雷電将軍(らいでんしょうぐん)

CV:沢城みゆき

雷電将軍ーーいと尊き雷霆の化身、稲妻幕府の最高主宰。権威の雷鳴とともに、永遠という孤独な道を征く寂滅者。(公式HPより抜粋)

プロフィール

誕生日:6月26日
所属:稲妻城
神の心:雷
命ノ星座:天下人座
名刺:開眼(かいがん)…影でもなく、将軍でもない。雷曜の眼で自分を映すことで、己を保つことができる。
御建鳴神主尊大御所様。永劫不変の「永遠」を稲妻の民に約束する。

キャラクター詳細

人類は世界への憧れや好奇心を抱いて生まれてくる。これは世界を認識するための原点であり、知性を築く基盤でもある。
稲妻の人々にとっての世界も同様だ。そこには遥か昔から風雨と雷電、天光と大海が存在した…そして「雷電将軍」も。
就寝時、母親は幼子に将軍の話を語り聞かせる、魔神を斬り伏せ、異族を鎮めた伝説のことを。
少年と少女が列島を歩き回り、目の当たりにしたのは刀で真っ二つにされた峡谷と、地面にそびえ立つ蒼白の蛇骨だけ。
戦線に駆け付けた兵士たちは、「常道を恢弘せしは、永遠なる鳴神なり。」と口々に叫ぶ。
平和で幸せに暮らす民は、将軍とその配下の三奉行に感謝している。
「雷電将軍」の威名は、既に命の枷を超越し、稲妻の永遠なる信仰となっていた。
このような威名と権力の下、彼らの子孫も同じ景色を目にし、同じ信仰で心の世界を構築する。そして、この伝承を永遠に引き継いでいくのだと、彼らは心から信じていた。
これぞ──将軍様が民に約束した恒常楽土なのだ。

命ノ星座

★悪曜の呪詛(あくようのじゅそ)
★斬鉄断金(ざんてつだんきん)
★眞影旧事(しんえいきゅうじ)
★常道への誓い(じょうどうへのちかい)
★凶将の顕現(きょうしょうのけんげん)
★願いの代行者(ねがいのだいこうしゃ)

天賦

★源流(げんりゅう)
★神変・悪曜開眼(しんへん・あくようかいがん):「手眼」とは、偉大なる神通者が見るものすべてを支配することを指している。雷神は凶星の手眼を操り、眷属に加護を与え、敵に雷罰を下すことができる。
★奥義・夢想真説(おうぎ・むそうしんせつ):これぞ雷電将軍が新たに悟った秘剣。「無想」を捨て、人々の「夢想」を背負うようになった。「真説」が「新説」を意味するように、稲妻も新章の幕開けを迎えた。
★千万の願望(せんまんのがんぼう)
★殊勝な御体(しゅしょうなごたい)
★天下名物狩り(てんかめいぶつがり)

神の心

「一心浄土」に住みつく前、影は神の心をどう保管するか悩んでいた。
影はもう神の心を必要としていないが、これほど大切なものを不用心に置いておくわけにもいかない。最初はエネルギー供給装置へと改造することも考えたが、彼女の技術はなぜか神の心に通用しなかった。
そこで彼女の頭に思い浮かんだのが、狡猾で聡明な八重神子。八重神子は頼れる性格ではないが、影にとって最善の選択であったのは間違いない。
頼みを聞いた八重神子は思わず、「妾はこれを売ってしまうやもしれぬ、怖くないのか?」と口にした。
「あなたは神の心の価値を理解しています。たとえそれを売ったとしても、同じ価値のあるものと交換する必要がある、しかしそれは容易なことではありません。」
八重神子のような性格であれば、神の心を売っても不思議なことではない。だが、彼女が決して損を選ばないのも事実だ。
それは旧知の仲である影にとって、言葉にせずとも分かること。八重神子は影の意図を理解し、微笑みながら神の心を受け取った。
「汝からの申し出じゃ、後悔しても遅いぞ。」

ストーリー

キャラクターストーリー1

雷電将軍、本名を「雷電影」。
彼女は遥か過去より歩み、稲妻が千百年にも渡り払ってきた数々の代償を経験した。
最も幸福であった歳月は過ぎ去り、かつての友は敵に。そして最後、刀を握る理由さえも失った。
「前へ進めば、必ず何かを失ってしまいます。」
これこそが、時間を媒介にして全ての世界に作用する揺るぎない法則であると、影はそう思った。
最も繁栄していた人の国が一夜にして崩壊し、最も歴史のある璃月港が岩神に別れを告げた。別れの風は、時間の向こう側から吹いてきている。
「雷電将軍」の名声は今も知れ渡っているが、幾星霜の年月が経てば…いつの日か、稲妻は神の庇護を失うことになるだろう。
武人として、あらゆる敵を警戒する。たとえ時間のように虚空なる脅威であっても、必ずその日が訪れる前に反撃の糸口となる武器を見つけ出す。
彼女の答えは「永遠」。「永遠」のみが全てのものを維持し、稲妻を不滅の国にすることができるのだ。
「ならば、全てがまだ美しいうちに止めましょう…このまま…永遠へと。」

キャラクターストーリー2

肉体に閉じ込められた魂が「永遠」を追求するのであれば、寿命を避けて通ることはできない。
限られた時間が影の頭を悩ませた。ある日、不思議な技術が運命に導かれたかのように、彼女のもとへ届く。
この技術があれば、まるで本物の生命体であるかのような精巧な人形を作り出せる。
理論上、人形は影の全てを完璧に再現することが可能であった。それは寿命の限界を超え、稲妻を永遠に庇護することを可能にする。
しかし、神の複製体を作るのは、そう簡単なことなのだろうか?
影はこのために数え切れないほどの実験を行った。失敗作を大量に処分し、想像を絶する時間と材料を費やしてきた。
その執念と武人の志によって、彼女は完璧な人形を作り上げたのだ。
新生の「雷電将軍」は静かに座り、影が話す彼女のこと、そして「彼女」と彼女たちにまつわることに耳を傾ける。稲妻の未来は、輝かしい青図として描かれた。
彼女は影に対して一つの疑問を抱いていた。「肉体を捨てるということは、もう後戻りできないということ。あなたは後悔していないのですか?」
「あなたの存在が私の答えです。」
その後、影は刀に宿る意識となった。「一心浄土」は、こうして誕生したのである。

キャラクターストーリー3

将軍になる前の雷電は一介の武人であり、先代の命令に従っていた。
先代の雷神、雷電眞は武力に乏しく、戦いや殺しの仕事を影に任せていたのだ。ただ影には殺戮だけではなく、友人と櫻の木の下で歌やかるたに興じ、のどかに過ごす時間もあった。
その性格ゆえか、遊戯中の影は朴訥としていた。彼女が最終的な勝者になることも、狐斎宮様が特別に用意した賞品を獲得することもなかった。
そんな彼女は、武道の修行に充てていた心血を、歌とかるたの修行へと注いだ。眞と御輿千代にかるたの勝負を申し込んだり、月明かりの下でひとり詩歌を読んだりした。
ある日、櫻の木の下で影は勝ち進み、最後は天狗に勝ち、ついに勝者の座につくことになった。
影は勝利に歓喜したが、友人の笑い声を耳にする。とっさに自分が冷静さを欠いていたことに気付き、慌てて両手を下げると、凜とした冷たい顔に戻った。
もちろん、友人たちは嘲笑っていたわけではない。彼らは影のことをよく知っており、きっと勝利のために努力してきたのだろうと思ったのだ。
狐斎宮様も笑みを浮かべながら、菓子を影に渡す。
「褒美といっても、妾が作った菓子に過ぎぬ。まさか影がそこまで喜ぶとは。ならば、この勝者だけが手にできる褒美をじっくりと味わうがよい。」
無論、影は菓子を欲していたわけではない。武人として、負けたのならば勝つまで挑む。この菓子は、彼女の勝負に挑む心構えへの褒美だった。
影はすぐにまた無意識のうちに微笑んでいた。勝利の味もさることながら、この菓子は影の舌を唸らせたのだ。その笑顔を隠そうとする不器用な彼女の姿に、友人たちはまた笑みをこぼす。
今でも影は、その櫻の木をよく思い出す。
長いこと見に行っていなくとも…たとえ櫻の木の下に誰も座っていなくとも、彼女は時間が永遠に止まることを願うのであった。

キャラクターストーリー4

影は、眞が稲妻の風景や美食、人々の物語をこよなく愛し、それを自分に教えるのが好きだったことを今でも覚えている。
二人とも「摩耗」という概念をよく理解していたが、未来を案じる影と違って、眞は現在に目を向けていた。
「儚い景色であることを知っているからこそ、一層楽しむべきではないか。」
それを聞いた影は、自分がただの影武者であったことに反省し、雷電将軍よりも古い考えであったことに苦笑いを浮かべた。影はもっと余裕ある心を持ちたいと思った――そう、眞のように。
しかし、時代は瞬く間に移り変わり、予想だにしないことが影に起こる。気がつくと、彼女の手には死にゆく雷電眞から受け継いだ刀が握られていた。
この日、影武者であった影は、まことの「雷電将軍」となったのだ。
そして、影が「摩耗」の苦しみを本当の意味で理解した日でもある。
時が流れれば、この刀も、あの櫻も…稲妻の全ての生命が目の前で散っていくのではないか。
それらは稲妻の根幹であり、雷電将軍が守らなければならないもの。
「ならば、先行きを読むことは無意味なことではなく…過ぎたことでもない。」
心の内で覚悟が定まり、生命が肉体を超越する、そして永遠は浮世に降り立った。

キャラクターストーリー5

ある夜、雷電影は瞑想中に夢の世界へ入った。
彼女は天と地の間に残された唯一の存在、鏡像のように存在するもう一人の「自分」。
ため息をつくかのような声が人形の口から漏れ出ると、彼女の耳へと届いた。「あなたが心に決めた永遠は、人々の無数の願いによって揺らいでしまいました。ならば、あなたは既に私の敵です。」
人形を作る際、影はあらゆる危険を考慮した。
すべての可能性を考えてきた、最悪の場合…いつの日か自分自身が「永遠」の脅威となることさえも。
しかし、彼女は前へ進み、「永遠」に辿り着かねばならない。その意志は、誰であろうとも決して邪魔することのできないもの。
人形の言葉は、過去の自分からの責苦のようであった。
「過去の自分よりも、今の自分の信念の方がしっかりとしたものだと考えている。だから、今の自分こそが正しい、果たしてそうなのでしょうか?」
同じ顔をしていても、その口から語られる意志は異なっていた。過去の自分と戦う日は、いずれ来るだろう。
だが、それは今日ではない。まだ彼女の準備が整っていないことを、影は知っていた。
澄み渡る心を持ち、無我の境地へと達したが、民衆の叫喚によって足を止めた。
明鏡の上では空が濁りはじめ、無我の殿堂で烏が鳴く。夜明けの時が来た。武士は刀を取らねばならない。
それは泡影の如く、虚像のようで真実のような夢であった。

「夢想の一心」(「むそうのいっしん」)

影のように、今に至るまで受け継がれてきた刀。
二人の主君の手を経て、時と永遠を見守ってきた刀。
それは雷電眞の神威によって生まれたものだが、一度も刃を研がれたことはない。物は主人に倣うもので、眞が戦いを苦手とするように、それも戦わず、眞の思う平和を象徴するものであった。
眞が亡くなった日、それは影の手に渡った。刀は血に染まり、その先端から初めて真紅色が滴ると、荒風と奔雷によって散った。
眞はこれに「夢想の一心」という名をつけていた。それは夢のように美しい稲妻を見届け、この世と共に歩み続ける高貴な心を象徴するかのよう。
影はその名を変えなかった。彼女もその光景を目にしたことで、より純粋でより強い「心」が生まれたからだ。
稲妻の美学とは、まさに浮世の儚き幻夢、その中の大切な瞬間を捉えることである。

キャラクター関連

挨拶

●初めまして…:かしこまらないでください。この身は高貴なものですが、ここへ来たのは身分を隠し世を渡り歩くため。あなたの腕を見込んで頼みがあります。今から私の護衛になっていただけませんか。
心配しないでください、危機が訪れれば、私も手を貸しますので。
●世間話・徒然:つれづれなるままに、日くらし、硯にむかひて。ふん。
●世間話・浮世:浮世の風景は幾千年も変わらないというのに、人の世とはこうも白露と泡のように…儚い。
●世間話・世俗の風景:この美しい風景も、そばに誰もいない以上、私の不変を引き立たせるだけ…
●雨の日…:雨なんて大したことありません。まだ雷も鳴っていないのですから。
●雷の日…:あら、雷が怖いのですか?この世で唯一無二の高貴なる者であり、最も恐ろしい雷霆の化身が、あなたのそばにいるというのに。(影)
●雪の日…:冬将軍も来たのでしょうか。
●晴れの日…:晴天でさえ、雷霆の光を遮ることはできません。雨が降らずとも、神雷を下せます、あの木を見ていてください。ん?わかったからもうやめて?そうですか…。
●おはよう…:朝のあいさつをしたそばからあくびをするなんて、たるんでいる証拠かと。ですが、今回はその無礼を許しましょう。おはようございます。
●こんにちは…:甘味が食べたいですね。へぇっ、いけませんか?「こんな時間に甘い物なんて」とはいったい…以前は将軍の身分によって甘やかされていた、と。そうだったのですね…(影)
●こんばんは…:夜の流れ星について知りたいのですか?ふふ、瞬く間に流れゆく天の光です。えっ、実はあなたが流れ星?空を翔ける者は「天狗」だという言い伝えがあります、あなたも天狗だったのでしょうか?(影)
●おやすみ…:私の命により、この世のすべての雷鳴を静めました。今夜はゆっくりと眠れることを願います。
●生誕…:今日はあなたの生誕の日でしたか。私と城へ戻り、全旗本の前で祝辞を読みましょう。「恥ずかしいからやめてほしい」と?…そうですか。
●誕生日…:誕生日おめでとうございます。今日は一緒にお祝いをして、一年で最も印象に残る素敵な日にしましょう。そして、来年の今日もまたお祝いを。こうやって続けていけば、「永遠」の幸せを手に入れることができます。(影)

自己紹介

●雷電将軍自身について・刹那:雷霆と稲妻は、刹那に去りゆく。だからこそ、「永遠」を望むのです。いえ、望むだけでは足りません、必ず「永遠」をこの手に。
●雷電将軍自身について・「摩耗」とは、とても恐ろしいもの。この身が誕生した意義も、摩耗に耐えるためです。そしていつか、「内なる存在」は「永遠」に触れることができるでしょう。
●奥詰衆について…:あなたは今や私の側用人です。言い換えれば、幕府に対して有益で、私に忠誠を誓う者であると判断しています。
●用心棒について…:護衛とは言いましたが、私が危険に陥った時にかばう必要はありません。将軍の作りは丈夫で、壊れた時は替えも利きます。ですので、身の危険を感じた時には、この将軍を前に突き出してもらって構いません。(影)
●直伝について…:稲妻の薙刀術と剣術、それに刀の鍛造技法は基本的に私が伝授したものです。そこから、人々の個性によって枝分かれしていきました。どうでしょう、私の一太刀をもう一度受けてみませんか?それでもまだ無事であれば、あなたに稲妻で流派を開く許可を与えましょう。はぁ…武道の精進とはどうしてこうも人を惹きつけるのでしょうか。(影)
●「神の目」について…:外の世界では、そんなにも長い間雷元素の神の目が現れていないのですか?私にはいくつかの制約があるため、細かいことは言えませんが…神の目を授けることは、私の意志とは無関係です。重要なのは、人々の「願望」、そして…(影)
●シェアしたいこと…:共有したいこと?特にありません。それよりも、なぜ神の目を持たないあなたが、元素力を使えるのか気になります。話してくれますか。
●興味のあること…:体は消え、夢も失いましたけど、彼女は神櫻となりました。それもまた「永遠」です。
●雷電将軍を知る・1:何かあるなら、言ってください。
●雷電将軍を知る・2:雷の日に「くわばら、くわばら」と言えば大事には至らない、そう人々は信じています。もし私が起こした雷であれば、あなたに害はなしません。ですが、自然現象の雷の場合、そうもいかないでしょう。
●雷電将軍を知る・3:『珍説』という本に書いてあるのは事実です。あれは彼女が島のことで忙しくしていた頃のこと。私は影武者として、彼女の名を借り、軍陣に現れました。しかし、そのあとの物語は人々の憶測にすぎません。私は元々剣術に魅了された武人、民を感化させる美徳など持ち合わせていません。(影)
●雷電将軍を知る・4:「永遠」の追求は、一種の逃避にすぎません。私が最後に取った方法も、甲羅にうずくまる亀のようなものでした。しかし亀とはもともと長寿の象徴、永遠を追求すれば必然的にそのような形になるのかもしれませんね。(影)
●雷電将軍を知る・5:恐怖の由来、それは私が500年前に彼女の死と「あの出来事」を目撃したから。しかし…あなたでしたら、きっとすべての人を救えるでしょう。あなたでしたら…きっと世界をも教えます。私が稲妻のすべてを覚えているように、あなたが私を覚えている限り、私は永遠に生き続けることができます。(影)
●趣味(雷電将軍):愚問です。この世にはやらなければならないこと、そしてやってはならないことの二種類のみが存在します。
●悩み(影):私に料理を作らせないでください。基本的に私はなんでもできますが、料理だけは本当にだめなんです…
●好きな食べ物:将軍の言ったことは無視してください。甘いお菓子が好きです!虫歯になったら換えればいいだけのこと。永遠の追求に影響するわけがありません。(影)
●嫌いな食べ物:愚問です。この世には身体を維持するための栄養素と、そして身体に害をもたらす物の二種類のみが存在します。
●突破した感想・起:我が流派、「初伝」の位では太刀の九向剣路之勢、それと薙刀の基礎が学べます。他の流派と大差はありません。いや、正しくは他の流派が私のと大差がない、ですね。
●突破した感想・承:我が流派、「中伝」の位では剣術に必要な「構え」の変化を学び、薙刀術に必要な「斬り」と「返し」の理を理解する必要があります。
●突破した感想・転:我が流派、「皆伝」の位では奥義を学ぶ必要があります。しかし、そのほとんどが元素力を使うため、ただの人間には難しいでしょう。世に出回る大半の流派は、この境地に触れることさえできません。
●突破した感想・結:奥義中の奥義、「無想」であり、無双の一太刀。あなたが練習相手として付き合ってくれるのなら、私はより速くて強い一太刀を繰り出せる気がします。

関連キャラクター

荒瀧一斗:誰でしょうか?

→将軍が目狩り令を行ってた時、俺様を制圧するためにご自慢の天狗まで動員させてた。つまり、俺様は将軍が頭を抱えるほどの相手だってことだろ?だが、目狩り令を廃止するって決めたんなら、まだ救いようがないわけじゃねぇ。今回の教訓を活かして、もうこんなこと二度としなければそれでいい。じゃねぇと、もっと頭を抱えさせてやるぜ、へへっ。

ウェンティ:風神の化身は今もその名前を名乗っているのですか?正直、初めて彼と会った時から相性が合わない感じがしていました。それ以外の印象は…お酒が強いことくらいですね。(影)

→あの偉そうにしている雷電将軍を倒したんだって? うーん…彼女は影武者をやっていた頃から究極の武道を追い求めていた。だから今、きっと色んな理由を駆使して君を稽古に誘うだろうね。よし、じゃあこっそり君に彼女の弱点を教えてあげよう。ちょっと耳貸して──それはね~「スイーツ」だよ!

楓原万葉→稲妻を離れた後、何度も自分の胸に聞いたでござる。雷電将軍に対する拙者の不満は、あの御前試合から生じたものなのか、彼女が友に下した一振りが原因だったのかと。
拙者は考えた末、それは違うと分かった。拙者の友は決闘の場で堂々と死した、雷電将軍のあの一振りは間違っていたとは言えぬ。彼女に対する不満は、「目狩り令」からくるものだ。何人たりとも他人の願いを剥奪する資格などない、たとえそれが「神」であったとしても。

神里綾華:神里家の者であり、稲妻名門の筆頭をゆくに相応しい人物です。えっ、将軍と評価がまったく同じ?で、では、これならどうでしょう…綾華は剣術にも秀でています。(影)

→将軍様のお考え?それは私ども配下が議論できることではございません。ただ…「永遠」を追い求める道において、孤独を感じることもあるかもしれませんね。

「無想の一太刀」を見ても生き延びられたこと、それだけでも偉業と言えるでしょう。私にとってあのお方は本物の神であり、稲妻の命運を一瞬にして変えることのできる存在です。しかし、もしあのお方と貴方が衝突した場合…私は必ず貴方を選びます。

神里綾人:神里家の者であり、稲妻名門の筆頭をゆくに相応しい人物です。綾人は以前、三奉行事務中に様々な手段を講じていましたが、その忠誠心に一点の曇りもありません。咎めずともいいでしょう。

→「永遠」を追い求めるあまり、将軍様ご自身のみならず…稲妻の全ての者が、少なからぬ犠牲を支払いました。傷が癒えるまでに時間はかかりますが、政局の調停者として、私は自身の役割を全うしましょう。

★綺良々→天守閣に届けられる荷物はどれも包装がすっごく綺麗で、何重にも包まれてるんだよ。さすがは将軍様宛って言うべきか…でも、中身は一体何なんだろう?時々いい匂いがするんだよね…

久岐忍→鎖国令が解除されてから、雷電将軍は各業界の発展を支援する様々な法令を公布した。私が鎖国中に取った資格はいずれも活躍の場面が増え、荒瀧派もそれほどお金に困らなくて済むようになった…禍福倚伏ということわざがあるが、まさか最終的にあの方に感謝することになるとはな。

九条裟羅:忠実な志士であり、優れた武芸を有し、「豪傑」の二文字を背負うに相応しい者です。あの者がいれば、九条家もまだまだ栄えるでしょう。

→きっと色々な場所ですでに聞いているのではないか?将軍様が求めているのは、無念無執の永遠。浮世の執念を捨て、不変の永遠に執着する…将軍様の言動をすべて理解することは私にもできない。しかし将軍様が決めたことである以上、私はそれを信じるのみ。

「目狩り令」の廃止…ふむ、どうやらお前が正しかったようだ。コホンッ…しかし、将軍様が間違っていたということではない。「永遠」という道の求め方が変わっただけだ。幾千年もの間、稲妻を守ってきた将軍様は今、安らかな気持ちであられるのだろうか。この先の道がどんなに危険であろうと、私は将軍様についていく!

ゴロー→雷電将軍…理由はどうあれ、あの方が以前行ったことに賛同することはできない。現在、海祇島は幕府と平和条約を結んだが、それでも警戒を怠ってはならない。もしまた紛争が起これば、俺は必ず、前線に戻る。

早柚→あのお方は…拙が会えるような御仁ではない。知りたいことがあれば、綾華お嬢様に聞いた方が早い。

珊瑚宮心海:オロバシはたしかに私が斬り伏せました。しかし私は珊瑚宮の民に、それを海祇大御神として祭り上げることを許可しました。 今の珊瑚宮は鳴神分社を破壊し、幕府を裏切ろうとしています。彼女は海祇大御神の現人神の巫女として、責任を取らなければなりません。

→目狩り令が終わった後、海祇島にも平和な日常が戻ってきました。今さら将軍の善し悪しを判ずるつもりはありません。それよりも、海祇島の未来の方が私にとって大切なことなのです。将軍が約束を守り、幕府との間にこれ以上いさかいが起きないといいのですが…もし再び、将軍が人々の願いを無視するようなことがあった場合、私たちは決して黙ってはいません。

モラクス(鍾離):かつて彼と酒席を共にした時、私はただの影武者で、神々の末席に属していました。彼はそのような選択をしたのですね…しかし、これからの時代も、彼は多くの人と縁を結んでいくことでしょう。(影)

→すべての意志は時によって磨かれる。彼女は信念のためならば、自らのすべてを捧げることさえ厭わない。だからこそ、ここまで歩んでこられたのかもしれない…機会があれば、俺も彼女がすべてを費やした「永遠」を見てみたいものだ。

国崩(スカラマシュ):あの子は将軍を作る時にできた副産物です。彼を制御しないのは、私の心の中で彼に対して借りを覚えているからでしょう。(影)

→自らの創ったものに目を向けようともせず、干渉するのが忍びないとか、そんな言葉で取り繕うなんて…

トーマ:彼の神の目を奪いそうになったことは、私に責任がまったくないというわけではありません。しかし、謝罪でしたら、やはり将軍に行かせたほうがいいでしょう…まあ、私も反省はしますが。(影)

→オレの故郷モンドでは、ほとんどの人が風神バルバトス様を敬っている。しかし稲妻人の将軍様に対する態度は違う。なんと言うか…敬愛と感謝以外に、恐れもあるように思う。

正直、オレは将軍様に恨みなんてない。あのお方はオレの神の目を奪おうとしたとはいえ、それは将軍様が特殊な立場だったからだ。立場の違いというのは、決して珍しいことじゃない。

★ブエル(ナヒーダ):私は彼女の謙虚さを高く評価しています。謙虚さも確かに、智者の美徳ですから。ブエルの権能をもってすれば、想像を超えたようなこともできるのに、彼女はそれをただ「是正と守護」のためにしか使いません…本当に優しい神です。

八重神子:あの人ですか。最初は油揚げに誘惑されるような方でしたが、まさかこんなにも策略に秀でるようになるなんて、実に喜ばしいことです。しかし私のためとはいえ、彼女に謀られたのはやはり少し気に入りません。今度会った時、きっと笑われてしまいます…であれば先手必勝、先に彼女に一太刀浴びせるとしましょう。どうせ彼女なら躱せますし。(影)

→本当は外に出たいのに、いつまでも己を一心浄土の中に閉じ込めるなど、まるで自虐そのもの…まあ、ある意味それが、あやつのかわいいらしいところでもあるのじゃがな。

宵宮:どなたのことでしょうか…ああ、花火職人の。刹那の幻像を創り、夏の幻想に酔いしれる人。彼女も我が民の一人です。
ん?天領奉行の領地で花火が上がっている?まさか彼女が?

→花火は将軍様が求める「永遠」から、いっちゃんかけ離れとるもんや。将軍様は刹那の光なんか稲妻になんの価値もないと思うとるはず。はぁ、「永遠」を握る者には分からへんのやろな。「刹那を生きる人」やからこそ、その刹那の甘美を胸に刻み込もうとしとることに。

関連NPC

藍川丞:「秋沙銭湯」オーナー…①ナタの景色?→お偉いさんたち?
→それほど地位が高い人ではありませんが…うちによく来る天領奉行の武士たちです。でも、私みたいな庶民にとっては、十分大物なんですけどね、ははっ。
彼らはもう常連客なので、記録しておいて、割引にしてるのです。
彼らがよく来る理由は、温泉に浸かる時は腹を割って話すことが出来るからだと思います。それに、疲れを癒すのに最適ですからね。
そういえば、いつか私の温泉に将軍様が来てくれれば良いのですが…多忙なお方ですから、休みも必要だと思いますし…

朝倉:同心…①びっくりさせちゃった?
→あっ、外国からの旅人だったんだね、こんにちは。ここは脇門だから人が少ないんだ。少しびっくりしちゃったよ。ははっ…悪いね。
この門は天守まで続いてる。天守は将軍様がいるところだから、あまりこの近くで騒ぎを起こさないでくれよ。

竺子:(稲妻帰省後)②故郷に帰ったんだ。
雷電将軍が鎖国令を解除したことを、南十字船隊の船員から聞いたの。
もし本当だったら、奉行所の武士たちも私を責めることができなくなる。それなら、故郷に戻れるんじゃないかなって思ったの。
そして、稲妻に向かう船に乗ったんだ。帰ってきてみると、稲妻が大きく変わったことに気付いた。
一番大きな変化は…私がいない間、両親が私のことをずっと心配していて、憔悴しきってしまったこと。
けど、両親はいつも通りの笑顔で私を迎えてくれたんだ。何も変わらず、依然と同じように。
だから私は、しばらく家で両親と一緒に過ごすことにしたよ。

天野:同心…①将軍様について…
将軍様の威厳は世に轟き、稲妻に永遠なる平和を与えてくれる。
(鎖国令解除前)だが鎖国令は…いや、何の問題もない。
よそ者は少ない方がいいに決まってる。君みたいなやつも稲妻に来たからには、まずはここの規則を守るんだな。
(鎖国令解除後)将軍様のいかなる決断に、疑問を持ったことはない。
鎖国令が解除されたとはいえ、稲妻に訪ねてきた外国人には、ここのルールを守ってもらわないとな。

天目十五:「天目鍛冶屋」店主…①「天目鍛冶屋」について…→「天目流」について…
→稲妻の刀工の間には、雷電五箇伝という説がある。
遥か昔、ある浪人が、独特な秘宝が秘められた五つの鍛造技術を、それぞれ五人の弟子に教えたんじゃ。
「天目流」はその内の一つ。

五百蔵:①鎮守の森について…
→今は石像になっているが、吾輩も昔は大御所様に官名を与えられたんだぞ。人呼んで「隠神保生司正五百蔵」。
吾輩の責務は鎮守の森の守護。ここの水と土、霊脈を守ること。どうだ、吾輩の守護で、この森も素晴らしいものになっているだろ。
…②「保生司正」?
→吾輩は元々自由奔放な妖狸だった。名はそれほど知れ渡っていなかったが、本当に自由だった。よくあのクソ狐と競争をしたり戦ったりしていたんだ。
ある日、あのクソ狐が賭けをしてきた。吾輩が将軍様の御所から鳴草を盗めるかどうか。もちろん吾輩は挑戦を受け入れた。危うく将軍様に斬られ、ヤシオリ島のようになるところだったがな。
最後は…
最後はあのクソ狐が吾輩の代わりに許しを請い、将軍様から慈悲を与えてもらった。吾輩を見逃すどころか、「保生司正」という職まで授けてくれたんだ。
このようなことを、吾輩が忘れるわけがない。吾輩はあのクソ狐に命を救われた借りがある…
②あなたについて…→②「勝負」について…
→うむ、ひどいだろ?あのクソ狐、かくれんぼで吾輩に挑戦しようとは。
「絶対に姿を現すな」とか、「もし何か起きたら、それは私がお前を懲らしめる法術だ」とか言ってたな、まったく今考えてもおかしいものだ。
だが吾輩は妖狸、そして将軍様に「保生司正」を授けられし者。鎮守の森でかくれんぼの挑戦など、受けるしかないと思った。あいつを懲らしめてやるためにもな。
吾輩はいい場所を見つけ、オニカブトムシに変化し、あいつが吾輩を必死に探す醜態を見てやろうと思った!
だが結局、クソ狐は現れなかった。この勝負は、今でも決着がつかないままだ。
吾輩はこのまま待ち続ける。あのクソ狐が帰ってきて、吾輩に謝るまでな。うむ、あいつが謝るべきことはこれだけじゃない、毎日どんな借りがあるかまとめてるぞ。

石川:幕府の兵士…①あなたは…?
→俺はしがない新兵さ。戦争なんてしたくないし、兵士にもなりたくない。だが、出身のため、仕方なく軍に入ってる。
今一番嬉しかったことは、幕府と珊瑚宮が休戦するって聞いたことだよ、はは。
だって、戦場は普段の訓練とは違う。真剣でやり合う場所だから。
ちょっと恥ずかしいが、武士でありながら、血を見るだけでめまいがするんだ。以前、戦場から出られないことが何度もあった…
雷神のご加護と、幕府と抵抗軍の休戦協定が長く実現しますように。

稲城蛍美:巫女…こんにちは、遠くからいらした旅人さん。「鳴神大社」へようこそ。
悩みや願いがあるのなら、ここでおみくじを引いてみてはいかがでしょう。雷神様が祝福してくれますよ。→③おみくじについて…
→願いを持つ稲妻人は、よくこの「鳴神大社」に来て、おみくじを引き、神の加護を祈るのです。
あなたは異国からのお客様ですが、心から雷神様に祈れば、きっと祝福してくれるでしょう。
…①みんなの願いについて…
はい…私は神社におみくじを引きに来た方の接待を任されています。そのため、数々の人の願いを聞いてきました。
(鎖国令解除前)近頃おみくじを引かれる方は、ほとんどが早く鎖国が解除されるようにと願っています…
雷神様は…いえ、何でもありません。
(鎖国令解除後)最近、おみくじを引きに来た方の多くは、雷神様が稲妻の鎖国を解除してくださったことに感謝しています。また、旅路順調や商売繁盛などについても祈っていました。
(共通)巫女として、私は雷神様に奉仕いたします。永遠なる鳴神、その心は変わりません。
④「鳴神大社」について…
→「鳴神大社」は稲妻の信仰と祭祀の場であり、全てのことを雷神様の意志に則って行っています。
八重神子様は「鳴神大社」の大巫女で、神社の全てを管理しています。
しかし八重様は事務仕事で忙しく、八重堂の方も仕切っているので、あの方が不在の時は、私が一部の仕事を代理で行うのです。
もし神社で何か手助けが必要な場合は、私におっしゃってください。
⑤さようなら。
雷神様のご加護がありますように、お気を付けて。

井上:同心…①「天領奉行府」について…
→「天領奉行府」は幕府の要地だ。稲妻全体の治安を維持し、将軍様の命令に従う。
だから、出入りする人間は俺がよく確認する。正当な身分と目的がない奴を入れるわけにはいかない。

海老名権四郎(鎖国令解除前):勘定奉行の番頭…①離島について…→①「鎖国令」について…
→ふんっ、何も言うことはない。将軍様がお決めになったんだ、きっと考えあってのこと。
俺たちが勝手に議論するようなことじゃない…ましてや、お前みたいな異郷人と!

太田太郎:①あなたの故郷について…→どうして幕府から移住の話が?
→理由か…僕にも分からない、もう何代も前の話だからね。
一説では、セイライ島一帯の雷が強すぎるとか、また他の一説では、密輸を防ぐためとか言われてる…聞いてて納得のいく理由がいくつも流れてるよ。
雷神が保護する民として、当然ながらみんな幕府の取り決めに合意した。鳴神島に移住した後、城内で商売を始めたんだ。家も益々裕福になり、小さな島にいた頃よりもだいぶ暮らしが良くなったよ。
この前セイライ島で写真を撮ってきてくれてありがとう。
あかげさまでやっと自分の「故郷」がどんな感じなのかが分かったよ。
機会があれば、自分の目でセイライ島を見てみたい…

大和田:与力…①あなたは?
→私は奉行所の与力、ここの同心たちの上司だ。大和田と呼んでくれ。
奉行所は治安維持を担っている。もし違反行為を見かけたら、通報しにここへ来てくれ…
そうは言ったが、どうか、何事も起こらないように。雷神様

岡崎陸斗:「鳥有亭」店主…②あなたは大物だと聞いた。→稲妻は今…
→おっと、若いのに稲妻の政治問題に興味あるのか?
まぁ、何しろ外国からの旅人だからな。稲妻に閉じ込められて家に帰れないのは、面倒だろう。
俺に言わせてみれば…天領奉行は、将軍様の力を永遠に信じる。将軍様の選択には必ず意味があるはずだ。

甲斐田龍馬(睡竜の章 第一幕完了後):珊瑚宮の軍官…①休戦について…
→幕府と珊瑚宮の交渉も無事終わったし、目狩り令も廃止された。いい知らせばかりだ。さすがは珊瑚宮様とゴロー様。不利な状況であっても、僕たちを勝利に導いてくれた。
もちろん、君のおかげでもあるよ。君が雷電将軍を説得していなかったら、こんな結果はなかった。ありがとう。
君みたいな徳と才能を併せ持つ人物に助けてもらえるなんて、珊瑚宮も運がいいね、ハハハッ!
でも、僕の前職の天領奉行は今頃どうしているのだろう…
①天領奉行について…
→天領奉行の九条家は今回重罪を犯したようだけど、将軍様はどう判決するんだろう…はぁ、九条家の二人兄弟は気の毒だ。
珊瑚宮に来る前、僕は九条家で働いていたんだ。僕の印象では、九条家の兄弟二人は良識があって、民を思っていた。今回は一族に道連れにされたのかもな。
今の九条家の当主代行は九条鎌治らしい。あの若い後継者が重任をこなせるのか…

:「天井屋」店主…①この店について…
→ここは旅の記念品などを売っている店です。例えば稲妻の小説や、狸のぬいぐるみなど。
以前…将軍様の彫像も売ったことがあります。
将軍の…彫像?
→はい、将軍様は大らかな方ですので、人々がどんな理由で自分の彫像を売ろうと気にしないのです。
(鎖国令解除前)うぅ、元々この店で一番売れていた商品なのですが…
鎖国されてからは旅行客もいなくなり、精巧な部品も高価なため、販売中止にするしかありませんでした。
(鎖国令解除後)鎖国令が実施されるまでは、元々この店で一番売れていた商品なのですが…現在、その旧式の商品はすでに製造を停止しています。
噂によると、最新版の将軍彫像は鋭意製作中とのことです…
うっ…この店の商売のために、私も気に掛けておくべきですね…まあ、面倒ですが…

蔭山(鎖国令解除後):審査官…①ここは?→稲妻城に行く手続きについて…
将軍様が下した書類によると、稲妻人や外国人にかかわらず、誰もが稲妻城を自由に出入りすることが可能になったようです。
しかし、安全を第一に考え、関所を通過する際には必要な検査にご協力ください。

:①悪くない。→手柄について…
→ははっ。幕府軍のやつらが、俺たち二人が島の「祟り神」を退治したって話を信じると思うか?
やつらは大御所様の手柄にして、天守閣でそのことを称えるんだ…ふんっ。
だけど戦争しなけりゃなんでもいいさ。もうこの話をするのはやめよう!
功績なんかはいらない。俺たち鉱場の労働者にとって、人々に尽くすのは義務だ。城内のやつらには分からないだろうけどな。

九条鎌治:当主の名代(天下人の章 第一幕完了後)…旅人、君だったのだか。
この前は君と将軍様のおかげで助かった。そして僕も家族のために一歩前へ踏み出すことができた。
この件に関しては、君にお礼しなきゃ。→①九条家について…
→最近の九条家は穏やかじゃない。僕は当主代行として混乱を収束させるよう努力している。でも自分の力に限界を感じてるんだ。
将軍様は僕の意志を認めてくれた。だから将軍様の期待を裏切らず、胸を張って一族の責任を背負おうと思う。
選んだ道は分かれているとはいえ、父さんも兄さんも九条家がこのまま没落することは望んでいないだろう。

九条政仁(天下人の章 第一幕完了後):幕府の軍官…②弟について…
→俺の弟鎌治は、稲妻城で九条家の当主代行をやっている。兄の俺は軍事的なことの方が得意だから、彼を後ろから支えることしかできない。
九条家が危機に瀕し、将軍様の判決が下りない今、心変わりする者がいるのも仕方のないこと。我々が心配すべきことは他にもたくさんある。
お前が将軍様と共に弟を鷹司家から救ったことは聞いている。この恩、決して忘れない。
あの事件の後、あいつは一族の復興への信念を新たにしたようだ。俺たち九条家には、まだ希望がある。
③九条裟羅について…
→お前は珊瑚宮心海と共に休戦協定の場に登場し、交渉結果を見届けたと彼女から聞いた。
正直、俺は交渉の結果について異議はない。だが俺の経験上、幕府と珊瑚宮の矛盾は完全に消滅できていないと思う。
幕府は雷電将軍に忠誠を誓い、珊瑚宮は殺されたオロバシを信仰している。このような大きな違いは、休戦協定だけでは解決できないことだ。
俺は幕府の軍艦として、一時の平和が来たせいできを抜くわけにいかない。
そしてお前の立場…もしあの時、お前が反対側に立っていたら、俺は情を無視してお前と刃を交えていただろう。

紺田伝助:村長…①あなたについて…
→俺は紺田伝助、ここの村長だ。「紺田村」を代表して、歓迎しよう。
小さな村だと思うが、離島の港よりも古い歴史を持っている。むか~しむかし、遥か昔に、将軍様が我々の先祖にこの地を授けてくださったんだ。
あの時から、この村は「紺田村」と呼ばれるようになり、俺の一族が今まで管理してきた。

●紗江

紫門恵理:①あなたの家族について…
→お前さんのおかげで、二郎も無事だった。あの子もだいぶ成長していたから、もう不良たちと繋がりを持つこともないだろう。
夫が戻ってきても、出ていく前と何も変わらなかったよ。まったく、毎日ブツブツと、いつになったら静かになるんだか。
はぁ、私たち紫門家はもう将軍様に忠誠を尽くす機会はない。だけど、自分たちの役割を守らなくちゃいけないという自覚はある。家族と一緒に幸せに暮らす。それが一番大切なことだ。
若いの、お前さんも無理はしないでおくれ。
②お婆ちゃんの話す物語が聞きたい。→①消えた狐様?
→うむ…伝説によると、雷神様の配下に一匹の白狐がいたらしい。その白狐の名は、「斎宮」。時に人の姿で現れ、人々の願いを聞いたという。
しかし、願いを叶えるには貢物が必要。ある説によれば、油揚げを捧げれば、どんな願いも叶えてくれるという。
伝説では、彼女は紺田村の先祖にとある神秘的な任務を与えたらしい。その見返りに、我々の村の平和と繁栄を永久に約束してくれた。
しかしその後、何故かは分らぬが、狐様が姿を見せることは二度となかった。彼女に奉仕する人もだんだん減り、その任務も、人々に忘れ去られた。
その頃から、村の近くで村人が、「幽霊」の姿を見かけるようになった。
それを見た人たちはみな、こう言っていた。「幽霊」は少女のような姿をしており、雷雨の夜に出没すると。現れたり、消えたり、近付いたり、遠ざかったり…
狐様が姿を見せなくなった原因は、貢物が少なくなったからだと言う人もいれば、紺田村の人々が任務を忘れたからだと言う人もいる。狐様が怒り、「幽霊」になってみんなに警告しているのだと。
また、それは繁栄をもたらす白狐ではなく、怨念漂う「祟り神」と主張する者もいた…
「祟り神」に目をつけられると、見つからないようにずっとついて来られると言われている…

●誠二

鷹司朝秀(天下人の章 第一幕完了後):納銭方…①あなたは…→②九条家について…
→仕事で忙しいから、最近あまり家の事務を気にしていない。だから鷹司家に、九条主家に闇討ちを掛けた人がいると聞いた時、本当に驚いたよ…
九条鎌治様が、最後に将軍様の信頼を得られて良かった。そうでなければ…はぁ、今思い出しても恐ろしかった。
でもこの件を機に、一族のことをもう少し気に掛けるべきだと気付いたよ…仕事が一段落ついたら、いつか主家を訪ねてみようかな…

:奥詰衆…①あなたは…
→俺は「奥詰衆」の一人、将軍様から直接命を受けている。
①「奥詰衆」?
→簡単に言えば、将軍様の側近護衛だ。
「奥詰衆」の存在意義は、将軍様がいついかなる時でも、無条件に信頼して呼べる力を傍に置くためにある。
俺たちにとって最も重要なことは、忠誠を誓うこと。
将軍様に護衛が必要なの?
将軍様はもちろん我々に守られることはない。我々が守っているのはここの一般人だ。
禁止地区に侵入する者がいれば、どんな理由があっても将軍様が許すことはない。

湯雯:学者…①何考えてたの?
→稲妻の現状と雷電将軍の政策について…
私は鎖国令のせいで、地元の送仙儀式に参加することが出来なかったのですが、逆に稲妻の歴史的な時期を体感出来ました。
あ、すみません。言い忘れていましたが、私は璃月から来た歴史学者です。
(鎖国令解除前はこの一文が追加されている)今は帰国が困難ですが、稲妻の政策転換を記録することが出来ました。
はい…それらの政策について、まだ最終的な評価は出来ません。歴史を評価するためには、まずその過程を完全に記録するのが大前提だと思います。
なので、しばらく稲妻に残り、今後の進展を見届けようと思います。
…(鎖国令解除前)①以前の稲妻について…
→あの頃の稲妻は、幸福、享楽、または自由…いいえ、どれも適切ではありませんね。一番しっくりくる言葉は、「活気」だと思います。
鎖国前の稲妻人も生活で悩んだりしていましたが、今では見られないような、意気盛んな雰囲気がありました。
今の人々も比較的安定した、平和な生活を送っていますが、封鎖された国境、潰れた店舗、神の目を接収する武士…このような暗い雰囲気の中など、誰も居心良くないでしょう。
ましてや神の目を失い、人生が大きく変わってしまった人たちは言うまでもありません。
「永遠」を追求する雷電将軍は、このような稲妻を求めているのでしょうか…
…(鎖国令解除後)①稲妻の変化について…
→鎖国令が解除された後、稲妻の「活力」が徐々に回復していくのを感じました。
稲妻の人々の顔には、また心からの喜びが浮かび上がりました。
どうやら、「永遠」を追求する雷電将軍は、このような稲妻を求めているのでしょう…

戸田:巫女…②何か心配してるようだけど…
→(鎖国解除後)うっ…心配事とまではいかないかな。ただ、鎖国の解除は、稲妻に何らかの変化をもたらしてくれるでしょ。
稲妻の開国は、テイワットの他の国にどんな影響があるんだろう…
今はまだ結論を出せないけど、私は社奉行の一員として、将軍様を信じることしか出来ない。
将軍様の決断なら、きっと、「永遠」にとっていいことなんだろうね…

智樹:屋台の店主…①団子牛乳はどうなった?
将軍様のおかげで、「団子牛乳」を買いに来る人が多くなったよ。飲んでくれた人からの評判は良かった。
考えたんだけど、今の商売なら、「団子牛乳」を売っても店は大丈夫だ。でも…新しい組み合わせを試したほうが楽しい。
「団子牛乳」を新しいオリジナル料理に置き換えようかとも思ったんだけど、お客さんたちは名残惜しいみたいだった。彼らと相談した結果、もう一度、一定の期間「団子牛乳」を発売すると決めたんだ。
そうしたら、前よりも売れ行きが良くなったよ。忙しくて手が回らない時もあるんだ。えへへ。

中野:勘定奉行の役人…①風景を見てるの?
→ああ。この海と、海面に輝く日光。俺が毎日見てきた景色だ。
若いから知らないと思うが、四十歳の時に見る景色は、二十歳の時に見たものとあまり大きな違いはない。
ただ毎日、太陽が昇ったり沈んだり、さざ波を見ていたりすると、なんだか将軍様の追い求める「永遠」が理解出来るような気がするんだ…
①「永遠」…
俺はただの平民だ。将軍様の思う「永遠」を語るなど頭が高い。
ただ、もう半世紀近くも経っているのに、若い頃と同じく、ごくごく普通の武士をやっている。こんな平凡な人生、嫌でも思うところががあるさ。
今思えば、若い頃にしてきた争いは本当に無意味なものだった。こうして海を見ながら、短く平凡な一生を過ごした方がいい…

直江久政:旗本…①ここは…
→ここは天守。見ての通り、稲妻城で最も高い場所であり、最も崇高な将軍様がお住まいになっている場所だ。
将軍様は、稲妻のすべてを統治している高貴なお方。部外者による邪魔は許されない。
②あなたは…
→俺は天守とその付近の治安の維持を任されている。将軍様の住居の安定を守るためにな。
俺と、俺が率いる兵士たちは、将軍様の命令にしか従わない。何か要望があるなら、三奉行の人たちに尋ねてくれ。
…①三奉行について…
→君も稲妻で議事を開いている三大奉行を知っているだろう。
勘定奉行は、稲妻財務の中枢であり、国家の財政を増やすために努力を惜しまない。
社奉行は、稲妻文化の代表であり、祭祀活動や娯楽式典を管理している。将軍様に最も近い一派のようで、三奉行の中で国民に最も近い。
天領奉行は、稲妻治安の主管であり、政令を忠実に執行する以外に…珊瑚宮の抵抗軍と毎日攻防を繰り広げている。
幸い、彼らは旗本の兵力を動かすことはできない。そうでなければ、我々も神無塚に手配され時間を浪費していたことだろう。
いずれにしても…稲妻の未来のためになるなら、彼らには順調でいてもらいたいものだ。

長岡秀満(魔神任務第二章第三幕完了後):執事代…②何か悩んでるの?→三奉行について…
→外の人間から見て、三奉行の現状についてどう思う?
…まあいい、君に聞いてもしょうがない。彼ら自身でさえはっきりしていないかもしれないからね。
勘定奉行が外部の人間と絡んでいたことがばれてから、毎日救済措置を実施している。それが役に立つといいけど。
天領奉行もひどい状況だ。私は九条家をとても心配している。大御所様は最終的にどのような判断を下すのか…
一方、社奉行は家来が目狩り令期間中に離反した事件もあったが、紆余曲折を経て、以前よりも名声が高くなっている。
まぁ…とにかくこの状況を何とかしてほしいよ。さもないと大御所様は彼らをただじゃおかない。

西口:①何があったの?
→聞いてくれよ、この世にこんな事が起きるなんて…
俺の全財産が誰かに盗まれたんだ!
くそ、あの泥棒め!
おっと、なんだか自分のことを怒鳴ってるみたいだ…じゃなくて、俺と何の関係があったんだ、ははっ…
とにかく。雷神様よ、俺は間違いを認める!あれは俺が一生かけて、あちこちから盗んで…いや、集めて…えぇ、苦労して得た財産なんだ!
…お、おい、そんなに俺を睨むなよ…

長谷川:①将軍様について…
→(鎖国令解除後)皆さんと同じく、稲妻人として、将軍様の背中を追って来ました。
将軍様の賢明な判断のおかげで、このところ私たちの生活がより豊かになりました。

柊千里:①柊家について…
→父上について…ようやく真実が分かりました。
当時のあの傲慢な女性がまさか…
年老いた父上が捕まった今、娘として、とても心配しています。
しかし…誰であろうと、過ちを犯したのであれば、責任を負うべきです。
どのような結果になるかは、将軍が決めることです。心配してくださってありがとうございます。

●碧波

麻紀:④おみくじについて…
→神社にいらっしゃる方々はみな、神のご加護を求め、祈りに来ています。
おみくじで吉を引けば、雷神様からの祝福を受けることができ、これからの日々も安泰に過ごせると稲妻人は信じているのです。
もし凶を引いた場合でも、おみくじを神社に残すことで、吉に変えられるのです。
もし何か願いがあるのでしたら、おみくじを引いてみてはいかがでしょう。
…②家族と再会したい。
→散り去った花びらはやがて故郷に帰る。雷神様のご加護がありますように。

松川宗全(魔神任務第二章 第三幕完了後):政所執事…①何か悩み事?
→稲妻は一連の変動を経て、やっと新たな局面を迎えます。
正直に言いますと、今は残された問題の処理に取り組んでいますが、それが全部悪いことだとは思いません。
最近、大御所様の心境もお変わりになったようで、もし…
まあ、この話はここまでにしましょう。最近は財務上の精算をしているので、前より忙しくなってきたのです。機会があったら、また話しましょう。

松平:幕府の兵士…①休戦について…→この近くについて…
→見ての通り、神無塚は幕府の軍営で、天領奉行の九条家が取り仕切っている。
南西部に向かうとたたら砂にたどり着く。稲妻が誇る玉鋼はそこで生産されている。
西に向かうと、そこは珊瑚宮抵抗軍の縄張り、ヤシオリ島だ。
ヤシオリ島には斬られた魔神の残骸が残っている。それと、雷神様が蛇を斬った一太刀が残した峡谷の景色も…そこを通りかかることがあれば、見てくるといい。
まあ、魔神の残骸近くには「祟り神」がいると聞く…や、やはり行かぬ方がよいだろう…!

●松前

ミハイル&リュドミラ(目狩り令廃止後):ファデュイの使節
ミハイル:おい、上から聞いたか?全稲妻で厳しく執行されてた目狩り令が廃止されたらしいぞ!
リュドミラ:目狩り令…それって雷神が直々に下した命令じゃないの?あれほどえらいお方が命令を変えるなんて…
それよりも驚いたのは、「十一人のファトゥス」第八位の「淑女」様が…
ミハイル:ああ、そうだな…だが、女皇陛下の偉業を成し遂げるためには、多少の犠牲は必要だと思う。
リュドミラ:でも、執行官様が…強大な「淑女」様がお亡くなりになるなんて、いったい何が起きたのかしら…
ミハイル:さあな…時がたつと、人は少なからず変化する。もしかしたら彼女にはもう過去程の力がないのかもしれない。
焦る必要はない。いずれもっと強いお方が第八位の座に就いてくれる。その時、我々ファデュイの力はさらに強大になるだろう。

ミハイル&リュドミラ(鎖国令廃止後):ファデュイの使節
ミハイル:おい、上から聞いたか?長い間鎖国した稲妻国がついに開国したらしいぞ!
リュドミラ:それって、稲妻の鎖国令が解除されたこと?
前は目狩り令、その次は鎖国令…雷神は自分が制定したものを次から次へと覆した。何か大きな動きでもあるのか?
あっ、もし雷神が再び対外的に動くつもりなら、我々スネージナヤがテイワットで築いた影響力が弱まるのでは…
ミハイル:はぁ、心配性にもほどがあるよ…
女皇陛下がいる限り、スネージナヤの永遠なる繁栄は約束されたも同然だ!心配する必要はない。
むしろ、稲妻が開国してくれたおかげで、我々ファデュイが潜り込みやすくなる。
テイワットのどんな些細な動きでも、我らの目から逃げることはできないからな!
リュドミラ:ああ、そうだといいけど…

宮崎三郎:刀職人…①あなたは?→①神無塚について…
→神無塚は幕府と珊瑚宮が長いこと争ってきた場所だ。雷電将軍を信仰する幕府、魔神オロバシを信仰する珊瑚宮。そのどちらにも属していない。
だからここは「神無塚」と呼ばれている。「神のいない丘」という意味だ。
神無塚の裏にある軍営を越えて南西へ歩けば、たたら砂に着く。
…①オロバシについて…
→海祇島の民は魔神オロバシを信仰している。何故なら当時、その巨龍のような形をした蛇神が、彼らを導く役割を担っていたからだ。
オロバシは海祇島の民に耕起と製錬の方法を教えた。海祇島の人々は感謝の気持ちとして、オロバシを守り神として崇めるようになったんだ。
しかしその後、オロバシと雷神様の間に争いが起こり、オロバシは雷神様に斬られて死んだ。
無明砦の遺跡はあの大戦の時に破壊されたんだ。そしてここの「無想刃狭間」は、当時の雷神様が蛇を斬った時に振るった「無想の一太刀」が残したものなんだ。
今もなお、オロバシの残骸はヤシオリ島に残っている。あの巨大な蛇の骨はその魔神の亡骸なんだ。

山田:商人…①何してるの?→あれって…
→「目狩り令」が発令された後のことよ、当時、自分の力を見誤った人が、「目狩り令」を執行する天領奉行に「御前試合」を申し込んだの。
結果は当然、軽擦に挑戦した人が惨敗。最後は将軍様の神罰で制裁された…はぁ、今思い返してみても惨烈だった…
だけど、予想外でびっくりしたわ。負けた人が落とした「神の目」を、現場に乗り込んだもう一人の若い人が奪っていったの!
あの神の目は将軍様の神像の一部になるはずだったのに、どこぞの知らない浪人に奪われるなんて…まったく、不吉ね。

柚子(鎖国令解除前):冒険者…①冒険者協会の依頼を見てみたら?
→もうとっくに確認したよ。若く見えるかもしれないけど、私も、二、三回は依頼をこなしたことがあるんだよ!
でも鎖国令のせいで、依頼が全部稲妻地域限定なの、はぁ…
冒険者協会の上層部にもこのことについて訴えたんだけど、「稲妻にもお宝はたくさんある」って言い訳されたの。
問い詰めたら、文句があるなら冒険者協会じゃなくて、幕府に言えって返されちゃった。
うん、厄介な鎖国令だよね。私たちの広大な大地での冒険を妨げるなんて!私の冒険人生を台無しにするなんて、将軍様でさえも償いきれないよ!
…ああ、雷神様のご加護がありますように!さっきのはどうか忘れてください!

横山:勘定奉行の役人…①ここは?
→ここは「勘定奉行」の要地、全離島を管理する場所だ。
当主様に用があるのなら…今は都合が悪い。
大御所様が判決を下すまで、誰も会えないだろう。

●ランバド

龍二:探偵…②珊瑚所長について…
→珊瑚所長は少し気性が粗いですが、正義感がある優しい人です。当時の私の汚名も、彼女に晴らしてもらいました。信頼出来る方です。
私は以前奉行所に勤めていたのですが、濡れ衣を着せられて仕事を失いました。もし珊瑚所長の知恵がなかったら、私は今頃どうなっていたか…
事件が解決した後、何もかも失ってしまった私を見た所長は、代金を要求せず、助手として雇ってくれました。
汚名を返上することが出来、今も珊瑚所長の下で働けています。これも雷神様のご加護なのでしょう…

渡辺:同心…①あなたは?
→俺はここで新兵の訓練をしている同心だ。渡辺教頭と呼んでくれ。
近頃の新兵はまったく根気がない。少しの辛抱も出来ないくせに、将軍様に仕えたいなど…
おっと、君にこんなこと言っても仕方ないな。訓練場は参観禁止だ。

その他エピソード
惡王丸(あくおうまる)

★伝説の「惡王」がかつて愛用していた刀。刀身が大きく威厳があるが、振るうと驚くほど軽い。

★海祇出身の猛将が使っていた刀。
噂によると、彼が扱った剣術は我流の「月曚雲」と「夕潮」、この二つだけだったそうだ。
だが、この二つの剣術を使った彼は、戦場でも試合でも誰にも負けたことがないという。

ヘビや魚は冷血な動物だとよく言われるが、冷血な生き物であるほど、燃えるような情景に酔いしれるものである。
民衆の夢を実現するために、大御神は凝集した雷雲に挑んだ。
海祇を追って遠征に出た人々の中で、あるひとりの少年が際立って、いた。
海祇は彼の勇猛さと恐れを知らぬ姿を高く評価し、「東山王」の封号を与えた。
しかし年月が経つにつれ、王の称号は忘れ去られ、代わりに敵からの蔑称となった。
「惡王」、大蛇が使役する凶悪なる手下、ヤシオリ島で猛威を振るった魔王…

命のやり取りは、少年を海の塩のように荒々しい戦士へと変えた。
だが、そんな彼でも、
遠征前、神社の傍らで海中の月に託した願いだけは消えなかった。

「いつの日か影向山の頂上に立って、雷王の居城を見下ろす」
「天守閣の上で、伝説の影向大天狗と心躍る決闘をする」
「そして、その面を菖蒲と曚雲姉さんにお土産として持ち帰るんだ!」

最後には、まるで砂上の楼閣を崩すように、波がすべての夢を洗い流してしまった。
赤紅の星のような天狗の面が、戦乱により海砂のように粉々になった。
深海の月光のように、在りし日の少年の心を照らしてくれた巫女は、もう帰ってこない。
そして、「惡王」も大蛇と共に、まばゆい一筋の稲光を正面から受けたのであった。

神楽の真意(かぐらのしんい)

★神楽舞を披露する際に使われ、宮司の祝福を受けた神鈴。神櫻の香りが漂っている。

★かつて御前で踊られたその舞は、鈴の音を今なお響かせている。
かつて追い求めた白き姿は、彼方へと去り、覚めやらぬ夢を志した…

「あの時の妾は、ただの小さきものに過ぎず、白辰主母様の霊智には遠く及ばんかった」
「無鉄砲で、まるで食べ物を求めて雪の中を駆け回るかのように、殿下の気を引こうとした」
「可笑しな話じゃが、その不器用で恐れ知らずな振る舞いのおかげで、妾は殿下の慈愛を賜ったのじゃ」
「それから妾は殿下に仕え、手足を温めるというささやかな特権を得た」

「じゃが…その後、斎宮様は帰ってくることができんかった。かつての先代方も、ある事情によって離れていった」
「才に欠けた妾ではあったが、『神子』の職を継ぎ、今のように成長したんじゃ」
「こうして、殿下を喜ばせるという責務は、不幸にも妾の肩にのしかかった」
「初めて神楽舞を献上したあの夜、やっと『過去』がどれほど重いものかを知った」

鈴の音が遠くへ響き、師であり友であった白銀の大狐が、夢のように長き川へと消えた。
再び鈴が鳴り響いて、牢固な砂洲が次第に緩み、果てなき渦へと溶けてゆく。
かつての穏やかで純白な姿は、とうに漆黒に染まった記憶となり、
仙狐一族の巫女は神楽の鈴で、生に満ちた「現在」のために舞う。

かつて頭の堅い若き天狗と出会い、「鍛錬」と称して彼女を山で修行させたことがある。
その奔放な振る舞いから、九条の頑固頭たちへと彼女を推薦した。
かつて負けず嫌いな鬼族と勝負した時、その尋常ならざる根気に敗れたことがある…
だが、ほんの少しの工夫で、勝負そのものを面白いものにした。
かつて遠国の半仙との交流で、柔らかく新鮮な海の幸を贈ったことがある。
それでもなお、彼女の愚直なまでの愛を理解するに至らなかった。仙人にとって、それは一種の束縛ではないのだろうか?
月光が枝や花びらを伝い、誰もいない庭に降り注ぐ。
無数の真珠のように美しく、この浅はかな心に輝いた…

「この短き数百年、妾は様々な身分で世を奔走してきた」
「常人と縁を結ぶような幸運には恵まれんかったが、人の美しさを深く知った」
「妾が友と呼ぶ殿下には、限りない時間があることじゃろう」
「共にこの不完全な世を見届け、愛憎と離合の執着を愉しもうぞ」

長きに渡り、殿下が永遠の夢に沈んでいる間、誰かが民衆を見守る必要がある。
悪鬼「黒阿弥」の怨怒を鎮めるため、不祥なる力を見せた。
禿狸小三太の大騒動を収めるため、僅かな法力を用いて手の平で転がした。
島々の秩序を乱す海賊林蔵は、些細な離間計により裏切られた。
あの真っ白な紙のような、日にも月にも傷つけられぬ傾奇者は…
「彼」が正しき道を歩み、災いにならぬことを願おう。
漆黒に塗られた剣豪の残魂も、神林に隠れし災異の獣も、すべて祓い清められた…
殿下と共に追い求めた永遠の夢に比べれば、それらは儚き須臾の間奏に過ぎない。
殿下の目覚めを待つ日々が、果てなきものであろうと、時間はいくらでもあると思えた。

「なにせ、無風無月の浄土にある永遠に枯れぬ蓮と優曇に比べれば」
「俗気にまみれた妾では、かような孤独に耐えられぬ。心も夢もなき者は、実につまらぬであろう」
「酔狂で雷櫻の枝を折り、勝手気ままな妖怪たちと戯れるほうがよほどマシじゃ」
「これらすべて、そう遠くない過去と、希望に満ちた未来」
「雪解けの頃、果たして殿下と共にあの薄紫の初芽を楽しむことができるじゃろうか」

草薙の稲光(くさなぎのいなびかり)

★「草斬り」に使われる薙刀。この武器の前に立ちはだかる軍隊は、草のように刈られるだろう…

★薙刀は、穢れを除伐するための武器である。
薙刀を振るう者は、恒常の道を守っている。

雷雲の上に立つ者が大切にしている俗世を俯瞰する時、
目に映るのは浅はかな争い、そして閃滅する泡影…
そのような争いは、恒世の敵である無謀な愛執と狂欲に起因するものだ。
不変の恒世を乱す雑草は、雷光により殲滅されるだろう。

「であれば――■■■の瞳に映るのは、どのような永遠なのでしょう?」
鮮明な記憶の中、櫻の下で彼女と一緒に酒を飲んだ神人は、このように尋ねた。

実にくだらない質問だ。
酒のせいで、その答えを思い出すのはもう不可能。
しかし、彼女は無数の追憶の中から、その答えを導き出した。
甘美の実には青果、染料には花が必要。
永遠なる静寂の地では、一点の曇りも許されない。

「それでも、それでも…」
「その尊き薙刀で妄念を根絶し、夢想が生滅を許容する可能性を無くす…」
「争うこともなく、得失することもない静寂な世界。それが記憶を失った謎い道となるでしょう。」
永遠なる心の中、旧友は今でも鮮明で、緋櫻の香りも新鮮なまま。

年月を経ても記憶は残るように、あなたのことも決して忘れない。
何故なら…

何故なら暗闇の中で大切な人が犠牲になるのを目の当たりにしたから。
理不尽な生と死、そして避けられない運命を、なぜ仇として見ないのか。
誰にも世の無常と緒絶の独楽を覆せないのであれば、
心の中の常世の浄土を、彼女の愛する国に送り届けてあげよう。

●逆飛び流星(さかとびのりゅうせい)

●絶縁の旗印(ぜつえんのはたじるし)

●追憶のしめ縄

破魔の弓(はまのゆみ)

★ある巫女の所有物だった戦弓。優れた技術で作られ、精巧で強靭である。

★「降りろ、船の上じゃ女は邪魔だ!」赤穂百目鬼と呼ばれた海賊がそう言って、背を向けた。その言葉を聞いた巫女は不意に笑った。私に弓術を教えた人が戦地へ赴いていなかったら、私たちの子供は、左衛門くらいの歳になるだろう。私の名字は高嶺になるか、彼の名字が浅瀬になっていたかもしれない。

左衛門の口調や、わざと背を向ける仕草は、あの人が刀を掲げて去っていく時とそっくりだった。今度は絶対にこの人を死なせない。「雷の三つ巴」の旗と敵対してでも……

「帆を上げる時が来た。銛も刀も鋭く磨いた」「官兵どもに、セイライの意地を見せてやれ!」

出航の歌を聴きながら、巫女は弓を下ろした。影向山でこっそり学んだ本物の「法術」天狗の師匠には申し訳ないけれど、ここで使わせてもらう。千年の大結界を解き、紫電の鸢の死に際に恨みに、雷神の旗もとの船を壊してもらおう。あの老いた猫が、雷に突っ込んでこないことを願って……

波乱月白経津(はらんげっぱくふつぬし)

★経津伝が命を受けて鍛造した名刀。その波濤を彷彿させる佇まいから、「波乱」と名付けられた。

★たたら砂の目付である御輿長正が編纂した『稲妻名物帳』に載っている御腰の物。
刀の流派である経津伝が命を受けて鍛造した月白経津には、「波穂」と「波乱」という二振りの刀がある。
そのうち「波乱」は名工・真砂丸が生涯で唯一、刀に銘を残した傑作だ。

人々はよく、刀剣には刀鍛冶の魂が宿っていると言う…
『名物帳』も、そのような言葉から始まっている。
言い伝えによると、「波穂」という刀は経津伝三代目惣領である経津実の手によって鍛造されたものだ。
薄く青い刀身と波のような刃文を持つ華麗な名刀は、将軍の近侍の腰によく下げられていたという。
その後、鬼人の運命を左右する真剣試合で刃こぼれし、それは鍛え直されることとなった。
だが酒や古傷、祟り神の遺恨に長いこと苛まれた経津実は、その頃すでに「焼きなまし」がされていない刃のように、心が折れてしまっていた。
若き四代目、経津弘芳の技術も母と比べればまだまだ劣る。
そこで彼の義兄である経津政芳──人呼んで「真砂丸」が、
この刀を鍛え直し、経津伝の傑作を再びこの世に送り出した。
月白経津の見た目は二振りとも酷似しているが、その気質は全く異なる。

真砂丸が銘を残したのは生涯でこの一作だけだが、その理由は至極単純なものである。
彼は昔、三代目惣領に引き取られた孤児であったのだ。読み書きができず、生まれつき口もきけなかった。
「波穂」の美しさを再現する命を受けたため、彼は同じように銘を刻んだのだ。

経津実が亡くなってからの数年間、真砂丸は弘芳に鍛造技術を教えた。
一説によれば、三代目は彼に跡を継がせたかったようだが、恩人からの頼みを彼は幾度も断ったという。
「波乱」を鍛造したことで、彼は一躍有名となった。その影響は四代目を継ぐ弘芳にまで及んだ。
ゆえに、義弟が一人前になった後、真砂丸はひとり故郷を離れることを選んだのであった。
その後、彼は他の鍛造流派に足を運び、多くの名匠から優れた技術を学んだ。
晩年の彼は楓原景光、丹羽長光、赤目実長の三人の愛弟子を抱え、
その三人はやがて、一心伝の「一心三作」を生み出した。

「あの頃の私は口のきけない、醜く汚れた捨て子に過ぎなかった。」
「寒い夜は暖を求める蛾のように、鍛刀場の炉を眺めていた。」
「そこにいたのは、自由奔放でひねくれていると噂の経津三代目の女職人。」
「しかし、彼女は他の人と違って私を追い出そうとはせず、空腹を満たす玄米まで与えてくれた。」
「鉄砂まみれの私の姿を見て、彼女は『真砂丸』と名付けたんだ。」

口がきけず思慮深い真砂丸は、多くの物語を心に隠しているのだろう。
それらの口にできぬことは、やがて沈んでいき、また波に呑まれて消えてしまう…

「話せない私に対し、三代目は静かに色々と語ってくれた。」
「体の半分を覆う古傷や、母と兄上の願望について、」
「身に纏うことの出来ぬ緋袴や、やがてすべてを飲み込む津波のこと…」

ある夜、子供が恐る恐る鍛刀場に忍び込み、気ままに生きる名匠の姿を見た。
彼女は涙を頬に伝わせながら、懸命に鉄の塊を鍛えていたという…
「さっき見たものは忘れろ、分かったな?」
彼が慌てて頷くと、彼女は突然手を叩いて笑い出した。
「忘れてたよ、あんたが口の堅い友人だってことを!」

「酒に溺れた、気まぐれな人──噂の大半は本当だったようだ。」
「今にして思えば、師匠の誘いに乗って一杯やっておくべきだった…」

『名物帳』には、月白経津の異なる姿が記録されている。
経津実が鍛え上げた傑作であり、夜の澄み切った優美な海面のようであることから名付けられた「波穂」。
そして、言葉を持たぬ政芳が鍛え直した刀は、荒れ狂う嵐のような覇気を持っていることから、「波乱」と呼ばれている。

飛雷の鳴弦(ひらいのめいげん)

将軍から賜わった長弓。消えぬ雷光が輝いている。

★雷光光る銘弓。暗闇に浚われても、光を失わない。
海の向こうから災厄が訪れた苦難の時代、とある剣豪の得意武器だった。

剣豪が少年の頃、山を闊歩し、偶然出会った大天狗と賭けをした。
若く強い肉体と将軍が賜った弓をお互い賭けて。

あの賭けの過程がどうだったかは、たぶん酔っていないと思い出せないだろう。
空が白む頃、三勝三敗、天狗と引き分けた。
不幸なことは、天狗の小姓になったこと。幸運なことは、無二の弓を手に入れたこと。

「昆布丸、天狗の弓術はこうだ。よく見ておけ!」
わけのわからないあだ名をつけられたが、天狗の勇姿も見れた。
雲間を自在に行き来し、躱したり、急降下したり、弓を引いて、雷の矢を放つ……
あれは紛れもなく、殺意の舞い。優雅で華やかで、それでいて鋭く予測不能。

数年後、小姓とは呼べなくなった歳になり、弓術や剣術もそれなりに磨いた。
そうして、気まぐれな主に幕府に推薦されてしまった。
将軍の麾下にいた頃、武芸が精進し、友人も仇敵もたくさん作った。
賭け癖が治らず、それどころか天狗の銘弓を持っていることで、さらに悪化した。

「賭けをしようか。そうだな、この弓を賭けよう」
「この世で最も良い弓で、生きて帰ってくることに賭けてやる」
「それはお前に預けておく。この高嶺が負けたら、その弓はお前のものだ」
「浅瀬は俺に弓術を習ったのだから、使いこなせるだろう」
「だが、もし俺が勝ったら……」

災厄が海から迫りくる時代、侍と強がりな巫女が賭けをした。
深淵より生還する機会と、将軍から賜った銘弓を賭けて。

漆黒の穢れが大地に沈み、再び平穏が戻っても、剣豪は帰ってこなかった。
賭けに勝った巫女の手に、将軍から賜った銘弓があった。
その後、狐斎宮が姿を消した杜の中、約束の場所で、
深淵より足を引きずりながら帰ってきた人は、若くない巫女と再会を果たす。
血の涙が乾ききった漆黒の瞳に光がさした瞬間、鈍く光る矢に射抜かれた。

霧切の廻光(むせつのかいこう)

★烈々たる紫の光に輝く太刀。「廻光」という名は、かつて砕かれた過去に由来している。

将軍より賜った旗本の銘刀の一振り。雷光の如く夜霧を切り裂くと言われている。
一度粉々になった後、打ち直した際、刀身に雲のような紋が浮かんだ。

歌謡に歌われた「大手門荒瀧、胤の岩蔵、長蛇喜多院、霧切高嶺」は武を学び子供らが歴史上の武人の名を並べたものだ。
その中の「霧切高嶺」は、秘剣「霧切」で無数の妖魔や祟り神を斬った。
影向の天狗から弓を習い、その技を意中の人に教えた。
しかし秘剣霧切は伝承されず、物語や絵画、童謡の中にしか存在していない。

その生涯の最期、彼は将軍の陣の中で、漆黒の軍勢と対峙した。

愛用の弓を賭け金として彼女に預けていなかったら、もしかしたら違う結果になったかもしれない。
だが真の博打打ちに待ったはなし。「もしも」なんて、決して言わない。
敵が霧のように湧いてくるというならば、夜霧を切り裂く剣技をお見舞いすれば良い。
斬撃が速ければ、漆黒の霧をも裂いて、光明を見ることができるだろう――

「浅瀬、お前との約束は……いや、このすべての賭けを終わらせる賭け、絶対に負けられない」
「俺は帰る。賭け金の弓と一緒に、勝ち取った未来も俺のものだ!」

絶えず光る雷光のように、彼は霧切とともに妖魔を斬った。
だが、刀は剣客の執着ほど強靭ではなかった。
漆黒の濃霧が、彼を呑み込んだ……
その刀の欠片の一部が回収され、打ち直したものは霧切の名を継いだ。

暗闇に垂らす蜘蛛の糸を掴むように、砕けた刀の柄を握りしめ、
漆黒の濃霧の中、執拗に自分に言い聞かせた。
賭けの勝負はまだ決まっていない。俺は絶対に、浅瀬のもとに帰るんだ……

華館夢醒形骸記(かかんむせいけいがいき)