レザー

CV:内山昂輝

狼に育てられた捨て子だとか、オオカミ神の化身だとか…モンドのちまたでは彼に関する噂が絶えない。鋭利な爪と蒼雷が飛び交い、狼は荒野と永遠とともにある。今でも狼少年の彼はその野獣のような鋭い直観力を駆使し、狼の群れを狩りをしに森を駆け回っている。(公式HPより抜粋)

プロフィール

誕生日:9月9日
所属:奔狼領
神の目:雷
命ノ星座:狼座
名刺:奔狼(ほうろう)…レザーが狼の群れと一緒に晩ごはんを作る姿はとても颯爽だ。ただしこの情景をクレーと旅人に見せてはいけない。
人間の町から離れて、モンド地域の奔狼領で狼と暮らす少年。勘が鋭く、動きが俊敏。

キャラクター詳細

レザーは奔狼領で暮らしている謎の少年だが、彼の姿を目撃したモンドの住人はかなり少ない。
数少ない目撃者によると、レザーは五感は鋭く、体つきは逞しく、素早く木々の間を駆け抜け、よく狼の群れと共に行動し、自ら人間に近づくことはない。
更に、彼は狼に育てられた捨て子、実は少年の姿に化けた狼の神様、などといった噂まである。
これらの噂は「狼少年」のイメージをより謎めいたものにした。
そして話題の「狼少年」レザー本人は今日も丘の上で日向ぼっこしている。

命ノ星座

★狼の性(おおかみのさが)
★制圧(せいあつ)
★獣の魂(けもののたましい)
★噛みつく(かみつく)
★鋭い牙(するどいきば)
★天狼(てんろう)

天賦

★鋼の脊(はがねのせき)
★鋭い爪と蒼雷(するどいつめとそうらい):雷が落ちた瞬間、レザーの魂の奥に隠れる獲物を追う視線が見える。
★雷牙(らいが):狼は目覚め、狩りの時間が来た。
★覚醒(かくせい)
★飢餓(きが)
★奔狼(ほうろう)

神の目

「神の目」を手に入れた時のことは、レザーが思い出したくないことの一つである。
あれは雷雨の日であった。アビスの魔術師が、背後からレザーを襲った。レザーを救おうと、狼の群れは恐れずにアビスの魔術師に攻難を仕掛けたが、全滅させられたのだ。
仲間の惨死をただただ見ることしかできなかったレザーは、野獣のように苦しく咆哮した。――「ルピカ」。
憤りの雷電が彼の体にまとわりつき、限度を超えた元素力が、彼の身体中に流れた。
守りたい、復讐する。
彼は鎖を断ち切り、武器を持ち上げた。
アビスの魔術師は、この乱れた雷電の力に倒された。だが、倒れた仲間は護れなかった。
……
「神の目」を得たが、その時のレザーはまだこの力の使いこなせなかった。あれから長い月日を経て、ある日、彼は薔薇の魔女であるリサと出会い、彼女から人類の知識を教わった。
「もう仲間を傷つけさせない」
レザーの「神の目」の扱い方は、日に日に上達している。彼は密かに決意した。もっと強くなる、誰よりも強くなる。
危険なことに遭っても、彼は彼の「ルピカ」を守り抜くと。

ストーリー

キャラクターストーリー1

レザーはいつも狼の群れの中で暮らしている。
どの狼とも仲がよく、例えば、誰の吠え声がよく通るか、誰が奇襲に適しているのかなど、レザーの知らない狼はいない。
レザーは風の感情が読め、遠い先のにおいや様々の花草の用途も分かるが、唯一、本当の両親のことだけは分からなかった。
一体どんな人だったのか、いくら頑張っても思い出せない。
物心がついた頃から、彼は狼と一緒に暮らしていた。狼は彼を「ルピカ」――「家族」のように扱っている。

キャラクターストーリー2

空を、小さな歌う生き物が飛んでいる。
雲は長くふわふわで、狼のしっぽみたいだ。
レザーの世界はとても単純だった。
晴れの日に思い切り狩りをして、熟した果物を取る。雨の日は樹洞に隠れ、狼のしっぽを腕に抱き、葉っぱの上で眠る。
肉を頬張って水をごくごく飲む。熱くなったら湖に飛び込んで泳ぎ、喉が乾いたら甘い果物を探す。
レザーは自分の体と腕を見て、そして「狼」の体と腕を見る。
自分は「狼」とは違うと、彼は知っていた。
それでも、今の暮らしをレザーはとても気に入っている。

キャラクターストーリー3

ある日、背の高い男が山に入ってきて、レザーの穏やかな生活に終わりを告げた。
レザーは彼のことを知らないが、「人類」の一員だということだけは分かっていた。困惑したレザーに、相手は優しい微笑みを見せた。
「坊主、一緒にモンドに戻らないか?」男はそう言って手を伸ばしてきた。
レザーも狼たちも、その意味が分からなかった。レザーに近寄らせまいと、狼たちは前に出た。
狼のしっぽの間に隠れたレザーは自分の体と腕を見て、そして狼たちの毛の隙間から「人」の体と腕を見る。
自分は賢くないと知っていたが、あの時、彼の中に一つの疑問が生まれた。
「オレは狼?それとも人間…?」

キャラクターストーリー4

「レザー」という名前は、あの男につけられたものだ。
単純な狼少年は、人間の言葉を理解できなかったが、男の顔を見て、なんとなくそれが自分の名前だと分かった。
「レ、ザー」
奔狼領の木の影が短くなり、また長くなる。
男はレザーに剣を振る方法を教えた。「鉄の爪」は重いが、木を裂けるほど鋭い。
「これで友達を守るんだぞ」
「とも、だち」
レザーは男の言葉を繰り返したが、その意味は分からなかった。そもそも、名前というものが大事かどうかすらも分からなかった。
あの男の名前を、レザーは最後まで告げられる事はなかったからだ。

キャラクターストーリー5

「師匠、友達とは、なんだ?」
レザーは決して豊富とは言えない語彙の中から、なんとか言葉を見つけて、新しく知り合った師匠に質問した。
じゃがいもを調理する方法から、夏の夜空で一番輝く星の名前まで、紫色の師匠は何でも知っている。しかしリサはその質問にひとつ欠伸をして、笑顔を見せるだけだった。
レザーは考えた。風の日も、雨の日も、ググプラムが髪にくっつくまで考えた。しかし答えは分からなかった。
それからしばらくして、レザーは赤い、熱い女の子に出会った。
彼らは一緒に風に吹かれ、雨に打たれ、ググプラムだらけの灌木帯の側を転がった。
女の子の名前はクレー。彼女と一緒に遊んだ時、レザーは小さい頃、狼たちとじゃれ合った時の楽しさを思い出した。
「友達は、ルピカみたいだ」
レザーは世の中のことをあまり理解できないが、彼には獣のような原始的で率直な忠誠さがある。
「――じゃあ、ルピカのように、命をかけて守るべき人だ」
狼の群れが遠いところで吠えている。帰ろうと呼んでいるのだ。
レザーは今でも自分は狼なのか、それとも人間なのか分からない。
しかし、この暮らしをレザーはとても気に入っている。

レザーの木箱(れざーのきばこ)

気をつけて開けなければ、指を傷付けてしまうくらい粗末な木の箱に、レザーの宝物が入っている。
割れた大剣の柄と『風車アスターと狼』という童話集と枯れた四つ葉のクローバー。
世の中のことをあまり理解できないレザーにとって、これは「友達」が送ってくれたプレゼント、彼の大切な宝物である。

キャラクター関連

挨拶

●初めまして…:お前の匂い…いい匂い。一緒に狩りをしよう!
●世間話・匂い:う、ウサギの匂い…
●世間話・空腹:行くか、腹減った。
●世間話・見張り:オレは見張りをする。行くならオレを呼べ。
●雷の日・注意:怖いなら早く隠れろ。
●雷の日・道案内:木から離れろ、ついて来い!
●風の日…:風…うん、気持ちいい。
●暴風の日…:風…うぅ…チクチクして、ちょっと痛い。
●おはよう…:太陽が出た。一緒に狩りに行くか?
●こんにちは…:肉の塊食える、嬉しい!
●こんばんは…:お前は寝ろ。オレは月を見る。
●おやすみ…:お前寝る。オレ見張る。明日、一緒に狩りする。
●誕生日…:今日はお前の……ずっとずっと前の今日に、お前生まれた。お前と一緒に楽しみたい。今日は一緒に肉食う。

自己紹介

●レザー自身について…:オレは狼。人間のパパ、ママ、いない。
●友達について…:お前、友達。オレとお前、一緒に狩りする。
●武器について…:オレ、鉄の爪と雷の牙ある。お前を守る。
●「神の目」について…:「神の目」、師匠のおかげ。雷の牙で戦う、「ルピカ」守る。
●シェアしたいこと…:夜、星きれい。空、湖、どこも星いっぱい。夜、街の中も、星いっぱい。
●興味のあること…:オレの「ルピカ」は狼。彼らは家族。
●レザーを知る・1:お前の匂い、優しい匂い、肉好きか?
●レザーを知る・2:お前強い。狼と同じくらい強い。お前と狩りするの好き。収穫多い。
●レザーを知る・3:「ルピカ」は「狼の家」。違う、「狼の家族」。オレのルピカは森の中。彼ら、オレを守る。オレをルピカだと言った。
●レザーを知る・4:オレにはルピカしかない。でもルピカ、オレには4本の足がない。本物の狼じゃない。時々、悲しい。
●レザーを知る・5:お前と一緒に走るの楽しい、お前と一緒に狩りするの楽しい。お前と一緒にいる。オレは狼、オレは人間、関係ない。お前は友達、お前はオレの「ルピカ」。オレ、お前も嬉しくあってほしい。
●趣味:ルピカ好き。森好き。友達好き。走るの好き。
●悩み:話すの疲れる。難しい。でも、話さないはダメ。
●好きな食べ物:肉好き。イモ好き。
●嫌いな食べ物:野菜だめ。オレが食ってる肉たちは野菜を食う。
●突破した感想・起:腕、太くなった…?
●突破した感想・承:ガルルル…爪研ぎ、牙を研ぐ、もっと強く!
●突破した感想・転:走る、狩る。足りない、だめ!もっと…強くなる!
●突破した感想・結:牙、爪、足。もっと強く、もっと力を…お前を守る!

関連キャラクター

ウェンティ:詩…うっ、よく分からない。よく分からないけど、「ルピカ」は気に入ってる。

→あの奔狼領の白髪の少年は、へえ、そうなんだ。狼に育てられたのか…道理で、彼の匂いを懐かしく感じるわけだ…

エウルア→礼儀にこだわる必要もなく、他人の目も気にせず、一族の責任なんてものもない…彼の生き方は、楽でいいと思う。

クレー:クレー、友達!友達だけど、困る。

→友達だよ!レザーが頑張って危険からクレーを守ってくれる姿は安心できるんだ!…うーん…危険は大体クレーが持ってくるんだけどね…

ディルック:ディルック、赤い、黒い。冷たくて、熱い。

バーバラ:バーバラ、キラキラの女の子。優しい。

ファルカ・知らない:ファルカ?知らない…

思い出:うん…ファルカは、名前だ。あの男、高く大きい。レザーの名前、鉄の爪、彼にもらった。ううっ…会いたい。

ベネット:ベネット、口数が多い、一緒にいると、腹いっぱいにならない。

→奔狼領の男の子か、一見怖そうに見えるし、口数も少ないけど…面白いやつだぞ!オレもあいつも肉が好きだからな、オレが肉料理を作って食べさせると、狼の言葉を教えてくれるんだ。ハハッ、今度お前も一緒にどうだ?

リサ:師匠の雷、空黒くなる。怖い、 強い。

→狼ちゃん、こっち、こっち。今日は臨時で実戦練習をしましょう。相手ならもう見つけてあるわよ。あら?逃げちゃった。まったく……