サバーフ

場所:下風蝕地・アアル村
関連NPC:アファンジアド、シャフカット
登場任務:追放者・芽生え(世界)、追放者・花期(世界)、或る人への薔薇(世界)

追放者・芽生え完了後

貴方たちがいなければ、ローズの芽生えさえ見られなかったでしょう。
こうなると知っていたら…種よりも、本を持ってくるべきでしたわ。

①あなたは地元の人間じゃないの?
→意外でしたか?私もうまく馴染んだものでしょう?
初めてここに来たときは、衣食住の習慣に一切慣れることができませんでしたわ。
でも時が経つにつれ、だんだんと受け入れられるようになりました。
でも表面上慣れただけでは、心もこの状況を受け入れたとは言えません。
スメールシティに咲き誇るローズだってそうでしょう?ここでは到底咲くことができない…
ーあなたは学者なの?
→ええ…そう呼ばれていましたわ。でも、今は違います。
私は学者としてふさわしくないことを口にし、この立場で知ってはならない知識を知ってしまいました。
これは教令院の禁忌に触れることです。だから、私は学者ではなくなりました。
ーーどういうこと?
→好奇心は知恵を求める原動力であると同時に、罪の源でもあります。
ここに追放された後、わかりました。
貴方の身のために、詳しくは申し上げないほうがよろしいでしょう。
ーーーわかった。
→コホン、でも…その…
冒険者はせわしない方だと思っていましたわ。一度手伝っていただいた後は、もう戻っていらっしゃらないかもしれないと。
まさか、こんなにお話ができるなんて。
その…ここで、心を開いてお話しできるお友達は少ないのです。
今後も…この子たちに肥料を…与えに来て下さる時間はありますか?
ーーーーあるよ。
→では…お待ちしております。

②どうしてスメールローズを育てるの?
→ご存じないかもしれませんが、スメールローズという植物には様々な用途があるのですわ。
食用にも薬用にもなり、プレゼントとしても高い経済的価値があります。
ですが、これらは日常生活においての普通の用途に過ぎません。
スメールローズの花と葉っぱ、茎はずっと今の形だったわけではありません。昔は別の形をしていたのです。
地理条件の変化が、スメールローズに形態特徴の変化を促したと、私は考えていますわ。
その形態の進化からは、歴史や地理の情報を沢山読み取れます。
これは一言や二言で説明できるお話ではありませんし、通りすがりの冒険者に説明するものではないかもしれません。
もし植物の進化に興味がお有りなのでしたら、教令院に行ってくださいませ。植物学の教育環境がもっと整っていますから。
ー研究のためだったの?
→私はもはや学者ではありませんから、研究ができる条件も資格も持ち合わせておりません。
強いて言うなら…はぁ、貴方は好奇心旺盛なのですね。
…昔の住まいでは沢山のスメールローズを栽培していましたわ。美しく咲く姿を、毎日見ることができた…
出来ることなら、昔のように、毎日見られたらいいのにと…
…ただそれだけです。
ーー理解できる。
→冒険者はせわしない方だと思っていましたわ。一度手伝っていただいた後は、もう戻っていらっしゃらないかもしれないと。
まさか、こんなにお話ができるなんて。
その…ここで、心を開いてお話しできるお友達は少ないのです。
今後も…この子たちに肥料を…与えに来て下さる時間はありますか?
ーーーあるよ。
→では…お待ちしております。

追放者・花期完了後

お話をしに来てくださったのですか?ちょうど話したいことが沢山あるのです。

①どの学派の学者だったの?
→私の学派ですか?それについて話すなら、三日三晩の長話になりますね、ふふ。
昔は生論派で、植物の進化を実証研究する学科を専攻していました。
でも、新しい素材がなければ、新しい結論を発見するのは難しい…簡単に言うと、過去の植物について考察するためには、歴史ある標本が研究の基礎になってくるでしょう?
にもかわからず、採取できる標本の数は変わらず、基本的にはすでに見つかっているようなものがほとんどです。教令院が提供できる新しい標本は限りがありますから。
客観的に見ればそんな状況です。それでも教令院からは、一定水準の研究が求め続けられるんです。
だから、昔の研究結果を少し変えて、つなぎ合わせて提出しているような人もいました。それじゃ、つまらないと思いませんか?
実は歴史や地理の角度から、新しい素材を探すこともできました。そうすれば、きっと新しい発見もあったのでしょう。
生論派が重視していない、文学的素材も活用できます。でも、そうするとそれは因論派や知論派の領域になってしまうんです。
私はその領域の知識がない上に、関連する「知識」を申請する手続きも複雑すぎました。関連する領域の学者たちと協力するのはもっと難しくて…
それでも私は信じていました。学科を越えた協力が出来れば、過去の様々な問題に突破的な進展が得られると。
けれど、この試みはどれも続きませんでした。因論派と知論派の変人たちの物事を見る角度が独特というか…その、異常で。
誤解を招かないように、提案するときには、すべての措辞を細かく吟味したものです。
教令院に追い出される前に、知論派の人と喧嘩にもなりました。今は、もう喧嘩する機会さえ失ってしまいましたが…

②アアル村での生活はどう?
→まあまあ、というところですわ。食べ物もありますし、住む場所もあります。基本的な生活が保障されているだけでありがたいものです。
追放された身には、蔵書や研究器材なんて贅沢な望みでしょうから。
そもそもこの村は昔から、教令院が学者を追放する場所でした。生存環境も研究環境もスメールシティとは比べ物になりませんから、学術的雰囲気なんていうものはもちろんありません。
私は最初の追放者ではありませんし、最後でもないと思います。
来たからには、慣れるしかない。それだけです。

(共通)あら、私ばかり話過ぎましたわね…でも、何だかすっきりしました。
貴方が来るまでは、あまり友達がいなくて…ちょっと寂しかったんです。
この村に、花を栽培するような余裕のある人はいません。
えっと…正確には、全くいらっしゃらないわけではないのですけれど。村の北の方では、あるお爺さんが苗畑を作って、花の栽培をしていますの。
彼を訪ねたことがあるのですが、少し変わった年配の方でした。
石を埋めたのに、花を植えたと言い張って…追い出されてしまいました。
一人に生活が寂しかったのでしょうね。私はその気持ちを理解できます。
私のためにスメールローズを咲かせてくださった貴方なら、彼のことも手伝えるかもしれません。
機会があったら、貴方とパイモンも彼のところに行ってみてくださいませ。

或る人への薔薇~往日の歌~途中

まずは叩いて種の殻を破り、それから草元素の力で種を「覚醒」させて下さい。

或る人への薔薇~往日の歌~完了後

アファン:わしはほぼ諦めかけていた。だが、結局この花は咲いてくれた。生きていれば不思議なことに出会えるもんだな。
お嬢ちゃんは、まだシャフカットおじさんのことで落ち込んどるのか?もう悩まんでいい。死者の想いを受け継いで生きていくことこそ、最大の慰めになるもんだ。
サバーフ:お爺さん…私はもう大人ですよ。幼馴染たちなんて、もしかすると子供たちがお店に香料を買いにいけるくらいの年になっているかもしれません。
でも、確かにその通りですわ。生きている以上は、幸せに生きなければなりませんね。

或る人への薔薇~消失に勝つ者~途中

草元素の力を使えば、幼芽の中に眠っている花を呼び覚ますことができますわ。

或る人への薔薇~消失に勝つ者~完了後

貴方のおかげで、私たちが植えたスメールローズも、アファンお爺さんが植えたごーもよく育っています。本当にありがとうございました。

①どの学派の学者だったの?
→私の学派ですか?それについて話すなら、三日三晩の長話になりますね、ふふ。
昔は生論派で、植物の進化を実証研究する学科を専攻していました。
でも、新しい素材がなければ、新しい結論を発見するのは難しい…簡単に言うと、過去の植物について考察するためには、歴史ある標本が研究の基礎になってくるでしょう?
にもかわからず、採取できる標本の数は変わらず、基本的にはすでに見つかっているようなものがほとんどです。教令院が提供できる新しい標本は限りがありますから。
客観的に見ればそんな状況です。それでも教令院からは、一定水準の研究が求め続けられるんです。
だから、昔の研究結果を少し変えて、つなぎ合わせて提出しているような人もいました。それじゃ、つまらないと思いませんか?
実は歴史や地理の角度から、新しい素材を探すこともできました。そうすれば、きっと新しい発見もあったのでしょう。
生論派が重視していない、文学的素材も活用できます。でも、そうするとそれは因論派や知論派の領域になってしまうんです。
私はその領域の知識がない上に、関連する「知識」を申請する手続きも複雑すぎました。関連する領域の学者たちと協力するのはもっと難しくて…
それでも私は信じていました。学科を越えた協力が出来れば、過去の様々な問題に突破的な進展が得られると。
けれど、この試みはどれも続きませんでした。因論派と知論派の変人たちの物事を見る角度が独特というか…その、異常で。
誤解を招かないように、提案するときには、すべての措辞を細かく吟味したものです。
教令院に追い出される前に、知論派の人と喧嘩にもなりました。今は、もう喧嘩する機会さえ失ってしまいましたが…

②アアル村での生活はどう?
→ご心配ありがとうございます、私は元気ですよ。
ご近所さんも私を気にかけてくれますし、アファンお爺さんもよく声をかけてくれます。前と比べれば…寂しくなくなりました。
追放された身には、蔵書や研究器材なんて贅沢な望みでしょう。でも、知恵を求める心さえあれば、どこにいたとしても知識は追い求められるものです。

③さようなら。
→さようなら、貴方の旅がうまくいくことを願っています。

●ジアドが歌っていたローズの歌に興味を持った旅人とパイモンに、その歌について教えてくれた。スメールローズを栽培しているが、砂漠ではうまく育たないため悩んでいた。草元素の力でスメールローズを咲かせる手伝いをすることになった。
●元々は教令院の学者で、スメールの地理環境の変遷がローズの品種形態に与える影響を研究していた。
●石の花を咲かせようとしているアファンに協力してくれることになった。そして種の外側が石化し始めているのが開花しない原因と推測した。そしてゴールデンローズの歌から、石の殻を破れば、発芽させることができるかもしれないと考えた。
●シャフカットと自分自身のことを重ねて考えていたが、アファンの言葉で前を向くことができた。