魔神任務 第二章

第二章 プロローグ 秋風に舞いし紅葉(あきかぜにまいしこうよう)

★嵐を突破する方法(あらしをとっぱするほうほう):次の旅に出る前に、パイモンと気持ちを整えよう…

別れた兄妹がアビス教団の側にいた。気持ちが沈んでいた旅人を励ますパイモン。「天理」を目指すべく、次の神、雷神バアルに会うため「稲妻」を次の目的地と決めた二人。しかし、現在稲妻は鎖国状態。璃月港にいる竺子に状況を聞いてみることに。

竺子曰く、稲妻に行く方法はあるが、限りなく可能性がゼロに近い危険な方法のようだ。稲妻の制度はとても窮屈なもののようだ。稲妻の周りは止まない嵐がふいており、それを突破できたとしても鎖国令から武士の追手を逃れないといけない。外国人がたどり着いても待っているのは「離島」だと言う。しかし、稲妻行く方法がないわけでない。北斗率いる「南十字」船隊に稲妻まで連れていってもらう方法だった。孤雲閣の近くに旗艦「死兆星号」が停泊しているそうだ。早速、向かうことに。

「死兆星号」で北斗と会う。北斗は凝光から旅人の活躍を知らされていた。北斗と一緒に、語尾が不思議な青年がいた。彼は楓原万葉、稲妻出身の人だった。北斗は旅人が「南十字武闘大会」に旅人が参加するものだとおもっていたようだ。「南十字武闘大会」の優勝賞品は「主なき神の目」だという。旅人が稲妻に行きたい事を北斗に告げると、商品を稲妻行き「死兆星号」の乗船券に変えてもいいとあっさり話が進んでしまった。旅人は参加を決意する。

大会に参加する前に、参加者の実力見てみることに。参加者は胡散臭い流派に騙されていたり、普通の実力しか持っていないものだったり、自信満々の男だったりで旅人の相手にはならないような人物ばかりだった。

受付に行くと、旅人の存在に気付いた人たちに囲まれてしまう。受付の珠函は旅人の実力で神の目を持っていないのはおかしいと考えているようだ。最終的には信じてくれた珠函。実績を伝えると、周りの参加者も怖気づいてしまっている様子。

1試合目は晋優。とても弱かった。

1試合目を見ていた北斗は大満足のようだ。旅人が参加すると聞いて、参加申込み者がかなり増えたようだ。旅人の実力から北斗は準決勝から旅人に参加してもらうことにしたという。

準決勝の相手は、今大会の台風の目である戒世だった。かなりの実力者だった。彼が言うに決勝に進んだ人物は、とてつもなく「速い」人物だと言う。

決勝戦の相手について聞き込みを行うことに。雲おじもその人物に負けたようだ。相当な俊敏さを備えている様子。

準決勝の試合に対して楓原万葉は賞賛していた。北斗も決勝戦の相手は「速い」と評している。楓原万葉は稲妻にいた時は浪人で、武芸にもある程度通じているとの事。決勝戦の相手に対応できる術も教えてくれると言う。楓原万葉は旅人がモンドにいたことも言い当てた。

★南十字武闘会(みなみじゅうじぶとうかい):準決勝で戒世の実力を拝見した後、決勝に向けて準備を整えることにした。北斗と万葉を話した後、あなたの力になりたい万葉は、あなたを孤雲閣の他の場所に連れていった。

静かな場所で楓原万葉と会う旅人。楓原万葉は旅人が元素を複数扱うことを言い当てて見せた。楓原万葉は大自然から得られる情報を理解、風の息する音、木の葉のささやきを聞けたと言う。旅人は七天神像に触れるだけで元素力を使用できるようになり、その知識はパイモンの助言もあってこそだった。理解しがたいという楓原万葉は旅人に本当の力を見せてほしいとお願いしてきた。

楓原万葉は元素力を見せてもらった礼に、決勝戦の相手の情報を教えてくれた。楓原万葉は神の目を持っている人物だが、神の目に強い執着があるようだった。神が人々に授けた「神の目」を回収している目狩り令。長い事、雷元素の神の目を持つ者は現れていないとのこと。それは雷電将軍の意志が反映されているからだろうと楓原万葉は言う。雷電将軍は「永遠」を追求する神であり、自らの考えを冷静に貫く。楓原万葉の話す雷電将軍は「天理」を思わせる。楓原万葉は雷電将軍から「永遠」についての答えを聞くつもりだと言う。

決勝戦が始まる時間になっても相手が現れない。楓原万葉が不穏な空気を感じ取る。景品である「神の目」を確認することに。

景品の入った箱を確認すると、なんと「神の目」が盗まれていた。楓原万葉が言うに盗まれてから時間はそう経っていないとのこと。自分が責任をもって取り戻すと宣言する。

風域が出現し、犯人の追跡を開始。先にいたのは宝盗団の翔だった。悔しがる翔だが、楓原万葉は盗みの達人持つべき3つの信条「迅速」「隠蔽」「優雅」そのどれも持ち合わせていないと言い切った。翔は決勝戦の相手でもあった。景品を返せば許すと言う旅人に対して、楓原万葉は盗みを働いたものの腕を切り落とす、北斗に恥をかかせたなど、かなりお怒りの様子。逆上した翔を返り討ちにした旅人と万葉。

願望や死に直面した状況でも「神の目」は反応しなかった。楓原万葉は翔が「神の目」を盗んだ時から、実験台にしようとしていたようだ。旅人が「神の目」に触れても反応はなかった。

楓原万葉の友人は雷電将軍が神罰を下す際の「無相の一太刀」を求めていた。目狩り令がはじまる中で、その友人は御前試合を執行者に申し出た。その結果、敗北し「神罰」を受け死亡した。この「神の目」はその時、主を失い光を失った。

会場に戻ると北斗の姿はなかった。北斗は凝光に呼ばれたと言う。今回「神の目」を盗んだ犯人は決勝の相手だった。結果として優勝は旅人なる。稲妻までは雷電将軍の「永遠の嵐」が吹き荒れる苦難の道。そして、その先に待つのもまた困難な道となるだろう。

第章 第一幕 鳴神不動、恒常楽土(なるかみふどう、こうじょうらくど)

★出航の日(しゅっこうのひ):北斗と稲妻に行く約束をしてからしばらく経った。旅人は進捗を伺うために璃月冒険者協会のキャサリンを訪ねることにした。

キャサリンは旅人と北斗の約束は知っていたが、進展についてはわからないようだ。そこに南十字船隊の海龍が現れる。旅人が来ればすぐにでも出航出来るようだ。キャサリンとも別れとなるが、稲妻の鳴神島にも「キャサリン」いるので、探してくださいとの事だった。「死兆星」号は孤雲閣に停泊しているので早速向かうことに。

「死兆星」号で北斗と合流。雷雨に包まれし「永遠」の国「稲妻」への旅が始まる。

雷雨の海を突破し、稲妻の港に到着すると、トーマという青年が出迎えてくれた。トーマは旅人の噂を既に知っているようだ。トーマはこの島の顔役のようだ。北斗はお尋ね者の「楓原万葉」が乗船しているため長居はできないようで旅人の旅の成功を願うと去っていった。

★異郷人の懺悔録(いきょうじんのざんげろく):稲妻の離島にたどり着き、待ち合わせ相手のトーマとあった。しかし離島では異郷人は嫌われているようだ…

審査官の蔭山から身分の証明と島への上陸する目的を問われた旅人。旅人の回答に上陸は無理かと思ったが、トーマが既に書類を準備していた。次に「遠国観察」に向かうという。そこで滞在手続きをしないといけないようだ。外国人を「外の人」と今の稲妻では読んでいる。これも「鎖国令」の影響だという。

「遠国観察」で審査官の百合華から滞在手続きに200万モラを要求される。トーマが知り合いだというと40万まで要求額が下がった。しかし、トーマが600モラと飯を奢るという条件で要求すると何と百合華は許可を出してくれた。

順調に手続きは終了した。手数料はいくら取ろうが全て監察官の懐に入るため、金額はそこまで重要ではないようだ。その為現地のツテがない外国人に多額のモラを要求して稼いているのだ。そういう状況から「万国商会」が立ち上がった。旅人の目標である「雷電将軍」は遠い存在だと改めて認識せざるをえなかった。しかし、トーマは旅人を雷電将軍の下まで導くことが出来るという。トーマはその代価に悩んでいる人の問題を解決してほしいと旅人に告げた。「万国商会」の手助けが出来ないか様子を見に行くことになった。

「万国商会」の久利須会長から、現状を確認する旅人とパイモン。今「万国商会」を悩ませているのは「鎖国令」ではなく勘定奉行にいる強欲な奴らだという。勘定奉行は離島を統括する機関だが、最近、上納する税金がモラから「晶化骨髄

「万国商会」の久利須会長から、現状を確認する旅人とパイモン。今「万国商会」を悩ませているのは「鎖国令」ではなく勘定奉行にいる強欲な奴らだという。勘定奉行は離島を統括する機関だが、最近、上納する税金がモラから「晶化骨髄」になったという。最初は上納できていたが、今では一人の商人の手にのみ残り、他では買えない代物となってしまっていた。「晶化骨髄」を独占している商人について調査することにした。

「晶化骨髄」を独占している商人ヴェルナーを見つけた旅人。ヴェルナーは「晶化骨髄」については何も教えてくれない。久利須に対してもふてぶてしい態度を見せる。トーマに相談してみることにした。

トーマもヴェルナーは調査していた。ヴェルナーは元々「万国商会」の一員でモンド出身の外国人だった。「万国商会」を抜けて新たな拠り所を見つけたのかもしれない。

改めてヴェルナーの下を訪れた旅人。モンドの事を話し、蒲公英の種をヴェルナーに渡すと、ヴェルナーは故郷を思う気持ちが溢れてきたようだった。次に璃月の事を話し始める旅人。ついに心の内を開けてくれたヴェルナー。黒幕は税金徴収を任せられている足軽、慶次郎たちだという。 さきほどヴェルナーは慶次郎に会ったばかりだと言う。慶次郎の後を追うことに。

慶次郎の後を追うと、人気のない場所に何かを埋めていた。掘り起こすと帳簿が出てきた。取引の全てが網羅されていた。久利須に状況を説明しに行くことに。ヴェルナーはまだ久利須に会う決心は出来ていない様子。

万国商会に戻ると慶次郎が久利須達に取り立てを行っていた。慶次郎に帳簿や転売について伝えると狼狽している様子。久利須に例の帳簿を渡す旅人。それでもふてぶてしい慶次郎だが久利須の要求に応じてはくれた。久利須の要求に一緒にいたハリソンは納得いかず大声で叫んでしまう。そこに勘定奉行の組頭である勝家が現れる。勝家により奉行所まで連れていかれそうになる。そこにトーマが現れた。トーマが扇子を見せながら容赦を願うと、勝家は足早にその場を去っていった。

勘定奉行の腐敗を見たトーマ。トーマは鳴神島の社奉行神里家に属しており「白鷺の姫君」神里綾華の側近だった。稲妻では有名な人物で現当主である神里綾人よりも名声が高いという。トーマが顔役になったのは神里綾華の力ではなく、トーマが一か月かけて正真正銘手に入れたものだという。そして、それもずべ手旅人をいち早く受け入れるためだった。神里綾華は旅人が稲妻を目指している事をしると、その到着を待ちわびると同時に、本当に形勢を変える力があるかを見たかったという。「目狩り令」をどうにかしようとしている神里綾華とトーマだが、旅人の目的は雷電将軍。トーマの協力の申し出を断る旅人だが、トーマは雷電将軍まで導くことは忘れていないようだ。鳴神島に来たら「木漏茶屋」まで来るように伝え去っていった。しかし、外国人は離島からは出られない。これも「試練」なのかもしれない。

★離島脱出計画(りとうだっしゅつけいかく):自力で離島から脱出すること、それがトーマから与えられた次の試練だ。もし失敗すれば旅が行き詰ってしまう…

関所には勘定奉行の役人である小林が立っており、「通行証」の提示を要求される。ダメもとで勘定奉行を訪ねることに。勘定奉行所に入ろうとするが横山に止められてしまう。しかし、そこに勘定奉行の柊慎介が現れる。

柊慎介と話をすることができた。柊慎介は旅人の事を知っていたようだ。柊慎介は勘定奉行の為に手伝いができないかと言ってきた。依頼内容は新鮮な清心300個だという。これがダメなら島の手紙配達709通。柊慎介の後ろから娘の千里が旅人に視線を送ってくる。旅人は依頼を受けるかとりあえず考えることにした。

奉行所から去ろうとすると勘定奉行の役人である新之丞に呼び止められる。それは柊慎介の娘である柊千里が旅人と会って話がしたいといった内容だった。

勘定奉行所に行き、柊千里と会う旅人。柊千里は手紙の依頼についての事だった。それは柊千里の代わりに鳴神島に行き、天領奉行の次男の鎌治に手紙を届けてほしいとの事だった。その代わりに柊千里は旅人が離島を離れるのを支援してくれるという。柊慎介は旅人を足止めするのが目的。柊慎介は数日前に雷電将軍ではない身分の高そうな女性と旅人を離島に閉じ込めることについて話していたという。

離島の関所に向かい柊千里の作戦を決行する事に。神衹島までの貨物を運ぶ予定の新之丞と健三郎。その荷物の運搬に柊千里と旅人が同行するという。柊千里の申し出に二人は最初は躊躇っていたが、最終的に新之丞は同行することを許可してくれた。

荷物を守り、柊千里から手紙を預かる旅人。天領奉行から鳴神島全土で通用する「通行証」を発行してもらえるよう頼んでいるようだ。柊千里は鎌治について新之丞と健三郎に打ち明けた。新之丞は柊千里の事を想っていたようで悲しみを隠せない様子。千里の助けもあり離島を出ることができた。

★3つの願い(3つのねがい):初めて足を踏み入れる稲妻の本島ーー鳴神島。あなたは招待状を手に「木漏茶屋」へと向かった。果たしてそこはどのような出会いが待ちかまえているのか?

木漏茶屋につくと店員の梢に呼び止められた。トーマの招待状を渡すと只の亡命者ではないと判断し感激してくれた。

木漏茶屋に入るとトーマの姿は無かったが、何と犬が話しかけてきた。と思ったが、トーマが裏に隠れていただけだった。トーマは改めてこれまでの様々な「試練」について必要な形式だったことを謝罪した。それは全て神里綾華の下へ招待し、雷光に立ち向かうだけの実力があるかを試すためだった。トーマが雷光に立ち向かう理由は楓原万葉の友人であり御前試合で亡くなった人物だった。トーマは神里綾華に会う前に建設中の「千手百目神像」を見に行くことを提案した。

「千手百目神像」の周りは殺伐とした空気に包まれていた。「目狩り令」で押収した「神の目」をこの神像にはめ込んでいた。モンドは「自由」璃月は「契約」、そして稲妻は「永遠」。幾千年も変わらない永遠こそ、この国を司る雷電将軍の意志だという。三奉行によって国政を固め、鎖国令で人員の流動を阻止する。稲妻を静止しした状態にして、時間という流れから逸脱させ、稲妻を不変のまま「永遠」まで辿り着かせることが雷電将軍の考えのようだ。しかし、最近の「目狩り令」の目的は「神の目」が人々に「変革」の力をもたらすと思っているからかもしれないとトーマは言う。雷電将軍を批判できるものは稲妻にはほとんどいないが、「目狩り令」が出されたその日から、神里綾華は抵抗する決心をしたという。

旅人は「千手百目神像」に触れた時謎の音を聞く。トーマやパイモンには聞こえていないようだ。他の人の「願い」のようだ。「神の目」はその所持者の願いを代表した存在という説の裏付けになるとトーマはいう。遂にトーマは神里府に案内してくれることになった。

神里府に到着。「白鷺の姫君」である神里綾華は屏風の後ろからの謁見のようで、姿は見ることができないようだ。神里綾華は「目狩り令」により人々の願いを奪っている雷電将軍、それに対する自分の考えを言う事で旅人の手を借りようとしているが、旅人は雷電将軍に会うことが目的であり、稲妻の情勢を変えることが目的ではない。帰ろうとする旅人引き留める神里綾華。雷電将軍のところへ導くことを約束する代わりに、3つの願いを叶える手伝いをして欲しいという。

村を守る武人、過去に目狩り令をしていた武士、天下一を目指す剣術家。「神の目」を奪われた者たちの話を聞いてきてほしいという。

★無意味に待つことの意味(むいみにまつことのいみ):神の目を失った村の守護者は、この地に残る意味を忘れてしまったようだ…

紺田村に着くと手島という男性が村を出ていこうとしており、真昼と健次郎に引き止められている光景に遭遇する。

手島は村の人々から尊敬されている人物のようだ。手島本人に事情を聞くと、村を離れるのではなかく、ここに居続けている理由がわからないという。留まる理由があれば村を離れることはないというパイモン。真昼が手島が以前日記を書いていたことを思い出す。手島本人は覚えていない様子。日記を探すことに。

手島の家で日記を発見した。ほとんど日常の出来事だったが、祠にお祈りに行っているという記述がった。一番大事なものについても書かれている。祠には日記にあった「御守り」が置いてあった。

「御守り」に残った元素の痕跡を辿ると、手島の家の裏にたどり着いた。石の下に何かを隠しているようだ。そこには黄ばんだ手紙が入っており、その文章に紺田村で待っているようにと書かれていたのだ。30年間手島は人を待っていようだ。

手島はお守りと手紙を見て30年間「彼女」を待っていたこと。再会した時に面白い話をきかせるために「日記」をつけてきたことを思い出す。大切な思い出だが、すべて忘れてしまった手島。だが、こんなにも待ったのだから、これからも待ち続けると言い、村に留まる事を決意してくれた。手島は悲しいという感情はないようだが、神里綾華とトーマが言ったように、神の目を失ったら、願いと関係あるすべてを同時に失うことになるのかもしれない…。

★仁義を通す人には善意を持って接るべき(じんぎをとおすひとにはぜんいをもってせっするべき)

神の目を失ってから、人々に「嫌がらせ」を受けてきた武士、一体どのような過去を経験してこの窮地に陥ったのか?

「目狩り令」を取り仕切っているのが天領奉行だが、なぜ天領奉行の身内が被害にあったのか、稲妻城の郊外に差し掛かった時、何か騒ぎが起きているのを発見する。大森と悠也が黒澤京之介に御救米を迫っていた。黒澤京之介は以前は御救米を配っていたが急にくれなくなったという。黒澤京之介が「神の目」を奪われた本人だった。

黒澤京之介に話を聞いてみることにした。黒澤京之介は御救米について何も知らない様子だった。黒澤京之介本人も食べる物にありつけていないという。「目狩り令」に対して不満を持っている、仕事をサボっている、雷電将軍に忠実ではないと幕府軍に言いがかりをつけられて「神の目」を押収されたようだ。「目狩り令」に不満を持っている理由はもう忘れてしまっている様子。あの時は毎月何かをしていたことは覚えているという。また、先ほど宝盗団に強盗に入られたばかりで追っている途中に大森と悠也に捕まったのだった。まずは宝盗団を捕まえて話をきくことにした。

宝盗団の忠夫、賢、豪を発見。宝盗団の賢によれば一人を除いてみんな裕福だったという。懲らしめた後に黒澤について訊ねた。黒澤の家には食料などはなく、一つだけ変わった箱があったという。箱を開けたところ中身は借用書だった。雑貨屋の葵から大金を借りているようだ。

「九十九物」の葵に事情を聞きに向かった。黒澤は以前から自腹で大量の食料を購入していたという。しかし、最近は黒澤自身の俸禄も減ってしまったため、借金してでも同じ量の食料を買っていたようだ。「御救米」とはこの食料の事だったのだ。葵は「御救米」の出所を最初から説明すればこんなことにはならなかったという。もしも借金が返せないなら彼が肌身離さず持っている刀を売ってもらう必要があると葵は言う。その刀に旅人の知りたい真実が隠されているかもしれないと葵は言う。葵は最後に情報量として2000モラを要求してきた。

黒澤京之介の元に戻ると、大森と悠也の姿は無かった。刀を抜くと言って追い払ったようだ。黒澤の身の潔白と御救米の真実について伝えた。昔の自分の行動に理解ができないという黒澤京之介。父親が帯刀していた刀について、何か父親が言っていたそうだが思い出せない様子。刀の柄に「仁義」をいう文字が刻まれているのをパイモンが発見する。「仁義」の名の下に行動した結果、今がある。善人にも悪人にもなれない黒澤京之介。「神の目」を失く事の恐ろしさを感じる旅人とパイモンだった。

★夢によって敷かれた剣道家の道(ゆめによってしかれたけんどうかのみち):天下一を目標にしていた剣道家は神の目を失った後、突然発狂した。あなたは原因究明のため、彼の弟子を手伝うことになった…

三人目の「明鏡止水流」の剣士を訪ねる。道場では純也と菜々子が話をしていた。旅人が訊ねると純也は警戒している様子だったが、「弟子入り」に来たというと警戒を解いてくれた。師匠と呼ばれる人物は邪気に取り憑かれてしまっているとのことだった。師匠の名は土門。土門は「天下一」を目指していたが、「神の目」を奪われてから急激に人が変わってしまったようだ。「鳴神大社」の巫女に邪気払いをお願いしたという。今夜、邪気払いの儀式が行われるというので行ってみることにした。

純也も元に行くと、先ほどまで土門が発狂していたという。誰かの名前を呟いてい事を教えてくれた。その名前が誰かを訪ねると発狂してしまったようだ。安西という人物は土門の元兄弟子だったが土門に敗れてから、あてもなく彷徨っているという。神社の巫女が土門を殴り気絶させたという。水を取りに行った純也。そこにこちらを見ていた謎の人物が逃げるように去っていくのを発見した。

追った先にいた人物は土門の兄弟子である安西だった。逃げたのは土門に会いたくないのと、土門に関係する人物にも会いたくなかったからだという。明鏡止水流は「雑念のない心」を追求する流派だという。しかし、土門は違ったという。最初から天下一を目指していた。土門の剣術の成長はとてつもなく早く、安西にまであっという間に追いついたという。既に土門は「雑念のない心」に達していたと安西は語る。安西は自分が「明鏡止水流」を受け継いでいくと思っていたが、土門に敗れ、面子も地位も失い、門下を逃げ出したという。土門が発狂したのを信じることができず様子を見に来たが、土門は安西の名を叫んでいた。そろそろ「邪気払い儀式」も終わった頃なので戻る事にした。

巫女の稲城蛍美によれば土門は邪気に取り憑かれているわけではなという。菜々子は信じれない様子だった。稲城蛍美は鳴神大社の大巫女である八重神子が土門に会ってみたいと言っている事を教えてくれた。八重神子なら正しい答えを導き出せるという。指定された時間に「鳴神大社」に着くことだけを守ればよいようだ。八重神子が見てくれることに純也も菜々子も安堵しているようだ。明日、鳴神大社に向かおう。

鳴神大社に向かうと八重神子が姿を現す。八重神子がこっちを見ていた気がするというパイモンだが。土門はやはり何かに苦しんでいる様子だった。八重神子は土門から邪気は感じられない。自らこのような状態になったと告げた。原因は「神の目」を奪われたことだと八重神子は続ける。真の明鏡止水はこの世には存在しない。土門が師匠や兄弟子を負かした時に本当に何も感じないことなどできはしない。「天下一になる」という願いを持ち続けることで、その負の部分を考えないようにしてきていたが、「願い」を奪われた結果、今の土門になってしまった。そこに安西が姿を現す。安西は土門に負かされた者のほとんどが、土門を責めたりなどしていないと告げる。土門がさらなる高みに行けることを願ってたという。菜々子や純也も胸の内を土門に打ち明けた。安西は自分の願いが砕かれ土門に託したように、自分の願いを純也菜々子に託せと伝えた。安西の言葉に土門は正気を取り戻すことができた。安西も土門の様子を時々見に来てくれるようだ。明鏡止水流一行は八重神子に礼を言うと帰っていった。

八重神子に呼び止められる旅人。旅人の存在に何かを感じ取っている。会うのが少し早いと意味深な言葉を告げた。期待に応えられるように励むようにとも告げられた。

★獄中に咲く花(ごくちゅうにさくはな):神里綾華の3つの願いを叶え、彼女の信頼を勝ち取ったあなたの次の行動は…

神里屋敷に向かうと神里綾華本人が姿を見せてくれた。今回姿を見せてくれたのは先の3つの出来事から、旅人たちを友人と見なしたからだという。「神の目」を奪われた人たちを見てきた旅人。「目狩り令」に抗うことに協力する事を約束した。まずは木漏茶屋に向かうことになった。

木漏茶屋で神里綾華から雷電将軍について訊ねた。印象は「統治者」というよりも無情な「執行者」として「永遠」を求めているようだったという。また、「目狩り令」に反対を持つものはほとんどいない事も語る。「神の目」の所有者自体が少ないためだ。遠方の神衹島に「抵抗軍」が存在するという。元々鳴神島の幕府と信仰上の衝突をしていた珊瑚宮が後ろにいるようだ。「目狩り令」に抗議はしているが天領奉行と勘定奉行の否決により毎回却下されているという。そもそも雷電将軍が「目狩り令」を出した明確な理由はわからないようだ。パイモンが「目狩り令」への対抗方法を聞くが、まだ決まっていないという。まずは直接的にではなく、「神の目」の所有者を匿ったり、偽物を作ったりして誤魔化すことになるという。しかし、偽の神の目を製造してきた正勝という人物が天領奉行により身柄を拘束されてしまっていた。脱獄ともなれば神里綾華とトーマが表立って動くことはできない。「長野原」という花火屋に手助けをしてくれる人物がいるという。

長野原花火屋の前で半四郎が大河原五右衛門に「神の目」を押収されようとしてる「目狩り令」の現場に遭遇する、半四郎を助けようとした時、後ろから旅人を呼び止める声が聞こえた。呼び止めた声の主は「神の目」を所有していた。半四郎から「神の目」を押収した大河原五右衛門は去っていった。タイミングを逃したと怒るパイモンだがそこに半四郎が、旅人を呼び止めた女性、宵宮にお礼を言いに来た。先ほどの「神の目」は偽物だったようだ。宵宮は「長野原花火屋」の店主だった。宵宮は「夏祭りの女王」と呼ばれていた。偽物の「神の目」は正勝先生が作ったものだった。神里綾華が言っていた助っ人とは宵宮のことだった。正勝先生は町奉行所に閉じ込められているようだが、宵宮がいい潜入場所を見つけていた。

●秘境:町奉行所の牢屋

宵宮とは別行動で進むことに。正勝先生を「迎える」には準備がいるとの事。牢屋の奥では正勝先生と思われる人物が木下と前田という牢役人に酷い扱いを受けていた。宵宮が我慢できず飛び出そうとした時、天領奉行九条家の幕府軍大将である九条沙羅が姿を現した。九条沙羅は私刑をしていた木下と前田を戒める。その時、こちらの存在に九条沙羅が気付く。宵宮は準備をしていた花火を離れた場所で炸裂させた。木下と前田そちらの方を確認しに向かった。宵宮の花火は陽動レベルではないようで。監獄で花火大会でもやるかのようだった。

正勝を助けた旅人と宵宮だが、その光景を九条沙羅はずっと見ていた。正勝が重傷しているから見逃してくれるようだ、しかし治療が終わり次第必ずもう一度捕まえると宣言する。

何とか牢獄を脱出、宵宮は正勝先生を医者に連れていくことに。

木漏茶屋に戻り、事の顛末を伝えた。トーマは九条沙羅と接触し情報を聞き出せないか画策する。しかし、神里綾華はそれは難しいと言う。正勝先生を取り戻したことで、1本やり返すことはできたが、目狩り令に対抗するにはまだまだ足りないという神里綾華。トーマが最近天領奉行が「式典」の準備をしているとの情報を得ていた。それにより「目狩り令」の武士が町から減っているようだ。トーマは祝賀会を開くことを提案する。最近新しい「鍋遊び」を教わったと言う。「鍋遊び」とは各々が用意した食材を鍋にいれて、それを誰が持ってきた食材か当てる遊びらしい。トーマは既に食材を準備しているみたいなので、旅人も準備する事にした。

なんと普通の食材を入れたのは旅人だけだった。トーマが変なものをたくさん入れたようだ。神里綾華もケーキを鍋にいれていたようだ。「鍋遊び」の優勝者はトーマで一件落着。

天領奉行が何かをしているのなら休息をしておくべきとの事なので、休息を各自で取る事になった。

第二章 第二幕 無念無想、泡影を滅す(むねんむそう、ほうえいをめっす)

★審判の雷鳴の中で(しんぱんのらいめいのなかで):誰一人いない木漏茶屋に、太郎丸だけが不安げに吠えており、あなたは嫌な予感がした。

トーマの姿が見当たらない。そこに神里綾華がやってきた。トーマが天領奉行に捕まったという噂を聞いたと言う。雷電将軍が千手百目神像の前で、百個目の神の目の「目狩り儀式」を行うつもりのようだ。そして、その対象がトーマだという。神里綾華は助けに行こうとするが、神里綾華本人がいけば社奉行が雷電将軍の敵になってしまう。旅人がトーマ救出に名乗り出た。

儀式の会場には雷電将軍がトーマから「神の目」を奪おうとしていた。雷電将軍に神の目が渡ろうとしたその時、旅人が割って入る。トーマを捕まえていた武士を倒し助けようとしたが、雷電将軍の雷がそれをさえぎった。「神の目」がなくても元素を操れる旅人は「例外」、そして「例外」は「永遠」の敵であると。体から太刀を取り出すと、空間を創り出し、旅人を閉じ込めた。

雷電将軍の力の前に旅人は敗れる。空間が戻り、雷電将軍が旅人にとどめを刺そうとした瞬間、自力で縄をほどいたトーマが槍を雷電将軍に向けて投げた。当たる寸前で、槍を弾き飛ばす雷電将軍。その衝撃で旅人とパイモンも吹き飛んだ。旅人とパイモンを連れてトーマは儀式の会場を逃げ出すのだった。

トーマが逃げた先は、「木漏茶屋」だった。ここはこのあたりで最も安全な場所だとトーマは言う。しかし、トーマはしばらくは動けないという。そこでたたら砂の抵抗軍を訪ねるように旅人に告げた。海衹島の「現人神の巫女」珊瑚宮心海によって組織され、大将ゴローの下で、幕府軍と交戦を繰り広げている抵抗軍。社奉行と抵抗軍はお互いを信用していないが、旅人は別だという。抵抗軍の具体的な位置が分かっていないため、探る必要はあるようだ。

★抵抗する者の名において(ていこうすもののなにおいて):雷電将軍との初対面で、予想を超えた衝突が起きた。稲妻で指名手配されたあなたは、珊瑚宮の抵抗軍に加入することが状況を逆転させる唯一の方法だと考えた。

神無塚の九条陣屋の前で幕府の兵士の高山と石原が会話しているのを発見。2名のお尋ね者が追加され、積極的に探せとの命が出たようだ。戦況は抵抗軍をヤシオリ島の「無想刃狭間」の北西側まで追いやったそうだが、偽の情報だと石原は言った。引き続き抵抗軍の場所を調査しよう。

たたら砂の西の浜辺で坂本と治一郎が会話しているのを発見。避難民のようで坂本は「緋木村」に行ってみるとのこと。抵抗軍の戦線は「名椎の浜」まで後退したと治一郎は言っている。「名椎の浜」で抵抗軍と幕府軍が交戦中のようだ。そこに向かうことに。

「名椎の浜」で幕府の兵士に襲われている珊瑚宮の兵士哲平を助ける。哲平は抵抗軍シャコ小隊隊員だという。旅人が抵抗軍へ参加しにきたことを伝えると、抵抗軍のゴローが人手不足だと言っていたので喜んだ。そして、抵抗軍は今劣勢を強いられている事を教えてくれた。幕府軍の指揮は天領奉行の大将九条沙羅。現状を維持できているのは珊瑚宮心海の妙計奇策とゴローや抵抗軍兵士の奮闘によるものだという。「神の目」の影響を受けない旅人の存在に是非ともゴローに会ってほしいという。

ヤシオリ島の藤兜砦で抵抗軍大将のゴローと面会。ゴローに百個目の神の目を奪う「目狩り儀式」の事を話した。雷電将軍もいた儀式を妨害した本人だと告げると驚くゴロー。「金髪の旅人空を飛ぶ奇妙なペット」が懸賞令にかけられていたのを思い出す。ゴローは旅人とパイモンを歓迎してくれた。珊瑚宮心海は今は拠点にいないという。まずは哲平から情報を聞いて、それから前線に向かうことに。

負傷している珊瑚宮の兵士である徳田と将司に会った。将司は旅人と手合わせしたいようだが、けがの完治には半月はかかるようだ。哲平と旅人の活躍に徳田と将司も早く前線に戻る事を誓った。将司は負傷している中訓練ををしているようで、傷が開いてしまっている。哲平は「オニカブトムシ」を使えば強力な傷薬が出来るという情報を聞いていた。徳田は「ググプラム」で良いのではというが…。

哲平の作った傷薬は効果があるようだ。

訓練中の兵士である正二と久彦に会った。二人とも弓矢の腕はよろしくないようだ。教えてもらうにも実力のある教官は前線に出向いており、訓練するのもままならないようだ。旅人が弓術を実演してみせた。正二はダメな部分がわかったようだが、ほとんどすべてダメなようだ。久彦は神衹島の一般人だったが「目狩り令」に反抗するため抵抗軍に入ったと言う。

その時、幕府軍の奇襲の知られが入る。迎撃することに。ここまで幕府軍が攻め入ることは考えられないと言う哲平。内通者を疑うが伝令が、壁が崩れている箇所がありそこから侵入したことを伝えてきた。そこを修復すればひとまずは安心できる。

壁を修復した哲平だが、全て後方勤務な事に不満をこぼした。「前線」に哲平はこだわりがあるようだ。ゴローに状況を報告しに戻る事に。

甲斐田龍馬によれば戦況が変わったと言う。ゴロー自ら前線に向かったようだ。九条沙羅率いる幕府の増援が来たらしい。旅人と哲平も前線に向かうことにした。

前線ではゴローと九条沙羅が対峙していた。九条沙羅も目的は旅人のようだ。雷電将軍にとって旅人は重要な存在だという。しかし、ゴローにとっても旅人は既に仲間であり「抵抗軍は仲間を売ってはならない」という規則に則り、九条沙羅の要求を拒絶した。九条沙羅は旅人に「」を提案する。

3人の精鋭を倒した旅人。九条沙羅もこのまま戦わせても意味がないことを悟り、ついに幕府軍と抵抗軍は開戦する。劣勢に立たされる抵抗軍だが、そこに抵抗軍の指揮官珊瑚宮心海が伏兵を連れて現れる。伏兵の中には楓原万葉と北斗の姿もあった。伏兵の登場で形成は逆転し九条沙羅は撤退命令を下した。

珊瑚宮心海は既に楓原万葉と北斗から旅人の事は聞いていたようだ。しかし、抵抗軍に参加しているとは予想外だったという。戦いはまだ終わる事はないという珊瑚宮心海。珊瑚宮に向かうことを提案してきた。哲平も同行してくれるようだ。引き続きゴローには残ってもらうことになるが今回は楓原万葉も残ってくれるようだ。

第二章 第三幕 千手百目の浮世(せんじゅひゃくめのうきよ)

★剣と魚と抵抗者(けんとさかなとていこうしゃ):珊瑚宮心海との約束で、抵抗軍本部の珊瑚宮を訪れることにした…

哲平と合流し海衹島の軍営をまずは目指すことに。

軍営についた旅人たち。哲平はしばらく軍営に滞在しているので何かあれば訪ねてほしいとのこと。そろそろ珊瑚宮心海との約束の時間なので珊瑚宮に向かう。

珊瑚宮では珊瑚宮心海と大久保大介が兵糧について話をしていた。哲平の旅人に対する話に脚色がありすぎてとんでもない噂になっているようだ。大久保大介は邪魔になるわけにはいかないとその場を後にした。支援に関してはとある勢力からのようだが、珊瑚宮心海は疑念を抱いている。しかし、背に腹は代えられないので受けたという。相手側の要求は度を越してはおらず、ただ全力で幕府軍に抗ってほしいとのことらしい。利害が一致している盟友とのこと。既に前線への食料手配も済んでいるようだ。改めて目狩り令について訊ねると、目狩り令の発令は元々奇妙なものだったという。天領奉行や雷電将軍の態度も少し変だったらしい。目狩り令発令の謎を解かねば目狩り令は終わらないし、目狩り令がある限り、珊瑚宮も抵抗を続けるという。海衹島や抵抗軍の現状を知った上で旅人は協力することを約束した。珊瑚宮心海は旅人を海衹島特別行動隊「メカジキ二番隊」の隊長に任命した。メカジキを冠する舞台は相当すごいようだ。メカジキ二番隊は南西の山岳地帯で浪人討伐に出ているという。メカジキ二番隊と合流することに。

メカジキ二番隊の隊員と合流。隊員たちは旅人が自分たちが従う価値があるかどうか見極めているようだ。浪人討伐で実力を示そう。

実力を見せると幸徳嘉嘉久が改めて自己紹介をしてくれた。改めて隊長を就任し、残りの浪人の拠点制圧に向かう事になった。

拠点には多くの浪人がいた。拠点は二か所あり同時に攻めるのが最良と判断。旅人が一方を幸徳と嘉久が別拠点を責める算段だ。

拠点を制圧。幸徳と嘉久の部隊も拠点を制したようだ。嘉久は幸徳に止められて浪人に手が出せなかったようで鬱憤がたまっていたようだ。幸徳も部隊の為を思っていた行動だったのだが。とりあえず次の行動に移るために珊瑚宮心海の下に戻ることに。

珊瑚宮心海は幸徳から試されたことや、既に浪人達を追い払ったことを言い当てた。哲平には幕府海軍の奇襲作戦を任命したようだ。彼の意志を尊重したとのこと。そして旅人には特殊な任務を任せたいとの事だった。海衹島とたたら砂の間にある魔神遺跡に拠点をしいているが、そこに保管している兵糧が忽然と消えているらしい。その真相を探って欲しいとの事だった。急ぎではないとのこと。パイモンは哲平を心配しているのでまずは訓練営で哲平を待つことに。

訓練営で哲平と再会。哲平は相変わらずで小説から得た情報を話してくれた。哲平は「軍隊の統治方法」の勉強と検索をしているという。海戦で大きな手柄を立て、特別行動隊の隊長になったらしい。「ニシン一番隊」という部隊名だ。哲平は部隊員に呼ばれて去っていった。そろそろ珊瑚宮心海から依頼された魔神遺跡の拠点に向かう事にした。

★神の眼差しを渇望する者(かみのまなざしをかつぼうするもの):あなたは抵抗軍「メカジキ二番隊」の隊長に昇格した。そして意外なことに、哲平も同じく昇格していた…

古代遺跡に怪しい人物はいなかった。調査を開始する。雷元素に惹きつけられたのか、巨大な雷兜のヒルチャールが現れた。撃退するとそこに哲平が姿を現した。哲平も近くで任務の遂行中だったが、少し体調が悪そうだ。パイモンがこの場所の雰囲気について訊ねると、魔神オロバシの亡骸に近いから、祟り神の気配が強いのだろうという。魔神オロバシとは巨大な蛇神のことだ。オロバシにより淵下宮から出来て今の神衹島を生み出した。しかし、魔神戦争中オロバシはヤシオリ島への進行をはじめたが、雷電将軍の「無想の一太刀」で切り伏せられたという。しかし、そのまま戦争でヤシオリ島を廃墟と化し、雷電将軍も大切なものを失ったようだ。オロバシの死後、鳴神島と海衹島の関係は悪くなったようだ。オロバシはヤシオリ島の文明を破壊しようとし、雷電将軍は目狩り令で、人々の願いを奪おうとしている。一通り話すと哲平は神衹島に戻るという。哲平はかなり隊長が悪そうだが…。

珊瑚宮心海の下に戻るとゴローも一緒にいた。何と近ごろ抵抗軍の一部兵士たちに、奇妙な老化現象が発生しているという。老化現象が発生している人物は支援者から「秘密兵器」を手に入れていたという。近ごろの戦況の異常な順調さはこれにあった。珊瑚宮心海は一刻も早い禁止を考えている。ゴローが「秘密兵器」を見せてくれた。それはファデュイの邪眼だった。支援者の正体はファデュイだったのだ。異常のある兵士に旅人は心当たりがあった。哲平だ…。

哲平は軍営にいた。その姿は老人と化していた。最近の哲平は目覚ましい活躍をしていた。哲平が邪眼を手に入れたのは旅人が「メカジキ二番隊」の隊長になってからだった。その時に支援者から邪眼を受け取っていた。邪眼は使用者の命を削る。哲平は薄々嫌な予感は感じていたようだ。哲平は最後に旅人に頼みをした。軍服が出来たら自分の分も持ってきてほしいと。弱々しくなっていく哲平を見た旅人は静かにファデュイへの怒りを見せた。

★邪眼(じゃがん):抵抗軍の「秘密兵器」にして最後の手段、それが邪眼だったとは…戦友哲平の死をきっかけに、あなたの心の中には抑えられない怒りの炎が…

珊瑚宮心海は既に「邪眼」の回収を完了した。ほとんどの人は命に別条はないが一部の人間は深刻な状況に陥っている。兵士たちは「邪眼」と知ってもなお使い続けたいと騒いでいるとゴローは言う。珊瑚宮心海は軍の心を前線を支えるために前線に向かうようだ。旅人はファデュイの計画を阻止する気だが、珊瑚宮心海は危険だと諭す。ファデュイの裏には本土の勢力も加担しているという。邪眼を生産している工場を潰すしかないが、そこには厳重な警備があるはずだ。既にファデュイに感ずかれている可能性も高い。事態は急を要していた。珊瑚宮心海はヤシオリ島南西部の海に面した山崖にある可能性が高い事を推測した。旅人は邪眼工場を目指すことに躊躇いはなかった。

邪眼工場には大量の晶化骨髄があった。もしかしたら離島から運び込まれたものかもしれない。だとすれば勘定奉行がファデュイと繋がっている可能性がある。ネイサン閣下を補佐し、珊瑚宮軍の勝利の希望を打ち砕くよう書かれた書簡もあった。

工場の最奥にいたのはファデュイの執行官「散兵」スカラマシュだった。スカラマシュは計画執行の代理人だという。邪眼の影響を受けた人々を雑草と同じと言い切るスカラマシュ。目狩り令の実現はファデュイにとっても有益だからこそ手を貸していたという。稲妻の外側はとても強固に見えるが、内部は綻びに満ちていた。スカラマシュに対する怒りが、魔神の餌になるという。瘴気のせいで旅人は気を失ってしまった。消えゆく視界にはスカラマシュに近寄る八重神子の姿があった。

★眷属の践行(けんぞくのせんぎょう):怒りで理性を失ったあなたは「散兵」の罠にはまった。気を失いかけた時、八重神子が姿を現した…

目を覚ますと、そこには八重神子の姿あった。八重神子以外の巫女はその場にいないようだ。「鳴神大社の秘法」で助けたと八重神子は言う。まずは助けた恩を返すべきではと旅人に話を持ち掛けてきた。既に珊瑚宮心海が邪眼工場を掃討し、邪眼の使用を禁ずる重大な軍令も発せられているという。スカラマシュも無駄な抵抗はしないだろうとのこと。八重神子は珊瑚宮心海をかなり評価しているようだ。雷電将軍には「人形」と「影」が存在し、「自我」を維持する為、「一心浄土」で無限の瞑想を続けているのが本物の雷電将軍「影」だと八重神子は語る。あれこそが「永遠」だという。国の永遠のためには、己が永遠に触れる必要がある。岩神モラクスである鍾離もまた「摩耗」が神の座を降りる要因だった。「一心浄土」に閉じこもり精神の摩耗を抑え、表の事は「人形」に任せる確かに「摩耗」は回避できるが、八重神子は部屋に閉じこもった拗ねた子供だという。雷電将軍は「永遠」を失う事を恐れている。八重神子は稲妻と雷電将軍を救いたいと考えている。「一心浄土」で「影」を打ち負かせば、意志を「変える」ことができるかもしれないようだ。言葉や革命ではなく、直接、雷電将軍の心を変える方法だった。「一心浄土」に入った旅人は雷電将軍にとっても関心が大きい存在だという。「一心浄土」に入った人物は誰一人としていなかったのだ。旅人の存在は契機でもあり「鍵」だと八重神子は言った。

八重神子の後を追うと謎の装置があった。雷電将軍の技が再現できる法器だという。

「対雷電将軍特訓」を完了し、改めて八重神子が雷電将軍に詳しいことを訊ねた。それは八重神子が「雷神の眷属」だからだと語った。「永遠に変わらない国」は雷電将軍と八重神子の夢だったが、それが完全なる「静止」を意味するとは八重神子も考えていなかった。それ以来、雷電将軍は八重神子とは別の道を歩き始めた。「一心浄土」にこもる「影」を現世に引き戻すことが「永遠の眷属」の役目だと八重神子はいう。

「対雷電将軍特訓第二幕」を完了。特訓はしたが、雷電将軍には全く敵わないと八重神子はいう。抵抗軍は雷電将軍の前では正直為す術はない。計画通りにいけば抵抗軍も少しは役に立つらしい。

鳴神大社に戻ると八重神子は「計画」について教えてくれた。目狩り令の発令は「人形の将軍」が持つ、永遠への執着を利用した誘導だと八重神子は語る。天領奉行と勘定奉行は既にファデュイと結託していた。黒幕は二つの奉行と雷電将軍の庇護により、しっぽが掴めていないのだった。ファデュイ側ではなく、稲妻人から切り口を開いていく。天領奉行が謀反するよう仕掛けると八重神子は語った。それは、ある者に今の天領奉行を裏切ってもらう事だった。それは九条裟羅だった。部下の元助と陶義隆に旅人を捕えるよう命じる九条裟羅だが、鳴神大社での騒動は雷電将軍への不敬だと八重神子が語ると九条裟羅はしぶしぶ引き下がった。

部下を下げ、二人で話をはじめる八重神子と九条裟羅。目狩り令がファデュイの手により発令したこと。そして天領奉行が幕府を裏切っていることを九条裟羅に告げる。しかし、九条裟羅は天領奉行、そして九条孝行の幕府への敬意は本物だと反論する。三日後に証拠を準備するという八重神子。また三日後に証拠がなければ旅人を連れていくと九条裟羅は告げた。

八重神子の言う証拠は何と存在しなかった。証拠を手に入れるために助っ人である「専門家」を起こしに行くという。

★断罪公文(だんざいこうぶん):九条家が既に幕府を裏切ったという事実を九条裟羅に証明するため、三日以内に証拠を見つけ出す必要がある。

鎮守の森でタヌキではなく、早柚を発見。早柚は「終末番」の一員である「忍者」である。「終末番」とは社奉行にある神里綾人の隠密部隊。社奉行は中立なので直接頼む事はできないが、サボっている一員を手伝わせることぐらいは簡単だと八重神子は言う。社奉行が何か異変を感じてっている可能性が高い。木漏茶屋に向かう事に。

木漏茶屋でトーマと再会。現状を神里綾華とトーマに話した。幕府軍と抵抗軍の戦いに雷電将軍が言及したことがなかったが、天領奉行が雷電将軍に呈上した上奏に問題があるかもしれないと神里綾華は考えた。天領奉行が軍関係で報告を改ざんすればそれは誰にもわからないという。上奏に触れる権限は九条孝行一人だけのようだ。早柚の助けがあっても持ち出すのは至難の業だとトーマは語る。宵宮の花火で警備の気をそらすことができるかもしれない。千手百目神像の周囲で花火があがれば彼らも無視はできないだろう。その隙に早柚とともに上奏を入手しよう。

まずは宵宮に会い、花火の相談をすることに。特大の花火を手に入れたが実験できずに困っていたという宵宮。これを利用して作戦を決行しよう。

護衛はかなり多いようだ。潜入には注意する必要があると改めて早柚が警告する。上奏入手後は木漏茶屋に集合だ。もし早柚が捕まったら助けに来てとの事だった。不安は残るが千手百目神像に向かおう。

花火を打ち上げると、見張り達が一斉にやってきた。現場から脱出し木漏茶屋に駆け込んだ。後は、早柚の成功を祈るのみだ。しばらくすると息を上がらせた早柚が戻ってきた。上奏はよくわからないが怪しいものは全部持ってきたようだ。「上奏」以外にもファデュイとの書簡もあった。これらがあれば八重神子が次の計画を立ててくれるはずだという。神里綾華も稲妻内のファデュイを探し出すという。期日も近いため鳴神大社に向かうことに。

八重神子とともに九条裟羅もその場に姿を現した。九条孝行の「上奏」には抵抗軍、珊瑚宮、前線どれも書かれていなかった。今、稲妻で起きている現状を雷電将軍が知れば目狩り令が廃止になるかもしれない。だからこその隠蔽。九条裟羅はこれに怒りを隠せなかった。直接九条孝行に物申しに行くとその場を去っていった。八重神子は千手百目神像の前で雷電将軍の「心を開かせれば」必ず勝機がやってくると助言した。そして「鳴神大社の御守り」を渡してくれた。絶体絶命の時に使うようにとのことだった。

九条裟羅とともに天領奉行を訪れた。護衛たちを押し退け九条孝行と対面した。九条孝行は「上奏」やファデュイとの関係を認めた。目狩り令の発令と遂行に助力すれば、スネージナヤの使節と約束した利益が得られるという。九条孝行はファデュイを利用しているだけであり、裏切りではないと言い張る。雷電将軍があるがゆえにファデュイなど敵ではないと考えているようだ。九条孝行が崇拝していたのは雷電将軍ではなく、彼女の武力と「無想の一太刀」だったのだ。忠義の心も既にここにはなかった。九条裟羅は九条孝行らの私欲によって「永遠」の道が穢されていると告げた。将軍はいま天守閣で「淑女」を迎えていると九条孝行が話した。離島で柊千里から得た情報からも「淑女」は合致する。

★御前試合(ごぜんじあい):怒りに満ち溢れ、天守閣に押し寄せてきた九条裟羅。これは再び雷電将軍と会う機会だと、あなたは気づいた。しかし、将軍の御座の前には、見覚えのある人物が出迎えてきた…

天守閣では「淑女」にやられた九条裟羅の姿があった。「淑女」は邪眼に関しては知らないそぶりをみせる。命を軽んじる「淑女」に旅人は決着をつけると言い放つ。旅人は「淑女」に御前試合を申し込んだ。

「淑女」」を御前試合で打ち負かした。敗者に待ち受けているのは「死」。雷電将軍は「淑女」のもとに無言で歩みを進めた。「淑女」の静止を求める叫びも虚しく、雷電将軍は刀を抜いたまま「淑女」迫る。「淑女」は雷電将軍に襲い掛かるが、「無想の一太刀」により一閃された。雷電将軍は感情を変えることなく旅人に言葉をかけた。旅人は敵ではあるが勝者の栄誉は認める、生きて天守閣から出ることを許すと。

稲妻城は雷電将軍による威圧なのか空気がとてつもなく重くなっている。モンド、璃月で旅人を苦しめた「淑女」が死んだ。何かを考えると頭を痛み走る。「無想の一太刀」の一撃を見て雷電将軍を倒すことは不可能だと改めて感じている。八重神子の計画は千手百目神像の前で「一心浄土」に入ることだが今はそれすら危うい。

稲妻城の城門にたどり着くと、楓原万葉とゴローが抵抗軍を引き連れて来ていた。安堵したのもつかのも旅人の背後から雷電将軍が姿を現す。雷電将軍の刀が旅人を一閃しようとした、その時だった。楓原万葉の友の「神の目」がその光を宿した。雷光となった楓原万葉が雷電将軍の刀を受け止める。再び「神の目」の光は消えたが、旅人の命は救われた。ゴローら抵抗軍が雷電将軍に攻撃をしかけるが、雷電将軍の前では無力に等しい。何かに呼応するかのように千手百目神像にはめ込まれた「神の目」が光を灯す。旅人は覚悟を決め、雷電将軍に突撃した。そして再び「一心浄土」に足を踏み入れたのだ。

「一心浄土」にいたのは「影」だった。旅人は目狩り令の事について雷電将軍と話をした。願いを求めることは多くを失うこと。だからこそ「目狩り令」を黙認してた。旅人には数え切れないほどの不確定要素がる。つまり「永遠」から最もかけ離れた存在だと語る。言葉で語っても雷電将軍の意志は揺るがない。旅人は実力行使を決意した。

雷電将軍の目狩りの力に圧倒される旅人。その時八重神子からもらった御守りが光を放つ。そして八重神子が姿を現した。意識を御守りに憑依させたようだ。八重神子は旅人に己の「意志」だけで影に勝てるとでもと考えているのかと囁かれる。千手百目神像にはめこまれた「神の目」の持ち主たちの願いは既に旅人に宿っている。「願い」を奪われた者たち、そして哲平の想いを胸に旅人たちに元素の力が宿っていく。

★千手百目(せんてひゃくもく):旅人と人々の願いの力が雷電将軍に打ち勝った。八重神子は稲妻の人々の願いを何故信じられないのかと影に問うた。人々の願いは神の予想をも凌駕する力を秘めている。それは旅人が璃月の旅から得た経験だった。雷電将軍は前に進むことで生じた損失を見てきた。影は一歩前に進むために何かを失ってきた。前に進んでいたカーンルイアが天理の前に滅ぼされたのを見た影は、「永遠」を追求することを決意した。「今」とは儚い幻想であり「永遠」のみが天理に最も近づけるのだと。

八重神子は稲妻が永遠に存在する価値のあるものなのかと影にとう。願いを失い、変化を失い、ただ存在するだけの国は抜け殻に過ぎない。影はその妄言を撤回して下さいと八重神子に迫る。「神の目」に対しても、人々に過去を背負えるほどの力はないという。八重神子は「永遠」は影にとっても残酷だという。「一心浄土」で何百年も一人でいるのは寂しかったのではないかいと。「一心浄土」の空が暗く淀んでいたのが、いま光を放っている。本心では影は八重神子に敢えて嬉しく思っているのではないかと。影は否定するが、八重神子は影がいなくんたった数百年間の出来事を話をしようかと提案する。八重神子の言葉に影はついに心を開いた。影自身も八重神子に会う事は二度とないと考えていたという。そして負けたからには「目狩り令」を廃止することを宣言した。

その後、雷電将軍は「目狩り令」を廃止した。

願いがひときわ強く輝いた時 神はその者に眼差しを送る ある願いは 痛みを拭い …勝機をもたらし 希望を呼び起こす ある願いは たとえそれを持つ者の身が滅び 魂が天に帰ろうと 生まれた時と変わらず 真摯に…熱く燃えゆく そう… 「永遠」に…

★願い(ねがい):あなたは昔の期待に応え、結果、雷電将軍は目狩り令を廃止した。事がいったん落ち着いた今、八重神子に会いに行こう。

八重神子は長年会っていなかった旧友と話せて、かなり上機嫌のようだった。また、「淑女」に御前試合を申し込み勝利したことにも感服していた。今回「神の心」を奪われなかった事を喜ぶパイモンだったが、「神の心」は既にスカラマシュの手に渡っていた。邪眼の工場にて旅人を救うため八重神子がスカラマシュに渡していたのだ。スカラマシュはファトゥス第六位であり、実力においては「淑女」よりも上だという。影が人形を作ってから「神の心」を置ける場所がなくなったため、八重神子が預かり鳴神大社で保管していた。元々、影は「神の心」を必要としていなかったため、旅人の命を助けるために、引き換えるには十分に値する取引材料だったという。スカラマシュから「神の心」を奪い返すことはもう無理だろう。八重神子は改めて旅人を呼んだ理由を話した。それはこの先の道や今までの疑問に答えてくれるということだった。

八重神子から、「人形」の将軍、前任の雷電将軍、兄妹、次の旅の目的地について話を聞いた。

兄妹を見つけることが願いだが、それは小さな目標に過ぎないと八重神子はいう。旅人に「神の目」が生まれていないのも「願い」がまだないからなのではと八重神子は続けた。

第二章 四章 淵底に響くレクイエム(えんていにひびくれくいえむ)

★予期せぬ淵底の再会(よきせぬえんていのさいかい):キャサリンからの新しい依頼があるようだ。依頼の内容を確認してみよう。

★守られし者の霊枢(まもられしもののれいすう):層岩巨淵で、偶然にダインスレイヴと思わぬ再会を花入た。事情を知ったあなたは、この場所がアビス教団と深い関係にあると考え、調査を開始した…

★インテイワットの記憶(いんていわっとのきおく):この地の黒蛇騎士はあなたたちに悪意があるわけではなく、残留した意志によってそれらのヒルチャールを守っているだけだった。この奇怪な都市の秘密をいくつか発見したが、黒蛇騎士ハールダウンはあなたたちに何かを見せたいようだ…

★黒蛇騎士の栄光(こくじゃきしのえいこう):インテイワットの花に残された双子の記憶により、ダインスレイヴはアビス教団の計画を突き止めた。しかし、阻止する時間はあるだろうか…