宵宮(よいみや)

CV:植田佳奈

才ある花火職人。「長野原花火屋」の現店主であり、「夏祭りの女王」と呼ばれている。熱い心を持った少女で、無邪気な心と職人としてのこだわりが、彼女の中で織り交ざり、奇妙な焔の色となって反応している。(公式HPより抜粋)

プロフィール

誕生日:6月21日
所属:長野原花火屋
神の目:炎
命ノ星座:琉金座
名刺:好感度名刺:琉金の花火(りゅうきんのはなび)…たとえ一瞬の花火であっても、闇夜を見上げる人の心に永遠なる美しい輝きを残すことが出来る。
「長野原花火屋」の店主。才ある花火職人で、人々の願いを花火へと託す。「夏祭りの女王」と呼ばれている。

キャラクター詳細

花見坂で、宵宮の名は知れ渡っている。
稲妻で最も腕の立つ花火職人である彼女は、「夏祭りの女王」とも呼ばれている。
「長野原」の衣鉢を継ぐ宵宮は花火に幻の姿を与え、人々に無類の体験を与えている。
職人の身分を除くと、宵宮は子供たちの「英雄のお姉ちゃん」でもある。子供たちにとって、どんなトラブルが起きようとも、宵宮姉ちゃんはそれを解決することができる。
想像による恐怖も、残酷な現実の陰りも、宵宮姉ちゃんが放つ魔法のような光でなくなってしまう。
子供だけでなく、彼女に悩み事を相談する人がいれば、彼女は全力を尽くしてその助けになろうとする。
絢爛たる花火、暖かな星光、それに情熱の灯火。これらすべては宵宮の手のひらで舞い踊る。そして彼女の明朗快活な笑顔は同行者を励まし、進む道を照らし続けている。

命ノ星座

★紅玉の琉金(こうぎょくのりゅうきん)
★万燈の火(まんどうのひ)
★鼠花火の手品(ねずみはなびのてじな)
★花火職人の心得(はなびしょくにんのこころえ)
★真夏の宵祭り錦絵(まなつのよいまつりにしきえ)
★長野原龍勢流星群(ながのはらりゅうせいりゅうせいぐん)

天賦

★打ち上げ花火(うちあげはなび)
★焔硝の庭火舞い(えんしょうのにわびまい)「庭火」は宵宮が独自に開発した線香花火。事前の準備や練習なしに楽しむことができるため、非常に人気がある。天領奉行は城内で庭火をやることを禁止したが、この小さな火花は今も夜によく灯る。高いところから見下ろすと、輝く星空の様に美しい。
★琉金の雲間草(りゅうきんのくもまぐさ):花火は人が創り出した星の光、空に向かって進む彗星である。たとえ一瞬でも、その鮮やかな光は人々の心の中に残り続ける。
★柚火百景図(ゆずひひゃっけいず)
★炎昼の風物詩(えんちゅうのふうぶつし)
★炎色の配合法(えんしょくのはいごうほう)

神の目

いつもは口数の多い宵宮だが、花火が空に上がる時だけは別だ。彼女にしては珍しく黙り込み、夜空に浮かぶ絶景を見上げる。
花火は刹那に過ぎ去り、須臾であると人々は言う。しかしそれが美しいものであれば、人の心に永遠に咲くだろう。
花火を共に見た人、その瞬間の美しさ、それらは感動と共に深く脳裏に焼き付き、一生の思い出となる。
何年も経ってから再び同じ花火を見上げた時、その感動はきっと潮のように心まで流れ込むだろう。
これもまた、「永遠」と呼べるのではないだろうか?
「長野原」家に独自の花火の配合があるのも、まさにこのためである。
感情と願いを花火に込め、刹那の存在を永遠に変える。宵宮が行っているのは、そういうことなのだ。
「長野原花火屋」を受け継いだ後に訪れた初めての夏の夜、宵宮は眠れずにいた。空が朝を象徴する灰色を現すまで、彼女は一生懸命研究をしていた。
突如、軽い音がした。赤く燃える物が花火の筒に忽然と落ちていた。
当初、宵宮はその「神の目」を着火器具として使っていた。幸いにも宵宮の父親がすぐに気付き、彼女にその物にある重要な意義を教えた。
小さな「神の目」は、信じられないほどの力をもたらすことができる。だが、子供たちを守り、騒ぎを起こす魔物を倒す以外に、何に使えるというのだろう?
宵宮は考えた。たとえ用途があっても、自分にとってはその程度の物でしかない。なぜなら、自分はただ楽しさを追求し、幸せに日々を過ごしている花火職人に過ぎないからだ。
それから時が経ち、宵宮も「火焔」のコントロールが上手くできるようになり、花火作りもますます熟練していった。
時折、彼女は自分に問う――自分のような普通の人間でも、神様に認められた。いったいなぜ?もしかして…神様も花火が好きなのだろうか…?

ストーリー

キャラクターストーリー1

稲妻人にとって、花火は夏の印だ。
定期的に開催されるそれぞれの祭りではいろんな出し物を見られるが、花火だけは永遠の定番である。
その故は百年前。社奉行は「記念」を題に素晴らしい花火大会を当時の花火大会は名を馳せていた花火の名家に任せていたのだが、これが「長野原花火大会」の起源である。
その後、花火がだんだん普及してきて、「長野原花火大会」もすべての民が参加できるようになった。
花火大会では、誰もが気に入った花火を自分の手で打ち上げられる。そして「長野原花火大会」で最適な場面で、一番盛大な演目を披露する。
宵宮が店主になった年に、初めて用意した花火大会は息を呑むほどの美しさであった。
その花火大会が始まる前、神里綾華はこう宵宮に言い聞かせた。「大御所様も今回の花火大会をご覧になります。ですので、どうか大御所様の家紋――「雷の三つ巴」を花火に入れてください。」
宵宮は自信満々に答えた。「うちに任せとき!」
大会が始まる前に、宵宮は城内の隅々まで走り回り、花火を配置した。そして目玉として、打ち上げられた花火は長大な絵巻物となり、空に掛かる稲妻 城を描いた。
しかし神里綾華はどの花火にも肝心の 家紋を見つけることができず、宵宮の計画にずれが生じたかと考えた。
その後、宵宮に聞いた神里綾華は、空に掛けた城に「視角」と言う技巧が用いられていると知った。
天守閣から見下ろすと、満開の花火は雷電将軍の家紋となり、さらに、可愛らしく花で飾り付けられていた。
宵宮が花火大会でしくじるはずがないだろう?彼女は民と雷電将軍の心を同時に得た上、その祭りを大勢の人の記憶に残るものにした。
宵宮がいれば、稲妻の夏に咲き乱れる花火は欠けない。「夏祭りの女王」の二つ名は、これによって生まれた。

キャラクターストーリー2

「長野原」の花火は人気が高く、お店は常に賑わっている。そのため、目的もなくお店を訪ねると店主に迷惑をかけてしまうと、人々は思っている。
しかし宵宮の性格はその真逆で、人と話すことが好きなのだ。もし仕事の際に話し相手がいないと、彼女は集中できなくなる。
もし店に訪れた客とじっくり話すことが「お客さんの心を理解し、最高の花火を作るため」ならば、宅配したついでに、お茶を飲みながら雑談することは、自分へのご褒美になる。それでも満足しない時は、帰り道に近所の人たちと熱く話し、お菓子をもらって帰る…
宵宮は人と喋る時、いつも「聞く」と「話す」の均衡を、絶妙な匙加減で保つことが出来る。
口数、距離感、情熱、どれもが程よいのだ。宵宮とのお茶会の後は、みんないい気分になる。
近所の人たちは普通の人であるため、同じ会話を繰り返すことが多いが、宵宮はそれを全く嫌わない。
彼女が楽しんでいるのは人と触れ合う過程だ――同じことでも、話し手が変われば、違うように聞こえるから。
花火屋を受け継いでから、宵宮と近所の人たちの関係はますます良くなってきた。年寄りの多くは宵宮を友人と思い、宵宮を自宅に招いて昔の祭りの話をしたりする。親の年齢の人たちは、子供との関係を円滑にしようと、宵宮に頼む。若者たちは宵宮と兄弟のように接して、花火運びを手伝ったり、共に子供たちを遊びに連れて行ったりする。
宵宮はこう語る。「言葉には特別な力がある、話し合って解決出来んことはない!」

キャラクターストーリー3

卓越した技術を追求する職人は、厳格で自分を律する傾向にあるが、宵宮は例外だ。彼女は自由に行動し、行動に規律が全くない。
たまに人との雑談が長引いて、昼の仕事が終わらなかったら、徹夜でこなす。夜が明けると、仕事完了の達成感と共に高い所に登って日の出と金色の流れ雲を見る。その景色は、いつも宵宮に刺激を与えてくれる。眺めていると、様々な花火模様が新たに脳裏に浮かんでくるのだ。ただし、眠気も共にやってくる…
宵宮はよく、軒先や木の枝、止まった水車などで寝ているところを近所の人に発見される。たまにうっかり落ちてしまうと、楽しい夢が目の前で飛ぶ星と共に消えていく。
幸いなことに、これまで大きな怪我はしていない。かすり傷は結構あるが、その対処法も数を重ねるごとに覚えていった。
たまに、夜中まで寝て、用事を済ませた後に出かける。
気まぐれの冒険や、肝試しかもしれない。友達に興味があればみんなと行動し、一人でいたければそのまま外出する。
自由気ままな生き方の方が、宵宮は楽のようだ。いつでも、どんな時でも、彼女に邂逅する可能性がある。彼女は自由を楽しんでおり、その結果、人生もより面白くなったとよく口にしている。
もちろん、重要なお祭りの前は頼もしい自分に戻り、真面目に、演出という「仕事」の準備を行う。

キャラクターストーリー4

日頃の「長野原花火屋」は、花火以外にも色々な記念品を販売している。これは宵宮の副業とも言える。
棚に並ぶ記念品は様々で、その一部は北斗からの舶来品で、ある程度改造され、独創的な工芸品となっている。もう一部は、宵宮がピンときた時に練習で作った物である。
ぶつかると花びらが咲き出す「散華ビー玉」、回ると鳥の鳴き声がする「小躍りこま」、飛ばすと色が変わる「虹とんぼ」、それと、とても成功とは言えない「オニカブトムシ戦車」…
これらの記念品は子供にだけではなく、多くの大人たちにも大人気である。「荒瀧派」の頭である荒瀧一斗までわざわざ記念品を買いに来て、彼の言う強敵と雌雄を決めるぐらいだ。
宵宮が作った記念品はおもちゃだけではない。少しの創意を加えれば、日常生活に役立てることができる。その中でも典型的なものが、各種の燃焼材と香料を入れた輪、「螽取り輪」だ。夏の夜、それに着火すると、蚊などの虫を退けてくれる。
宵宮の腕を見て、隣の人が手伝ってほしいと言い出す。「花火屋は万事屋ちゃうでぇ、うちもなんでも手伝うわけやない」と、宵宮は答えるものの、誠心誠意、相手の力になろうとする。例え一日苦労した報酬でおやつしか買えなかったとしても、彼女は楽しんでいるのだ。何せ、花見坂のみんなは宵宮のいいお友達だから。

キャラクターストーリー5

「彩霞で花火を取っかえて、花火は願いを知っている。願いは夜空に昇り行き、夜空はそれを映し出す。」
これは昔からある名のない歌だ。ここ数年、この歌の意味を勘違いしてしまう子供たちがいる。キラキラと光った物を取ってきたら、宵宮お姉さんのところで自分だけの特製花火を交換できると信じているのだ。その花火に点火すれば、将来、願い事が叶うと言われている。
そのため、花見坂の子供たちはこの歌を口ずさみながら、辺りで美しいお宝を探し、宵宮お姉さんのところへ持っていこうとする。
宵宮も最初は戸惑ったが、子供たちの歌に対する解釈を聞いた後、その求めを受け入れ、彼女の意見を口にし――歌にある彩霞は、キラキラとしたお宝ではなく、宵宮お姉さんが「輝いている物」と認めるものにしよう。
それがたとえ川にある石でも、海辺にある貝殻でも、宵宮はそれと引き換えに美しい花火を作ってくれるという。
もし子供たちが見つけた物が貴重な品だった場合、宵宮は逆にそれを普通の物と称し、子供たちと一緒に落とし主を探す。
お宝が輝いているかどうかは重要ではない。大切なのは、「彩霞」を「花火」と交換できるという子供たちの信念なのだ。
たとえ他人の目には幼稚に見えても、宵宮は子供たちの美しい願いを守るために出来る限り尽くす。
「子供の頃に信じたもんや経験したことは、大人になったらかけがえのない宝もんになる。」
稲妻の伝説を描いた絵本には、しばしば以下のものが登場する。悪戯好きでかわいい「袋貉」、威風凛々とした「柴犬武将」、神出鬼没な「折り紙鵺」…
妖怪をこのように可愛らしく、粋のある形に描いたのも、同じ考えを持っていたからかもしれない。
宵宮のそばにいる子供たちは、鎖国の中でも楽しい日々を送っている。
宵宮自身の童心と活力が、夜空に舞う花火のように、星のように、常に輝き光を放っているのだ。

宵宮の飴箱-「甘々宝球」(よいみやのあめばこー「あまあまほうきゅう」)

お祭りになると、宵宮はすべての屋台のお菓子を食べ、様々な飴を集めて丁寧に包装し、小さな飴箱に入れて保管する。
宵宮の飴箱は朱く円形で、精巧な紐と飾り物がついており、彼女が普段使っている髪飾りに似ている。
宵宮は嬉しい出来事があると、飴箱から飴を取り出して食べる。友達や子供がいれば、必ず彼らにも飴を分け与える。
近所の人はいつも宵宮の髪飾りと飴箱を間違えるため、「甘々宝球」という別名を付けた。
飴箱が軽くなるスピードは、宵宮の幸福度の指標となる。
空になるのが早ければ早いほど、宵宮は幸せなのだ。
たまに、忙しくなると、誤って飴箱を髪飾りとして付けてしまう。一日の仕事が終わるまで、それに気付かない場合もよくある。
それがきっかけとなり、それ以来、彼女はその二つを交代制で使うようになった。
「宵宮姉ちゃんの髪飾りに飴が入ってるか当ててみぃ。当てた人は、好きな飴を選んでええよ!」

キャラクター関連

挨拶

●初めまして…:「長野原」へよう来てくれたな!うちは宵宮、何でも言うてや~!
うん?串カツの盛り合わせと玉子焼き…って、ちゃうちゃう、うちは飲食店ちゃうでぇ、花火屋やからな!そや、キラキラーっとした、パッと咲く花火のことや!
●世間話・花火:花火はパッと消えてまうけど、友情は一生もんや。
●世間話・暇つぶし:暇やったら、何か話したるで!
●世間話・金魚:金魚飼ったことある?大人しゅうて、めっちゃ可愛ええんや。
●雨の日…:ひぃ~、花火が濡れてまう!どっかに隠れな!うぅ、間に合わへん!
●雪の日…:ははっ、雪球をギュッと、ほれ――
●晴れの日…:全身ポカポカで気持ちええわぁ~、浮いとるみたい。
●暴風の日…:すっごい風やなぁ――声が押し戻されそうや――!
●おはよう…:すう…はぁ――おはようさん、朝の空気は清々しくて気持ちええなぁ、深呼吸して頭もすっきりや。
●こんにちは…:お昼の時間やな。ええっ…今日の卵、黄身が二つやん。えへへ~、今日のうちツイてるんやない?
●こんばんは…:やっと花火を見るのにちょうどええ時間になったな。空でも地上でも綺麗に咲かしたるで…ははっ、冗談や!安全にはちゃーんと気ぃつけるさかい。
●おやすみ…:そもさん――!花火を見終わった後、その一日の最後には何が待っとる?ふふん、正解は――夢の中でも花火が見れる、でした~!ほな、さいなら!
●誕生日…:誕生日を楽しむんはあんただけやあらへんで、ケーキを贈る人、蝋燭に火つける人、祝ってくれる人、あんたが生まれたことをみんな感謝しとる。せやから、騒がしい方がええ。みんなに祝ってもらうんや!さあ、おめでとうさん!準備はええか?でっかい花火、打ち上げるでぇー!

自己紹介

●宵宮自身について・家族:うちの父ちゃんは耳が遠くてな、昔から何を言うても笑うてばっかやった。だから、小っちゃい頃は自分の言うとることがどれも面白いんやろなと思っとった、ずーっと一人で喋り続けとったわ…実際は、よう聞こえへんから誤魔化すように笑うとっただけやのに…せやけど、父ちゃんが笑うてくれるなら、うち、これからも喋り続けるで。
●宵宮自身について・言葉:「口は災いの元」ゆうけど、心配あらへん。言葉に込もった気持ちは嘘をつかへんもん。間違ったことを言うて誤解されても、それを説明すればええんや。なんも言わんかったら、相手も理解のしようがあらへん。やないと、心も離れてまう。
●いんじゃんについて…:いんじゃんほい!あいこでしょ!わーい、うちの勝ちや!やったぁ!…うん?後出しなんてしてへんよ、してへんてば。
●一緒にいることについて…:自分一人で何かするよりも…誰かと一緒に何かやる方がええ。例えばあんたと一緒なら、風景を見ても、缶蹴りをしても、めっちゃ楽しい。きっと、あんたと話すのが飽きひんからやろな。
●「神の目」について…:内緒なんやけど、実はなぁ、初めて「神の目」をもろた時、火打ち石やと思うて使っとったんや。花火に火付けたり、お湯を沸かしたりしとった。それから納屋に置きっぱにしとったんやけど、それを父ちゃんが見つけてな、えらいもんやから大事にしい言われた。はは、神様が回収せえへんかったのが不思議や。
●シェアしたいこと・海灯祭:知っとる?璃月の海灯祭で打ち上がる花火はな、大体がうちで作ったもんなんや。注文通り作った後、北斗の姉ちゃんが船で届けとる。今は鎖国で輸出も制限されとるけど…祭りに花火があらへんのはあかんやろ。
●シェアしたいこと・物語:「花火はな、空に花を咲かせ光を散らしたあと、雨や雪になって大地に帰るんや。そうやって土を潤し、人を育み、もういっぺん綺麗な花を空に咲かすんや。」父ちゃんは、よう物語を聞かせてくれるんやけど、今のがいっちゃんのお気に入りや!
●シェアしたいこと・木漏れ日:あんた、小っちゃい頃に木漏れ日って踏んだことある?晴れた日に、木々の隙間から漏れてくる光で、踏んだら消えると思うたらいつも足の甲に乗っかってくんねん。せやから、なんべんもなんべんも踏むんやけど、成功した試しがあらへん…あんまりにも悔しうて、道端の岩に座って溜め息ついたことあんねん、「はぁ、この世には踏めないもんもあるんやなぁー」って。
●興味のあること…:ある夏祭りで、金魚すくいをしとる子供を横から見とったらふと思いついたんや、水に浮かぶ花火を作れへんかなーって。ほんで誕生したのが「金魚花火」や!水面を泳いだり、七色に光ったり、泡をぶくぶく吐いたりする、不思議やろ!うちもほんまに成功すると思ってへんかったから、世の中ってやっぱ不思議やなぁ~。
●宵宮を知る・1:うちの物語が聞きたいって?ええよ、こっち座りぃ、自慢の「長野原」家の話をしたるで!めったに聞かれへん真面目な話やからなぁ。
●宵宮を知る・2:うちの家では代々、花火を注文したお客さん一人一人に短冊を渡しとるんや。短冊には長野原家の者しか読まれへん花火の作り方が載っとって、十年経っても百年経っても、お客さんが短冊を持ってくれば、当時とおんなじ花火を作れるようになっとる。
●宵宮を知る・3:最高の花火に最高の瞬間、移ろいやすい一瞬の気持ちが花火へと収まり、違うた形で受け継がれてく。短冊は、過去を振り返りたい人の門を開けるための鍵。せやから「長野原」の花火職人の仕事は、みんなの門を開く手助けをすることなんや。
●宵宮を知る・4:夏祭りでは時折り感動的な物語が生まれるんや。花火の下で知りおうた人たちが成長して、ほんで年を取って老いていく。彼らがかつての花火を打ち上げた時、空を照らすんは在りし日の姿…花火は永遠にはなれへんけど、花火に秘められた素晴らしい想いは稲妻と共に永遠を歩むべきなんや。
●宵宮を知る・5:最後の物語は…いや、やめとくわ、今はあんたと静かに花火を見てたい。今宵の絶景と、あんたが話してくれた言葉を全部書き留めたい。ああ、誤解せえへんで、もう終いっちゅう意味やあらへん。…うちとあんたの「物語」を、ここから書き始めるっちゅう意味や。
●趣味・遊ぶ:花火や!なんや、あかんの?せやなぁ…難しい質問や、お隣さんとお喋りするのも好きやし、子供たちと夏祭りにいくのも好きやし、泳ぐのも、山で果物を採るのも好きや。ああっ、一つに決められへん…あっ、そや!趣味はみんなと遊ぶことや!
●趣味・モノマネ:くるんっ!ん?なんや、今パイモンちゃんが消える時のマネをしとるんや!
●悩み:長いこと読んどった連載小説がとうとう完結したんやけど、ヒロインが記憶喪失になって、挙げるはずやった婚礼もなしになってもうた…悲しい、なんちゅうことや…
●好きな食べ物:うちは主食よりも菓子の方が好きや。祭りの時に屋台を一つずつ回って、お腹いーっぱいになるまで食べるんや。ところで、あんたって菓子を作れたりせえへん?うちが作った団子と交換しいひん?おっきいのを取ってええから。
●嫌いな食べ物:牛乳や。飲んだらお腹が花火大会みたいにドンッドンッ!ってなってまうんや。せやけど、牛乳が入った料理とか菓子はぜんぜん平気でな、何なんやろな…お腹の仙霊さん、好き嫌いが激しいんやろか?
●突破した感想・起:もっと高く、もっと響きぃ!
●突破した感想・承:ふっふ~ん!弓矢で花火を打ち上げるのもありやな!
●突破した感想・転:せっかくあんたから戦い方を学んだし、いっそのこと花火職人だけやなく、日雇い冒険者でもやろかな…「英雄」もええかもしれへんな?
●突破した感想・結:「『英雄』――宵宮姉さん参上!悪霊退散!正義必勝!」
この台詞を言うたあと、あんたから教わった力を子供たちに紹介するのはどうや?かっこええんとちゃう?あははっ、あんたも遠慮せんと、いじめられたらこの宵宮姉さんに言うんやで!

関連キャラクター

荒瀧一斗・勝負:ああ、あの人なぁ。ああ見えて、子供にけっこう人気なんや。せやけど負けず嫌いやさかい、子供の遊びに付きおうてる内にいつの間にか勝負しとるんや。ラーメンのスープの一気飲み勝負とか、表情を変えんとどっちが梅干しを食えるかとか、ほんで他の子供たちは横でどっちが勝つか予想したり、応援したりする。やれやれうちも負けてられへんな。

荒瀧派:「荒瀧派」?えええっ!?ただの無職やあらへんの?

→あいつ、自分が花火とおもちゃを作れるからって、色んな手段で子供たちの機嫌を取りやがって…ダメだ!あいつにだけ脚光を浴びせるわけにはいかねぇ!「ガキ大将」は俺様って決まってるんだ!お前も絶対俺様の味方に…なに?お前は子供じゃない?けっ、俺様に言わせりゃ、俺様より背が低いやつはみんな子供だっつうの!

楓原万葉:うちって考えなしやさかい、思うたことをすぐ口に出してしまうんや。逆に思慮深い人は自分の事を語らずに、昔の詩とか、道沿いの景色のことしか言わへん。花鳥風月は語れても、目の前の現実については口をつぐむ。あいつもきっと過去に何かあったんやろなぁうんうん、よう分かるでぇ。

→以前、彼女が姉君に頼んで花火を璃月まで運んだことがある。その時は拙者が荷を下ろした、が…大変重かったでござる!彼女以外に、あのような大きな花火を作れる者などいないであろう。

神里綾華・丁寧さ:仕事の関係で、彼女とはよう協力することがあるんや。他の奉行とちごうて、ちゃんとうちの話を最後まで聞いてくれるし、丁寧に答えてくれる、しかも嫌味も言わへん。「おしとやか」っちゅう言葉は、まさに彼女のためにあるんやろな。

銭湯:昔、夏祭りの件で遅くまで相談したことがあったんやけど、くたくたに疲れてもうたから銭湯に誘ったんや…せやけど彼女、「銭湯」が大勢で入る風呂やと知った瞬間、顔を真っ赤にしてもうて。うーん、ええとこのお嬢さんは銭湯に入れへんってことを知るきっかけになったわ。

→お祭りの開催は社奉行と巫女の役目ですが、あの花火師の方もお祭りの雰囲気に貢献しています。度重なる協同から、今ではお互いをよく知る関係になりました。
…なんでしょう?治安と消防の問題?もちろん事前に対策を立てていますよ。そのような理由で花火が見られなくなってしまっては、皆さん残念がるでしょうから。

神里綾人→あの…陽気な花火屋の店主のことですか?神里家とはかなり親しい間柄で、綾華とも年齢が近く、仲が良いようです。それに、彼女のはっきりと物を言う性格にも、綾華なら頭を悩ませることはないでしょう。何しろ、あの子は幼い頃から自分の本心に忠実でしたから。

★綺良々:「狛荷屋」の配達員のことか?あの子はな、ずいぶんと手先が器用なんや。実は花火作りっちゅうんは、色を決める材料が一種類か二種類ぐらいあるんやけど、それの消耗はごっつ激しくってなぁ。そないな時はいつも、あの子がすぐに補充してくれるから、めっちゃ助かっとるねん。前に感謝の気持ちとして花火を一個贈ったんやけど、花火に驚かされた経験があるらしうて、どうしても火をつけたがらんかったんや。ふふ、せやから、あの子には遠くのほうから、うちが上げた花火を見てもらうしかあらへんな。

九条裟羅:治安と消防関連で天領奉行にはよう通うんやけど、あっこの人達の中でも九条裟羅はいっちゃん筋が通っとるっちゅうか、少なくとも何も分からへん状況からうちのことを頭ごなしに否定せえへん。うちが正しかったら、彼女も素直にうちを認めてくれる。ほんでうちが間違っとったら…はは、トーマに頼んで詫びを入れるしかあらへん!

→私の運営で花火を打ち上げない限り、彼女をどうしようというつもりはない。だがまあ…ふんっ、私も別に知らないわけではない。彼女の作る花火は確かに色鮮やかで称賛に値するものだ…しかし花火とは、放った輝きが刹那の間に消え、夜空に残るは暗闇のみ。だからこそ、稲妻を守るという使命を貫こうとするのなら、そのような虚ろな光に浸っていてはならないと自分に言い聞かせているんだ。

クレー:モンドに爆弾作りの得意な子がおるんやて!?爆弾も花火も似たようなもんやし、花火作りも天才かもしれへんな。一度会うてみたいもんやわ。あっ、せやけど…子供に爆弾は危険やあらへん?モンドの人はなんも言わへんの?

早柚:あの子におうたら、うちに教えてくれへん?祭りに連れていきたいんや、それにお友達もぎょうさん紹介したろ思うて。いっつも気怠そうにしとるさかい、一緒に遊ぶ友達がおったら元気になるんちゃうかな?

→彼女は会うたびに「タヌキちゃん、お祭りで遊ばへん?」だのと言ってくるが、拙はタヌキなどではない。お祭りにも興味ない。行くことになったとしても、彼女の花火に合わせて忍術を披露するだけ。これが「終末番」の仕事とどう関係すると言うのだ!

トーマ:とにかく口達者なヤツや、あの口から出てくる言葉には必ず何らかの考えが込められとる。一見繋がりのなさそうな言葉でも、最後は上手いこと誘導されてまう。うーん…うちとは正反対の性格やさかい、困った時は彼に助けを求めることにするわ。

→「長野原花火屋」の店主のことかい?彼女はとても親しみやすくて、ストレートに話をするタイプなんだ。そうだ、彼女の家の花火も凄いよ、機会があったらたくさん見ておいた方がいい。ほら、割引券もあるから君にあげるよ。

北斗:稲妻が鎖国してからは、北斗姉ちゃんにずっと花火の運搬を頼んできたんや。で、そのお礼に船の形をしたおっきい花火を用意してビックリさせたろ思うて。「南十字武装船隊」が港を離れる時に、船員たちの目の前でその花火を打ち上げたんや。ほならみんな、船隊の船が飛んでったってびっくりしとったよ、あははっ!せやけど、北斗姉ちゃんはめっちゃ喜んどったで、贈りもんはこうでなくちゃって言うとった、へへへ。

八重神子:いつやったか神社の祭りで、宮司様のために手持ち花火を用意してくれって綾華ちゃんに頼まれたことがあったんや…せやけど、宮司様って祭りに出席するさかい、神社の境内に座りっきりやろ?宮司様がどうやって花火で遊ぶのか気になって、祭り中ずっと観察しとったんや。ほなら綾華ちゃんがうちのとこにきて、「宮司様、とても満足されておりました」って言うて…えっ?もう花火で遊んだん?ってなって…もしかして、うちが見とったのは宮司様やあらへんかったのかな?

→長野原の花火か、妾にとって一年のうちの数少ない楽しみでもある。聞いたところによると、先日、天領奉行で騒ぎを起こし、敷地内で花火を放ったそうじゃ。ふふっ、九条家の者はきっと怒りで顔を引きつらせておったじゃろうな。それをこの目で見ることができなかったのは実に残念じゃ。

雷電将軍:花火は将軍様が求める「永遠」から、いっちゃんかけ離れとるもんや。将軍様は刹那の光なんか稲妻になんの価値もないと思うとるはず。はぁ、「永遠」を握る者には分からへんのやろな。「刹那を生きる人」やからこそ、その刹那の甘美を胸に刻み込もうとしとることに。

→どなたのことでしょうか…ああ、花火職人の。刹那の幻像を創り、夏の幻想に酔いしれる人。彼女も我が民の一人です。
ん?天領奉行の領地で花火が上がっている?まさか彼女が?

関連NPC

今谷三郎:おや、宵宮の友達じゃないか、こっちへ来て座っていきなさい。
①様子を見に来た。
→おお、ありがとう。まさか私のことを思ってくれるとはね。
家にお菓子がある。食べていきなさい、以前宵宮が送ってくれたものだ。
たくさんあるから、女房とじゃあ食べきれないんだよ。

翔太:①何してるの?→成功したことある?→すごい具体的な罰だね。
→ふん、それが悪い奴らの結末だ!
宵宮姉ちゃんみたいないい人にならないと、褒められないって、神様はきっとみんなに知らせてくれる。
宵宮姉ちゃんは僕を笑わないし、小さな花火をくれるんだ。勉強してる時も励ましてくれる…僕にとって、宵宮姉ちゃんは家族以外で一番いい人なんだ!
角が生えた兄ちゃんみたいに、かるたで賭けを持ちかけてきて、お菓子を全部勝ち取っていくんだ…うう、僕のお菓子、元々多くないのに…

高美:社奉行代行…①あなたについて…→花火について…
→稲妻の花火といえば、「長野原花火屋」よ。聞いたことない?稲妻の中でも老舗の花火屋で、造りは一流。「長野原花火大会」もあそこが主催しているの。
私がまだ子供だった頃、両親と一緒に「長野原花火大会」に行ったことがあるの。あの輝きは一生忘れられいないわ。
あの時、心に決めたの。大きくなったら絶対に花火に関する仕事に就いて、稲妻の花火をテイワット中に広めるって。みんなにも、あの心を癒す輝きを見せたいの。
今航路が再開したし、宵宮さんも助けてくれるし、その願いは一歩一歩実現に近付いてるよ。
宵宮について…
宵宮さんは「長野原花火屋」の店長よ。経営能力の高さだけじゃなく、花火製作においても長野原先生の技術を継いでいる。
それに彼女はみんなの願いを聞いて、新しい花火を作ってくれるの。果てのない夜空全てを照らせるような特大花火は、宵宮さんにしか作れない。
私の願い、テイワット中に花火を広めるために、彼女は璃月の南十字船隊に頼んで、花火を国外まで運んでくれている。どうやったかは知らないけど…私は心の底から彼女のことを尊敬してるし、感謝してるの。

長野原龍之介:花火職人…おっと、宵宮の新しい友達か。今日は遊びに来たんか?
時間があったら花火を見に行けや、はははっ!→①花火について…
→店長?いや、俺はもう「長野原花火屋」の店長じゃないんや。
俺は年を取ったし、耳も悪くなっとる。せやから、この店はに任せたんや。
だが店の管理をしなくなっても、花火制作の技術は衰えていないぞ!うちの花火は質が高く、主催している「長野原花火大会」は稲妻人全員が知っておる。
俺の作る花火の模様と種類は、他では真似出来ないで!はははっ!
…②「長野原花火大会」」?
→うちのか…あいつは何を学んでもすぐに覚えてみせる。ただ少しおっちょこちょいで、面倒事をたくさん起こしてきた。
以前、社奉行に祭典用の花火を頼まれたんやが、誤って大火事を起して、消火隊をものすごく怒らせてしまってな…
当時、消火隊はお祭りでの花火を禁止しようとしていたくらいや。そんなこと言ったって…米なくしておにぎりはない、麺なくしてラーメンがないと同じ、花火は稲妻の生活に欠かせないものなんや。