トーマ

CV:森田成一

神里家の家司。稲妻で活躍する「顔役」でもある。優しくて親しみやすく、いつどこでも人々の輪に溶け込むことができる。一見すると気ままな性格に見えるが、実際はとても責任感が強い人物。仕事も人間関係も、非常に慎重な態度で取り組む。(公式HPより抜粋)

プロフィール

誕生日:1月9日
所属:社奉行
神の目:炎
命ノ星座:赤楯座
名刺:炎袖(えんしゅう)…真紅熾炎の鎧、炎彩の大袖。
神里家の家司。稲妻で活躍する「顔役」でもある。

キャラクター詳細

神里家におけるトーマの正式な役職は「家司」である。掃除や料理など、様々なことを担当するのが業務だ。
社奉行に顔を出すたび、トーマは様々な業務に追われることになる。何事もそつなくこなし、神里家の執事である古田も彼の能力を高く買っているようだ。
だが、トーマはほとんど社奉行にはおらず、他のところで内密に事を処理している。
たとえば社奉行が遭遇した問題を解決したり、当主に代わって情報収集したり、お嬢の願いを叶えたりなど。
そのような見えないところで、トーマは常に独自のやり方を通して、社奉行の影響力を世に広めている。

命ノ星座

★同袍の義理(どうほうのぎり)
★官吏の才知(かんりのさいち)
★揺るがぬ用心(ゆるがぬようじん)
★家臣の方策(かしんのほうさく)
★烈々たる野火(れつれつたるのび)
★燃え立つ誠心(もえたつせいしん)

天賦

★瞬破槍勢(しゅんはそうせい)
★烈炎侍立(れつえんじりつ):異郷からの訪問者である彼が生粋の稲妻槍術を習得するには、情熱の炎を灯す必要がある。そして、トーマの功績は「最速の習得」と「槍術の豪傑」に留まらなかった。「守護」を信念に掲げる彼は、防御の技術と甲冑の特性を自身の槍術に上手く取り入れたのだ。
★真紅熾炎の大鎧(しんくしえんのおおよろい):オレはあの時の約束を決して忘れない。この烈炎は決して消えない、そしてオレの大切な人を守り抜く。」
★重装甲冑(じゅうそうかっちゅう)
★進撃の烈炎(しんげきのれつえん)
★懸鯛狩り(かけだいがり)

神の目

モンドに住んでいた頃のトーマは、強い願いを特別抱いていたわけではない。
毎日、彼は早朝の太陽と花の新鮮な香りで目を覚ます。朝食の後は、ゆったりと街中を散歩したり、大自然の中を自由に散策したりした。
当時のトーマは、人は悠々自適に生きる幸せを享受すべきだと考えていた。そのまま、平穏な一生を送るのもよかったのかもしれない。
だが、この穏やかな考えは波にさらわれ、小舟で見知らぬ国に辿り着いた瞬間に消えてしまった。
ここでは、人の好意を受けなければ生きていけない。こうして、トーマに「恩返し」という思いが生まれた。
10年前、社奉行である神里家が勢力を失い始めた頃。
両親の死により、当主の継承権をめぐる争いに巻き込まれた神里綾人は、トーマにこう語った。
「稲妻の状況がはっきりしない今、神里家が直面する紛争は増える一方です。君は危機を察知できる人、巻き込まれたくないのなら、早めに帰ってください。」
神里家から多くの恩恵を受けてきたトーマが、このまま去っていいのだろうか。去ることを選べば、後悔と罪悪感を抱いたまま普通の生活に戻ることになる。
迫りくる嵐の中、トーマは海に浮かぶ葉のように迷った。
「今、去ってしまうと、忠誠心を捨てることになる。父さんは忠誠の大切さを教えてくれた…オレは若とお嬢のために、自分の役割を果たすべく、微力ながら最善を尽くしたい。今後、お二人が歩まれる道でオレは、必ずや助けとなりましょう。」
忠誠と義に燃えた意志は強い願望を生み出し、神の注意を引いた。
トーマの選択に呼応するかのように――運命の分かれ道となったこの夜、彼の傍らに炎のような、真っ赤に輝く「神の目」が現れた。

ストーリー

キャラクターストーリー1

トーマは生まれながらのお人好しだ。
要人であろうと巷の商人であろうと、トーマはいとも容易く会話の糸口を見つけ、陽気におしゃべりすることができる。
社交性に長けたトーマは顔も広い。稲妻に来たばかりの頃は、その洞察力とコミュニケーション能力を頼みの綱とし、様々な業界の人と出会ってきた。のちに、多くの人がトーマと懇意になりたいと名乗りを上げたほどである。
知り合いが増えれば、人脈が増えるのも至極当然のこと。トーマは彼らから様々な情報を得たり、彼らが気付かぬうちに社奉行へ利益をもたらす「取引」を行ったりした。
しかし、トーマはその人脈を私利私欲のために使ったり、社奉行の名義で他人に強要したりはしない。
幅広い人脈、正確な判断力、そして適切な手段。これらがあるからこそ、トーマは稲妻で名を馳せることができたのかもしれない。

キャラクターストーリー2

整った顔立ちに、明るい性格のトーマだが、意外にも可愛い動物相手には無防備になるようだ。
トーマは外出する時、動物用のおやつを常に持ち歩き、野良猫や野良犬を見かけると餌をやっている。
動物たちが食べ物を頬張る姿を見て、顔をほころばせるトーマ。
彼にとって、動物たちは自分と同じ、この世界を構成する一員なのだ。
人目のつかないところでも、精一杯生きようとしている。
生きている限り、必ずいいことがある…トーマは常にそう信じてきた。
たとえ今までに会ったことがなくとも、自分との出会いが彼らの幸せに繋がることを願っているのだ。

キャラクターストーリー3

神里家の家司として、家政に関して「全能」であるトーマ。
掃除、料理、裁縫、他にも園芸、看護、接待などいずれも軽々とこなす。
そんなトーマにとって、家政とは仕事や責務であるだけでなく、趣味でもあるようだ。
彼は部屋を新居のように磨き上げ、手すりにはホコリが一つも残らないようにする。綺麗に片付いた社奉行を前にすると、彼はとても幸せな気分になるのだ。
掃除をすることで達成感を得るためか、機会があれば箒やはたきを手に取り、目に付いた汚れを一掃する。
また、トーマは同僚の日頃の生活にも気を配っている。
とある冬の日、稲妻の気温が急に下がり、社奉行の護衛が見回り中に風邪を引いてしまったことがあった。数日後、その護衛はトーマの編んだセーターを貰ったのだ。
ちょうどいい大きさのセーターを見て、護衛は毎年冬になると母親から送られてきていた服のことを思い出した。だが母はもう高齢で、何年も服を送ってきていない。
故郷を懐かしんだ護衛は、長期休暇を取って家族と会うため帰省した。彼が帰ってきた日、トーマは故郷のお土産を渡される。それがきっかけとなり、二人は仲が良くなることとなった。

キャラクターストーリー4

トーマの父は稲妻人で、母はモンド人だ。
トーマはモンドで育ち、幼い頃からその自由気ままな雰囲気に慣れ親しんできた。その影響からか、トーマは誰とでもすぐに打ち解けることができる。
一方で、幼い頃から父親に教えられてきた「忠誠」という言葉も彼は大切にしていた。
父が稲妻に帰った後、モンドのお酒を飲めなくなった彼を心配して、トーマは蒲公英酒を積んだ船に一人乗り、稲妻へ向けて出港した。
だがその途中、大波によって船が転覆し、トーマは海に落ちてしまう。幸いなことに、彼は意識を失いながらも海を漂流し、稲妻の浜辺に辿り着くこととなった。
稲妻に着いた当時、トーマには何もなく、家族もいない。それでも楽観的に稲妻での生活を始めるトーマ。
しかし、どれだけ懸命に探しても、稲妻にいるはずの父を見つけることはできなかった。
そのもっとも辛く苦しい時に、トーマは稲妻で生涯「忠誠」を尽くせる人物と出会ったのだ。

キャラクターストーリー5

異国の血が流れているという理由で、トーマは稲妻人から「外の人」扱いされてきた。
奇異な目を向けられたり、根も葉もない噂話をされたりもしたが、トーマは何の不満も見せることなく、どんな質問にも笑顔で応じたという。
社奉行において、トーマはもっとも温厚な人物として認知されているが、外部の人間から見たら決してそうではない。
「トーマを怒らせるな!でないと、収拾がつかなくなる。」
いつの頃からか、そのような言葉が町には広まっていた。多くの人が、それを鵜呑みにして信じている。
トーマに関わったことで怖い思いをした人は、彼のことを聞くと恐怖がよみがえるらしい。
「普段は優しい顔をしているが、あいつには騙されるな!俺は社奉行からはした金を騙し取っただけなのに、あいつは…」
そう、社奉行の利益を害したり、神里兄妹を蔑ろにする輩がいたりした時、トーマは必ずその代償を払わせるのだ。
彼はこれを自分の責務と考え、誠意を尽くしている。だが、自分の功績を決して人には自慢せず、たとえ批判されても弁解はあまりしない。
「そんなの誰も気にしないよ。しかも、オレがどんな人間であろうと、知るべき人が知っていれば問題ない。」

古びたはたき(ふるびたはたき)

トーマが愛用するはたき。共にたくさんの「戦場」を経験してきた。
長く使いすぎたせいか、どんなに手入れしても古臭く、ホコリを被っている感じがする。それでも、トーマは捨てようとは思わない。
このはたきは、トーマが社奉行で初めて掃除を任された時にもらったもの。これを見ると、あの頃の大変な思いと、それでも楽しかった思い出がよみがえるのだ。
当時のトーマは、まだ掃除に対して特別な心得はなかった。経験不足から、夜遅くまで掃除や片付けに追われることも多々あった。
その時、彼の傍にいたのが夜空の月明かりと、夏夜の虫の声、そして梁を叩くはたきの音。
掃除といっても、その種類はさまざまである。簡単な掃除から、隅々まで行う大掃除まで、トーマはそのすべてを経験した。
最初はつまらない作業だと感じていたが、慣れてくると掃除をしている時のほうが落ち着いて物事を考えられるように感じた。
そのため、今でもトーマはこのはたきをよく使って仕事をしている。
目の前のホコリをはたきながら、トーマは頭の中にある霧も払った。

キャラクター関連

挨拶

●初めまして…:初めまして、異郷の旅人。君の名は前々から耳にしてたよ。アハハッ、もし君さえ良ければ、今日からオレは君の友達だ。
●世間話・奢り:ふむ…今度一緒に美味しいものを食べに行かないか。オレの奢りだ。
●世間話・心配:何かを忘れているような…庭の手入れはやったし、茶も煎じた…うむ…気のせいかもな。
●世間話・モラ:ここ最近使いすぎちゃって、もう10モラしかない…いや、まだ10モラもある!
●雨の日…:どうして急に雨が?大丈夫かい?オレの上着でしのごうか…?
●雷の日…:こんな天気の日は野外をうろつかない方がいい、打たれちゃうからね。
●雪の日…:雪の上を走るなよ、ハハッ、転んでも助けてあげないぞ。
●晴れの日…:いい天気だ、散歩に行かないかい?
●おはよう…:おはよう。時間があれば、オレと一緒に市場に行ってみないか?朝の野菜は一番瑞々しいんだ。
●こんにちは…:今日のお昼は緋櫻天ぷらに三色団子!ほら、君とパイモンの分もあるよ。それとお嬢と若のも…ってあれ、待てよ…自分の分を忘れてた…
●こんばんは…:早く行こう、この時間は市場の魚が安くなる。何か買いたいなら、オレが代わりに値切ってあげるよ。
●おやすみ…:うん、おやすみ。今日もお疲れ様。夜更かししないで早く寝ろよ。
●誕生日…:さあさあ、オレについて来て!君の誕生日はもちろん覚えてるよ。ほら、盛大なパーティーを準備したんだ。食べ物も飲み物もいっぱいあって、君の友達もたくさんいるよ。アハハッ、君が生まれた記念の日だからね、一人にはさせないよ!

自己紹介

●トーマ自身について・家司:お嬢も若も、最初はオレを家司にするつもりなんてなかった。オレは自分から志願したのさ!こういう仕事は凄く好きでね、すべてを整えることにやりがいを感じるんだ!みんなの反応から見るに…うん、きちんとやれているようだ。
●トーマ自身について・意味:住んでいる場所を綺麗に掃除し、配置を整え、そこに住むすべての人を笑顔にする…それが家司の存在する意味なんだ。まあ今は…君の家の分も一緒に頑張るよ。
●一人食について…:どうしてここで一人静かに食事をしてるんだい?ふむ…オレも一緒にいいかな?それとも、一人で食べたい?
●誓いについて…:もし君が「目狩り儀式」の時に将軍に立ち向かっていなかったら、オレはとっくに神の目と願いを失っていただろう。だからずっと考えてたんだ。君が身を挺してまで助けてくれた覚悟に応えるには、こうするしかないってね――
トーマは、己の武芸と忠誠を捧げ、全てを顧みず、君のために戦うと誓おう。
●「神の目」について…:神の目を手に入れたからには、きちんと大切にしなきゃ。オレは、こいつを失くしたくないんだ。
●シェアしたいこと…:オレの長年にわたる人付き合いの経験によれば、モンド人よりも稲妻人の方が礼儀に対して気を配っている。常に礼儀正しい態度を保てば、物事も一段とうまく運ぶようになる。
●興味のあること・狸:昔からずっと狸がどうやって変化するのか見てみたかったんだ。うわさでは、、狸は様々な物に姿を変えられ、道行く人をからかうらしい。とてもユーモアのある生き物だね。
●興味のあること・動物:小動物は好きかい?もし君も好きなら、今度郊外に連れていってあげるよ。オレが口笛を吹けば、きっと可愛らしい猫や犬が集まってきて、君の足にくっついて甘えるはずだ。アハハッ、考えるだけしくなってきたよ。
●トーマを知る・1:何かオレに手伝えることはあるかな?家の雑務や人付き合い、簡単に解決できるよ。ん?世間話…そうか、それならもう少し、腰を据えて取りかからないとね。
●トーマを知る・2:君には言ったことがあったよね?オレは稲妻で生まれ育ったわけじゃなく、モンドから船に乗って稲妻に来たんだ。ここの環境と習わしが気に入って、若とお嬢のような親切な人にも会えた。だから残ろうと思ったのさ。
●トーマを知る・3:もちろんオレも故郷が恋しくなる時はある。だから、離島にいる外国の商人たちのことは凄く理解できるんだ。オレも、彼らをできるだけ助けてあげようと思ってる。ただ唯一違うのは、彼らに稲妻へ溶け込もうとする気持ちはなく、通りすがりの客でしかないこと。ほとんどの稲妻人は、彼らを身内だとは思わないだろうね。
●トーマを知る・4:保守的な稲妻人にとって、外国人が奉行家の家臣をやるなんて、想像もできないことだろう。だから、オレも昔は歓迎されなかったんだ、ハハッ…あのお二方がオレを守ってくれなかったら、とっくに追い出されていただろうね。だから神里家の恩情に応えるために、オレもあの後、一生懸命努力してようやくみんなに受け入れられたのさ。
●トーマを知る・5:このことは君に言っても…大丈夫だろう。昔、すごく故郷に帰りたいと思った時期があったんだ。なんと言っても、やっぱりモンドこそオレの故郷だからね。だけど稲妻も…捨て去ることはできない。ほら、オレってたくさんの稲妻人から恵みを受けてるだろ――神里家にはオレの部屋がずっとある、それに家族じゃないのに本当の家族より親しいと思える人たちもたくさんいる。苦しい思いをしたこともあったけど、オレを助けてくれた人の方が多い。そうやって色々考えて、結局稲妻に残った方がいいと思ったんだ。もし本当にモンドが恋しくなったら…君と話をすればいいだろ?アハハッ、オレをしつこいと思わないでくれよ。
●趣味:最近は、怪談話を聞くのが好きなんだ。千変万化の妖怪は本当に不思議だよ。その前は、忍術にも興味があった。ん?三日坊主…?い、いや、違う!
●悩み:実は今、ほんっとうに困ってるんだ。今晩若が友人を招いて宴を開くから、オレも腕を振るってカニのバター添えを作る約束をしたんだけど…ここ数日、カニが全然買えない!まさか、直接水の中に入ってカニを捕まえるしかないのか?
●好きな食べ物:一番好きな食べ物はと聞かれたら、市井おでんしかない。大きな鍋いっぱいに煮込んで、みんなで一緒に食べるんだ。賑やかで楽しいよ。
●嫌いな食べ物:食べ物だと別にないけど、飲み物ならある…オレはお酒があまり飲めない。ハハ…笑わないでくれ、オレも自分が本当にモンド人か疑ったことがあるよ。でも…お酒は体に良くないからね、飲まないのも良いことだと思うよ。
●突破した感想・起:これで強くなれるのか?冗談だよな?まだ服の洗濯が終わってないんだ。
●突破した感想・承:なんだか…オレの心の中で炎が燃え滾ってる。
●突破した感想・転:強大な力を持った後は、何に使えばいいんだろうね?しっかり考えないと。
●突破した感想・結:オレを信頼してくれてありがとう。君が与えてくれた恩恵は、炎よりも温かいよ。アハハッ、安心してくれ、オレも自分のやりたいことを見つけたんだ。この力は堅牢な盾となり、君をずっと守る。

関連キャラクター

荒瀧一斗:あれは巷でうわさの怪人で、妖怪の血を引いていると聞く。彼に会ったことはあるかい?知り合いなら、ぜひオレに紹介してくれ。友達を作るのはいいことだよ…たとえ妖怪の友達でもね!

→野郎どもから聞いたんだが、百個目の神の眼をはめ込む目狩り儀式の主役はあいつらしいな?なんであいつには専用の儀式があるんだ?まさか、百個目の神の目は、それ以外の九十九個よりも凄いのか?いや待てよ、だったら百個目は俺様のはずだろ!

エウルア:君はエウルア・ローレンスにも会ったことがあるのか?オレが知ってるのは、あの一族の人間が性悪で関わらない方がいいということだけ。ああ、君とこんなことを話していると、またモンドの思い出がよみがえってくる…いいなぁ。

神里綾華:お嬢は知識が豊富で考えも合理的、それに親切で優しく威厳もある。だが…素直じゃない。そうだ、今度話をする時、もしお嬢が何か話したくて躊躇していたら、もっと積極的に考えを聞き出してみてくれ。

→トーマは私の大切な友人です。彼の明るさと陽気さにはいつも感化されてきました。ある意味、彼はもう一人の兄のような存在で、すでに「神里家」の一員だとも思っています。

神里綾人:若も本当に大変だ。情勢は移ろいやすく、人心は落ち着かず、同業の中には腐敗したろくでなしも多いと来た。考えただけでも頭が痛い。オレにできるのは、生活方面で手助けをしてあげることだけだ。

→トーマの神里家に対する忠誠心は確かです。昔、終わりのない争いに巻き込まれたくなければ、早くここを離れたほうがいいと言って、どのような反応をするか試したことがあります。それでもトーマはこの地に留まり、神里家と共に歩んできてくれました。このご時世、絶対の信頼を寄せられる人は少なくなってしまいましたが、トーマは間違いなくその内の一人です。

九条裟羅←天領奉行配下の将領…ふむ…彼女と交渉する時は十二分に注意を払わなければならない。彼女は実権を握っている上、考えが固執しているところもある。おちゃらけた態度が通用するような相手じゃない。

→「天領奉行」の屋敷はとても大きい。トーマのように優秀な家司がいれば、屋敷内の煩わしい事務も上手く片付くんだがな。もし彼が神里家に仕えたくないと思う日が来れば、ここへ来て手伝ってもらいたいものだ…だが、そんな日が来ることはないだろうな。

早柚:はぁ、早柚は頑固すぎる。何度頼んでも、忍術をオレに教えてくれない。それどころか最近は、わざとオレを避けてる…ただ弟子入りしたいだけなのに、オレがしつこすぎるのか?

→神の目を持ってるくせに、やつは毎回のように忍術を学びたいとしつこく懇願してくる。理解できぬ。睡眠時間を削ってまで教えるなんて…時間がもったいない。

鹿野院平蔵:うん、彼は天領奉行に属している「探偵」だね。自分の道を歩み、人とあまり関わり合いを持たない。それと、探偵が必要な場面とは、大抵が良くないことだ。アハハッ、やっぱりオレは、嵐の中心から距離を置いた方がよさそうだね。

ジン:グンヒルド家のジンさんが西風騎士団の団長に?確かに適した人選だ。彼女が優秀なのはみんな知ってるからね…ん?まだ代理団長?アハハッ、肩書きなんてどうでもいいことだよ。

北斗:「南十字」船隊の姉御は本当に壮快な人なんだ。彼女は昔、オレに約束してくれた。オレを遠い外海まで連れていき、すべてを遮る雷雨がどんなものか見せてくれると。ただ残念なことに、その機会はまだ訪れていない…

八重神子:神子様?ど、どうしていきなり彼女のことを?普段お嬢から伝言を頼まれる時、一番行きたくないのが鳴神大社なんだ。いや、その…決して神子様のオーラが怖いんじゃなくて、えっと…その…畏敬の念!…畏敬の念だから!アハハハ…

宵宮:「長野原花火屋」の店主のことかい?彼女はとても親しみやすくて、ストレートに話をするタイプなんだ。そうだ、彼女の家の花火も凄いよ、機会があったらたくさん見ておいた方がいい。ほら、割引券もあるから君にあげるよ。

→とにかく口達者なヤツや、あの口から出てくる言葉には必ず何らかの考えが込められとる。一見繋がりのなさそうな言葉でも、最後は上手いこと誘導されてまう。うーん…うちとは正反対の性格やさかい、困った時は彼に助けを求めることにするわ。

雷電将軍・比較:オレの故郷モンドでは、ほとんどの人が風神バルバトス様を敬っている。しかし稲妻人の将軍様に対する態度は違う。なんと言うか…敬愛と感謝以外に、恐れもあるように思う。

未知:正直、オレは将軍様に恨みなんてない。あのお方はオレの神の目を奪おうとしたとはいえ、それは将軍様が特殊な立場だったからだ。立場の違いというのは、決して珍しいことじゃない。

→彼の神の目を奪いそうになったことは、私に責任がまったくないというわけではありません。しかし、謝罪でしたら、やはり将軍に行かせたほうがいいでしょう…まあ、私も反省はしますが。

関連NPC

上杉:同心…①あなたは?→①平和は嫌いなの?
→あ、そうではなくて…住民が平和に過ごせているのはもちろんいいことですが、平和な世の中にも事件は起こるものです。
たまに、公務で外出する神里家の居候や、事件を調査している探偵所の龍二を見かけます。彼らに比べて、奉行所のダラダラしている雰囲気は、なんだか良くないと思います。
奉行所の同心として、皆さんのために全力を尽くすべきだと思います。
なので、時には龍二たちと共に事件を調査することもあります。事件を解決したときの達成感は、奉行所では味わえません。

戸田:巫女…①あなたは…→神里家について…
→今の神里家は、主に奉行様である神里綾人様が社奉行の全てを取り仕切っているの。綾華さまは府中の事務を任せられているわ。
稲妻の三奉行の関係は複雑で、社奉行はその中で一番争いが少ないけど、すごく忙しい奉行なの。
だから、公務で忙しい神里様はほとんど府内にはいない。神里家に用事があるなら、綾華さまかトーマさんに相談した方が早いわね。

平塚:①あなたは…→②世間話?
→うん、神里家の人と仕事をする時は、みんなで話をしたりするの。人脈を広げるのはいいことだからね。
だからたまに、神里家に関する噂も聞くんだ。
トーマさんは、奉行様に会う時に緊張するらしいよ。奉行様がいつも、彼におかしな料理を食べさせたりするから…
まさかあんなに仕事が出来る奉行様に、こんな一面があったなんてね…

平野:社奉行代行…①ここは…
→ここは社奉行神里家の屋敷で、奉行様の仕事場でもあります。通常、一般の方が入ることはできません。
しかしあなたは神里さまのお客さんでしたよね…どうそお入りください。
…①それで警備は大丈夫なの…
→あっ、これは…コホンッ、確かにおっしゃる通りですね。神里家の屋敷の護衛として、このように警戒を怠るべきではありませんでした。
私は、天領奉行に友人がいます。「目狩り令」の影響を受け、人々から報復されるのではないかと、常に緊張していると言っていました。
それを含めて考えてみれば、敵の多い他の二つの奉行とは違い、争いのない神里家の方がよっぽど安全ですね。
それに、トーマさんが非常に頼りになる人なので、心の底から安心しきっていました。あはは…
……①トーマについて…
→トーマさんが神里家に来てから、外国人という身分のせいで疑われることもあったそうです。
しかし私が見るに、トーマさんはしっかりしていて、友好的で、とても頼りになる人です。
何と言っても、奉行様と神里さまの頼れる助手ですので!

古田:①あなたは…
→今はもう年を取りましたが、昔は宮司様のそばに仕えたことがあるんですよ…
私と旧友の中西は、前々代奉行様がいた時から神里家に仕えてきました。
年を取ってからは、手足がまともに動かなくなってしまい、引退しました。
…お嬢様が私のことを気にかけてくれたおかげで、今でもこの屋敷で使用人として働けています。
春ちゃんもトーマさんを見習ってお家管理のコツを学んでくれれば、私も安心出来るんですがね…
…①お家管理?
→ええ、お家の管理や家事の類で、トーマさんの右に出る者はいません。
庭園の手入れや、調度品の収納、料理や服の修繕、トーマさんはそれらをあっという間に終わらせることが出来るんです。
ただ残念なことに、トーマさんは奉行様と神里さまに仕えている身なので、家事の全てをこなせるわけではありません。
彼がいたら、神里家の使用人はやることがなくなってしますよ、ほほほっ…