魈(しょう)

CV:松岡禎丞

璃月を守る「三眼五顕仙人」の一人。またの名を「護法夜叉大将」。見た目は少年であるが、彼にまつわる伝説は古書に記され、実に千年以上も前から伝わっている。また、彼は望舒旅館の「杏仁豆腐」を好んで食す。その理由は「杏仁豆腐」の食感が、かつて彼が吞み込んだ「夢」とよく似ているからだそうだ。(公式HPより抜粋)

プロフィール

誕生日:4月17日
所属:璃月仙人
神の目:風
命ノ星座:金翼鵬王座
名刺:儺面(なめん)…いつかこの儺面を被って、妖魔退治の為ではなく、花州の笛の音に合わせて踊る事を望んでいる。
璃月を守る仙人・「夜叉」。またの名を「降魔大聖」、「護法夜叉大将」。

キャラクター詳細

見た目は少年ではあるが、魈の実年齢はすでに2000歳を超えている。
だが、見た目で彼を見下す者はいない。彼が只者ではないと、誰もが肌で感じ取れるからである。
──危険、無口、刃のような鋭い眼差し。
世代も声望も仙人の中では上位であるが、人間の間での名声はあまり高くないようだ。
なにせ、彼は幸福や金運をもたらすような仙人ではない上に、絶雲の間で暮らす仙道の秘密を象徴する衆仙でもない。
仙力を使う趙を見た人物がいるというのなら、おそらくその人は生と死の瀬戸際に立たされ、極めて危険な状態だったのだろう。
それは決して、魈が人に危害を加えているわけではなく──魈がいつも璃月の灯りを呑み込まんとする闇と戦っているからだ。一般人がその戦闘を目撃したのなら多少の影響を受けるのは避けられないだろう。
もちろん、それは口封じを理由に殺されるような秘密ではない。

命ノ星座

★壊却・三界破壊(かいきゃく・さんかいはかい)
★空却・虚空開敷の変(くうきゃく・こくうかいしきのへん)
★降魔・憤怒の相(こうま・ふんぬのそう)
★神通・諸苦滅尽(じんつう・しょくめつじん)
★成却・無明増長(せいきゃく・むみょうぞうちょう)
★降魔・護法夜叉(こうま・ごほうやしゃ)

天賦

★微塵突進(びじんとっしん)
★風輪両立(ふうりんりょうりつ):異郷の伝説では、世界は二つの大きな風輪によって破壊されるという。
魈の槍術はすでに神の領域に達し、まるで二つの風輪のように敵を切り裂く。

★靖妖儺舞(せいようなぶ):降魔の儺面を被り、邪悪を脅かせ、妖魔を滅する「護法夜叉」の姿を現す。
強大な力を手に入れる分、巨大な痛みを背負う式、その名は「靖妖儺舞」。

★降魔・平妖大聖(こうま・へいようたいせい)
★壊却・国土砕き(かいきゃく・こくどくだき)
★神通・空中自在法(じんつう・くうちゅうじざいほう)

神の目

仙人の全称は「三眼五顕仙人」である。
「三眼」とは、生まれつきある両目とは別の「神の目」のことを指す。
仙人が神の目を授かることは、人間がそれを授かる時と同じ感覚なのだろうか?
その時のことについて、魈は既に忘れている。人間にとっては一生忘れられない特別な瞬間かもしれないが、魈にとっては無尽の戦いの前奏に過ぎないのだ。
魈が本当に忘れられないのは、別の瞬間だった。
世の祭りには喜ばしい物が多いが、その背景にある物語を覚えている者はほとんどいない。
祭りの大半は、人を喰らう怪物が仙人によって退治された日だ。人々は仙人を模倣し、英雄を記念して妖魔を払う儀式を行う、それが徐々に祝祭へと発展したのだ。
モラクスに鎮圧された璃月各地の魔神は、時に異様な怒りと憎しみを爆発させる。その中でも、海灯祭の夜は常軌を逸していた。
命令を受けた魈は「靖妖儺舞」を行い、海灯祭の夜に魑魅魍魎と殺し合う。魈が海灯祭を嫌っているのは、それが原因なのだろう。
だが、魈は決して戦いを恐れない。何故なら、彼の努力によって、璃月は平和を保つことが出来ているから。人々は海灯を町中に掛け、祝福の光は夜空と海を明るく映した。
この瞬間、魈の心の中にも特別な感情が湧き上がる。
寂しさ?安心?それとも、未来への恐怖?
少年の姿をした仙人は自分に問い掛けたが、答えは見つからなかった。

ストーリー

キャラクターストーリー1

魈は一体何と戦っているか?
真相を婉曲的に表現するのであれば、過去の憎しみ、実現できなかった願望、敗者の嘆きと言えるだろう。
直接的な言い方をすれば、七神制度が確立される前の「魔神戦争」の中で敗れた魔神の残滓だ。
それらはモラクスに敗れ、様々な盤石の下に鎮圧された。
しかし、魔神というのは不滅の体を持っている。その意識は消えども、力と憎しみは沈泥化し、その穢れが民の暮らしを徐々に侵すのだ。
「靖妖儺舞」――真実を知る璃月の実権者は、魈が戦ってきた幾千の夜をそう呼ぶ。
それらの戦闘には勝者がいない、終わりもない。
魈の戦いに立ち会う人もいなければ、彼に感謝する人もいないのだ。

キャラクターストーリー2

「魈」というのはこの夜叉の真名ではなく、安全のためにと、とある人が付けた偽りの名である。
かつて、若く何も知らなかった彼は魔神に弱点を突かれ、その支配下に置かれた後、あらゆる残虐な行為を強要させられてきた。
彼は数多の人を殺め、理想を踏みにじった――敗者の「夢」を無理やり飲み込むことさえあった。彼は苦しんでいた。しかし、体が思いどおりにならない彼は逃げる術がなかった。
やがて魔神戦争の戦場で、岩神モラクスが夜叉を支配する魔神と出会った。
歴史にはこの戦争の勝敗が記されている。
「岩王帝君」は夜叉を解放し、彼に「魈」という名を与えた。
「異邦の伝説で、魈というのは数多の苦難や試練を経験した鬼怪という意味だ。お前はまさにそのようである。今後、その名を使うと良い。」

キャラクターストーリー3

岩神に恩返しするため、魈は璃月を守ることにした。
邪悪な魔神に支配された長い年月の中で、かつて持っていた無邪気さと優しさは消え失せ、今の彼には殺戮の腕と殺業しか残っていない。
戦うことは、唯一彼が璃月の人々のためにできることだ。
では、彼のために人々ができることはあるのだろうか?
普通の人間なら、こういった発想にはまず至らないだろう。なぜなら彼が放つ空気に怯えて逃げてしまうからだ。
しかし…彼に感謝を伝えたい人がいるのなら、ひとついい話がある。
魈の降魔を支援する七星の部下は、表では「望舒」という名の旅館を経営している。
魈はたまにそこで杏仁豆腐を食べているのだ。彼が杏仁豆腐を食べる時に浮かべる表情を見ると、本当に好きなのだろうと分かる。
ただ魈はこの甘さにハマっているわけではない、この「食感」がかつての「夢」と似ているのだ。

キャラクターストーリー4

魈は一体何と戦っているのか?
彼は魔神の残滓が引き起こす現象と戦っていると、璃月の実権者はそう考えている。
しかし魈本人に聞くと、答えはそうでないかもしれない。
かつての魈は邪悪な魔神に使役され、嬲られていた。岩王帝君に出会い、救われ、ようやく自由を取り戻した。
魈の仙力は仙人の間でも上位であり、妖魔の退治は彼にとって難しいことではない。
ただ、魔神の執念は強力で、その残骸から生まれた不浄なるものを倒していくうちに、飛び散った穢れがどんどん魈の精神を侵していく。
それでも穢れを消すために、それらの「業障」を背負わなければならない。長年溜まり続けた業は心を焼き、骨を蝕むほど魈の肉体を苦しめた。
だが、魈は何かに憎しみを抱いてなどいない。2000年を超えた命にとって、全ては瞬く間に消えてしまうものなのである。
千年も晴れぬ憎しみはなく、千年かけて返しきれぬ恩もない。
長い命の旅で己と共にいるのは、己だけだ。
魈の戦いには意味がある。
彼はずっと、自分自身と戦っているのだ。

キャラクターストーリー5

魈は一体何と戦っているのか?
旅人はよく理解している、魈が璃月の人々を脅かす暗黒と戦い、璃月を守っている事を。
ならば、誰が魈を守ってあげるのだろうか?
かつて、一夜の戦いのうちに力を使い果たした魈は敗走寸前に陥ったことがあった。
激戦により荻花の海のほとんどが吹き飛ばされた後、魈は地に刺さる槍を抜いて帰ろうとする。
帰ると言えども、それといって帰るような場所などはなく、ただ戦場から去るだけ。
疲れ果てた魈は、その身を蝕む魔神の怨念により発作を起こす寸前であった。
奥底から無限に湧き上がる憎しみが魈を絡めとり、それに抵抗するたびに、さらに激烈な苦痛が彼に襲い掛かるのだ。やがて、魈は苦痛のあまり荻花の茂みに倒れた。
しかし、なぜか魈を苦しめる痛みが突如消える。
魈自身が邪念を抑えたのではない、謎の笛の音が彼を苦痛から解放し、救ったのだ。
澄んだ音色は、蜒々たる大地を撫で、盤岩に守られながら、そよ風に乗りここへやって来た。
夜明けの光と鳥の羽ばたきと共に、笛の音は段々とはっきりと聞こえるようになった。
笛に乗せた力は、魈の心を落ち着かせ、彼を守護し、しばしの安寧をもたらした。
助けてくれたのは誰なのか?魈は気になったが、深く追及することをやめた。何故なら、彼の心には漠然とした心当たりがあったからだ。
かつて、彼を助けた力を持った者、それは俗世に君臨した七柱の神の一人だった。そして、今回もおそらく――

『空遊餓鬼布施法』(『くうゆうがきふせほう』)

スメール教令院の学者が璃月の民俗に関する研究を行った。研究の結果は『琉璃岩間国土紀行』というスメールと璃月で2種の版が存在する本にまとめられている。
その内、璃月版は『匣中琉璃雲間月』へと書名を変え、巫術と神秘的な内容が大量に削除されている。
『空遊餓鬼布施法』に関する内容は、スメール教令院が蔵する完全版にだけ保留されている。
本によると、「仙衆夜叉」は凄まじい仙力と威厳を持つが、「業障」を背負うゆえに多大な苦しみと恐怖を経験しており、それは幾千万年も消えぬ空遊餓鬼の苦しみである。
また本には夜叉仙人をなだめる方法――例えば食の奉納、妙音による布施などが書かれている。これらの仕来りをなすと、夜叉は喜色を浮かべ、人々の平安を守ってくれる。
仙人の貴族たる夜叉は戦いが得意で、常に戦将が如き姿で自ら戦場を駆ける。しかし、この千年近くは戦乱が多く、夜叉一族も滅亡寸前の危機に陥っている。璃月地域には未だに降魔の夜叉の巨像が残っているが、既にその顔は無残にも破壊されている。
ちなみに、スメールの学者が書いた内容はとても難解であったため、『匣中琉璃雲間月』の人気は、『テイワット観光ガイド』とエル・マスクの書いた各国の風土記ガイドには全く及ばなかった。

キャラクター関連

挨拶

●初めまして…:王難、賊難、火難、水難、羅刹難、茶枳尼鬼難、毒薬難の際は我が名を呼びたまえ。
「三眼五顕仙人」――「魈」、召喚に応じ参上。
●世間話・暇:こんな風に暇を弄ぶことになるとは…笑えるな。
●世間話・彷徨う魂:荒野に彷徨う魂、我を傷つけられると思うな。
●世間話・侵食:グルルルッ――!フン、嫌なことを思い出してしまった。
●雨の日…:魔物は雨だからって休んだりしない。行くぞ。
●雨上がり…:晴れた?…我は天気など気にしないぞ。
●雷の日…:雷を恐れる凡人は結構いる…我には理解できない。珍しくもなんともないことじゃないか。
●雪の日…:雪が積もったら、それを握って食えるな…
●おはよう…:そろそろ出発するぞ。
●こんにちは…:昼餉か…望舒旅館に戻るぞ。
●こんばんは…:夜とは…不吉なものが最も活発になる時間だ。出かけないほうがいいぞ。
●おやすみ…:行ってくるといい、我はここでお前を待っている。
●誕生日…:誕生日…人間の記念日などくだらない。…コホン、待ってろ。アオギリの葉で蝶を作ってやる。
ああ、やる。これは仙法だから魔除けにも期待できるぞ。

●魈自身について・人間ではない:我は人間ではない、人間の感情はあまり理解できない。
●魈自身について・璃月:近頃の璃月の変化はあまりにも早い…まぁいい、慣れるつもりもないからな。
●警告について…:いつか、お前まで闇に墜ちる時が来たら、その時は我が――
●信頼について…:穢されるな、その時我は手加減しないぞ。
…無論、「お前」なら、揺るぎはしないだろうが。
●眠たさについて…:っ!?誰だ!…ん?我が立ったまま寝てたと?仙人を愚弄するか!
●海灯祭について…:海灯祭?また凡人が光るゴミを海に流す時期か…なぜこうも稚拙なのか。
ただ、お前が退屈しているというのなら、付き合ってやらんこともないぞ。
●「神の目」について・欲望:「神の目」、欲望?ふんっ、凡人の基準で仙人を測るな。われに欲望などない。
●「神の目」について・理由:隠すつもりはないが、欲望を他人に教えるべきではない。
人間も願い事を他人に教えたら叶わなくなるという習わしがあるじゃないか…ん?全然違う?
●シェアしたいこと…:…殺戮は我の専門分野だ。お前が殺せない時、我を呼ぶといい。
●興味のあること…:荻花洲、かつて一度荒れ果てた地だ。それは数年前…いや、数百年前のことだがな。
●魈を知る・1:お前のことは我が守る。
が…我に近づくな。我の邪魔はするな。でないと、後悔するぞ。
●魈を知る・2:この千年もの間、我は幾万の魂を狩ってきた。面倒事に巻き込まれたくないなら、我から離れろ。我を「道具」のように扱うがよい。
●魈を知る・3:「それら」の声は…よく我の耳元で聞こえる。咆哮、号泣…殺せと叫んでいる…これは我の選択、そして報いだ。お前とは関係ない。
●魈を知る・4:モラクス…?その名について、どれほど知っている?
彼は我に「魈」という名を与え、我を長い苦しみから解放した方だ。
彼に不敬なことをしたら、たとえお前でも許さない。
●魈を知る・5:もう遅い。我らの繋がりは過密になりすぎた。お前が諦めたくとも、もう間に合わない。ん?考えたことがない?
……はぁ、「靖妖儺舞」、我の戦いは止まらん。
だが、お前のことはもっと知りたいと思っている。
●趣味:我に趣味を聞いてくるとは、なかなかの度胸だ。
戦ってみるといい。お前の体は、我の攻撃に耐えられるかな?
●悩み:悩み?フン、その質問は仙人にとって何の意味もないぞ。千年も存在する悩みなどない。
●好きな食べ物・杏仁豆腐:人間の食べ物に興味はない。料理の過程が複雑で、待つ時間が長いからだ。しかし、杏仁豆腐だけ、食えなくもない。
●好きな食べ物・思い出:杏仁豆腐の味は、かつての「夢」とよく似ている。
●嫌いな食べ物:小麦粉の生地に肉を入れてほしいと?…それから、一緒に食べると?ふんっ、面倒だ。今の人間はますます常識に欠けるのだな。
●突破した感想・起:この程度、驚くほどではない。
●突破した感想・承:新たな力?この力も、殺すことにしか使えない。
●突破した感想・転:力の果ては自滅だ。答えろ、なぜそこまで執着するのか…
●突破した感想・結:我の槍纓は、無数の魂を屠ってきた。我自身も、闇に飲まれてしまった。
――お前はそんな我を怖がらずに、我を…「仲間」だと思っている。
…お前は我を救いたいのか?…理解できぬ生き物だな。

関連キャラクター

夜蘭:千岩軍が層岩巨淵に残した痕跡を、そいつは一人で調査したと聞いた。単独で真相を追い求めるとは、腕の立つ人物なのだろう。

→一族の年長者の話によると、「護法夜叉」には最大限の敬意を払うべきだと言われているわ。私の狂った先祖が望舒旅館の前を通った時、珍しく落ち着いていたらしいの。きっと、彼の邪を祓う威圧感の影響ね。でも、いつか私があの「降魔大聖」と肩を並べて戦う日が来ても、私は任務のほうに重きを置くつもりよ。彼の身分に気兼ねして後れを取っちゃいけないもの。

ウェンティ:ウェンティ…?なるほど、ウェンティと言うのだな。彼の奏でる曲は…いや、なんでもない。

甘雨:甘雨は仙獣でも凡人でもない、仙と人間の世界を渡り歩き、己が責務を頼りに自我を保っている、それ故迷うのも当然だ。…我?殺戮と生きることしか知らない夜叉が瑞獣を導けと?…馬鹿げた話だな。

→彼は人間と距離を置いています、そういう性格だからでしょうか…理解はできますが、彼に「近づく」ことはできません。なにせ…彼と同じ「契約」を結んだ仲間はもういませんから…

刻晴→伝説の少年仙人ね、人が世を治めるようになって、彼も肩の荷が下りたことでしょう。人類はもう護ってもらう必要がない。例え厄介な事件が起きたとしても、私たち人類は自分たちの力でなんとかできるから。

鍾離:うむ…質問だが、鍾離様は普段何を…ん?鳥の散歩?花見?骨董鑑賞?
そんなことして、一体どんな深意が…

→帰離原の少年仙人か…ふん、今日になっても彼はその責務を果たしている…この「連理鎮心散」を彼に渡してくれるか。そうだ、パイモンが食わないように注意するんだ。この薬は…常人が耐えられるものではない。

申鶴:申鶴はかなりお前を信頼しているようだな。それもそのはず。何せお前のようにお人よしで温かい者はそういない。

→あまり笑顔を見せないという印象が強い。つい最近会った時も、相変わらず無ロだったが…以前より、肩の力が抜けているような感じがした。もしかするとよき理解者と巡り会えたのかもしれない。

重雲→降魔大聖とぼくら方士一族は、長い間それぞれ裏と表で璃月を共に守ってきた。ぼくは魈仙人のことをとても尊敬しているが、あの方は…方士の力など取るに足らないと言ったんだ。ぼくは、ぼくは絶対にそんな戯言認めない!

七七→むっ、骨董品みたいな名前…

会ったことあるの…?

白朮:…痛みを和らげる薬を白朮に頼んで作ってもらうと?ははっ…気持ちはありがたいが、凡人の薬は仙人には効かんのだ。

→白朮:降魔大聖が殺生をするのは、命あるものを守るため。そのお心には、大いなる慈悲をお持ちです。実は以前、ご本人にお会いしたことがあるんです。意識を失ったあの方を不卜盧へ連れ帰り、一日お世話をしたのですが、残念ながら当時はあの方の本当の身分を存じ上げませんでした。結局、きちんとお話しする間もなく、一人で帰ってしまわれました。
長生:あれからまた会えたじゃない。残念がることないって。
白朮:ええ、そうですね。

胡桃:胡桃?あやつは困るほど元気だな。幸い、彼女は面白いから、つまらない人間になる心配はなさそうだが。

→仙人のこと?し、知らないよ?あわわ、お願いだから何も聞かないで!

北斗:北斗か?彼女とは特に交流はないが、冥海の巨獣の件は事実だろう。「海山」を倒したその実力は認めている。

→ある年の海灯祭前夜、帰航する時に嵐に遭遇して、夜になってようやく璃月港に戻れたことがあった。その時、海灯はもうなくなっていたが、孤雲閣の方を見ると宙に浮く少年の姿をした仙人がいたんだ。きっと噂で聞いたように、人々の見えないところで誰かがこの璃月港を守っているんだろう。

関連NPC

三田:商人…①祭りのお面…
→ああ、誤解しないでくれ。強制的に買わせるつもりはない。それに祭りも、必ずお面を被らなきゃいけないわけじゃないしな。
昔、お面は儀式に使われていたそうだ。その後、祭りの風習になり、みんな被るようになった。
お面は種類がたくさんあって、どれも独自の風格がある。俺も自分の彫刻と着色技術を上げるために、最近は色んなものを参考にしている…
伝説によると、璃月で妖魔を鎮める夜叉一族は、その地の特色がある面を被っているらしい…はぁ、興味があるが、この目で見られることはないだろうな。
それ以外だと、天狗の面を参考にしてもいいだろう…

●清昼

茶博士劉蘇

東昇

●望舒旅館告示板⑱

無怨:作家…①なんでサインをもらわないといけないの…→面白い話?
→実は今、護法夜叉に関する伝説を集めてるんだ。今後の『絶雲紀聞』のネタにするかもしれない。
ただ、今手に入る資料は本当に多くないから、あまり有名じゃない孤本から探すしかないんだ。
そういえば、荻花洲で仙人を目撃した人がいるという噂を聞いたことがあるけど、おそらくあれが例の護法夜叉だと思う…
まあ、私はここで待つことにするよ。なにせ、私のような神に愛されてる作者には、自然とネタが舞い降りるからな。

羅小妹