界の七神じゃないの?」
「それだけじゃないわよ」。数多の人を見てきた、魔女会の古参メンバーの一人であるアリスは言った。「これを見れば分かるわ」
とにかく、どこの世界から持ってきたのかよく分からない「アイドル雑誌」を通して、バーバラはアイドルという職業の存在を知った。みんなに愛されるために努力する仕事。
優秀なアイドルは、歓声をもらうだけではなく、自分の歌声とダンスで人々の心を癒やすこともできる。
バーバラは繰り返しステップを踏み、新曲を練習した。彼女は人々の笑顔の中から、自分の喜びを見つけた。
ある日、アリスは悲しそうな顔で「テイワットアイドルグループ」計画が、終了することをバーバラに伝えた。だがその時、バーバラはすでにモンドでちょっとした有名人になっていたのだ。
「えっと…こうなったら、うん、アイドルの意味を…私が伝える!」
小さな野望を抱いて、今日もバーバラはこっそりと新曲の練習をしている。

キャラクター関連

挨拶

●初めまして…:バーバラ、堂々登場~治療なら任せてね。ガッカリさせないから!
●世間話・眠い:このままだと、眠く…なっちゃうよ…
●世間話・激励:きっと皆まだ頑張っているんでしょう?だったら私たちも怠けてられない、そうだよね?
●世間話・元気を出す秘訣:元気がないの?私が作ったスパイシードリンク飲んでみて。シャキッとするよ!
●雨の日…:こんなに濡れて大丈夫?風邪ひいちゃうよ?
●雷の日…:うわっ!
●雪の日…:雪だ!冷たいな~!
●晴れの日…:こんなにいい天気は、う~ん、明るい曲が合いそうだね!
●暴風の日…:安心して――わ――た――し――吹き飛ばされたりしないから――!
●おはよう…:おはよう~今日も頑張ってね。
●こんにちは…:えっ、私の歌を聞きたいの…?ごめんね、ま…まだ公演の時間じゃないの。
●こんばんは…:鹿狩りのスパイシーフィッシュが食べたいな…でも最近、お腹の調子が…うぅ…
おやすみ…:お疲れ様!ゆっくり休んでね。

自己紹介

●バーバラ自身について…:「我が進むべき道を導く風よ、我が困窮した時に進み続ける力を授けたまえ。混迷の時に善悪を見分ける知恵を授けたまえ。不義に遭遇した時、戦う勇気を授けたまえ…」…あっ、ごめんなさい。お祈りに集中していて気づかなかった。ふふっ、何か用かな?
●願いについて…:私の願いは周りの人たちに笑顔を届けることだよ!役に立てるだけで嬉しいんだ~
●夢について…:ずっと一緒にいてくれてありがとう。私の夢に近づいたよ。これから先もよろしくね~
●「神の目」について…:誰もが胸に願いを秘めている。みんなの願いを集めて、みんなを幸せにすることがきっと、神様が私に与えた使命なんだと思う。
●シェアしたいこと…:モンドの外に広がる青々とした平野、本当に何度見ても飽きないなぁ。でも、世界には他にも綺麗な森があるんだって!海の向こうの稲妻国の方だよ。うん、やっぱりもっと貯めて…えっ?何を貯めてるかって?エヘヘ、秘密だよ~
●興味のあること…:ひまわりがずっと太陽の方を向いている姿ってまぶしいよね。実はお母さんがひまわり柄のドレスを送ってくれたの…でも、いつになったら公演で着られるんだろう?

関連キャラクター

アルベド→バーバラかい?彼女は真面目な牧師だよ。そういえば昔、彼女のクロッキーを描いたことがあってね…絵はどうしたかって?うん…アルバートの購入希望を断って、代理団長にプレゼントしたよ。…人付き合いって、本当に大変だね。

アンバー:以前はよくアンバーが急いで街の外へ駆けていく姿を見たよ。偵察騎士って本当に大変ね。

ウェンティ:ウェンティの声はとてもきれいだよ!でも彼の歌は、私の得意な歌とかなり違うんだ。こっそり真似してみたんだけど…あのメロディはやっぱり複雑すぎるよ。

→歌の上手な牧師の少女を知ってる?…えっ、アイドル?…んと、握手会?…えーっと、単独ライブ?…そうなんだ。音楽ってやっぱり奥が深いね。

エウルア→一体どんな秘訣があれば、あんなに人から好かれるのかしら。もし彼女から何か学べたら…いや、やっぱりなし。「アイドル」と「罪人の末裔」なんて、どう考えても噛み合わないもの。

ジン:代理団長…騎士団のリーダー。皆が彼女のことを好きなの。えっ、私?わ…私も当然とても尊敬しているよ!

→バーバラはとても頑張っている、ただ、時々無理しすぎだ…ん?どうしてそんなによく知っているかって?西風教会も騎士団の管轄だからだ。

ディオナ→バーバラさんのファンは、みんな優しくて良い人だよ…羨ましいな…なんであたしのファンはおっさんだらけなの。う~やだ…もう、もぉ~いい!

ディルック:ディルック様?この前、「エンジェルズシェア」での公演の時、ずっと眉間にしわを寄せてたよ…私の歌が気に入らなかったのかな?

ノエル:ノエルはとても可愛いの!優しいし、物怖じしないし、一緒にいると落ち着くんだ…そうだ、ノエルが作ったお菓子も格別なんだよ。すごくいいにおいがして、美味しいし、ヘルシーなんだ、へへっ。

→よく一緒にお茶をしますよ。バーバラちゃんはたまに綺麗なメロディーを口ずさんで、インスピレーションが降りてきたと教えてくれます。音楽に関して建設的な意見は出せませんが…バーバラちゃんとそういう時間を一緒に過ごせて、とても嬉しいです。

ファルカ:お父様はファルカ大団長と一緒に出征したの。だから、もし途中で何かあったら…あっ、平気平気、だって大団長は「北風騎士」だもの、きっと大丈夫!私も…お祈りするわ。

ベネット:ベネットはよく怪我だらけで協会に来るの…本人は全く気にしてないし、いつも笑ってるけど。うん…やっぱり、もっと自分を大事にしてほしいな。

→バーバラは歌とダンスが得意だぞ!冒険がうまくいかない時は彼女のステージを見て、観客たちと一緒に応援すると気分がよくなるんだ、不思議だろ!たぶんこれが彼女が人気ある理由だろうな…オレも団長として人気だったらいいのに。

リサ:私はずっとリサさんに面倒を見てもらってきたの。もし、リサさんもアイドルになったら、絶対に全力で応援するんだ。喉が枯れるまで叫んで…あっ、これじゃ他の人を驚かせちゃうね……

→バーバラの歌って聞いたことある?フフン、彼女のメロディには治癒の魔力が込められているらしいわよ。わたくしの薬とどちらがあなたの口に合うかしらね?

レザー→バーバラ、キラキラの女の子。優しい。

ロサリア:シスター・ロサリアは近寄りがたいし、お祈りにも参加しないけど…なんというか、きっと彼女も風神様を信じてると思うの!でも、彼女とお話しする勇気がないわ…

→バーバラはいつも私に張り付いて、やれ礼拝だのやれ合唱だの言ってくるわ。もしかして、私がちゃんと仕事をしているか見張るために、ヴィクトリアが寄越した監視役じゃないわよね?