用語辞典ア行

アーカーシャ:スメールの先代の草神マハールッカデヴァタの遺産。知識を「資源」として統一管理するためのシステム。耳につけるタイプのものはアーカーシャ端末と呼ばれるもので、起動すれば誰もがアーカーシャと繋がることができる。
これを利用して教令院の賢者たちは「花神誕祭」の輪廻を起こし、夢を搾取しようとしていた。
マハールッカデヴァータ消滅後は元のように運行することはなくなったため、ナヒーダはアーカーシャを止めることした。

アータヘル:ラムシャフ王の子。彼の死後その座を継いだが、亡くなっている。

アイシャ混沌探知機(あいしゃこんとんたんちき):古代機器を検知する装置。動作原理はかなり複雑らしい。

アイ・ハヌム:アフマルがジンニーたちのために造ったアンフィテアトルムシティ。「月娘の城」と呼ばれる。ラムシャフ王の七つの高塔の一つでもあり、円形の劇場の廃墟と呼ばれていたがガルサスプによって鎮圧されている。

赤目兼長(あかめかねなが):深紅の名刀「籠釣瓶一心」の生みの親。傾奇者の事件に巻き込まれ、稲妻幕府に大逆の罪を犯し、スネージナヤに逃亡した。スネージナヤで病死している。

赤目実長(あかめさねなが):「人斬刀」を極め続けてきた赤目一門の人物。赤目門下生が鍛造した刀は劣悪と判断され「一心伝」惣領の食を官府によって取り上げられている。
経津政芳が晩年に抱えた三人の愛弟子の一人。一心伝の「一心三作」を生み出した人物。

秋津遊芸(あきつゆうげい):秋津ノ夜森肝試し大会で海辺に設置された催しもの。「秋津羽戯」という羽子板で珠を打ち、標的に命中させる昔の祭りで流行った遊びの派生だと影は教えてくれた。平蔵曰く、少し前にひっそりと開放され、面白いと評価されたが店主の姿はなかったという。その結果「たたり」という話しになり、人の往来も消えていった。天領奉行がその砂浜を封鎖する前に、社奉行が肝試し大会を開催し、また人が集まるようになった。

アクアロード:フォンテーヌにある交通用の水路。巡水船という乗り物に乗って移動する。道中の景色を案内してくれるメリュジーヌも同乗している。

惡王(あくおう):海祇島の猛将。力だけが取り柄で、影向山の天狗を倒し。影向山と稲妻城天守から稲妻を見下ろす夢をもっていたが、無想の一太刀の前にその夢は散った。

赤穂百目鬼左衛門(あこうどうめきざえもん):金リンゴ群島に遭難した稲妻の海賊の親分。遭難しているのではなく遭難した船の持ち主。響や寝子とも交流があった。背が高く声が大きい人物。セイライの不死鬼として名を轟かせており、数百年前に幕府軍と戦いを繰り広げていたが、幕府軍に敗れ撤退。幕府の艦隊が彼を追撃しようとした時、突然セイライ島に原因不明の雷が落ちた。彼の艦隊はその雷に当たり消息を絶っている。

雷で彼は死んでいなかったようだが、その後変わり果てたセイライ島へ戻り嘆いている。詳細は「漁獲」のストーリーに記載。

浅瀬響(あさせひびき):狐斎宮に仕えた巫女。「影向役者三人組」の一人。小さな漁村から鳴神島にやってきた。狐斎宮の最後を見ていた。狐斎宮の死後、大天狗や光代、惟神晴之介、御輿長正らの辿った道を語っている。岩蔵道胤に弓術を教えてもらったことがあり彼の事を慕っていた。元々はセイライ島にある浅瀬神社の宮司。寝子の名付け親で、海賊赤穂百目鬼とも交流があった。

赤穂百目鬼らと交流している時には既に老体だった。赤穂百目鬼からは巫女のばあちゃんと呼ばれている。

アシュヴァッタ堂(あしゅヴぁったどう):「ヴァサラの樹」がある場所。かつてはアランナラとナラが一緒に遊んだ場所だった。かつて大きな災難があり、ヴァナラーナは消え、アシュヴァッタ堂も荒れ果てたという。

アシュヴァッタの樹(あしゅヴぁったのき):ヴァソマの実をのエネルギーを吸収してビージャの実がなる。マハールッカデヴァタが手ずから植えた偉大な木でアランナラ一族の原点でもある。

アビサルドラゴエア:アビサルビシャップともいう。原初の元素生物。数千年前に、海衹大御神が降臨し倒された。現在は淵下宮で珊瑚の石枝を用いて鎮圧されているという龍。アビサル(深海or深淵)ドラゴエア(龍)と思われる。アビス教団との関係性があるかは現時点では判断しかねる。

アビス教団(あびすきょうだん):ヒルチャールと同時期、数百年前に急にテイワットに出現した、非人類によって結成された教団。人間の世界に対して深い悪意を持っており、人類の敵となる組織。

その正体は500年前に神々によって滅ぼされた古国「カーンルイア」の遺民。

★モンドでは「四風守護」の東風の龍トワリンを腐敗させた。

★荒野のヒルチャールも彼らの支配下にある。

★アビスとは英語で「深淵」、「地の底」を意味する。

アビスの使徒(あびすのしと):アビス教団の一人。魔術師達と違い、言葉も話し、戦闘力も段違い。

アフェア支族(あふぇあしぞく):タニットからの依頼で旅人たちを待ち伏せしていた。ジンニーの魔瓶を奪おうとしていた。そして、その持ち主の特徴は紛れもなく旅人を指していた。彼らに書簡を出していたのはアデルフィだった。

アフマール:アフマルとも呼ばれている。砂漠の民の言葉で「キングデシェレト」を意味する。かつて存在した君王。大地をさまようジンニーと妖魔を集め、魔法の瓶に詰めていたという伝説があり、ジンニーのためのアンフィテアトルムシティであるアイ・ハヌム「月娘の城」を造った。
空の後継ぎだと言われており、大地四方の王でありながら、三大部族の無数の民に信仰されていた。羊の王、鷺の王、ワニの王と呼ばれる三名の佞臣がいた。
花神「ナブ・マリカッタ」の助けのもと、「禁忌の知識」を手に入れることになる。アペプに自信を飲み込ませ「世界の滅亡」そのものの仕立て上げたのも、彼の計画の最後の保険だったとアペプは語っている。

アフマルの鬚(あふまるのひげ):神王のレリクスに付属するエルマイト旅団の一つ。ディシアの父親クセラが率いる旅団。

アフマルの目(あふまるのめ):エルマイト旅団の一つ。スカーレットキングの復活を信じており、マハールッカデヴァタを裏切り者と見なしている。それを信仰する民に対しても敵意を向けている。神の缶詰知識にスカーレットキングの力があると信じ、それを狙っていた。

アペプ:草龍。元素生命たちの故郷でもある。トワリンよりも古い存在で、元素力の蓄積量もかなり多い。アペプが「禁忌の知識」の汚染されてしまったことが元素生命にも影響を与えていた。テイワットでもっとも適応力を持った生物で、「禁忌の知識」もその体の一部になっていたが、「禁忌の知識」が消えた事で、巨大な穴ができてしまい、体や魂は、目も当たられない惨状になっていると考えられる。それ以来、身を隠しながら苦痛に耐えてきており、ナヒーダが忘れていた「大事なこと」はアペプを救うことだった。
元々はスメールはアペプの領地で、一面が青々と茂った雨林だった。巨大な釘が天から降ってきて、雨林は砂漠となり、それに順応するためにエメラルドグリーンから砂色の龍に姿を変えた。自分こそがスメールの主だと思い込んでいるため、その後に訪れた秩序を認めておらず。魔神を敵視している。
千尋の砂漠でその巨大な姿を現した。旅人たちにこの地を去るよう警告し、ナヒーダに助けられることは万に一つもないと言い放った。
ナヒーダの言葉で、彼女に救われる選択をとった。元素生命たちの犠牲もあり、その体内で「世界の滅亡」の影響を受けたオアシスの守護者を討伐。元素力となった彼らと融合を果たす。「禁忌の知識」の影響から脱したアペプには「穏やかさ」が戻ってきており、ナヒーダやスメールの民を滅ぼしても意味がないと語った。「禁忌の知識」の影響を受けたのは、その力こそが天理に勝てる唯一の力だと考えた結果だった。アフマルの国が滅んだ時、彼を飲み込み、その元素力を吸収。結果として「禁忌の知識」に汚染されることなった。

アミティ装置(あみてぃそうち):遺跡巨象のハッチを開けるために必要な装置。オルモス港の骨董商ロインジャが持っていた。

荒瀧(あらたき):大手門荒瀧と呼ばれる歴史上の武人を祖とする名字。荒瀧一斗がその系譜に連なる?

アランハオマ:「ゾーラ茸」しか合わない。これがあれば「マウティイェマ」が復活する。記憶のエキスでマラーナを追い払うことができる。またアランナラの記憶と生命力を載せることができる霊薬。調合には「ヤグナ草」と「バルサムフラワー」と「ゾーラ茸」が必要。

アランナラ:スメールの伝説の存在。森の住人で、木々の守護霊。植物のような見た目をしている。「森の民」という意味。草の神の一族で、樹と人間の橋渡しをするのが仕事で、「夢の世界に入る」能力を持っているらしい。
命の危険にさらされた時「休眠」し、全ての記憶と夢を一粒の「種」に凝縮させ、危険が去って縁があれば森に帰って、再びアランナラになるという。

アランラカラリ:森の「魔法」であり「音楽」。マラーナに侵食されないように人間を守ってくれる。イッサムを死域から守っていたバリアもその一つ。
アランナラが千樹の王やナラ、同族を讃えるための賛歌、古い言葉で「マハーミトラクサストートラ」呼ばれ「死」の使徒に対抗できるとされた。

死兆星号(あるこるごう):南十字船隊の北斗が駆る船。船が堅く、装備も充実、スピードも璃月港トップクラス。

アンフォルタス:カーンルイアの元帥。「摂政元帥」と呼ばれている。ハデュラを処刑した人物。「遺跡巨像」に乗っていた人物の一人。ハデュラの裏切り行為の一件で左目を失った。ハデュラに「金殿の衛兵」の称号を授与した人物でもある。

伊恩の命(いおんのみこと):白夜国の太陽の子の一人。占術・呪符に造詣が深い。自分の寿命も的確に言い当てた。

移霄導天真君(いしょうどうてんしんくん):今年の明霄の灯のモチーフ。鹿の姿をした仙人。彼の角が天衝山を支え、流した血が碧水川となった。好物はチ虎魚焼き。

イスタロト:より高度な力。雷電眞が有していたかもしれないと影は言っている。

泉の精霊:モンドの清泉町にいると言われる精霊。年取ったフィンチは若い頃に会話をしたことがあるようで、再び姿を現すのを年老いたいまでも待っている。病弱だったあなもずっと泉の精霊に祈りを捧げていた。

依栖目那須の命(いすめなすのみこと):白夜国の太陽の子の一人。小舟に乗って、白夜国の地図を勘校した。

遺跡巨像(いせききょぞう):スメール・アルダラビ河谷・デーヴァーンタカ山にある巨大な遺跡機械。カーンルイアが作り上げたもの。カーンルイアでは「歩哨機関」とも呼ばれていたとジャザリーは考えている。

遺跡守衛(いせきしゅえい)

遺跡徘徊者(いせきはいかいしゃ):スメールに伝わる伝説の魔物。何百年もの間、各遺跡を彷徨い続けているという。巨人のように見えるという人もいれば、猛獣のようだという人もいるが彷徨っている理由は誰も知らない。十数年前に突然スメールから姿を消して、以来誰も見かけなくなり、伝説も語られなくなっていった。

イノシシ姫(いのししぷりんせす)

イリデッセンスツアー:フォンテーヌが起源の音楽祭。この舞台に上がることができれば、音楽が大勢の人に好まれていることを意味する。

イロック:クリプスが死んだときに、ディルックに真実を隠すように命令した西風騎士団の督察長。反逆者として粛清されている。

岩蔵(いわくら):胤の岩蔵と呼ばれる歴史上の武人を祖とする名字。岩蔵道胤がその祖に当たる。

そのルーツは雷電将軍を裏切った「御輿」につながるが、影向の天狗に「岩蔵」という姓を授かった。

九条政仁の指南役だった岩蔵光造が今の岩蔵流の師に当たるが、去っていった門下生の敵として旅人に勝負を挑みその命を散らすことになった。

岩蔵道胤(いわくらどういん):胤の岩蔵と呼ばれた武人。本名は岩蔵道啓。鬼人であり雷電将軍を裏切った「御輿家」の人間だったが、影向山の天狗である光代に「岩蔵」の姓を授けられた。13年かけて天狗を凌駕する剣術を身に着けた。我流の秘剣「天狗沙」で、九条家の剣術師範となり「岩蔵流」という流派も作った。天目影打を紺田村の紫門家に贈呈した。彼の物語は聖遺物「絶縁の旗印」を参照。

イングヒルダ:白鵠騎士。『幽谷の少女』漆黒の獣たちとの戦いで行方不明になっている。貴族の指輪印章しか見つからなかったため、騎士としての葬儀が執り行われた。「遺跡巨像」を探索している旅人たちの前に姿を現した。「遺跡巨像」に乗っていたカーンルイアの騎士の一人と思われる。

インテイワット

カーンルイアの国花。開花期間は元々二週間しかないが、手折られカーンルイの土から離れると、花びらの成長が止まり、硬まる。カーンルイアの土に還って初めて、再び柔らかくなり、やがて枯れる。「遊子」を象徴し、「故郷の優しさ」という意味を持つ。旅人がテイワットで目を覚ました時に頭の上にあったのもこの花。

ヴァーナ:アランナラの言葉で「森」を意味する。

ヴァサラの樹(ヴぁさらのき):「ヴァソマの実」が採れる。「アシュヴァッタ堂」にある。

ヴァソマの実(ヴぁそまのみ):「アシュヴァッタ堂」にある「ヴァサラの樹」から採れる。夢と力の詰まった果物。

ヴァナキ:アランナラが恐れる存在。その正体は「トリックフラワー・炎。。

ヴァニーラーレ:ローレンス一族の主母。モンド成立当初、神の奇跡を称えるため、広場に巨大な神の石像を作らせた。しかし、この後ローレンス家は独裁によりモンドを圧政で苦しめていくことになる。

ヴァネッサ:モンドを解放した英雄。貴族支配を覆しモンドに自由をもたらした奴隷出身の勇士。西風騎士団を作った初代蒲公英騎士である獅牙騎士である。彼女が人生の最後に訪れた地は風立ちの地の神木だった。モチーフはジャンヌ・ダルクと思われる。モンドの大樹から天空の島に登り、永遠にモンドの守る神様となった。

ヴァマッダ:アランナラが作ったツルのようなもの。ナラに入ってほしくないところに着くって、アランナラしか入れないようにするためのもの。歌声を聞くと、くるくる回りはじめ、入れるようになる。

ヴィシャップマン:淵下宮に伝わる伝説。迫害を受けた深海ヴィシャップが生き延びるためにとった新たな進化の過程で、勝者の姿かたちを真似するようになった結果、瞳孔を除けば人間と全く区別のつかない種族となった。淵下宮に入り、人間の居場所を奪ったとされている。

ヴィリデセルン:森を行き交う狩人。無用な殺生をせずに自然と生きていた彼女だが、災害が起き死にかけた盲目の少年の出会ったことで復讐の衝動に駆られることになる。

風花祭(うぃんどぶるーむさい):愛と自由を象徴するモンド城の伝統的な祝祭。風神バルバトスに「風の花」を献上して愛と敬意を捧げる。好きな人や大切な人に花を送る伝統もある。愛情を得るためなら、祝祭期間中は何事でも自分でやる必要がある。

風花祭のスター(うぃんどぶるーむさいのすたー):モンドの最高栄誉の1つ。モンドに多大な貢献をし者、もしくは風花祭の期間中に突出した成果を残した者に与えられる。

ウツァブ祭(うつぁヴさい):アランナラの祭り。「ビージャの実」を手に入れるために開催する必要があり、ラナのアランナラの友達が一緒に楽しむことで、ビージャの実に力を与えられるという。

海御前(うみごぜん):海祇の名将。薙刀を振るい鳴神の水軍を畏怖させたほどの存在。双子であり、片割れは巫女であった。ヤシオリ島での戦いで曚雲や惡王が散っていく中で、海御前も波にのまれ伝説となった。

雲凰(うんおう):雲輝の娘。幼い頃から武術を学んだ気が強い。彼女は「女性でも跡を継ぎたい」と主張し、一時話題になった。詳細は黒岩シリーズ、試作シリーズのストーリー参照。

雲輝(うんき):璃月の鋳造の名門雲氏の七代目で璃月七星の一人でもあった人物。「試作」シリーズに、魔導器も加えた。詳細は黒岩シリーズ、試作シリーズのストーリー参照。

雲氏(うんし):黒岩の長剣、古華・試作を製造した寒武の友人。鋳造の名門。

エウリダテス:迷宮のヒントが書かれた碑文を書いた人物の父親。伊達の父親。

エーモンロカ一族(えーもんろかいちぞく):戦いに明け暮れていた戦士の一族。しかしモンドの誕生によって、彼らは自分の護るべきものをついに見つけた。

エバハート:義賊ダークアレイの腹違いの弟。幼い頃から貴族の栄光を復興することを目指した。
ダークアレイを唆し盗賊の夢を追いかけさせても、自分が跡継ぎになっても、裏で槍使いの魔女の弟子になり、その技を身につけた後、魔女を殺しても…目的を果たすためなら手段を選ばなかった。

エルマイト旅団(えるまいとりょだん)

スメールの傭兵組織。モラさえ払えばなんでもやってくれる。禍々しい力を操るメンバーもいて、かなり手強いらしい。
古代砂漠文明からの移民で構成されている。どの国にも属さず自らの力と知恵で生計を立てている。超文明機械や狂暴な獣に対抗する切り札として古代文明の遺産の一部を保有している。

エル・マスク:テイワット各国の風土記ガイドの著者。恐らくヒルチャール言語学者のエラ・マスクが「マスク」の名にこだわっている事から、先祖だったりするのかもしれない。
おそらくマスク礁の名前の由来。

エルミン:独眼の王。おそらくカーンルイアの王だった人物。彼の力が衰えた時、摂政として介入したのが王家の血を引かないアルベリヒ一族。

エレン

ヒルチャールを研究していると思われる学者。「好肉族」に対する記載した文書があり、冒険者のリヴィングストン博士も参考にしていた。

エレンドリン:「光の獅子」と称される西風騎士。長剣と大剣の二刀流戦法を使用していたが、それは天賦の才を持つ者しか扱えない剣術だった。正当な騎士の一族出身。その生涯で「神の目」授かることはなかった。

エンドラー:フォンテーヌから来た小さ純水精霊。純水の願いにて言葉を覚え、ローデシアの真意を知る。最終的には旅人の旅に同行することに。

演武伝心剣術大会(えんぶでんしんけんじゅつたいかい):稲妻の伝統的な剣術大会。遥か昔、稲妻で剣術を極めた武人は雷電将軍と謁見ができ、手合わせをする栄誉を得られるという伝説があった。しかし、将軍の実力は人間を凌駕していたため、自身の眷属を武人を導く使者として遣わせ、二人で将軍と戦った。将軍は演武という形で、自らの技と稲妻を守る意志を民に伝えたことから、「演武伝心」と呼ばれるようになった。その伝説が剣術大会へと姿を変え、神が技を授ける手合わせも、大会の最後に行われる「模擬試合」となった。模擬試合に将軍が参加することはなく、特別な使者を遣わし、自身の代わりに参加させる。「武人」は大会の優勝者が演じ、「神の眷属」は官僚出身の剣士が演じる。この役割を「神使代行」と呼んでいる。

「黄銅の仮面」(「おうどうのかめん」):ジュラバドの衰退期に現れている組織。

オセル:渦の魔神。魔神戦争でモラクスに敗れ、海中に封印されていた。タルタリヤにより封印が解かれ璃月港を襲ったが、凝光の群玉閣を落とすという策で海中に沈んでいった。

漢の試練(おとこのしれん):冒険者協会のジャック曰く、ヒルチャールを1万体倒すと、漢としてみんなに認められとのこと。

オルガナ:二十九デイズの都。砂に埋もれてしまった港の城。ムザファールデイズが統治していた。ムザファールはオルガナの覇王と呼ばれていた。ムザファールデイズはここから出航し、諸々の城を襲い掠奪し、エルマイト砂海辺境の部族もや軟弱な都市国家も、ひれ伏すことになったという。

御琉部栖の命(おるぶすのみこと):白夜国の太陽の子の一人。音律、琴に造詣が深く、歌声は大地を動かすほどだった。

オルマズド:ジュラバドに関係のある人物。キングデシェレトの使者。キングデシェレトと協力、ジンニーたちと共に暴君のフヴァストラを倒した。現代の神に見捨てられた殿閣の神殿も彼がキングデシェレトを記念するために作ったものだと言われている。
かつてリルパァールの愛する人で、ジンニーの愛によって羊飼いから人間の王になった。リルパァールは彼こそが凡人を越える伴侶だと考えたが、やがて王の虚栄と利己心で統治するようになる。彼に失望したリルパァールは彼らを三代に渡り謀殺した。

ネーミング考察

オロバシ:珊瑚宮が信仰する魔神。巨大な蛇の魔神。神衹島の民に耕起と製錬の方法を教えた。しかし、雷神との争いに敗れ斬られて死んでいる。無明砦はその戦いの際に破壊され、「無想刃狭間」は、当時の雷神が蛇を切った時に振るった「無想の一太刀」が残したもの。ヤシオリ島の巨大な蛇の骨はオロバシの残骸。そこから晶化骨髄が生成される。

作中ではオロバシノミコトと呼ばれ、神祇島の人々はオロバシを崇めていた。抵抗軍として雷電将軍に対抗しているのは政策だけではなく歴史も大いに関係があるのかもしれない。

「日月前事」を呼んだことにより、天空の島から死刑を宣告された。淵下宮を珊瑚宮へ移住させ、その道を封じ、淵下宮の真相を隠蔽。海祇の民の為に、自らを犠牲にした策を企てた。

ネーミング考察:悪魔のオロバスが由来と思われる。悪魔学にて、ソロモン72柱の序列55番目の偉大なる君主。最初は馬の姿で現れるが、命じられれば人間の姿になる。過去・現在・未来のあらゆる事物について答え、召喚者に地位を与え、敵味方からの協力をもたらす。また神学における真理や創世における真実を教えてくれる。オロバスは召喚者に対しては大変誠実で、他の霊からの攻撃から守ってくれるともいう。何者も欺くことがないとも言われる

宮崎三郎:刀職人…海祇島の民は魔神オロバシを信仰している。何故なら当時、その巨龍のような形をした蛇神が、彼らを導く役割を担っていたからだ。
オロバシは海祇島の民に耕起と製錬の方法を教えた。海祇島の人々は感謝の気持ちとして、オロバシを守り神として崇めるようになったんだ。
しかしその後、オロバシと雷神様の間に争いが起こり、オロバシは雷神様に斬られて死んだ。
無明砦の遺跡はあの大戦の時に破壊されたんだ。そしてここの「無想刃狭間」は、当時の雷神様が蛇を斬った時に振るった「無想の一太刀」が残したものなんだ。
今もなお、オロバシの残骸はヤシオリ島に残っている。あの巨大な蛇の骨はその魔神の亡骸なんだ。

遠国観察(おんごくかんさつ):稲妻での滞在手続きをするための場所。