香菱(しゃんりん)

CV:小澤亜李

「万民堂」の新人シェフ兼給仕。料理に対して人一倍情熱を持っており、激辛料理を得意とする。まだまだ若いが料理の腕はピカイチで、チ虎岩の食通たちの間では名が知れ渡っている。彼女に試食を頼まれたら、安心して口にすると良い。(公式HPより抜粋)

プロフィール

誕生日:11月2日
所属:万民堂
神の目:炎
命ノ星座:長杓座
名刺:出来上がり(できあがり)…早口で以下の言葉を正確に読んでください:「出来上がりグゥオパァー!」、「グゥオパァー出来上がり!」、「グゥオパァー出撃!」、「出撃グゥオパァー!」
璃月出身で少し有名な料理人。料理に対して情熱があり、激辛料理が大の得意

キャラクター詳細

「はいはい、豚肉の油炒め!それと、『モラミート』、それから特製大根の揚げ団子」
璃月には「チ虎岩」という場所があり、「チ虎岩」には「万民堂」という食堂がある。
この賑わう街で、目的地にたどり着くには神経を全集中して進まなければならない。
初めてここを訪れる旅人は、少しでも気を緩めるとすぐに料理の匂いに釣られてしまう。
または騒音に気を取られ、思わず店の中をのぞいてしまう。
そして、香菱はこの「万民堂」のホールスタッフ兼シェフだ。彼女は今、客に出来たての食事を運んでいる。
「空いてる場所に座って!メニューにないものでも作れるからいつでも言って!」
「万民堂」で働くスタッフにとって、相手が「万民堂」の常連かどうか判断する方法は顔を見る他にもう一つ。それは店に入った後の一言だ。
メニューを見ずに直接注文するのは少なくとも数回はきている客。そして、「香菱は今日はいるのか?」と聞いてくる客は常連客に間違いないのだ。

命ノ星座

★外カリ中フワ(そとかりなかふわ)
★強火と油(つよびとあぶら)
★武火調理(ぶかちょうり)
★弱火でじっくり(よわびでじっくり)
★凶猛なグゥオパァー(きょうもうなぐぅおぱぁー)
★竜巻旋火輪(たつまきせんかりん)

天賦

★料理技法(りょうりぎほう)
★グゥオパァー出撃(ぐぅおぱぁーしゅつげき):グゥオパァーは辛い食べ物が好き。でもグゥオパァーはこんな辛い食べ物を受け入れられない。
★旋火輪(せんかりん):火力が足りない、全然足りないよ。
★交差する炎(こうさするほのお)
★激辛唐辛子(げきからとうがらし)
★万民堂のシェフ(ばんみんどうのしぇふ)

神の目

「どんな食材でも美味しい料理にする。」
この信念を貫いた香菱は「神の目」に認可された。彼女は全身全霊でずっとこの理想を徹底している。例え作った料理が「恐怖」級と言われても、彼女は動揺せずに様々な組み合わせを何度も試す。
「ぐっ…この清心の花とトカゲの炒めはちょっとまずいかも・・・今度からトカゲは岩焼きにしよう」
「スライム炒飯は良くも悪くもない。今度はスライムとキノコ炒めにする」
「魔神大乱闘」のような味に耐えられなかった友達に、やめようと遠回しに言われても、香菱の頭は、どうすればこの「特殊食材」を美味しくする方法しか考えていない。
単純で執念深い香菱にとって、毒がない限り、「食材」は皆平等だから。
彼女の「神の目」が正にその証明――神でさえもそれを認めているのだ。

ストーリー

キャラクターストーリー1

香菱がこれまでに壊した鍋は数えきれない。炎スライムの高温で溶けてしまったものもあれば、霧氷花の急速冷却に耐えきれず、ひび割れたものもある。爆発した後、変り果てた姿になったものも。
この凄惨さを目の当たりにしたことで、香菱の父親も娘に「キッチン出入り禁止令」を出すべきか考えに考えた。
「元々そそっかしい子だからな。それにあの子は溢れんばかりの想像力で、なにか『創作料理』を思いつくとすぐに作ろうとしてしまう。だがそれは決して悪いことではない」……父親はそう自分を慰めることにした。
こうして、「万民堂」の帳簿に鍋購入という項目が増えていくのだ。

キャラクターストーリー2

「料理にはたくさんコツがあるが、一番大事なコツは、料理を愛する心だ。」
香菱が料理を勉強すると決めた時、彼女の父親は自分が心血を注いだ「レシピノート」を彼女に渡した。ノートの扉ページには、その言葉がかかれていた。
見る人によれば、古臭いと文句を言うかもしれないが、香菱はその言葉を今でも大切にしている。
この信念があるからこそ、父親は「璃菜」と「月菜」の派閥の中で、今日までやり遂げたのだと香菱は考えていたのだ。
しかしある時、二つの菜系の闘争は白熱し、たくさんの食堂が圧力をかけられた。もちろん、「万民堂」も例外ではない。
「美食に身分の区別はないはずだよ!」
松茸やカニなどの貴重な食材が独占されるのを見て、香菱は怒りを感じた。
そして彼女が行き着いた怒りを表現する方法は「万民堂」のシェフになることだった。
父の下で自分がこの状況を変えるのだ。
「どんな食材でも、絶品料理を作ってみせるんだから!」

キャラクターストーリー3

香菱の活躍は、絶雲の間のヒルチャールにとっては災難かもしれない。例えば、目覚めると戦闘用の木棒がなくなっているなど。
もちろん、荻花洲の花や草にも同じ不幸が降りかかる。
彼らの協力のおかげで「丘々木の焼き魚」、「馬尾もち米肉」などのレシピが生まれた。
先人たちが残したレシピを使うだけでは、新しい料理は作り出せない。常識を破って、自分だけのレシピを見つけないと。
やがて、香菱はようやく色も香りも味も自信作といえる「特製鳥肉の和え物」を作り出したが、試食した父親を二日も寝込ませてしまった。
「ミントの葉っぱと清心花を一緒に食べると、腹を下す可能性がある…」
こうして、香菱のノートには貴重な情報が一つ増えた。
自分もたくさん食べたけど、なんで何ともなかったんだろう。香菱は少し申し訳ない気持ちになった。
それが香菱の生まれ持った体質なのか、それとも食べすぎて耐性がついたのか、誰も知らない。

キャラクターストーリー4

いつも香菱と共にいる「謎の生物」について、客人たちから尋ねられる度に、香菱はこの話を彼らに教える。
あの日は大雨が降っていた。突如として降り始めた雨の中、それでも「琉璃袋」を求めた香菱は歩き続けていた。だが、疲れと空腹のあまり、おぼろげな頭で洞窟に入った。
洞窟の中には祠があった。祠のそばに座った彼女は、カバンからピリ辛蒸し饅頭を二つ取り出した。
一つを勢いよく平らげた後、少し休もうと思った彼女は、もう一つの蒸し饅頭を祠の前に置いて、そのまま眠ってしまった。
目覚めた時、置いてあったピリ辛蒸し饅頭は消え、代わりに「謎の生物」がすぐそばで彼女を見つめていた。
「美味しかった?」
謎の生物は頷いた。
「まだいる?」香菱はカバンから干し肉を取り出した。
謎の生物は頷いた。
こうして、香菱に新しい友達ができた。香菱の料理を気に入ったのか、香菱がどこに行っても彼女の後ろについてくる。
香菱は自分の大好物――「グゥオパァー」でその子の名前をつけた。

キャラクターストーリー5

璃月の様々な食材を食べたことで、香菱の料理の技術は目覚ましい進歩を遂げた。彼女の作った「激辛料理」は、二十数年料理人として働いた父親も褒めずにいられなかった。
唐辛子を思い切り使った上で、フルーツやハーブで香りを付け、独特な味を実現したのだ。油と香りに重きを置く璃菜と、新鮮な魚介を使う月菜の特徴を融合した「黒背スズキの唐辛子煮込み」はこうして「万民堂」の看板メニューになった。
香菱のレシピをこっそり真似ようとした人もいたが、その味を再現することはできなかった。
「新鮮な琉璃袋を蜜で一晩漬け、次の日に粉状にして料理に入れるとより香りが立つ。」
これは何回もお腹を下し、何回も膝を岩にぶつけかすり傷を作り、そしていくつもの鍋を犠牲にして得られた――香菱だけのレシピなのである。

香菱の地図(しゃんりんのちず)

このテイワットの地図には、香菱が行った場所とこれから行く場所が書かれている。
「孤雲閣の浅海の貝類がすごくおいしい。怪獣が出没するという噂も?」
「怪獣のお肉は美味しい。今度は北斗姉さんを連れて行く。卵をかけて蒸し焼きにすると、さらに美味しくなるかな」
「モンドに龍がいる?よし!3日分の保存食が用意できたら出発だ。」
「ヴァルベリー甘い!ここにいっぱいあるね。今度かごを持ってくる。木を丸ごと持ち帰りにしようか」
「このモンドのレストランが出す松茸のバター焼きは贅沢すぎるよ!松茸だけを売ってくれたらいいな。松茸の絶雲の唐辛子炒め、絶対美味しいよね。いっそうのこと明日、厨房を貸し切って作ってみる」
「龍はどこだろう、場所は合ってるのかな?」
……

キャラクター関連

挨拶

●初めまして…:アタシは璃月から来たコックの香菱。最も得意なのは様々なろ…ろ、料理を作ることだよ。あんなにたくさん練習したのに、やっぱり緊張しちゃった、エヘヘ。
●世間話・お菓子:お菓子でも食べて一息ついたら?一皿持ってきたんだよ!
●世間話・炎スライム:炎スライムは、塩コショウで…うーん、やっぱりニンニク味がいいかな?
●世間話・食材探し:暇なら暇でもいいけど、一緒に食材を探しに行こうよ!
●雨の日・態度:うーん、アタシ、雨ってあまり好きじゃないんだ。
●雨の日・油断:そういえば…今日洗濯物を干してたっけ…
●雨上がり…:松茸狩りに連れて行ってあげる!行こう、行こう!
●風の日…:風スライムはこういう天気の時に動くのが好きなんだよ。せっかくだからたくさん集めてね!スライムかき氷作ってあげるから!
●おはよう…:ちょうどいいところに来た~一緒に食材を補充しに行かない?
●こんにちは…:お昼ご飯を作ったよ。早く食べにおいでよ~早くしないとなくなっちゃうよ。
●こんばんは…:夜食食べる?ちょうど岩トカゲの串焼きを作ったんだ。そんな目で見ないで、食べてみてよ!
●おやすみ…:ねぇ…こっそり何かいいもの食べているんじゃないでしょうね?あっ、休んでいるだけだったの……おやすみ。
●誕生日…:あっ、みつけた!早く来て。あなたのためにたくさん料理を作ったの~エヘヘ、無理に褒めなくていいよ。まずは味わってからにしてよ!

自己紹介

●香菱自身について…:モンドの龍を見たことあるの?どれくらいの大きさ?わぁ、すごい。その龍でステーキを作ったら、すごいことになるだろうね!
●長所について…:道案内より料理の方が得意なんだけどな…まぁ、いいや。外でアタシを呼べば間違いはないよ!
●新しい知識について…:あなたと知り合ってから、料理以外の知識をたくさん学んだような気がする。え?…何を学んだかって?うん…その…そんな急に聞かれたら、アタシも思い出せなくなっちゃった。いいじゃん、もう。アタシは最初からこういうの得意じゃないし、あなたに新しい料理を作って食べさせた方がいいや!
●「神の目」について…:どんな時も、みんなが褒める料理を作りたい。きっと神様もそれが正しいって思ったから、大師匠でさえ持ってなかった「神の目」をアタシにくれたんだ…なんて言えばいいかな…そう、アタシを鼓舞するためにね!
●シェアしたいこと…:お腹を壊したら、霓裳花のお茶を飲むといいよ!え?アタシが食事療法のことを知っていてもおかしくないでしょ!
●興味のあること…:アタシ、玉ねぎが好きなの!…玉ねぎを切って涙を流さない方法を十数種類も試したんだけど、どれも効かなかったよ。でも、それでもアタシの玉ねぎ愛は止められないけどね!
●香菱を知る・1:ハトの肉の串焼き、いる?はい、どうぞ~。アタシの秘伝の味付けをしてあるの。他のお店とは絶対に一味違うからね!
●香菱を知る・2:師匠から教わった技ってすごいでしょう?あなたも教わりたかったら、教えてあげてもいいよ!だけど、それよりも…あなたがアタシから料理を習いたくなる方がいいな!アタシのこの腕とレシピは遥か遠くの地まで伝えて然るべきなんだかた。
●香菱を知る・3:アタシの願い事?それはもちろん完全に新しい料理を作ることだよ!璃の料理も月の料理も限界があるからね。あ、きっと辛味が鍵になるはずだよ!今のうちからアタシが作ったお焦げ唐辛子炒めを食べてみなよ!
●香菱を知る・4:あなた、アタシの料理の腕に心を奪われたみたいね~そろそろアタシが苦労して開発した新メニュー――七彩琉璃パンケーキを食べさせてあげてもいい頃ね。ほらほら、この薄い卵の皮の中に包んであるのは、赤いリスのソーセージ、オレンジ色のニンジン、黄色の太陽ガエルの肉、緑のドドリアン、青い蝶々の羽……えっ、食べたくない?本当に?
●香菱を知る・5:はぁ…何だかおかしいの。昔は寝て起きたらレシピを思いついてたのに、こんなんじゃアタシらしくないよ。ああ、ダメ!やっぱりあなたが考えてよ!う~ん…あなたに新しい料理を食べてもらいたいってずっと思ってたのに、いつの間にかあなたがお腹を壊したらアタシまで嫌な気持ちになるようになってたの。アタシ、どうすればいいの?
●趣味:見ててよ!こうやって鍋に油を入れて、それから羽を取った晶蝶をこうやって鍋に入れて炒める…ああ、逃げないでよ。すごくいい香りなんだから!
●悩み:うぅ、キノコとスライム炒めが1つも売れないよぅ。見た目が良くないのかな?味はすごく美味しいのにな……
●好きな食べ物:好きな食べ物か、それはもちろんまだ知らない味の新料理だよ!あれ、こういう答えってズルい?うぅ、本当のことなのに。
●嫌いな食べ物:アタシは食べ物に対して何の偏見もないよ!オリジナルな調理法はあるけれど、食べられない物なんてないんだから!
●突破した感想・起:うわ~!気持ちいい!力がみなぎる!
●突破した感想・承:ハァッ!よしっ!パンチひとつで仕留めた…新鮮な食材ゲット!
●突破した感想・転:この力なら…きっと…えへへへっ…いけない、よだれが垂れちゃう!
●突破した感想・結:大師匠が昔、「十分な料理を作るには、十二分な情熱を注がないと」って言ってたけど、今なら分かる、分かるよ!ここまで来れたのも、きっとあなたが十二分に情熱を注いで練習に付き合ってくれたからだよね。うん、アタシも倍…更に倍の情熱で応えるからね!

関連キャラクター

夜蘭:夜蘭姉さん?もちろん、その人のことなら覚えてるよ!初めて会った時、あっさりした料理のほうが好きかなぁって思ったんだけど、アタシが今まで会った人の中で、一番辛いものが好きなお客さんだったの!料理の辛さが足りないからって、絶雲の唐辛子をそのまま噛んで食べたんだよ!本当にすごいよね。

→香菱はね、人に好かれる料理人で、食材を選ぶ基準も琉璃亭や新月軒にまったく劣らない子よ。私も時折、彼女のところで風乾させた絶雲の唐辛子を買うの。彼女は私の辛い物の食べ方を理解できないようだけど、私も説明する気はないわ。これは、一族の伝統だから。

甘雨:甘雨?うーん⋯あっ、思い出したよ!あの菜食主義のお客さんのことだよね!「万民堂」に来た回数はあまり多くないし、いつも隅っこで静かに食べてるから、なんか可哀想に思っていつも多めに入れてるんだけど、毎回完食してくれるんだ、人は見かけによらないよね。

→香菱はとても有名です!でも…「万民堂」あたりはあまり行かないことにしています。あそこは食事の香りが満ちていて、いざ釣られて注文したら、たとえ野菜だけでも…食欲を我慢できません。そんなことしたら…

凝光:さっきのあの方は「天権」様だよ…うん、ちょっと顔を寄せて、もっと寄せて。いい?彼女は本当にすごい人なの。港のことなら何でも知っているの。だから、あなたも気を付けてね。彼女に目を付けられないように…

→「万民堂」の小娘ね…いつも私を疑っているのは顔を見れば分かるわ。ふふっ、ここ数年私が「万民堂」に送った資金援助の額をあの子が知ったら、どんな顔するんでしょうね?

刻晴→「万民堂」の若いシェフね。彼女の才能は認めてるけど、腕前はまだ不安定よね。以前、彼女に宴会料理を作ってもらおうとしたんだけど、トカゲとスライムの料理を試食して私はその考えを捨てたわ。

鍾離:好き嫌いが激しいお客さんはたくさん見てきたけど、鍾離さんのように食材のことを理解している人は他にいなかったな!あの日、彼に「山椒豆腐」を出したら、一口食べて何の塩を使ったか聞いてきたの。それで答えたら、「孤雲閣の浅海で作った海塩を使うといいその味わいは豆腐の鮮度を高められるだろう」って言われたんだ。言われた通り試したら、本当に味が全然違うの!ねえ、すごいでしょ!

辛炎:辛炎はよく「万民堂」に来て夜食を食べてるよ!行秋、重雲たちが食べてくれない新メニューでも迷わず注文してくれるんだ⋯しかも8割方それを気に入ってくれるの!すごくいい人だよ。

→アタイはよく「万民堂」で夜食を食べるんだけど、香菱が忙しくない時はいつも話しかけてくれるんだ。たまに、遅くまで二人で話しこんじゃったりさ。うん?何を注文したかって?あー…ぶっちゃけアタイが注文するんじゃなくって、香菱が作ってくれたものを食べてるだけなんだ。ハハハ、だから料理は毎回変わる、味もな。もうあの子のことは料理界の「ロックスター」って呼んでも全然いいと思うんだよなー!

重雲:重雲ね、いつも行秋と一緒に「万民堂」に来るけど⋯あ、行秋に連れて来られてるって言ったほうが正しいかも?でも重雲は熱いものが食べれないのよね。熱々の料理が運ばれてきたら、行秋が礼儀正しく「失敬」と言って、箸を持ったまま料理のいいところを褒めるんだ。あまりにも褒めるから、こっちまでお腹が空いてきちゃうのよね。その時の重雲の目ときたら、はははっ。あの2人、本当に面白いんだから。

→香菱の料理は評判が良い。でも彼女の激辛・激熱料理をぼくは絶対に食べないぞ。いや、なんでもない…ほ、ほら、キノコとスライム炒め?食べられそうにないだろ?

ディオナ:清泉町のディオナ!うんうん、彼女の作ったカクテルって、すごく美味しいって聞いたんだ!だから、そのレシピをうまく利用すれば、美味しい料理が生まれるかもって思って彼女のところを尋ねたんだよね。でも彼女にもらったレシピは、トカゲのしっぽをビールに入れるとか、蒲公英酒に魚の燻製を入れるとか⋯あまり美味しそうじゃなかったの。あ~あ、やっぱり自分で作るしかないのかな?

→香菱に「口当たりが最悪な食べ物の組み合わせ」を教えてもらったことがあるの。作ったら絶対にまずいよって、彼女は太鼓判を押してたけど…全然、全然ダメだった。「おかわり」って単語をあたしは猫耳にたこができるくらい聞いたにゃ!もう…

白朮:夢幻花の香りがする!!白先生、白先生が病気の様子を見に来たの?あなたどこか悪いの?頭痛?胃痛?喉?それとも力が入らない?えっ…病気じゃないの?ならよかた。病気だったら白先生が超苦い薬を飲ませてたよ。

胡桃:うーん、あなたも胡桃にイジメられたの?彼女、いつも気づかれないように背後に忍び寄って、こうやって突然ー背中を叩くの。上手くいくとヘラヘラ笑うのよ、フンッ。だけどアタシは大人だからね。いつも彼女が梅の花で作ったお菓子を持ってきてくれるのに免じて、仕返しはしないであげているの。

→香菱ったら面白いんだよ!ちょっと触っただけでビックリして飛び跳ねるの!ああいう子大好きよ!でもやりすぎに注意しなきゃね、グゥオパァーに怒られちゃう…

北斗:北斗姉さんはすっごく優しいの!一緒に海に出ると、いつも新鮮な食材をたくさん捕ってくれるんだよ!タコはスープ、ワカメには唐辛子がいいよね。北斗姉さんだけじゃなくて、「死兆星」の船員たちも私の料理を気に入ってくれてるの。

→香菱の料理は遠方へ航海する時のアタシたちの心の支えだ。力が出ない時、あの激辛料理を思い出すだけで元気が出る。

香菱はたまに何ともいえない食材を使って何ともいえない料理を作るけど、まあ、挑戦しない限り人は進歩しないからな、試食はいつも喜んで手伝ってる。

行秋→香菱に会った時は、彼女の表情を観察してみるといい。特に食材を手に入れたばかりの彼女が楽しそうに笑うほど、危ないんだ。試食を迫られたら…まあ、そういう時僕は重雲を身代わりにするけどね。

ヨォーヨ:へへっ、あの子は自慢の妹弟子だよ!でも長いこと「万民堂」には来てないの。きっと師匠が彼女のこと心配してるからだと思う⋯もう、生の雲来タコって美味しいのに、ヨォーヨは食べないどころか、師匠を呼んできてアタシのこと説教したんだよ。むむ⋯どっちが姉弟子かたまに分からくなる時があるよ。

→師姐は最近…何か変な食材を探してたりしてなかったよね?この前、あの大きな雲来タコさんを生で食べたいって言ってたから、ヨォーヨ本気で心配しちゃった。もしお腹を壊したらどうするの?師姐は白先生の苦い薬を飲むのも嫌なのにね。だから師匠に頼んで、師姐を説き伏せてもらったの。また他の危ない食材に目をつけないといいけど…はぁ…