行秋(ゆくあき)

CV:皆川純子

璃月港飛雲商会・会長の次男。幼い頃から穏やかで礼儀正しい上に、勉強熱心な子で有名である。しかし、この静かな少年でも活発な一面を持っている。(公式HPより抜粋)

プロフィール

誕生日:10月9日
所属:飛雲商会
神の目:水
命ノ星座:錦織座
名刺:雨虹(あまにじ)…断虹がかかり、宿雨を止ます。
よく本売り場で見かける少年。手には剣を、胸の中には義侠心を。

キャラクター詳細

飛雲商会に行秋という名の坊ちゃんがいることを、璃月港の商人はみんな知っている。
行秋は穏やかで礼儀正しく、勉強熱心でもあるため、若い世代の中で優れた存在だと思われていた。
次男である彼は、商会を仕切る必要はないが、大手商家の出で勤勉な若者が少ないこともあり、行秋は教師たちからも一目を置かれる存在だ。
父親に商人としての心得を学んでいる行秋の兄も、行秋は将来大成すると思っている。
しかし実際の行秋は、商売の心得や先人の言葉などを読んだ後の時間、いつも武侠小説ばかりを読んでいる。
時にふと姿を消すこともある。一体どこに行ったのか、何をしていたのかと聞かれると、彼はいつも「儚い人生の中で一瞬の暇時を得ただけだから」と答えている。

命ノ星座

★すだれの残香(すだれのざんこう)
★青空の虹(あおぞらのにじ)
★詩の錦(しのにしき)
★孤舟斬蛟(こしゅうざんこう)
★雨深閉門(うしんへいもん)
★万文ここにあり(ばんぶんここにあり)

天賦

★古華剣法(こかけんぽう)
★画雨籠山(がうろうざん):「蛟は斬り易く、雨描き難し」。
★裁雨留虹(さいうるこう):「裁雨の法」、古華派秘伝の秘技の一つである。
★水生みの要訣(みずうみのようけつ)
★虚実の筆(きょじつのふで)
★靈光突如(れいこうとつじょ)

神の目

ここ数百年、武学門派「古華派」はどんどん没落していった。最盛期の「古華派」は、槍と剣法で璃月で名を轟かせていた。噂によれば、古華派には門外不出の三つの秘術がある――槍法「刺明の法」、剣法「裁雨の法」、そして剣と槍の二刀流の「生克の法」。この三つの秘術は、歴代の当主の工夫によりどんどん強くなり完成の域に達したが、威力だけがどんどん弱くなった。そのせいで古華派が衰退し、門生も去っていった。…三つの秘術はお蔵入りになり、次の継承者の出現を待つことになった。
数年後、衰退した古華派に行秋が訪れた。ここ数百年の問で、四年以内に「武理」を悟った者は行秋しかいない。
古華の槍や剣術の神髄は「剣を指の加く使う」ことだ。璃月の数々の門派ではごく普通の考えである。しかし、行秋は違うと思った。槍と剣の使用の根本は「神の目」の使用だと。武人なら「神の目」を自身の体の一部だと思い、そして槍と剣を「神の目」の一部だと考えるべきだ、というのが行秋の考えである。すなわち、槍術と剣術の本質は瞳術そのもの。
真理を悟った行秋は、歩理の口訣を作成した。当時の古華派の当主はそれを読み涙を流し、そしてその場で宣言した。「行秋が古華派を必要とするのではなく、古華派が行秋を必要とするのだ」。あれから、この口訣は古華派の要地である「王山厅」に保管されるようになった。部外者だけではなく、門生も閲覧禁止となっている。
以下は口訣の全文である。
長きこと古華派の武を修錬し、其の奥義全て習得せし。古華槍と剣術は古臭く、今変革の時なり。
古華の剣、雨に打たれし花びらの如く。花びらは拾えど、雨は拾えず。古華の槍は燃ゆる燈火の如く。燈火は消え、そして又燃ゆ、まるで燃えたり霞のごとし。
燃ゆ霞のひかり、何といふかがやきならむ。人は剣を己が身の指とたとえれど、我は剣人の目と思えし。
眼差しは物にとらわれず、正に活殺自在の剣なり。其の疾きこと龍の如く、目は剣、横目は槍なり。
――実は、この口訣が未公開になった理由はたった一つ、行秋の字が汚すぎるからである。

ストーリー

キャラクターストーリー1

行秋にとって、「儚い人生の中での一瞬」には様々な意味が含まれている。
「万文集舎」で新たに入荷された小説を読む時があれば、「和裕茶屋」でオーナーの雲菫に新しいドリンクを開発してほしいと駄々をこねる時もある。
そしてたまに、「一人で人助け」ということを指している時もある。
匪賊を倒したり、怪物を駆逐したり、泣いている子供のために木に引っ掛かった凧を取ってあげたり…それは全て行秋にとって「人助け」なのである。
そして、武侠小説によくある「身分を隠して訪問する」物語のように、冒険の終わりに、武力では解決できないような複雑な問題を飛雲商会の力で解決することも、行秋は少しも躊躇わないのだ。

キャラクターストーリー2

ある日、行秋の兄は弟の元を訪れたが、部屋には誰もいなかった。行秋が戻った時、廊下で待つ兄とばったり会った。
「お前の部屋があまりにも汚いから、片付けておいたぞ。行秋よ、お前は俺と同じ、飛雲商会を背負う人間なのだから、みんなの手本となる人でなければならない。部屋の乱れは心の乱れだぞ。昔、仙人様が…」
30分も説教した後、兄はやっと彼を解放した。しかし、次に兄は不可解な言葉を残した。
「次からもうお前の部屋には勝手に入らない。使用人たちにも言っておくから」
訳の分からない言葉に、行秋はどう返事すべきか分からなかった。そして、そんな行秋を置いて部屋を出た兄は、悲しい表情で独り言を漏らす。
「ベッドの下に本を隠すなんて…どんな本かはお兄ちゃんは見ないでおくから。はぁ、行秋も大人になったんだな。俺の事も口うるさい奴だと思ってるのだろうか。そうか、これが…思春期というやつなのかな?」
――その後、行秋自身もおかしいと思い始めた。自分が大量の武侠小説を隠しているのは、使用人たちの知恵と勇気を試すためだったのが、なぜ今日になっても誰も探そうとしないのだろう。

キャラクターストーリー3

数年前、行秋が緋雲の丘にある本屋「万文集舎」に入り浸らないよう、父親は、武芸を学ばせるために彼を「古華派」に送り出した。しかし「古華派」はすでに没落した門派で、きちんと教えられる師範もいない。申し込んだ際に見た豪華な道場でさえ、一時的に借りたものであると行秋はすぐに察した。
もちろん、父親はそれを承知の上で彼をそこに送った。趣味や娯楽として、見た目が華やかだけの剣術を習ってもらうつもりだったからだ。
しかし、皆の予想を遥かに超える出来事がおきた。様々な知識を本で学んだ行秋は、すぐにコツを掴み、己の知識を使い、長らく没落していた古華武術を振興させたのだ――もちろん、それは少し経ってからの出来事である。
入門したばかりの行秋は、最初こそ古華派の実力に失望したものだが、世渡りに使う「小策」を目にした瞬間、やる気が沸き上がった。
石灰の粉、煙霧の砂、紙の魚、剣を飲み火を吹く…商人の家に生まれた行秋は、このような豊富な選択肢を持つ感覚が好きなのだ。
そして、きっとこれは自分の人助けにも役立つものでもある。この時、彼は古華派の奇術を全て覚えると決めたのだった。

キャラクターストーリー4

剣客のお坊ちゃんである行秋は、よく知らない人の前では物静かだが、本当はとても活発で、親しい人に対してかなりお喋りである。そして、彼の兄ほどではないが、十分やんちゃでわんぱくでもある。
そんないたずらっ子な行秋の被害者は、主に璃月周囲の山道を往来する方士――重雲である。
「重雲、重雲、昨日幽霊が出る屋敷を見つけたよ。手慣らしにうってつけだ」
「重雲、重雲、信じてくれ、あのお化け屋敷の罠は僕の仕業じゃ…えっ?お化け屋敷じゃない?えっと、それは僕も予測できっこないよ…」
「重雲、重雲、そんなに睨まないでくれ…ほら、君あざだらけだから、休んだほうがいいよ…」
「重雲、重雲、うちにスメール国の責族の家でオイルセラピーを学んできた使用人がいてさ、彼女に君の傷を診てもらおう、嫌とは言わないでくれよ…」

キャラクターストーリー5

「義侠心」という言葉の解釈は十人十色かもしれない。
自由に生きることだったり、善悪がはっきりしていることだったり、正義感を持つことだったり…
行秋にとって、「義侠心」の意味はいいことをして、いい人になることである。
本来、璃月港の商人の子供として、彼の本分はビジネスの場で生きることだ。「義侠心」からは離れていくはずだった。
しかし「神の目」のおかげで、彼はかつて憧れることしかできなかった「伝説の逸話」を、自ら作れるようになった。
もちろん、商会のことを放っておくわけにはいけないが、自らの手で人助けすることは、行秋を満ち足りた気分にさせてくれる。
行秋の笑顔が崩れるのは、他人が「任侠」に対してくだらない憶測を述べた時だけだ。
地位、名利、闇取引…任侠の心をこう解駅されると、彼は表情には出さないが心の中で必ず相手をブラックリスト――彼の一番嫌いなニンジンよりも下等の位に入れる。

『沈秋拾剣録』(『ちんしゅうしゅうけんろく』)

行秋が自分の経歴を元に『沈秋拾剣録』という武侠小説を書き、璃月港で出版しようとした。
しかしながら、璃月港の出版社に「常軌を逸した設定につまらない物語の展開、誰もこんな少説を読まないぞ」と出版を断られた。
納得行かなかった行秋は自分で数冊を印刷し、こっそりと勝手に行きつけの本屋「万文集舍」に置いた。残念ながらこの本に興味を持つ人はほとんどいなかった、行秋はかなりショックを受けた。
でも行秋は知らなかった。たまに通りかかった稲妻の商人がこの本を母国に持って帰ったところ、小説は稲妻で大人気を得た。さらに稻妻の文人は皆行秋の書き方を模做し、たくさんの小説を書いたが、『沈秋拾剣録』を超えた小説はなかった。あれからこの小説は常に稲妻の文壇の一角を占めている。

キャラクター関連

挨拶

●初めまして…:僕は行秋、ただの読書好きだ。不束者だが、君のために尽力するよ。せっかくこういうセリフを言えるんだ、ハハッ、悪くないね。
●世間話・夜を独歩す:「明月や、夜を独歩す、かたわらに、悪龍罰すも、また一興」
●世間話・文章:「衣へと、言の葉綴る、筆先は、童に帰り、思うがままに」
●世間話・暇を得る:「儚い人生の中で一瞬の暇を得た」というやつだ、ハハッ。
●世間話・読書:ふむふむ、なるほど…えっ?次回お楽しみに?むっ…
●世間話・新刊:そろそろ「万文集舎」の新刊入荷日だな…ついでに行ってみないかい?
●雨の日…:そういえば、うちの商会の錦の傘は日傘としても雨傘としても使えないみたいだ。唯一の使い道は壁に飾るだけだよ。
●雨上がり…:晴れてよかった、でないと本がカビてしまう。
●雪の日…:こういう日にだけ、本屋より自宅のほうがいいと思うんだ。うちは暇をとるための炭がいくらでもあるけど、本屋は火気厳禁だからね。
●晴れの日…:修行…いや、読書日和だね。よせ、僕の顔に字なんて書いていない、じっと見ないでくれ。
●おはよう…:おはよう。朝の時間は貴重だから、自分の好きなことができたらいいな。
●こんにちは…:昼ごはんは米よりも、菓子のほうが食べたいな。書斎で食べれば、父上や兄上に知られることもない…ん?一緒に来るのか?うん…本に食べかすを落とさなければいいよ。
●こんばんは…:ホタルを捕って読書に使ってみたくないかい?むっ、僕の冗談を真に受けるなよ、目に悪いぞ。
●おやすみ…:明日もいつもの場所にいるよ。君が道に迷わない限り、きっと見つけるさ。
●誕生日・祝福:オ、オホン…ハッピーバースデートゥユー、ハッピーバースデートゥユー。
●誕生日・習わし:本によると、天成石橋は上古戦争の時、岩神モラクスが投げた石槍が崩れた後にできたものだ。誕生日に橋の上を歩き、両側の海にモラを投げると、一年間安らかに過ごせるんだって…誕生日は年に一度だけだから、行きたいなら早く行きなよ…嘘じゃない、本当、本当だよ、早く行きなって。

自己紹介

●行秋自身について…:みんなの前で礼儀正しくしてるのは、みんなが僕のことを飛雲商会の次男坊だと思ってるから、君に素を見せてるのは、君が僕をそんな目で見ていないからだろうね。
●読書仲間について…:君と僕は読書仲間だよね。ん?喧嘩?古華派?戦友?…ちょ、何を言ってるかな。二人の秘密だって言ったじゃないか!
●契りについて…:君と契りを結ぶ、さっそく絶雲の間の祭壇に行くぞ。だめだ、断るなんて許さない。君は僕の内情を知ってしまったし、僕がずっと隠してきた本当の自分を知ってしまったんだ…君を手放すわけにはいかない。君が…手を引かないと約束してくれるなら話は別だけど
●「神の目」について・古書…:「神の目」に関する記述は少ないが、僕が集めた古書に特別な記述があるんだ。探してくるから待ってて。
●「神の目」について・理解…:本を読んで悟ったんだけど、槍術と剣術の本質は瞳術にある。うん、説明するのは少し難しい…もし、ちゃんと知りたいなら、僕と一緒に「王山庁」に行こう。先に言っておくけど、笑ってはいけないからね。
●シェアしたいこと…:璃月の行かないと損する場所?この質問は難しいなぁ…でも、なくなると悲しい場所なら…「万文集舎」は不動の一位で、「古華堂」もトップ10に入るかな。
●興味のあること…:昔はウサギで、今は鹿かな。僕にとって、九死の時に見せる義侠心は全てを捨てる覚悟であって、鹿は九死から新たに生まれる希望だからね。もう一度会ってみたいな。
●行秋を知る・1:最近、調子はどうだい?時間があるなら、「万文集舎」に来てみるといいよ。
●行秋を知る・2:どうしていつもひとりで本を読むかって?学問を好むのって、悪いくせじゃないだろ。特別なことなんてないよ、うん、本当にないよ。
●行秋を知る・3:時間を空けておいてくれたのかい?ああ、僕もいつでも出発できるよ。本?ハハッ、いいんだ、本は帰ってからでも読めるけど、僕たちの助けを必要とする人たちを待たせるわけにはいかないからね。
●行秋を知る・4:いい案があるって?僕たちが前にしてきたことをモデルに、推理と武侠要素のある小説、『万文集事件簿』を書くって?うん、ハハハッ、いい案だね、でも却下、うん、却下だよ。
●行秋を知る・5:「万の言葉を詩にして錦となる」なんて、僕もそんな評価がほしいな。この件は君にだけ教えるんだけど、実は僕も小説を書いてるんだ。い、今は見せられないよ。今後…今後本屋で見ることになるから。
●趣味:僕の趣味は読書だよ、なんでも読むよ。ん?何ニヤニヤしてるんだい?むっ、あのことは僕たちの秘密だから、他言無用だよ。言ったらつまらないじゃないか。
●悩み:悩みか…うん、いつか兄上が家業を継いだら、僕はどうなるだろうね。この悩みのない生活もおそらく…あっ、肩書きの話じゃないんだ、そんなの気にしてないよ。兄上はぼーとしてるからね、僕の助けがないとやっていけない気がするんだ。
●好きな食べ物:僕は菓子と月菜海鮮が好きだよ。うちはいつも薄味だからかな。
●嫌いな食べ物:ニンジンは嫌いだよ。小さい頃、母上はよくニンジンを砕いて…これ以上はやめておこう。思い出すだけで、ちょっと…
●突破した感想・起:力がなければ、僕の心にあるあの言葉も、紙に留まるだけかもしれないな。
●突破した感想・承:心に善悪を見分ける物差しがなければ、努力の方向を間違えてしまう。根本を忘れて暴力だけを追い求める俗人になる。
●突破した感想・転:僕が求むあの言葉は、璃月ではどこでも通じるわけではない。ここまできて、僕も十分に理解しているけどね。
●突破した感想・結:君が一緒にいてくれたおかげで、僕は満足できた――武学に対しても、あの言葉の理解に対しても。ふう、もう「義侠」の心を隠さずとも平気かな。きっと父上も兄上も僕の「義侠心」を疑ったりしないはずだ。まぁ、目立たないよう行動することについてはまだ保留中だけど。

関連キャラクター

アルベド:次巻、次々巻、次々々巻の大事なシーンにどんな挿絵を入れるか全部考えておいたぞ!あっ、急いで文にして白亜先生に送らないと…

→行秋かい?彼の書いた小説は面白いよ。ただ、稲妻の「八重堂」がいつも他の作者とコラボしてほしいと言ってくるんだ、そうすれば印税の収入も多くなるってさ。フン、ボクは別にお金に困ってないのに。

夜蘭:「千の顔を持つ」という言葉を聞いたことはあるかい?夜蘭さんは、まさにそういった感じがする。あの人がうちを訪れた時、父上と母上は礼をもって接し、向こうもまた礼をもって応えてくれた。まるで親切で落ち着きのあるお姉さんのようだったよ。けど、他のところで彼女を見かけた時、全然印象が違ったんだ。

→彼のことはもちろん覚えているわ、飛雲商会のお坊ちゃまね。彼の家とは交流も多いの。もしかしたら今後、彼も飛耳長目な人物になるかもしれないわね。

雲董:雲董はね、気に入った飲み物を飲むと、芝居の創作意欲が上がるんだ。僕の寝台の下に茶葉入れが置いてあるのも、彼女がやる気をなくした時にあげるためなんだよ。そうすれば、僕はずっと侠客物語を楽しめる。

→貴方も行秋さんのことを知っているのですね。ふふっ、彼は頭がよく、発想も豊かなため、少しでも油断するとからかわれてしまうかもしれません。お気をつけください。

煙緋→飛雲商会は私の得意先だ。あの家の者は皆、極めて慎重に事を進める。私に相談事がある時は、いつも当主様自ら話し合いに参加するからな。ああ、そういえば前回、たまたまご子息の行秋にも会ったよ。若いのに私の考えについてこれた上、なかなかに弁も立つ。ふむ、大したものだ。

甘雨→飛雲商会のあの青い服の少年は、彼の父親や兄のように織物の経営に熱心ではないようです。たぶん、彼にとってもっと大事なことがあるからでしょう。もちろん、これはあくまで私の推測です…

凝光:天権様は敬重しなくてはいけない相手だ、でないと父上や兄上に迷惑をかけるからね。ん?彼女本人?そうだな…うん、悪口はやめておこう。

→飛雲商会の次男坊、ああいう性格の人が私のことを気に食わないのは分かるし、私も彼を困らせたりしない。「道同じからざれば、相い為に謀らず」というのはこのことよ。

刻晴→話には聞いたことがあるわ。名家の出なのに、彼は一族の事業よりも義侠を重んじるって。素敵な人だと思う。一族の縛りを捨てて、自分が正しいと思うことを貫く人は滅多にいないもの。

香菱:香菱に会った時は、彼女の表情を観察してみるといい。特に食材を手に入れたばかりの彼女が楽しそうに笑うほど、危ないんだ。試食を迫られたら…まあ、そういう時僕は重雲を身代わりするけどね。

鍾離:父上と兄上がこの方を招待してるところは見たことがある。相手をとても敬っていたから、すごい人物だろうね。そういえば、彼は仙人の葬儀を担当すると聞いた、きっと物知りだと思う。彼の秘密を一緒に探ってみないかい?

辛炎:辛炎は一体どこで演出してるんだ?チ虎岩から玉京台まで、どこもかしこも彼女から逃げられないじゃない…はあ、静かに本を読む時間はどんなに貴重か。

申鶴:申鶴さんの僕を見る目つきは、少し恐ろしい感じがする。だから僕も、気軽には話しかけられない。ふむ…おかしいな、まさか無意識のうちに彼女…もしくは彼女の周りの人からの恨みを買ったのだろうか?

→主の耳元で何かを囁く彼の姿を見た。何を言ったのかは分からぬが、もし脅迫でも受けたのなら必ずあやつを…ん?友人同士の冗談?まことか?

重雲:はあ、重雲のやつか、彼は僕の秘密を知ってるけど一緒に任務を行うとなると、気を付けないといけない。今の彼はまだ「武」にこだわっていて、「義侠」の心を理解してないからね。まだまだ鍛錬が必要だ…特に、辛いものを食べることに関してはね、ハハハ。

→行秋の武芸と義侠心にはぼくも感服するけど、ひとつお前に忠告しておかなきゃならない。彼は時々意地悪なところがあるんだ。もし何かあったら、ぼくと一緒に被害者の会を作ろう。

七七:七七は謎だらけって感じだね。でも白朮先生がいると、彼女とは話せないんだ。そうだな、白朮先生が診察に出かける時を狙ってさ…

胡桃:あの小娘は今の往生堂の堂主だよ。ん?彼女をどう思ってるかって?…やり方に関しては噂話を聞いてもしょうがないよ。人を理解するには、相手の本当にほしいものを理解しなければいけないからね。

→行秋坊ちゃまは本を書いてるらしいよ。どんな内容なんだろう?周りであった事を教えたら、面白い物語を書いてくれるかな。

北斗:北斗殿は僕の尊敬している方だ。でも、できれば僕のことを「坊や」って呼んだり、会う度に僕の髪をわしゃわしゃしたりするのはやめてほしいかな。

関連NPC

阿旭

●軽策荘告示板⑧

ゲイマン

常九

●石門告示板⑪

孫宇

茶博士劉蘇

:層岩巨淵の鉱夫…①市場?
→ああ、聞いた話によると、岩上茶室が層岩巨淵をまるごと買い取って、市場にしようとしてるらしい。
嘘じゃないぞ。先日、岩上茶室の人が沐寧総管と何か話し合っているのを見た。
で、モラの取引に関する話を偶然聞いちまったんだ。
えーっと…ちょっと待ってくれ…確か…
飛雲商会の次男が手を回してくれたおかげで、ようやくこのモラを集めることができました。また、岩上茶室の皆さんには、このような不憫なところまで足をお運びいただき、ありがとうございます。」って言ってたかな。
ほら、つまりこれって岩上茶室と沐寧総管が前から連絡し合っていたってことだろ。飛雲商会と共に、この閑散とした場所を活気溢れる地にしようとしてるんじゃないか?

緋雲の丘告示板⑰

●望舒旅館告示板⑦

慕勝