天おじ(てんおじ)

「天枢」
場所:雲来の海・璃月港・南埠頭
関連NPC:雲淡(姉)慧心(娘)

…ああ、釣り餌を忘れたのか。
こんにちは、若者。

①こんにちは。
→ああ、こんな年寄りのわしに話しかけてくれる若者がまだいるとはな。
さあ、座って。わしのことは天おじでいい…そのほうが若く聞こえるからな。
なに?元々若く見えるだと?
…若いかどうかは見た目じゃない、経験した悲しみや無力さの回数だよ…

ー宝:何をしてるの?
→わしは釣りをしておる。ただ昔のように釣りで飯を食ってないからな、釣った魚は逃してやるんだ…
…若者と話すのは久しぶりでな、この魚はお前さんにやるよ。
魚肉×5

②ボートに関して。
→このボートを気に入ったのか?これはわしに一生付き添ったボートだ…
わしが若い頃、釣りした時はな、釣り竿はわしの背より高かったんだ…でもあの頃はやる気があったんだ。
自分で働いて、もらったものは自分のもの。流した汗の分だけ収穫がある…あの頃はよかったよ、やる気に満ちていた…
……
ー……?
→ああ…どこまで話したっけな?忘れてしまったよ。
…そうだ、その後、たくさん働いて、そして運に恵まれて…自分の事業を持てるようになって、自分で魚を捕らなくてもよくなった。
しかし…商売の駆け引き、嘘と応酬のせいで、わしは自分がわからなくなった…
だから若い頃の充実さを取り戻すために、わしはここで魚を釣って、たまに友人と話すんだ。
わしが若い頃、釣りした時はな、釣り竿はわしの背より高かったんだ……
ーーそれはもう話したよ…
→…話した?はあ…口を挟まないでくれ、わしが若い頃、釣りした時、釣り竿はわしの背より高かったんだ…
でもあの頃はやる気があったんだ……
……

③さようなら。
→ああ、またな。
軽策荘に行って、雲淡姉さんに会ったら、わしはまだ生きておるって教えてやってくれ。

仙麒の章第一幕完了後

やあ、若者よ。
お?お前さんか、じゃ、とぼける必要もないな。ふふ。

①身分について…
→シーッ…大声出すんじゃない。璃月港では要職にある連中以外に、わしの身分を知っている者はそういないぞ。
地位と自由、これは古より全くなり難し。
わしがこの二つをすべて手にするのにどれだけ苦労したか、ハハハ。
いずれわしも七星の職務を放棄するだろう。自由になりすぎたせいか、今や地位が束縛に感じてきた。
…あの御方も束縛から抜け出して、自由を満喫するといいな。

②慧心について…
→ああ、娘は世話になったな。
多少こじれた子でな、昔から甘雨お姉様…いや、甘雨さんの話以外には聞こうともしないんだ。
だが、この前の事件以来、このじじいの話が聞けるようになった…
…お前さんもいい腕前だな。

幽客の章第一幕完了後

③近況について…
→少しずつ仕事を他の者に任せてるよ。時間も、結構空くようになった。
身の回りのことを整理するようになってから、昔の釣り仲間がすでに亡くなっていたり、あるいは疎遠になっていたことに気づいた。
…お前さんも悩みがあるようだが、どうだ、わしと一緒に釣りに行かないか?
頭脳を明晰に保つには、乱雑とした事柄から離れる必要がある。物事のほとんどは…流れに身を任せ、恥じることをしなければそれでいい。

④さようなら。
→ああ、またな。
軽策荘に行って、雲淡姉さんに会ったら、わしはまだ生きておるって教えてやってくれ。

●「天枢」…璃月七星の一人。
●体調を不良を理由に「天枢」を引退することを考えていたが、それは後継候補の一人である知易に毒を盛られていたからだった。天おじも薄々それに感づいており、後継候補者の調査を夜蘭に依頼していた。
●黒岩の斬刀に銘をつけた。「天崩地裂、斬雲断月」