若陀龍王(じゃくだりゅうおう)

CV 喜安浩平

山のふもとには、この山よりも長く生きている古龍が深い眠りについている。甘美なまどろみの中で、龍王はかつて付き従っていた小さき旧友の夢を見ていた。

岩神モラクスにより目を授けられ、璃月を共に守ってきたモラクスの友であり、戦友。

璃月人が鉱石などを採掘する事で「摩耗」と呼ばれる現象により、自我を、そして旧友との記憶も忘れ璃月を破壊する存在となってしまった。

「摩耗」が進んだ若陀龍王は層岩巨淵を襲撃。モラクスはそれを迎撃し、若陀龍王を封印した。璃月やモラクスに対する感情が、封印されることを望んだ結果だった。

しかし、若陀龍王の璃月やモラクスに対する怨嗟が復活を画策した。阿鳩という少女の姿で現世に姿を現した。しかし、その企みを知った若陀龍王の善の心がクンジュという青年の体を借り、モラクスを若陀龍王の下に導いた。

  • 無工の剣でもモラクスと若陀龍王の話が描かれています。

公式が伝説任務のムービーを公開しています。

ちなみに、伝説任務完了後は、週次討伐対象のボスとなります。

シールド持ちがいないと、厳しい戦いとなります。シールド持ちを育ててれば原神では想像以上に戦闘の難易度が下がります。この機会に是非育成しましょう。

関連NPC

瑾武:層岩巨淵安全技術員…見ない顔?→(旅人)だよ。よろしく。→①層岩巨淵の歴史について…
→それは長い話になるよ…簡潔に説明してあげよう。
層岩巨淵は璃月最大の鉱床で、天衝山の鉱区に次いで二番目に古い鉱区なんだ。
岩王帝君が現れる前は、琉璃晶砂を採掘して、陶磁器なんかの取引で生計を立てていた部族が住んでたって伝説もある…
その後、これらの部族は岩王帝君の使者である夜叉と血の誓いを交わして彼らに加わり、今の八門の一つ――盛露庁の前身となったんだ。
彼らは若陀龍王の鎮圧や、漆黒の災いの撃退にも参加した…本当に、璃月にすごく貢献したのさ。
ほら、北西方向のあの谷天あれは、岩王帝君が若陀龍王を層岩巨淵から引きずり出した時にできた跡だって伝説もある。
その後、荒れ果てた土地を捨て、都市での生活に慣れた部族の人々は岩王帝君と共に都市に移り住むことにした。彼らは磁器を作って売ることを生業にし、戦のことなんざ気にしなくなったのさ。
ははっ…だから、今の盛露庁のやつを「細かいところにばかりこだわるただの磁器商人」と見ちゃいけないよ。彼らの先祖も、岩王帝君と肩を並べて激戦を戦い抜いて来たんだ。

その他エピソード
磐岩結緑(ばんがんけつろく)

★穢れのない翠玉によって彫られた宝剣。振るうと、溜息が漏れ出るかのような風の音が聞こえる。

★璃月が創られた時、帝君は玉石の剣を持ち、大地を歩んだと言われている。
歳月の試練を潜り抜いて尚、血で洗った濃緑の剣は未だに輝きを放つ、
血は千年もの雨とともに流れ、詰まった思いと恨みは容易に払えない。

「玉石は碧色の水の魂と優しさを持ち、残された宿怨を洗い流す」
「だが、殺戮の武器にされた美玉の痛みは、誰が慰めてあげられるのか?」

名を忘れた友は、ため息と共に不平を吐いた。
だが、止まる事のない運命はその惻隠の言葉をもかき消した。

長い年月を跨ぎ、血まみれに死闘を交わした敵とも喜びを分け合い、
やがて裏切るであろう親友、憎しみが消えた宿敵とも一杯飲み交わせるだろう。
この宝剣もその時、誰かの贈り物として磨き上げられ、
「結緑」と名付けられた緑の玉石も、元は平和と華麗のために彫琢されたもの。

酒器が血で溢れ、温情が冷酷な欲望によって引き裂かれ、塵と化して飛び散った。
贈り損ねた贈り物、伝え損ねた友情、共に旧友へと向ける刃となった。

無工の剣(むこうのけん)

★悪人を討ち、妖魔を退治する大剣。刃はないが、その力は神を彷彿させる。

★遠い昔、璃月にはがいた。
風に乗って飛び回るのではなく、龍は連なる山の中にいた。
身体が山のように大きな石龍であった。

伝説によると、は南天門の辺りで、群山と一体になるかのように眠っていたそうだ。
小さく寝返りを打ったり、背伸びをするだけでも、
大地は揺れ動かされた。
当時の岩君は大地を鎮めるため、古龍の元へとやって来た。

伝説によると、大地は長い間平穏だった。
そして、岩君の側には仲間が一名増えていた。

だが結局、と神、そして人は恐らく相容れなかったのだろう……

が地底に鎮められた後、仙人や神の怒りに触れる事を恐れて、
かつて、一同になって暴れまわり、岩が揺れ動く音を傍聴していたヴィシャップも
山の地底深くに潜り込んだ。
だが、数千年の時が過ぎ、ヴィシャップが再び騒ぎ出す……

伝説によると、勝者は古龍が鎮圧された巨木の側に剣を突き刺した。
この封印は、魔物や邪悪な心を持つ人には触れることができないものだった。
伝説が本当であれば、清らかな心を持つ人のみ、それに近付く事ができる。
だが、もし伝説が本当であれば、なぜその剣は行方が不明なのだろうか……