「サボり魔」(「さぼりま」)

可能な限り省く出勤
場所:ヴェルーリヤ・ミラージュ・祈者の劇場
関連NPC:「総監督」、ゾシモス、ダイア

おっと!珍しい客人だ、オレに何か手伝えることはないか?この「サボり魔」はきっと一番省エネなプランを提案できるはずだぜ…

①サボるのが…好きなの?
パイモン:おう、オイラも気になるぞ!
おまえがいつも仕事しないから、そんな名前を付けられたんじゃないのか?

→まさか!そんなことないぞ。演劇の進捗をコントロールするのも、演劇に必要な道具とセットを作るのも、一度も疎かにしたことなんてないからな!
「サボり」っていうのはモットーのことだ。最も時間と労力を掛けずに、目当ての効果を実現させることを指してる。
例えば、セットなら立体的な模型じゃなく、正面と裏面だけを作る…そうすることで、えーっと…「総監督」の言葉を借りると、たくさんの労働力を節約できるんだ!
パイモン:?
ー?
パイモン:それじゃあ、側面がないよな?

→それは観客の視線を誤魔化す方法を考えればいいだけのことでしょう?
例えば「びゅんびゅん爆速車」が正面に来たら減速させて、横を通り過ぎる瞬間は加速させるとか。
そうすれば、観客の注意は基本的にセットの正面と裏面にしか行かなくなる!思い出してみてくれ、「海獣の手下」を観察してた時もそうだったはずだ。
でなきゃ、オレたちのチームがもっと重要なシーンのセットを作る際の時間が足りなくなる。
どうでもいい「海獣の手下の側面」なんかより、演劇全体のクオリティを上げるほうが優先されるべきだからな。
パイモン:確かにその通りだな…
おまえの言い分だと、つまり「サボり」って誉め言葉なんだな?
ーー①確かに一理ある。
ーー②デタラメのようにも聞こえる。

→お客さん、頭をもっとやわらかくしてくれ!
ゾシモスのアホみたいに省けるところを省くという理屈を受け入れられないなら、仕事なんてやってられないぞ!
細部にこだわり始めたら限界なんてない。誰にも気づかれない小さなところのせいで、全体の品質を落としてしまえば、それこそ「大を捨てて小に就く」ようなものだ!
もちろん、これはチームメンバーが著しく不足している場合に限った話になる。
もし十分な数のメンバーがいるのにこのやり方を選んだら…それは「サボり」じゃなく、やる気がないだけだからな!
そういう時は、基本的な仕事を文句のつけようがないぐらいにまで仕上げる。細部を完璧にするんだ。このオレの理念を使えば、演劇をさらに良い状態で上演できるってわけさ。
パイモン:う~ん、たしかに納得できるような…オイラもこの問題についてしっかり考えてみるか!

②それじゃあ、ごゆっくり。
→ありがとう!二人は頭がいいのだな、一目でそうだって分かる、時間があればまた話に来てくれ!