アルベド

CV:野島健児

アルベド--モンドに住む錬金術師であり、西風騎士団に属している。「天才」「白亜の申し子」あるいは「調査隊長」…彼は称号や名声になど目もくれず、興味があるのは己の研究のみ。(公式HPより抜粋)

プロフィール

誕生日:9月13日
所属:西風騎士団
神の目:岩
命ノ星座:白亜の申し子座
名刺:陽華(ようか)…この奇跡の証人となろう。
西風騎士団の首席錬金術師兼調査小隊隊長。「白亜の申し子」と呼ばれる天才。

キャラクター詳細

「錬金」、その技術の歴史は古く、長い年月の中で多くの知識が失われてきた。そして現代において、錬金術は物質の欠片を組み合わせることで、僅かなモラを節約するためだけの技術として人々に認識されていた。
もし人々がこう話すのを錬金術師が聞けば「そんなくだらない学問ではない!」と叫ぶことだろう。
だが、アルベドがモンド城に現れたことでその認識は一変する。
彼は誰もが驚く技術を披露し、錬金術の真髄を皆に知らしめた。
スメール教令院ですら認知していない膨大な知識を持ってして、この少年は人々を魅了したのだ。
「宇宙――それは空の頂点。地層――それは時間が忘れ去った夢。これは灰、生命という複雑な構造を最もシンプルにした状態である」
この奇妙な言葉を証明するかのように、アルベドは草スライムの頭に生えた花から燃えるような灰を手に取って掲げる。
すると数秒後、その灰の中からセシリアの花が咲いた。
「新たな生命の誕生だ」

命ノ星座

★エデンの花(えでんのはな)
★顕生の宇宙(けんせいのうちゅう)
★太陽の華(たいようのはな)
★聖なる堕落(せいなるだらく)
★太古の潮(たいこのしお)
★無垢なる土(むくなるつち)

天賦

★西風剣術・白(せぴゅろすけんじゅつ・しろ)
★創生術・擬似陽華(そうせいじゅつ・ぎじようか):この岩の花には奇妙な習性がある。大地から生まれ、天高く登り太陽になることを望む。それは、錬金術の目指す物と一致している。
★誕生式・大地の潮(たんじょうしき・だいちのしお):白亜色の王子の命令の下、大地の創造物たちは激しく鼓動する。
★白亜色の気迫(はくあいろのきはく)
★ホムンクルスの天智(ほむんくるすのてんち)
★天才の気付き(てんさいのきづき)

神の目

「神の目」を手にしたことに対し、アルベドは特に驚きを示さなかった。
神の目を手にした瞬間、アルベドはそれを一瞥しただけで、元の作業に戻ったのである。
彼の感情には一切の変化もなく、まるでそれがさも当然のことであるかのように平然としていた。
アルベドにとって、神の目はただ研究を便利にするだけの道具に過ぎなかったのだ。
彼が喜ぶのは、「未知」なるものが知識となった時だけ。
いつの日か、彼は世界中の神秘と智慧を解き明かすことだろう――もちろん、「神の目」もそのうちの一つである。

ストーリー

キャラクターストーリー1

アルベドは騎士団において、極めて重要な職務に就いている。だが、彼が人前に姿を現すことは滅多にない。
学者にありがちな変わった性格が災いしているわけではなく、むしろ彼はとても誠実に人と接する。
ただ、行き過ぎた情によって結ばれた親密な関係を彼は当てにしておらず、またそれを維持するための多大な労力を良しとしていないのだ。
そのため、アルベドは他人と友好的かつ適度な距離を置くことにしている。
彼が工房の鍵を閉めて外へ出かけたり、素材を探しに行ったりしている日には、彼の姿をモンドで見つけることは決してできない。
だが、人を遠ざけるその行為は、アルベドの心が冷淡であることを示しているわけではない。
助手であるティマイオスやスクロースを指導している時、彼は心の底から楽しんでいるのだ。
そして、モンドの人たちに描いたばかりのクロッキーを渡すときも、彼は心の底から喜びを感じている。
また才能に恵まれたリサが図書館司書の職に甘んじている姿を見れば…心の底から残念に思うのである。

キャラクターストーリー2

「アルベドは、師匠の推薦状によりモンドに腰を落ち着けることができた」
これは一応事実である。ただ、モンド城はいついかなる時もあらゆる者を歓迎しているため、推薦状は大して重要ではなかっただろう。
むしろ、アルベドにしてみれば推薦状がなかった方が、モンド城の生活はもっと居心地の良いものになっていたかもしれない。
――なぜなら、推薦状の受取人はかの有名な観光ガイドの作者アリス、アルベドの師匠レインドットの旧友だ。
アリスは推薦状を読み終えた後、しばし考えにふけった。
「レインが、君に実験室を用意してくれだってさ…でも、この規模になると一般市民じゃ手が届かないよね。うーん…あ、そうだ!」
こうして、アルベドはアリスによって西風騎士団へと放り込まれたのであった。
騎士団の仕事はアルベドにとって、実に楽なものであった。実力の5%ほどの力を出せば、騎士団の仕事は万事処理できてしまう。
つまり、それ以外の力は全て実験に費やせる上、騎士団の実験室や機材を好きに扱えるということだ。
ところが――
アリスには娘がいたのだ、名前はクレー。
…そう、あの「クレー」だ。
「今日から私たちは家族よ。この子のことは実の妹だと思ってあげて!」
それからアルベドは、クレーの後始末によって日々労力を費やしていくことになる。

キャラクターストーリー3

アルベドは実の親のことを覚えていない。物心ついた頃から、彼は師匠と共に秘境深界を探索していた。
騎士団の人たち、アリス、そして星海の気をまとう旅人。誰もがアルベドにとって特別な存在であるが、その中でも師匠はひと際特別である。
なぜなら、アルベドにとって彼女こそが唯一の親であるからだ。
師匠は冷淡かつ厳格な女性だった。彼女はアルベドを育て、錬金術の秘訣を教えた。
「宇宙――それは星が輝く漆黒の空の本質、地質――それは時間と生命が蓄えた記憶。
白亜――それはあなた、黒土――それは錬金術の語源であり、命の根源でもある。そして――」
彼女はアルベドにその技術を見せる。巨大な生命が卵を突き破り、培養槽の破片が床一面に散乱した。
「これが誕生だ」

キャラクターストーリー4

かつて、アルベドは煩わしさとは無縁の気楽な生活を送っていた。
何も考える必要はない。生命とは単調なものであり、ただ師匠と共に行動し、師匠の指示に従い、師匠の期待を裏切らなければよかった。
ある日、その師匠と弟子が世界の奥底で「ナベリスの心」と呼ばれる聖遺物を見つけた。
だがその日を境に、師匠は姿を消してしまう。残されたのはメモと推薦状、そして1冊の書物。
メモには「アルベドをモンドへ向かわせ、旧友であるアリスに推薦状を渡し、最後の課題を成し遂げさせる」と書かれていた。
書物は師匠が収蔵していた「大義秘典」の断片。
また、師匠からアルベドへ向けた少し変わった贈り物もあった、それは見習いを卒業したことを証明する「白亜の申し子」という称号。
過去にアルベドがこなしてきた課題は、いずれも困難なものであった。
「できなければ見捨てる」といった師匠の脅しも、アルベドは本気で信じ、課題に打ち込んできた。
ただ、今回アルベドが受け取った課題はあまりにも難問であり、彼の許容範囲をゆうに超えていた…
もしかすると、これは二度と師匠と再会できないことを意味しているのではないだろうか?
「最後の課題――私に世界の真相、そして世界の意義を示せ」

キャラクターストーリー5

アルベドの「錬金術」は、テイワットの七国に存在するどの技術とも異なっている。
彼が師匠から受け継いだものは、七国とはまた別の国――「カーンルイア」に由来するものだ。
カーンルイアは地底奥深くに隠された国であり、そこには動物がめったにいない。そのため、その地の「錬金術」は「生命の創造」に重きを置かれていた。
命を育てる術、「黒土の術」。
幼いアルベドは師匠のメモからそれを理解した。
また「黒土」のもう一つ上の存在が「白亜」である。これについては、師匠が過去に口にしたことがあった。
「白亜は無垢なる土であり、原始の人々の材料である」と。
今のアルベドは、あの頃よりも錬金術の理解を深めており、知識も過去のものとは比べ物にならない。
「黒土が白亜を産む」
彼はこの一言に込められた意味を完全に理解していた。
言葉で言い表せない神秘は、師匠との思い出に固く結びついている。
師匠は母ではない、だがアルベドの命は間違いなく師匠から生まれたものであった。
「はぁ、ボクの思い込みじゃなければいいのだが。両親が子供に求める『世界の意義』は…きっと幸せな暮らしのことなのだろう」
アルベドは、たまにそう考えるのであった。

アルベドの絵

アルベドの絵を描く習慣は、師匠と旅をしていた頃に身についたものだ。
最初はメモの挿絵を描く程度だった。だが、細部まで絵を描き込む事で物体の構造や法則を理解しやすくなり、錬金術を学ぶのに大いに役立つことに気付いた。
その上、絵を描いている時は無心になれる、対象の観察と筆を動かすこと以外は何も考えなくていいのだ。それは心地いい感覚であった。
そしてアルベドは独学で絵を学び、芸術家の域に達するまでになった。
モンド城内を散策する時、アルベドはいつもスケッチをする。彼は人々の幸せな時間を記録するのが好きであった。
時折、彼は描いた絵を事情の知らない「モデル」へとプレゼントする。なぜなら、幸福な時間が閉じ込められた絵は、大切にされるべきだと考えているからだ。
時が経つとともに、アルベドの画力も日に日に増していった。それでも「稲妻の挿絵」を初めて目にした時、彼の全身に衝撃が走ったという。
この世界に、絵を使って膨大な物語を伝える技術が存在したことにただただ驚いたのだ。
奇妙な感覚であった、それをアルベド自身も試してみたいと強く思った。
…そして、行秋という小説家と出会い、共に『沈秋拾剣録』を出版することになったのである。
ただ残念なことに、この小説はあまり反響を呼ぶことなく、「神絵師の絵が載っている本」という評価だけが世に残った。

キャラクター関連

挨拶

●初めまして…:ボクはアルベド、西風騎士団の首席錬金術師だ。キミから感じる星海の気配に興味があってね、近くで観察したいと思ったんだ。きっとこれから一緒に行動する機会が増えると思うよ。
●世間話・写生:いい景色だね。休憩中にこの景色を絵にしようか。
●世間話・探求:「世界の真相」とは…一体何なんだろう?
●世間話・過去を懐かしむ:自分の両足で土地を測り、「未知」を知識に変えていく。この感じ、懐かしいなぁ。
●雨の日…:土が潤っている、ボムボムウリの根の採集に相応しいね。大丈夫、ボクに任せて。
●雪の日…:師匠…
●晴れの日…:光が十分、生物活動も活発、うん、写生に向いているね。
●おはよう…:おはよう、古代遺物を探しに出かけるのかい?
●こんにちは…:こんにちは、キミの足音が聞こえたんだ。工房の外は賑やかだね。
●こんばんは…:外はやっと静かになったね、ふう。
●おやすみ…:おやすみ、先に休んでていいよ。ボクは最後の実験を終わらせたいんだ。そんなに興味があるなら…明日会う時、実験結果について一緒に話し合おう。
●誕生日…:誕生日おめでとう。嬉しそうだね。そんなキミを絵に描いてもいいかい?人の脳の容量は限られてるから、つい忘れてしまうんだ。でも絵にすれば、それは記憶の延長になる。将来、絵をもう一度目にすることで、当時の気持ちを思い出すことができるんだ。

自己紹介

●アルベド自身について・天才:天才?ボクをそう呼ぶ人は多いけど…ボクはそうとは思わないんだ。
●アルベド自身について・人付き合い:人付き合いは…面倒だよ。始めると維持が必要だし、繋がりが途絶えると再び紡ぐのにもっと時間がかかる…
●実験について…:キミ…ボクの実験に付き合ってくれるのかい?光栄だね。
ああ、緊張しないで。ボクの実験は危険だけど、無実の人を傷つけたりしないから。
●助手について…:ボクの助手になってくれないかい?何度もボクのそばで見てきたから、もう覚えてるよね。安心して、ボクがついてる。たとえ実験をするのが初めてだとしても、問題はないさ。ボクはボクの指導力に自信があるし、何よりもキミの才能を信じてるからね。
●家族について…:…家族のこと?お母さんって呼んでほしいとアリスさんには言われてるけど…ボクにとっての家族はやはり師匠かな。物心がついた頃から師匠と一緒に探検してたし、錬金術も世の中の知識も彼女が教えてくれたんだ。…ボクにとって彼女は、「家族」や「師匠」って言葉だけでは表現しきれないかもしれない。
●「神の目」について…:「神の目」?所詮実験用の道具だよ、ビーカーやるつぼと変わらないさ。唯一興味があるのはその原理だ…いつかボクが解明してみせる、時間の問題だよ。
●シェアしたいこと…:キミに拒否されたら落ち込むから少し言いにくいけど…うーん…キミの周りを飛んでるちびっ子に興味があるんだ、少し貸してもらえないかな?
●興味のあること…:石化古樹のことをもっと知りたい?うーん…キミが近くの秘境で見たあれはそれほど古くないものだ。より古い木だと2、3000メートルくらいの高さがあるからね。その根元には大きな蜘蛛が集まってる。その蜘蛛をクチナシとオガルカヤでくくって、カルダモンを塗り、数時間焼いた後の香りは…本当に忘れられないよ。
●アルベドを知る・1:ボクに聞きたいことがあるのかい?何かな。あっ、その前にひとつ聞きたいんだけど、その質問はそんなに時間かからないよね?いま進めている研究がもうすぐ最終段階に入るんだ…
●アルベドを知る・2:ああ、これは余談なんだけど、人の介入がない限り、8倍の大きさの太陽が消滅しないと黄金は自然生成されないんだ。
●アルベドを知る・3:人物画の作業時間は主に気分次第だ。ホフマンを描く時は半日もかかったりするけど、ガイアを描く時はちょんちょんで終わるよ――この丸は顔、これが眼帯の紐でこっちが眼帯って具合にね。
●アルベドを知る・4:絵と研究以外では…たまに稲妻と璃月の小説を読んだりしているよ。面白い考えをたくさん見られるし、時には予想もつかないインスピレーションを得られるんだ。
●アルベドを知る・5:今でも、師匠に教わった「黒土の術」は謎だらけだ、師匠は一体この技術で何を作り出そうとしていたんだろう…研究はまだまだ終わらない、キミにも一緒に探索をしてもらわないとね。
●趣味:うーん…研究以外で一番時間をかけたいのは絵を描くことかな。最初は物体や材料の構造を理解し、それを研究に応用するために始めたんだけど、気付いたら趣味になっていた。うん、いいリラックスになってると思うよ。
●悩み:時間が足りないことかな。面倒なことを他の人に任せても、やっぱり時間は足りないって思ってしまうよ。
●好きな食べ物:スイーツは好きだよ。なんというか…スイーツを食べると、カロリーを一気に補給出来て、集中力や効率が上がるんだ。
●嫌いな食べ物:嫌いな食べ物…レストランに出てくる大量の肉かな。ボクは小食だから、「もったいない」上に「美味しくなくなる」。だからいっそのこと、ボクはレストランに行くことをやめたんだ。そのせいで、料理に費やす時間が増えてしまったけどね…
●突破した感想・起:「黒土」は錬金術の語源でもあり、最初の状態のことだよ。この世界に生きてる限り、ボクたちは存在する意味を探さないといけない。
●突破した感想・承:「白亜」、それは変化の始まり。不純物が取り除かれ、あらゆる知識を受け入れる準備ができた。ボクと共に世界を探索してみないかい?
●突破した感想・転:「赤化」、錬金術では感情の精錬を意味するんだ。ボクの赤はキミが原因らしい。
●突破した感想・結:「黄金」、錬金術の最後の段階。無価値のものは存在する意味を見つけ、黄金になった。ボクも、ちゃんと意味を見つけたよ。

関連キャラクター

アンバー→アルベドはいつも自分の工房にこもって、すごいものを作ってるの。でも彼に会うたび何を考えているのか分からないのよね。う~ん、分からない…

ウェンティ→黒土と白亜、宇宙と地層、無垢なる土から原初の人間を創る…こんなあまりにも行き過ぎた能力は看過できないよね。もし危険な古の技術が城内で暴走でもしたら――まっ、いっか、モンドの問題はモンドの人に解決してもらおう。

ガイア→アルベドか、優雅で落ち着いていて才能もある、俺はかなり気に入っているぜ。なんだ?お前も気に入ったのか?

クレー:クレーのことは実の妹のように思ってるよ。だから彼女が何かトラブルを起こしても、アリスさんに比べたらその破壊力はかわいいものだって自分に言い聞かせるようにしてるんだ。

→アルベドお兄ちゃんとクレーには秘密の約束があるの!工房の扉に「実験中」の札があるときは、またあとで来てって約束なの。アルベドお兄ちゃんが仕事じゃない時はいつも長いことクレーの相手をしてくれるから、クレーも我慢して待つんだ!

ジン:ジン?彼女は真面目な代理団長で、あの大団長よりも頼もしいと言える…みんなも、彼女が正式に団長となる日を密かに期待してるんじゃないかな。

→「天才」という言葉は、アルベドのような人のためにあるのかもしれない。

スクロース・方向性:←スクロースかい?彼女が「生物錬金」に夢中になってる理由は理解できると思うよ…ともあれ、彼女の研究が順調に進んでるのを見ると、ボクも嬉しくなるんだ。

こだわり:学術的な面に関しては仲良くやってるけど、課題以外のことに関しては、こだわりが強すぎるきらいがあるんだ。たとえば、同僚なんだからボクのことは呼び捨てでいいよって言っても、彼女は先生と呼んでくる。はぁ、彼女の好きなようにさせるしかないね。

→先生のアシスタントになったことで、毎日多くのことを勉強できるようになった。知識というよりは、「天才」の考え方の勉強かな。どんな複雑な問題でも先生は1つずつ分析し解決する。私に言わせれば、あれは芸術そのものかも…

天賦の才?うん…例え先生と同じ研究をしても、たぶん超えることは一生ないかな。でも私が「生物錬金」の研究をしてるのは、先生と正面からぶつかるのを恐れたからじゃない。ただ…趣味と夢が違うだけ。

ディオナ→首席錬金術師様?んん…どうやっても美味しいお酒を作っちゃうこのあたしの体質を…彼なら解明できないかな…

バーバラ:バーバラかい?彼女は真面目な牧師だよ。そういえば昔、彼女のクロッキーを描いたことがあってね…絵はどうしたかって?うん…アルバートの購入希望を断って、代理団長にプレゼントしたよ。…人付き合いって、本当に大変だね。

★ミカ→アルベド長官には大変お世話になりました…僕がよく使う測量装備は、アルベド長官の手掛けたものなんです。木に逆さまにぶら下がった時でも、正常に使える製図ペンなんかもあるんですよ。ただ、絵を描くのと地図を作るのは、あまり共通点がないみたいで…以前、補足情報として目標エリアのスケッチを何枚か描いてみたんですが、それを見たアルベド長官は長い間黙り込んでしまいました…

モナ→アルベド?あぁ…雑事に追われることなく、研究に専念できる彼が羨ましいです。なんて素敵な暮らしなんでしょうか。もしあのおばばの頭がもっとまともだったら、私もあんな生活を送れたのに…

行秋:行秋かい?彼の書いた小説は面白いよ。ただ、稲妻の「八重堂」がいつも他の作者とコラボしてほしいと言ってくるんだ、そうすれば印税の収入も多くなるってさ。フン、ボクは別にお金に困ってないのに。

→次巻、次々巻、次々々巻の大事なシーンにどんな挿絵を入れるか全部考えておいたぞ!あっ、急いで文にして白亜先生に送らないと…

リサ:リサかい?彼女との話し合いはいつも価値のある結果をもたらしてくれるんだ。あんなに才能があるのに図書司書の肩書きで満足するとは、きっとそのオ能に関わる因縁深い理由があるんだと思う。

→アルベドは優秀な錬金術師だとお姉さんは思うわよ。彼となら、多く語らなくてもいい結論を得られるからね。それに顔もいいわ、そう、可愛い子ちゃんとそっくりね。

ロサリア→彼は、古びた屋敷に飾られた絵画のように…重みがあって、神秘的で、一目じゃ見透かすことのできない人物よ。人生経験が豊富な人は嫌いじゃないわ。