魔神任務 第一章

第一章 第一幕 浮世浮生千岩間(ふせいふじょうせんがんかん)

★迎仙(げいせん):璃月の海辺には岩の都市「璃月港」がある。この都市と璃月全体を守っているは岩神、または「岩王帝君」と呼ばれているモラクスである。璃月港に着くと、ちょうど年に一度の「七星迎仙儀式」の日だった。毎年この日になると、岩王帝君は璃月の経営方針についての神託を下す。

ウェンティからの助言を受け、モンドの隣国である璃月の中心都市「璃月港」にやって来た旅人とパイモン。早速、「七星迎仙儀式」について住人に訊ねることにした。モラクスと呼ぶのは璃月では不敬に当たるようなので「岩王帝君」と呼ぶようにと忠告を受ける。

璃月港の観海から「玉京台」を目指すように言われる。また、「希古居」の店主琳琅からは「璃月七星」について教えてもらえた。「璃月七星」は璃月の実質的管理者だが、それは外国からみた場合で、真の管理者は「岩王帝君」だという。商人の博来は「岩王帝君」や、「璃月七星」の一人「天権」凝光についての話を聞くことができた。

玉京台にたどり着いた旅人とパイモン。迎仙儀式の日に願い事をすると叶うらしい。商人の長順とスネージナヤ出身の旅商人イヴァノヴィチの話を聞きながら、家族との再会と岩神から情報を得られることを静かに願う旅人。

「天権」凝光の指示の元、儀式は予定通りに始まった。しかし、儀式の中で現れた仙人は、生気が失われていた。群衆は混乱に陥り、凝光は急いで状況を確認すると「帝君が殺害された」この場を封鎖しろ!」と驚くべき言葉を残した。

岩神が死んだ事に驚きを隠せない二人。「千岩軍」が怪しい人物の取り調べを開始している。旅人も現場近くにいた不審者に該当する。急いでその場から離れる二人。

千岩軍の監視を避けながら進むが、結局見つかってしまう。窮地に立たされたその時、謎の人物に助けられ、千岩軍の追跡から逃れることができた。

謎の人物はタルタリヤ。「公子」というコードネームを持つファデュイの執行官だった。警戒する旅人とパイモンだが、タルタリヤは旅人たちを助けに来たと言う。モンドでの一件から旅人たちをマークしていたタルタリヤ。だからこそ迎仙儀式では何もしていない事を証言できる。しかし、ファデュイの証言は誰も信用してくれないとも嘆く。「犯人」の疑いを晴らしたいなら「北国銀行」に来てもらう必要があるとの事。璃月には「壁に耳あり」ということわざがあるので同じ場所に留まり続けるのは良くないとの事だった。

北国銀行はスネージナヤが璃月に開設した銀行だった。タルタリヤは「絶雲の間」にいる「三眼五顕仙人」に会いに行くように旅人たちに助言した。璃月七星は岩神殺害の現場を封鎖し調査をした。儀式を見たものの中から犯人を捜そうとしたからだ。しかし、岩神は武神でもある。その辺の凡人が犯人とは考えにくい。普通に考えれば璃月七星も同様の答えにたどり着くはずだった。璃月七星は何かを隠しているのは間違いないようだ。故に璃月七星の死者よりも早く「三眼五顕仙人」に真実を伝えるようにとの事だった。その為の印をタルタリヤは旅人に渡した。

★驚き(おどろき):儀式が始まり、仙人は約束通りに降臨したが、雲が散った後、香案に落ち供物をひっくり返したのは、生気のない体だった。現場は混乱に陥り、七星は刺客を捕獲すると命令を下した。疑いをかけられたあなたが急いで現場から逃げる途中、ファデュイの執行官「公子」が助けに入った。彼の指示に従い、あなたは仙人たちが暮らしている「絶雲の間」に行くことになった…

絶雲の間で、削月築陽真君に会う旅人。旅人がタルタリヤからもらった「禁忌滅却の札」を見ると話を聞いてくれるようだった。しかし、そこに千岩軍の追手が現れる。千岩軍を撃退することに。

改めて削月築陽真君に玉京台で起きた事を伝える旅人。削月築陽真君は嘆き、怒りを表れにした。そして、旅人が濡れ衣を着せられていることも理解してくれた。その上で、他の仙人たち、理水畳山真君、留雲借風真君、そして望舒旅館にいる降魔大聖の護法夜叉に自分の言葉を伝えるように旅人に話した。

★望舒(ぼうじょ):絶雲の間で遭遇した仙人「削月築陽真君」が印となる物を見て、あなたを千岩軍から守ってくれた。神の死との無実を知った「削月築陽真君」は七星に失望し、神を殺した真犯人は七星だと判断した。その伝言を伝えるために、あなたは隠居した仙人たちを訪ねる。

望舒旅館に着いた旅人とパイモン。一通り探してみたが仙人の姿はなかった。途方に暮れていたその時、降魔大聖の護法夜叉である趙が姿を現した。

旅人の持つ「禁忌滅却の札」を見て、意味深な言葉を残すと最後に「ここを去れ」と言い離れていった。

どうすれば趙と話が出来るか望舒旅館の女将ヴェル・ゴレットに訊ねてみた旅人。ヴェル・ゴレットによれば趙が自ら誰かと会うのは珍しい事で、あれで機嫌が良いと言う。ヴェル・ゴレットは「仙人」について教えてくれた。また「女将」ではなく「オーナー」のようだ。趙の機嫌を取るために、望舒旅館の料理人に杏仁豆腐を作ってもらい、そして旅人の得意料理も用意するように助言してくれた。杏仁豆腐は趙の好物のようだ。旅人は得意料理に満足サラダを作ることにした。

美味しそうな満足サラダを作ったので、望舒旅館の料理人に杏仁豆腐を作ってもらおうと、言笑の元に向かった旅人。だが、言笑はキッチンで幽霊を見たようで、料理を作れる状況ではないようだ。

キッチンを確認すると、細々とした魂が目の前を横切った。どうやら本当に幽霊がいるようだ。

言笑に状況を伝えると、より怯えてしまった様子。どうしようもできないのでヴェル・ゴレットに助けを求めることにした。

ヴェル・ゴレットは幽霊の存在は怖くないようだ。そもそも仙人の存在も知っていた様子。只者ではないようだ。ヴェル・ゴレットは幽霊にもう人を脅かすのはやめるように言ってきてほしいとお願いしてきた。望舒旅館の掛け軸に描かれた「降魔印」が旅館の周りで完全に見える場所があるとの事だった。

完全な降魔印が見える場所を確認すると、あの時の幽霊が姿を現した。幽霊はその場から逃げ出したので追いかけることに。

追いかけた先で遺跡ハンターを討伐。不思議な歌を歌う冥ちゃんに、人を脅かすのをやめるように伝える旅人とパイモン。冥ちゃんは旅人がまた遊んでくれることを条件にイタズラしないことを約束してくれた。

冥ちゃんと約束した事を言笑に伝えると、安心した様子で旅人に感謝の意を示した。そして、最高の杏仁豆腐を作ってくれた。

改めて趙の元を訪ねる旅人。趙が杏仁豆腐と満足サラダを食べている間に、玉京台で起きた出来事を伝えた。岩王帝君に起きた事に驚きを隠せない趙。少し考えた後に、削月、理水、留雲の3人の仙人に会ってくるという。そして、冥ちゃんは趙が妖魔退治の際に遭遇した霊で、「オーナー」と「支配人」に世話を頼んだことを教えてくれた。

★畳山(じょうざん):「削月築陽真君」の言葉に従い、「理水畳山真君」に会うために「琥牢山」に来た。

琥牢山で仙人に慈悲を乞う、李丁を発見。琥牢山の琥珀にある宝目当てでやってきたが、兄弟が琥珀に喰われてしまったという。旅人を仙人の使いと勘違いしている李丁。とりあえず兄弟を助けることに。

大きな琥珀を壊して李当の救助に成功する旅人。仙人の敷地でこれ以上うるさくはできないと兄弟は去っていった。そこに理水畳山真君が現れる。どうやら、李当を閉じ込めたのは理水畳山真君だったようだ。

勝手に賊を逃がした旅人たちに怒っている様子の理水畳山真君だが、削月築陽真君に言われてきた事と「禁忌滅却の札」を見せたことで話を聞いてくれることになった。

岩王帝君暗殺に驚き、そして嘆く理水畳山真君。琥牢山の雑事を処理したら、他の仙人に会いに行くという。そして、李当を閉じ込めていた琥珀「踱山葵」について教えてくれた。

★留雲(りゅううん):「削月築陽真君」の言葉に従い、「留雲借風真君」に会うために「奥蔵山」に来た。

「奥蔵山の山頂には、石のテーブルの上に食器と酒壺がたくさんあった。椅子にはそれぞれ「此処に留雲が居る」、「此処に帰終が座る」、「此処を帝君が借りた」とある。パイモンがここが「留雲借風真君」が他の仙人と食事をする場所だと推測。仙人の好物を作れば、「留雲借風真君」の気を引けるかもしれない。周りを捜索することに。

周辺で誰かが調理をした痕跡を発見。キンギョソウ、ハスの花托、豆腐といった使い残しの食材があった。近くにノートがあった。調理された料理は「真珠翡翠白玉湯」だ。

別の場所でも誰かが調理した痕跡を発見。小麦粉が地面に散乱していた。鍋の中には肉が入っている。「肉類」と「小麦粉」を使う料理のようだ。地面に落ちている紙が料理と関係あるかもしれない。調理された料理は「モラミート」だ。

最後に綺麗に片付いた、誰かが調理をしていた痕跡を発見。食材は「松茸」と「獣肉」。レシピも置いてあった。調理された料理は「松茸の肉巻き」だ。

完璧な出来の料理を料理し、奉納した。すると、「留雲借風真君」の声が聞こえる。敬虔な心に免じて会う機会を作ってくれるようだ。仙境に挑戦することになった。

「留雲借風真君」に面会。彼女は人と仙人と接するのが億劫で、静寂を求めた結果、仙境の仕掛けを作ったという。旅人は璃月港で起きた出来事を話した。

岩王帝君暗殺に激昂する「留雲借風真君」。璃月港の鎮圧もやむを得ないと物騒な事を言うが本気のようだ。璃月港を「鎮圧」ではなく守って欲しいと伝えるパイモン。「契約」に従って協力を求める旅人に対して、岩王帝君が死んだ今「契約」も皮肉でしかないというが、「契約」を無視することは出来ない。また、旅人が「禁忌滅却の札」を持っている。他の仙人と会って真偽を確かめ、行動することを約束してくれた。

★塵に返る(ちりにかえる):仙人たちを訪問し、削月築陽真君の依頼を果たしたあなたは、璃月港に戻り「公子」を探す。そして彼から、神の死に対しての「璃月七星」の反応が興味深いものだったと聞いた。

タルタリヤと合流。削月築陽真君、理水畳山真君、留雲借風真君、降魔大聖に会ったことを伝える。「ファデュイ」でも把握していない仙人もいるようだ。タルタリヤは璃月七星が、真犯人が捕まらない限り「仙祖の亡骸」を目にすることは許さないと、公言したという。璃月の通説では、岩王帝君も仙人であり、祖と呼ばれる。全ての「三眼五顕仙人」は、過去に璃月を守る契約を結んでいるという。璃月を管理する七星に問題があれば、それを非難する資格を有しているのだ。岩神の魂が天に召されたとして、その亡骸をなぜ七星が隠そうとするのか、どう考えても裏があるだろう。このまま璃月七星が岩王帝君の亡骸を隠すなら、旅人とパイモンの目的は果たせない。タルタリヤは理由を聞いてきたが、もちろん教えることはなかった。タルタリヤは今回に限っては旅人たちを助けることができるという。時間はいるが、この行き詰った状況を打破してくれる人を見つけてくるという。再会するまで生きているように、という言葉を残しタルタリヤはその場を去っていった。

第一章 第二幕 久遠の体との別れ(くおんのからだとのわかれ)

★往生(おうじょう):仙人を訪ねた後。あなたは岩神の仙体が「璃月七星」に隠されたことを知った。状況を打破してくれる人を見つけてくれると約束した「公子」に会うため、あなたは再び「北国銀行」へ向かう…

北国銀行の受付であるエカテリーナは、「公子」が約束を果たしたという伝言を授かっていた。本人は「琉璃亭」にいるとの事。

「琉璃亭」の前でタルタリヤと合流。中で待っていたのは「往生堂」の客卿である鍾離だった。パイモンは鍾離を裏世界の人間だと思っていたようだが、「往生堂」とは葬儀業者だった。鍾離は岩王帝君の仙体に合わせられるという。鍾離は仙人を迎える迎仙儀式が盛大に行われている反面、去った仙人を送る送仙儀式が放置されている事を「往生堂」は気にしているという。岩神を送る儀式の準備を手伝ってほしいという。タルタリヤも、「天権」凝光が仙体を見ることを禁じた今、無事に七神を訪ねたいのなら、この方法しか残っていないという。「送仙儀式」に参加することだけが、唯一の方法のようだ。旅人は鍾離に協力することにした。

タルタリヤを残し、鍾離と行動を開始する旅人とパイモン。鍾離は「送仙儀式」を準備する過程も、旅の一部となり、見聞を広めることになるという。璃月は七国で最も繁栄している国であり、神の鎮座や七国の統治がある為ファデュイの外交手段の多くは通用しない。だからこそ「公子」が「往生堂」の力を借りたのだろうと鍾離は推測している。ファデュイの目的は何であれ、鍾離にとっては資金援助するだけの存在だという。「公子」から渡された最初の資金は高額だ。まずは神に釣り合う最高品質の「夜泊石」を見つけに行くことに。

★月を指す(つきをさす):「公子」が紹介してくれたのは「往生堂」の客卿、鍾離だ。岩神と再会するため、あなたは彼と共に「送仙儀式」を準備することにした。

石商の運営する鉱石屋「解翠行」に来た旅人たち。「燭照」級の夜泊石が必要だと告げると、石商は三つの夜泊石を持ち出してきた。三つの夜泊石は見た目は全て綺麗だが、判別がつかない。鍾離に意見を求めると、答えは「全て買う」というものだった。パイモンが慌てて止めに入る。儀式に必要なのは一つなので全て買うのはモラの無駄。鍾離はモラに対して独自の考えを持っているようだ。パイモンは鍾離の言うことにさっぱりの様子。お金持ちの気配を漂わせる鍾離。改めて夜泊石について教えてくれた鍾離。品質のいい夜泊石は炎元素と相性がよく、高温の環境下で強く光り、青い鉱石こそが、品質の良いものだという。

鍾離からの情報を得て「解翠行」に戻った旅人たち。石商から夜泊石のとても薄いサンプルをもらった。薄くはあるが、これで鍾離は問題ないという。「炎」で温度を上げながら、「水」元素の力で石を守れば、サンプルが一瞬で灰になる事はないとの事だ。実験できる場所はモンドのダダウパの谷にある「好肉族」のヒルチャールの拠点。そこに巨大な鍋がある。さっそく向かうことに。

鍾離はモンドに来たことがあるようだ。

ダダウパの谷の大鍋にやってきた。残っているスープが「水」元素の代わりになりそうだ。早速、実験を開始することに。「炎」で鍋を加熱すると「1番の夜泊石」が光り輝く。それに引き寄せられるようにヒルチャールがやって来た。

ヒルチャールを撃退し、実験を続ける。「2番の夜泊石」も輝きを放つ。またヒルチャールがやってきた。食べ物を無駄にしたことを怒っているようだ。

「3番の夜泊石」の輝きは他の2つに比べて眩しかった。これが高品質に違いない。「解翠行」に戻る事に。

3番の夜泊石を買おうとした時、石商が何故上質な夜泊石が必要なのか尋ねてきた。「岩王帝君」の「送仙儀式」のためだと伝えると、代々岩王帝君の加護を受けてきたことを語り、夜泊石を半額で売ってくれた。岩王帝君の加護が無ければ、今の「貿易の港」は無かったという。商人としてそれで儲けようだなんて思えないとの事だった。話も終わり鍾離は支払いをせずに、その場を去ろうとした。半値であってタダではない。しかし、なんと鍾離は手持ちのモラがないという。「公子」からもらった資金で何とか夜泊石を買うことができた。次は玉京台にそれを持っていくという。しかし、「公子」にまた資金をもらわなければならない。

玉京台に「夜泊石」を置いた。後は、宝石の加工職人に頼むようだ。「送仙儀式」の場所は「迎仙儀式」と同じ場所だった。パイモンは絶雲の間から戻ってきてから、千岩軍に狙われなくなっていることに気が付く。鍾離が言うには「璃月七星」は犯人の心当たりがある、もしくは犯人への手がかりを全て揃えたようだ。この儀式が行われるまで「仙祖の亡骸」は璃月の造幣局「黄金屋」に隠されているという。「送仙儀式」は七星から黙認されているので、内部事情に一部精通しているのだとか。璃月七星、ファデュイそれぞれに思惑があるようだが、「契約」の神が治めた璃月では、「契約」だけが裏切らないと鍾離が言う。次に香膏の用意にとりかかるという。「霓裳花」が必要で、やはり品質は特別なものが必要だという。商人から材料を買いにいくことに。

★香り(かおり):鍾離は神殺しには関心がなく、璃月の伝統だけを重要視している。儀式に必要な夜泊石を選んだ後、あなたたちは香膏の準備に取り掛かった。

霓裳花を購入するため、博来の店を訪ねた。鍾離の霓裳花に対する知識に博来は驚いていた。博来の用意した「金屋蔵嬌」「山の花錦」「縹渺たる仙緑」をまたもや全部買おうとする鍾離。しかし鍾離はこれまたモラを持っていなかった。旅人たちのやり取りを聞いていた博来が、霓裳花を岩王帝君に捧げるのかと尋ねてきた。博来もまた岩王帝君に対する深い敬意を持っていた。霓裳花は博来からの気持ちということでモラはいらないと言ってきた。こうして霓裳花を入手できた。

次に香膏の作成についてだ。鍾離の知り合いに香膏を作れる人物はいないとのことだが、璃月の普通の家庭の女性であれば作れるかもしれないとの事。一旦、鍾離と別れ、いい香りのする女性を探すことになった。

まずは冒険者協会に作れる人がいるかもしれないので、璃月支部の会長である嵐姉に訊ねてみることにした。嵐姉からいい香りがしていたが、先ほど摘んだ「清心」の香りだった。嵐姉が占い師の綺命を訪ねてはという助言をくれた。

綺命に香りについて訊ねてみた。どうやら化粧品の香りのようで、綺命は香膏は使用していないとの事だった。綺命が香膏なら、春香窯の「鶯の手作り香膏」が有名だという情報をくれた。

鶯の下を訪れると、既に旅人とパイモンが香膏を「狙っている」という話が広まっている様で待ちくたびれていたという。旅人が3つの霓裳花を使って香膏を作って欲しいというと「欲張り」だと言われる。岩王帝君に捧げることを伝えるが、鶯はどうやら何か勘違いをしているようだ。何だかんだで香膏は作ってもらえるようなので、「万民堂」のキッチンを借りることになった。

「万民堂」で鶯と合流し、助手を務める事になった。まずは水を汲みにいく。次に霓裳花からオイルを抽出することに。やり方を教えてもらったので、合成台で霓裳花オイルを作成した。オイルを鶯に渡し、鶯の指導のもと、香膏を作り上げた。旅人はかなり筋が良いという。鶯はそれぞれの香膏について説明してくれた。一つ目は、甘くて夢にあふれた感じ、若い女の子が好きな香り。二つ目は高貴なイメージがあって、お金持ちのお嬢さんが気に入ってくれる。三つめは優しい香りだが長持ち、ほんのりスモーキーさを感じさせ、大人の女性に受けが良いとのことだ。最後まで鶯は勘違いをしていたが、香膏を入手することができた。

鍾離と合流するために、七天神像の前に来た。鍾離は神像を黙ってみていた。香膏を持ってきたことを伝えると、七天神像に捧げるように旅人に提案した。3つ目の香膏を捧げた時、神像が反応示した。どうやら「岩王帝君」が気に入ったようだ。「岩王帝君」の化身は多く存在するので、その中の一つは「お姉さん」なのかもしない。鍾離は改めて、神殺しの犯人捜しは置いておいて、「岩王帝君」へ贈る品の準備に集中するよう旅人とパイモンに告げた。次は「洗塵の鈴」を借りて来てほしいとの事だった。玉京台にいるピンばあやという人物が保管しているとの事。鍾離は同行しないようだが、少し様子が変だった。

★壺の中(つぼのなか):岩王帝君お気に入りの香膏を選んだ後、鍾離は友人であるピンばあやから「洗塵の鈴」を借りてほしいと頼んできた。鍾離は友人に会いたくないようだ…

玉京台でピンばあやを発見。彼女は散ってしまった「琉璃百合」を見ていた。琉璃百合は人の感情がわかる花といわれており、笑い声や楽しそうな声を聞けば美しく咲き、逆に良くないことを聞くとすぐに枯れてしまう。それは琉璃百合が今の璃月の現状を感じ取っていることを意味する。ファデュイの陰謀や「海にいるあれ」、璃月七星の自作自演などでたらめな噂話がマッチの山に付いた火のように燃え広がっているのだ。改めて、ピンばあやに「洗塵の鈴」を借りに来たことを話した。ピンばあやが若い頃に貰ったもののようで、誰かが借りに来たら、必ず渡してほしいと言付けを受けていた。ピンばあやは探すのに時間がかかるとのことだったので、代わりに探すことを申し出た旅人。しかし、ピンばあやは一つの壺を取り出し、荷物は全てこの中にあると言ってきた。半信半疑で壺の中を覗くと、壺の中には空間が広がっていた。その奥で「洗塵の鈴」を入手した。

壺の中から出た後、ピンばあやに「仙人」なのかと尋ねると、他人から言われたのは久しぶりだと応えた。ピンばあやは「犯人探し」ばかりして「送仙儀式」を疎かにするなぞ本末転倒。鈴を借りに来た者が現れたのは、旧友の誰かが耐え切れなくなって、立ち上がったからだろうと続けた。最後にピンばあやは使いを頼んだ人に、「時間があったら、お茶をしに来てほしい。ばあやの持ち物は少ないが、急須くらいは持っておる」との伝言を旅人に言づけた。

鍾離と合流し、香膏と洗塵の鈴を捧げた。鍾離とピンばあやは知り合いだった。ピンばあやからの伝言を伝えると、笑いながら時間があったら、いい茶葉を持って彼女に会いに行くとの事だった。最後に儀式の必要なものは「凧」との事のなので凧を買いに行くことになった。

★市場(いちば):出会ったピンばあやという老人は仙人だった。彼女の住処である「壺洞天」を離れた後、あなたたちはチ虎岩の市場で次の準備に取り掛かる。

チ虎岩でおもちゃを売っている山ばあやの下を訪ねた旅人たち。「凧」は予め鍾離が頼んでいた。今の時期に凧を購入する客は珍しいが、山ばあやはその用途を理解しているようだった。「送仙儀式」に使用する7枚の凧は七神を象徴するものだった。風神に捧げる模様は「自由」に岩神に捧げる模様は「契約」通りに描いたという。岩神の模様は「黄金屋」でも見ることだできるという。「黄金屋」という言葉を口にするパイモンに、警戒を促す旅人。雷神には「永遠」、水神には「正義」、炎神には「戦争」、それぞれの神を象徴していたが氷神については鍾離は言葉を濁している様だった。代金支払でまたモラがないパターンになるかと思いきや、そこにタルタリヤが姿を現した。支払いは彼がしてくれるようだ。タルタリヤは偶然通りがかっただけという。鍾離は支払いの際には、値段も見ないし財布の中身も見ない。しかし、金銭の価値を理解していて世間の人々の苦しみも理解している。「貧乏」というものが分からず、鍾離自身がそうなりえる可能性をわかっていないとタルタリヤは鍾離を評した。次に「送仙儀式」の為の労働者を雇う必要があるという鍾離。タルタリヤから賃金分の資金をもらい労働者を雇いに埠頭に向かう事にした。去っていく旅人たちを見て、タルタリヤは「偶然」ではないことを示唆していた。

「送仙儀式」に必要な労働者を3名雇い、タルタリヤの下に戻った旅人。タルタリヤは残ったモラは返さなくていいという。さらに、ある情報をくれたら「北国銀行」の金庫を30分間開放するとも言ってきた。話に喰いつくパイモンだが、旅人は冷静に断った。「ファデュイ」が狙っているものはモンドでウェンティが奪われた「神の心」。その情報こそが「ある情報」なのだ。気まずい空気が漂う。そこに鍾離が現れ、次の目的である「永生香」のために「不卜蘆」に行くと言ってきた。鍾離も気まずい空気を感じ取っていたが、タルタリヤがその場を去ったことで事なきをえた。

★帰終(きしゅう)

★招待(しょうたい)

第一章 第三幕 迫る客星(せまるかくせい)

★浮城(ふじょう)

★璣衝(きしょう)

★孤高(ここう)

★離心(りしん)

★回天(かいてん)

★送仙(そうせん)

第一章 第四幕 俺たちはいずれ再会する(おれたちはいずれさいかいする)

★望まれない供犠(のぞまれないきょうぎ):甘雨と嵐姉から、モンドと璃月の宝盗団が手を組んで「アビス教団」と関わっている遺跡に手を出そうと企んでいる事を知った旅人。この件の調査を引き受けることに。

「南の長姉」と「北の怪鳥」という宝盗団トップが手を組んでいるようだ。怪鳥はアンバーと一緒に戦った人物。長姉はおそらく宝児のことだろう。またの名を「神の長姉」。アビス教団の遺跡にある宝奪取のためにフォンテーヌから「大宝盗家」を招いたようだ。

●秘境「アビス」の誘惑:秘境の奥で「何か」に祈りを捧げる宝盗団と思われる人物と禍々しい七天神像を発見する。動かない「大宝盗家」は既に死んでいる様子。この場を離れようとした時、遺跡に異変が起きる。

脱出の途中で、アビスの「使徒」に遭遇する。使徒はダインスレイヴが追っていた人物。

使徒と剣を交わす中で、使徒は旅人の中に「あの方」の存在を感じる。長いすべきではないと使徒は姿を消した。旅人とパイモンも急いで遺跡を後にした。

外に出るとダインスレイヴがいた。アビスの使徒に会ったこと以外にも、遺跡の奥で見た光景をダインスレイヴに伝える旅人。ダインスレイヴと行動を共にすることになった。

★信者のない使徒(しんじゃのないしと):遺跡守衛の残骸を探る魔術師達を倒す旅人。遺跡守衛から「特別な貴重品」を探し、遺跡へ持ち帰ろうとしているようだが、まだ見つかっていない様子。それはアビスの魔術師を拷問して手に入れる事ができるような情報でもなないらしい。アビスの魔術師はそれを遥かに超えた恐怖と直面しているとダインスレイヴは言う。

アビスの遺跡の近くに遺跡守衛がいることは偶然ではないとダインスレイヴは語る。アビスの魔術師も遺跡守衛も500年前に滅びた古国「カーンルイア」で誕生したものらしい。旅人はカーンルイアにいた記憶があるようだ。旅人は事に経緯をダインスレイヴに話した。今のテイワットに来た時に隕石の中で兄に呼び覚まされたいた。兄は「カーンルイアの滅亡」が天変地異を呼び起こすと言っていた。ダインスレイヴはそれは500年前の出来事だと語る。そして、その途中で見知らぬ神により阻まれたのだった。旅人はテイワットを知っていく中で、あの戦いが「カーンルイアが滅亡した戦い」だと考えるようになったのだ。カーンルイアについてダインスレイヴが教えてくれた。カーンルイアは神が存在しない国だとダインスレイヴは言う。そして、500年前神々によってカーンルイアは滅ぼされたと。

遺跡守衛は現代のテイワットの人々が付けた名であり、元々は「耕運機」と呼ばれていた。アビスの魔術師から出てきたメッセージからアビスの計画「運命の織機」の存在を知る。計画の初期段階「渦の魔神」オセルを関係しているという。「耕運機」を製造する技術により、オセルの肉体を改造しようとしているとダインスレイヴは言う。逆さ七天神像と「最古の耕運機の目」が鍵だという。まずは、「神像」から調べることに。ウェンティは場所が不明なのに、西風教会に聞くことに。

★誇りのない試練(ほこりのないしれん):ダインスレイヴは教会には同行しないようだ。「信仰を拒む者」が「信仰の地」に入れば災いが待っているという。「穢れた神像」については話さない方がよいという。

大聖堂でバーバラと話す旅人。バーバラに「最古の耕運機」について訊ねるパイモン。バーバラは何も知らない様子。続けて「神像」について聞くことに。遠い昔、七天神像が一夜にして消失したことがあるらしい。後に「失われた七天神像」と呼ばれた事件だそうだ。バーバラは他に「暴君の遺恨」についても話してくれた。そこにロサリアが現れる。ロサリアが言うにはまた「アビス教団の魔物」が奔狼領に出現したらしい。アビス教団は「北風の狼の残魂」を狙っているのではと言う。既にジンも動いているようだ。

ダインスレイヴに報告。旅人たちも奔狼領に向かうことに。ダインスレイヴはアンドレアスの下には一緒にいかないとのこと。ダインスレイヴは神を信じ切るなと警告する。そして、凶行の道に落ちるなともいう。ダインスレイヴと別れた直後、ジンと遭遇。ジンに王狼「ボレアス」、アンドレアスの残魂の事を任される。

奔狼領の奥で、レザーとアビスの使徒を発見する。儀式の犠牲になっているボレアスを救うため、アビスの使徒と再び戦うことに。

アビスの使徒を迎撃、改めてボレアスに「最古の耕運機」について訊ねる。ボレアスは興味はないと言うが、印象に残っている機会について話してくれた。回転と跳躍、火の玉を放つ存在。力は魔神には及ばないが、「神の目」を持つ者より上だという。

★隔たりのある魂(へだたりのあるたましい):ダインスレイヴに王狼から得た「最古の耕運機」についての情報を伝えた。「暴君の遺恨」は「最古の耕運機」が放ったミサイルによるものだと推測できる。風龍廃墟の「高塔に居座る守衛」について旅人は思い出した。

「最古の耕運機」からダインスレイヴの力により「目」を見つけ出すことに成功した。ダインスレイヴは「目」の保管を申し出た。また、「穢れた逆さ神像」も処理する必要があるとダインスレイヴは続けた。最初の遺跡に向かう事に。運が良ければ「アビスの使徒」にも会えるかもしれない。

●秘境「アビス」の誘惑:「逆さ神像」の部屋で「アビスの使徒」と再び会うことに。アビスの使徒はダインスレイヴから「腐敗」の香りを感じていた。

アビスの使徒を追い詰めいた時に、ダインスレイブに剣戟が襲い掛かる。現れたのは旅人の兄妹その人だった。兄妹はダインスレイヴの存在をお互いに知っていた。彼らは敵同士のようだ。「アビス」を阻止するなと警告する兄妹。ダインスレイヴはカーンルイア宮廷親衛隊「末光の剣」だという。500年前に彼は不死の呪いにかけられていた。アビス教団はカーンルイアの「遺民」だったのだ。兄妹は「天理」との戦いがまだ残っていると言う。兄妹は「待つ時間はまだある」と言い残し、アビスの使徒とともに姿を消してしまった。

パイモンと情報をまとめる旅人。ダインスレイヴと七神。稲妻での旅でも気にかけておく必要がある。旅人の旅は止まらない。兄妹のいう「終点」に辿り着くために。