七七(なな)

CV:田村ゆかり

薬舗「不卜蘆」の薬採り兼弟子。「仙人との縁」がきっかけで不死身となり、行動する時は自身に勅命を下す。七七は記憶力がかなり悪く、日常生活をスムーズに送るため、彼女は様々な注意事項を書いたノートを持ち歩いている。しかし、調子の悪い日の七七は「ノートを確認する」ことすらも忘れてしまう…(公式HPより抜粋)

プロフィール

誕生日:3月3日
所属:不卜蘆
神の目:氷
命ノ星座:法鈴座
名刺:冷蔵(れいぞう)…冷蔵が必要なもの?白先生の薬剤、ココナッツミルク…あと胡桃。
薬舗「不卜盧」の薬採り兼弟子、紙のように白い顔色で不死身。口数が少なく、あまり表情がない。

キャラクター詳細

キョンシーなのだから、表情が少ないことも許されるだろう。
キョンシーではあるが、七七はきちんと体を鍛えている。
記憶力が極めて悪い。それは、七七が人に対して冷たい理由の1つだった。
七七の外見は、ずっと亡くなった時のままであるため、実際年齢は推測不可能である。
キョンシーを動かすには、勅令が必要だ。
しかし、ある原因で七七は自分で自分に勅令を下しているのだ。

命ノ星座

★寒苦回向(かんくかいこう)
★氷寒蝕骨(ひょうかんしょくこつ)
★昇天宝誥(しょうてんほうこう)
★天威圧衆(てんいあっしゅう)
★紅蓮開花(ぐれんかいか)
★起死回骸(きしかいがい)

天賦

★雲来古剣法(うんらいこけんぽう)
★仙法・寒病鬼差(せんぽう・かんびょうきさ):「こいつらは温度の上昇による腐敗を防止するためだよ…うん、白先生のあの高い薬剤のことを言ってるのだ。」
★仙法・救苦度厄(せんぽう・きゅうくどやく):「本名、救苦度厄真君、起死回骸童子。」
――だが七七はこの言葉を思い出せない。
★延命妙法(えんめいみょうほう)
★玉籤偶開(たまぐしぐうかい)
★往事記憶(おうじきおく)

神の目

七七の「神の目」は死ぬ直前に授かったものだ。
時を止めて、過去の日々に戻りたいと思った時。
死への恐怖、生存への渇望、そして家族への思い…この全てが「氷」の模様になった。
「もし過去に戻れたらいいな…」
涙が瀕死の娘の目からこぼれ落ち、突如現れた「神の目」に落ちた。
「三眼五顕仙人」たちは、彼女の「三眼」としての正当性を認めた――過ぎ去った日々への渇望も、守護の意思の一つだ。

ストーリー

キャラクターストーリー1

通常、キョンシーの体は冷たく硬いため、飛び跳ねるようにして動く。
普通の人に近い状態を保つため、七七はいつも柔軟体操をしている。
「往生堂」の七十七代目堂主胡桃は、これをよく思っていなかった。
彼女は七七と合う度に、熱心に提案する。「私に葬られたほうが楽だよ」
もちろん、七七は葬られたくはない。
そのため、彼女はいつも人気のない夜に、体を鍛えているのだ。
不死身の七七は、記憶力が一般の人よりも悪い。
記憶力の強化練習を常にしていなければ、3日も経たないうちにすっかり忘れてしまう。
だが、これはいいことなのかも知れない。苦痛な思い出を持つ人にとって、忘却は解放でもある。
七七にとって、現在最も記憶する必要がある人は…殴りたくなるような顔で、毎日彼女の目の前に現れる。
そのため、七七は特に「記憶力が悪い」ことを気にしていないのだ。

キャラクターストーリー2

体は小さいが、七七は凄まじい戦闘力を持つキョンシーだ。小さな体は不利になる所か、むしろ高速で移動できる利点を持つ。
戦闘中の七七は、日常的に意識している制御を止め、体をキョンシーの状態に戻す。すると、力も速度も普段より格段に上がるのだ。
「死んだ」
無表情に敵を仕留めた後、七七は筋肉を制御し、普段の状態に戻る。
一人で薬草取りに行く時、「宝盗団」に狙われたこともある。
一人でいる小さな女の子は、どう見ても格好のターゲットだ。
しかし、ごく普通に見えるこの女の子が…相手全員をボコボコにするなんて、誰が予想できたのだろう?
だから忘れてはいけない。人は見かけによらないのだ。それは、キョンシーでも同じである。

キャラクターストーリー3

通常、キョンシーが行動するには、自身を呼び起こした者の勅令が必要だ。
しかし、厳密に言うと、七七は誰かに呼び起こされたわけではない。そのため、彼女はこの世界では珍しい、自分で自分に勅令を下すキョンシーになったのだ。
「敵を倒す」などのかんたんな任務なら、特に問題はない。
だが、「絶雲の間の険しい崖で薬草取り」のような任務の場合、七七は時折崖の途中で引っかかってしまう。しかし、彼女は登ることに失敗しても諦めない。
もちろん、勅令を解除する方法はある。しかも、とても簡単な方法だーー後ろから七七を抱きしめ、「大好きだよ」の類いの言葉を言ってやれば解除できる。
白朮はいつも感情を込めずにやるから、効果はいまいちだ。
もしいつか…このような言葉は、軽い気持ちで人に言ってはいけないことを知っていて、もじもじしながら、七七の勅令を解除てくれる人が現れたら…
七七はどんな反応をするのだろう。

キャラクターストーリー4

この古い物語はとっくに人々に忘れられていた。
七七というごく普通の薬草取りの娘が、誤って仙境に入り右足を怪我した。
怪我を処置するため、彼女は慌てて洞窟に入った。
傷口に包帯を巻いていると、彼女はこの世界に存在しないものの声を聴いた。まさか、巨大な音がした後、自分が永遠に生死の境をさまよう存在になるとは、彼女は思ってもいなかった。
仙と魔、正義と邪悪…どちらも彼女はただ巻き込まれてしまっただけの犠牲者であるとわかっていた。
これは天の意思かもしれない。瀕死の彼女はなんと「神の目」を手に入れ、仙魔大戦を終結させた。
彼女を不憫に思った仙人たちは、各々の仙力を七七の体内に注ぎ、彼女を復活させようとした。
しかし、蘇った七七は体内の仙力を制御できず、暴走し始めた…
この騒動を治めるために、「理水畳山真君」は仕方なく、この不幸な娘を琥珀に封印した。

キャラクターストーリー5

数百年後、琥珀に封印されていた七七は、やっと人々に発見され、埋葬するため「往生堂」へ送られた。
険しい山道を行く途中、琥珀はあっちこっちにぶつけられた。加え、長い年月の中で、七七の封印は今にでも解かれそうな状態であった。
ある夜、七七は完全に覚醒し、こっそり琥珀を打ち破り逃げ出した。
生前の習慣の影響により、七七は山森に向かった。途中で偶然であった薬舗「不ト廬」の店主白朮が彼女を引き取った。
白朮は医術に優れているが、誰でも救う聖人ではない。
しかし、例え七七の記憶力が悪く、薬剤の分別に間違いがあっても、彼は七七を引き取ると決めた。
七七に対する寛容は、彼が個人的に追い求めているものと何らかの関係性があるらしい。
七七の動きは遅いが、頭の回転は遅くない。七七はとっくに白朮の狙いに気付いていたが、あまり心に留めてはいなかった。
経験し過ぎたのか、それとも孤独な時間が長過ぎたのか…例え、この「善意」の裏に何らかの企みがったとしても、七七は彼を感謝している

「不死身向けの旅に関する実用書」(「ふじみむけのたびにかんするじつようしょ」)

七七はいつもノートのようなものを持ち歩いていた。
七七は記憶力雨が悪い。それは、日常生活に支障をきたさないようにするための必需品だ。
中身は数百年前の字体で書かれており、字はとても綺麗だった。
最初のページには、柔軟体操の練習方法が書いてある。
次のページからは、様々な薬草についての詳細や「勅令に」ついて書いていた。
七七は自分に勅令を下す必要があるため、勅令については特に詳しく書いている。
毎日やるべきこともきちんと書いてある。
最近は、「脳トレ」や「記憶力増強方法」に関する内容も追加された。
こうして、このノートのような物は、旅の実用書のような本になった。
ただ、もしいつか、七七がこれを見ることすら忘れてしまったら…それこそおしまいだ。

キャラクター関連

挨拶

●初めまして…:七七、キョンシーだ。…ん?あと何だっけ。
●世間話・独り言:ん、今…何を話そうとしたっけ…
●世間話・暑さが苦手:涼しい場所に行きたい。
●世間話・鍛錬:七二三四、七二三四…五六七七、五六七七…
●雨の日…:また傘忘れた。
●雪の日…:雪だるま作りたい…付き合ってくれる?
●晴れの日…:今日は出かけるべきじゃない。
●風の日…:涼しい、気持ちいい。
●暴風の日…:手…手をつないで!ふ、吹き飛ばされる…!
●おはよう…:もう朝?今日は何を…ちょっとノートを確認する。
●こんにちは…:…白先生の薬剤の仕分けを忘れた。
●こんばんは…:こんばんは。今日は…何をしたっけ…
●おやすみ…:おやすみなさい。柔軟体操してくる。…盗み見禁止。
●誕生日…:誕生日おめでとう。はい、薬草の匂い袋。驚いてる?前に言われた時にメモしておいた。毎日見れば、これからも忘れないよ…

自己紹介

●七七自身について…:七七のこと…?ごめん、よく思い出せない…
●記憶力について…:思い出せないことがたくさんあるけど…別に悪くない。
●記憶力鍛錬について…:最近記憶力の鍛錬を頑張ったから、あなたを忘れる心配はない。
●「神の目」について…:「神の目」は時間を止められないけど、大事な人を守る力をくれた。
●シェアしたいこと…:実は七七の体調は白先生よりもいいよ…
●興味のあること…:薬舗の周りにたまにヤマガラがいる、小さくて丸い。
●七七を知る・1:なにか?
●七七を知る・2:柔軟体操すると、体を人間みたいな状態に保つことができる。でも気を抜くと、また元に戻る…
●七七を知る・3:七七を利用しようとする人もいれば、七七を怖がる人もいる。でもあなたは…違う。
●七七を知る・4:初めて会った時から、あなたから暖かさを感じた。嫌いな熱とは違う、心が温かくなった。ありがとう…嬉しい。今のあなたしか知らないのが残念だ。もし忘れたら…ううん、あなたを覚えるように自分に「命令」するから。
●七七を知る・5:昔は生きることだけ考えてた、生きる理由も分からなかったけど…今はあなたと生きていきたいと思う。ず、ずっと…一緒にいてくれる?本当に?うん、あなたは七七が守るから!
●趣味:ペットがほしい…ヤマガラみたいな。
●悩み:よく分からない。でも、温度が高いと体はきつい…
●好きな食べ物:ココナッツミルクが好き。でも…味は分からない。
●嫌いな食べ物:ごめん、分からない…
●突破した感想・起:ああ、強くなったの…?強くなるって何?
●突破した感想・承:ああ、理解した。強くなったら、力をコントロールするのにより精力がいる。
●突破した感想・転:昔は強さになんとも思わなかったけど、今は…もっと強くなりたい。
●突破した感想・結:あなたがいてくれたおかげだ、ありがとう…もうひとつ願いを叶えてくれる?これからは七七に守らせてほしいけど、いいかな?

関連キャラクター

煙緋→あの薬採りの娘、自分にある掟を定めていると聞いた。か弱く見えるが、己を律するあの者は大事を成す器の持ち主だろう…ああ、後生恐るべし、あの者に対しては、私も感服せざるを得ないな。

白朮:白先生の顔、思い出せない。でも問題はない…

→ええ、あなたがお考えの通り、七七の意識を封じ込めたのは確かに仙人の秘法です。七七のおかげで、私も死に行く者を留まらせる方法を模索できました。仙人様ですらあの子を不憫に思い、「此岸」に引き留めようとしたのですから…私がその成り行きに従って、あの子を引き取ったことも、何ら間違ってはいないでしょう?

:名前:むっ、骨董品みたいな名前…

記憶:会ったことあるの…?

辛炎:…誰?

重雲→キョンシーの娘に見えるが、方士のぼくにはわかる…彼女は普通じゃない。うん…名前も宝誥にないし、一体どういうことだ。

胡桃:高温、嘘の笑顔と…死、嫌い。

→七七ちゃんを見かけた?どこにいるか教えて!あの子をどこかに隠してそれから……えへへへへ!

冥ちゃん:夜…たまに一緒に体操する人がいる気がする…気のせい?

行秋→七七は謎だらけって感じだね。でも白朮先生がいると、彼女とは話せないんだ。そうだな、白朮先生が診察に出かける時を狙ってさ…

ヨォーヨ:かわいい…ヤマガラみたい。

→友達…七七は一番の友達だよ!たまにヨォーヨのことを忘れちゃうけど、わざとじゃないって分かってるから。メモを見るように言えば、すぐに思い出してくれるから。

一生…実は、白先生にこっそり聞いたことがあるの。七七を治せる方法はないのって…うん…平気だよ、たとえ一生七七に一々言わなきゃいけなくても、ヨォーヨは大丈夫なの。